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大阪府立大学大学院生命環境科学研究科年報(2005・2006年度) Title No.8 Author(s) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 Editor(s) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科年報(2005・2006年度). Citation 2008, 8 Issue Date 2008-03-31 URL http://hdl.handle.net/10466/11136 Rights http://repository.osakafu-u.ac.jp/dspace/ 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科年報 (2005・2006年度) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 堺市中区学園町1番1号 NO. 8 はじめに 本年報(第8巻)は,平成17年および18年度の2年間の研究成果,教育・研究活動,社会活動等の全活動につい てまとめたものである.本研究科は,新生大阪府立大学が平成17年4月に公立大学法人として新たに出発したの を期に,それまでの農学生命科学研究科を生命環境科学研究科に再編整備して新たに発足した.したがって,この 年報は,生命環境科学研究科としての活動をとりまとめた記念すべき最初の報告である. 法人化後の2年間は,組織体制の変更,教員数の削減等に伴って新たに発生した課題に即応しながら,これまで の教育・研究の水準をどのように維持し向上させるかに研究科を挙げて多大な努力を傾注してきた.この結果,い くつかの課題は残るものの,法人化体制は徐々に浸透し,教員個々の意識改革も進みつつあると考えられる.しか し,FD をはじめとする教育改革活動や公的競争的資金の獲得に向けた研究活動に対する取り組みについては,いま なお改善の余地があると思われる.また,中期計画,年度計画に関係する業務やや評価業務が増加する傾向の中で, 一部の教員とっては,教育・研究時間の実質的な確保が難しくなって来ている等,新たな問題の発生も観測されて いる. 「生命」と「環境」を研究科の名称に冠した本研究科は,これまでの農学の領域にバイオサイエンス・バイオテ クノロジーや環境科学などの領域を加えた新たな生命科学関連領域の高度な教育・研究機関として再出発した.「生 命環境科学」と云う学際的な学問領域の知の体系と理念を速やかに整備して周知を図ると共に,本研究科が,この 分野の優れた人材の養成と先進的な研究活動を行う高度教育研究機関であることを社会にアピールし,認知・評価 されるべく不断の努力を積み重ねて行かなければならない.また,社会貢献,地域貢献等の知の活用を強く意識し, 産学官の共同研究を積極的に推進して行くことも重要である. 本研究科が厳しい大学間競争に勝ち抜き,応用生命科学領域の知の拠点として一定の地歩を得て更なる発展を続 けるためには,研究科の「目的・目標と意義」を絶えず再確認にし,自己点検・評価を行うのみならず第三者評価 等を受けて点検と自己変革を続けなければならない. この第8巻は,ここ2年間の本研究科の活動の実体を集大成したものである.関係各位の率直なご批判を戴けれ ば幸いである. 平成20年3月1日 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科長 大阪府立大学生命環境科学部長 切 畑 光 統 目 次 はじめに Ⅰ.生命環境科学研究科・生命環境科学部の概要 1.大学院生命環境科学研究科 ………………………………………………………………………………………… 1 (1)生命環境科学研究科の理念・目的 (2)生命環境科学研究科の組織 1)専攻および分野の構成および教育・研究 2)教職員の配置 2.生命環境科学部 ……………………………………………………………………………………………………… 4 (1)生命環境科学部の理念・目的 (2)生命環境科学部の組織 1)学科の構成および教育 2)附属施設 Ⅱ.生命環境科学研究科・生命環境科学部の教育 1.生命環境科学研究科 ………………………………………………………………………………………………… 7 (1)学生の受入 (2)教育内容および方法 1)教育課程の編成 2)単位の実質化のための措置 3)学位論文の指導体制および審査体制 4)成績評価等の正確性を担保するための措置 (3)教育の成果 (4)社会人教育 2.生命環境科学部 ……………………………………………………………………………………………………… 9 (1)学生の受入 (2)教育内容および方法 1)教育課程の編成 2)単位の実質化のための措置 3)成績評価基準および卒業認定基準 4)成績評価等の正確性を担保するための措置 (3)教育の成果 3.生涯学習 ……………………………………………………………………………………………………………… 11 (1)公開セミナー (2)出前講義 Ⅲ.学生支援等 1.履修指導,学習支援 ………………………………………………………………………………………………… 13 2.自主的学習支援 ……………………………………………………………………………………………………… 13 3.各種生活支援 ………………………………………………………………………………………………………… 13 4.学生からの生活相談・進路相談等 ………………………………………………………………………………… 13 5.学生の心身の健康維持・増進 ……………………………………………………………………………………… 13 Ⅳ.教育の質の向上および改善のためのシステム 1.教育の改善のための体制 …………………………………………………………………………………………… 15 2.教員に対する研修等 ………………………………………………………………………………………………… 15 Ⅴ.教員組織と研究現況 1.応用生命科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 16 (1)教員組織 (2)研究現況 2.緑地環境科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 25 (1)教員組織 (2)研究現況 3.獣医学専攻 …………………………………………………………………………………………………………… 30 (1)教員組織 (2)研究現況 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 38 (1)教員組織 (2)研究現況 5.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… 40 (1)教員組織 (2)研究現況 Ⅵ.研究成果 1.応用生命科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 42 2.緑地環境科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 79 3.獣医学専攻 …………………………………………………………………………………………………………… 92 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 120 5.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… 128 Ⅶ.研究活動 1.応用生命科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 131 2.緑地環境科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 138 3.獣医学専攻 …………………………………………………………………………………………………………… 142 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 149 5.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… 151 Ⅷ.国際教育研究活動 1.応用生命科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 153 2.緑地環境科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 156 3.獣医学専攻 …………………………………………………………………………………………………………… 157 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 161 5.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… ?? 6.国際協力機構との共同事業 ………………………………………………………………………………………… 161 Ⅸ.社会における活動 1.応用生命科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 163 2.緑地環境科学専攻 …………………………………………………………………………………………………… 166 3.獣医学専攻 …………………………………………………………………………………………………………… 170 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 174 5.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… 175 Ⅹ.研究科・学部管理運営 1.研究科・学部の管理組織と責任体制 ……………………………………………………………………………… 176 (1)生命環境科学研究科教授会 (2)生命環境科学研究科・学部会議 (3)研究科長の選任 (4)各種委員会 (5)事務組織 2.自己点検・評価の組織体制 ………………………………………………………………………………………… 179 (1)生命環境科学研究科自己点検・評価制度委員会 (2)「生命環境科学研究科年報」の編集と自己点検・評価の実施 ⅩⅠ.生命環境科学研究科図書室 1.現況 …………………………………………………………………………………………………………………… 180 2.利用者へのサービス ………………………………………………………………………………………………… 181 (1)資料提供サービス (2)情報提供サービス (3)相互利用 (4)利用者支援 (5)広報 3.サービスの基盤 ……………………………………………………………………………………………………… 182 (1)施設・設備 (2)資料の整備 4.管理運営 ……………………………………………………………………………………………………………… 182 (1)図書委員会 (2)職員 5.その他の業務 ………………………………………………………………………………………………………… 182 (1)研究科紀要関係 (2)電気錠業務 (3)大学院入試問題集の閲覧提供 ⅩⅡ.資料 1.大学院生命環境科学研究科 ………………………………………………………………………………………… 184 (1)専任教員数と年齢構成 (2)専攻別学生数 (3)学生の受入れ (4)大学(学部)卒業年別入学状況(博士後期課程を除く) (5)研究生等の学生数 (6)学位授与 (7)担当講義科目 (8)修士学位論文リスト (9)博士学位論文リスト 2.生命環境科学部 ……………………………………………………………………………………………………… 197 (1)学科別学生数 (2)学生の受入れ (3)科目等履修生の学生数 (4)担当講義科目 3.生命環境科学部附属教育研究フィールド ………………………………………………………………………… 214 (1)教育研究フィールドの土地・施設設備・備品 (2)実習教育 (3)学内外の活用状況 (4)運営概況 4.生命環境科学部附属獣医臨床センター …………………………………………………………………………… 217 (1)獣医臨床センターの施設 (2)獣医臨床センターの主な設備 (3)運営概況 編集後記 Ⅰ.生命環境科学研究科・生命環境科学部の概要 1.大学院生命環境科学研究科 (1)生命環境科学研究科の理念・目的 生命環境科学研究科では本研究科の理念・目的を大阪府立大学大学院生命環境科学研究科規程第2条において下記のとお り定めている. 研究科博士前期課程は,生命環境科学の広範な専門知識の教授と研究指導を通して応用生命科学あるいは緑地環境科学の 専門領域についての知識と技術を身につけ,社会の多方面で活躍できる人材を育成する. 博士後期課程は,前期課程での教育を基礎として,より研究活動に重点をおいた教育を行い,専門領域における高度な知 識や技術を持ち,総合的な視野や深い洞察力,独創性や自立研究能力を身につけた人材を育成する. 獣医学博士課程は,応用動物科学を基に,高度獣医臨床,人獣共通感染症を含む環境リスク,食の安全性確保,動物バイ オテクノロジーなどの現在社会の高度な要請に応えうる人材を育成する. (2)生命環境科学研究科の組織 1)専攻および分野の構成および教育・研究 本研究科には次のように応用生命科学専攻(入学定員前期課程52名,後期課程16名),緑地環境科学専攻(入学定員前期 課程18名,後期課程6名),獣医学専攻(入学定員13名)の3専攻を設置し,教育・研究を行っている(組織図参照).この うち,応用生命科学専攻と緑地環境科学専攻の2専攻は区分制博士課程(前期課程2年,後期課程3年)であり,獣医学専 攻は博士課程(4年制)である. 応用生命科学専攻 教育目的: 人類が永続的に繁栄できる基盤としての健全な生命環境の形成と維持を究極の目的として,地球生命系を構成するあらゆ る生物(動物,植物,微生物)が持つ多様な機能と多彩な生命現象を解明するとともに,バイオサイエンスの一層の発展と その応用技術としてのバイオテクノロジーの発展に寄与することを目的とする.博士前期課程では,応用生命科学における 知識と技術を身につけ,社会の多方面で活躍できる人材を育成する.博士後期課程では,応用生命科学における高度な知識 や技術を持ち,総合的な視野や洞察力,研究倫理,独創性,自立的研究能力を身につけた人材を育成する. 教育目標: A.動植物・微生物のバイオサイエンスに関する知識と技術を身につけ,有用資源の開発と新しいバイオテクノロジーの発 展に貢献できる人材を育成する. B.幅広い視野と高い倫理観を備え,独創的で問題解決能力に優れた研究者・技術者を育成する. C.コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけた,国際的に活躍できる人材を育成する. ・生命機能化学分野 教育目的: 生命体が持つ多様な機能を,化学的な手法を駆使し,分子・細胞レベルで解析・理解するとともに,その優れた機能を生 物資源の効率的な利用や有用性の向上,あるいは環境の保全・修復などへの応用を目指した教育を行う. 教育目標: A.動植物・微生物のバイオサイエンスに関する高度な教育研究を行うとともに,有用資源と新しいバイオテクノロジーの 開発に貢献できる人材の養成を目指す. B.生命体が持つ多様な機能を分子・細胞レベルで解析・理解するとともに,その優れた機能を生物資源の効率的な利用や 有用性の向上,あるいは環境保全・修復などへの応用が可能な人材の養成を目指す. C.先端化,多様化する応用生命科学領域で活躍が期待され,独創的で問題解決能力に優れた高度専門職業人を養成する. D.英語によるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけさせることによって,国際的に活躍できる人 -1- 材を育成する. ・生物情報科学分野 教育目的: 21世紀の社会は,生命科学・情報工学を基盤とし,既存の学問領域の垣根を越えた視点から物事を捉え,新鮮な切り口で 応用生命科学の新分野を切り拓く挑戦者を求めている. 生命科学では,ゲノム情報をベースにした次世代のバイオサイエンスを担う人材育成を,情報工学では,バイオサイエン スを基礎に工学的手法を駆使して生物情報を活用できる人材の育成を目的としている.分子,細胞,個体,生態系までを含 むバイオサイエンスの階層的な情報を理解し,応用する力を養い,複合研究領域としてますます発展するバイオサイエンス 分野,バイオエンジニアリング分野,医薬・食品などの生物・化学関連産業,環境・情報関連産業など幅広い分野で活躍で きる優秀な人材を育成するとともに,世界の第一線で活躍する高度な研究者・技術者の養成をめざしている. 教育目標: A.(a)生命科学では,生命現象の担い手である核酸,蛋白質,多糖類などの生体高分子の高次構造形成のメカニズムと情報 分子としての重要性を理解し,生命情報科学についての研究を自立的に展開し,遂行する高度な能力を養成するとと もに,創造性,論理的思考能力,及び問題解決能力を養う. (b)情報工学では,生物の生理・生態を基礎に生物の物理的・化学的情報を活用して,生物生産の高度システム化,環境 改善等の諸問題を分析,理解して,解決できる高度な研究者,技術者として必要な創造性,論理的思考能力,及び問 題を発見して解決する能力を養う. B.生命科学・情報工学にかかわる領域だけでなく,自然科学,人文・社会科学に至るまで幅広く理解し,多面的に物事を 考える高度な専門知識と応用能力を養成する. C.生命科学・情報工学の研究を通して,明瞭な作業仮説を構築する能力を養成し,それを検証するための高度な実験技術 を会得させる. D.生命科学・情報工学の研究を通して,創造性,課題発掘能力,及び問題解決能力を育成し,高度な科学プレゼンテーシ ョン能力を養成する. E.生命科学・情報工学の高度な専門技術者として,自主的,継続的に学習できる能力,論理的な記述力,国際的に通用す るコミュニケーション能力,及び問題解決能力を養う. ・植物バイオサイエンス分野 教育目的: 食料資源,環境の保全・修復素材,医薬品・工業原材料などに関連する資源植物について,探索と開発,機能の評価と改 良,導入後の環境影響評価などの体系的な専門教育と研究を行い,資源植物を利用して人々の生活の向上と健全な環境の創 成に貢献できる高度な知識を有する研究者を育成することをめざす. 教育目標: A.植物バイオサイエンスを理解するための基礎となる植物遺伝子科学および植物開発科学に関して全般の考え方と手法を 修得させる.これらに加えて,自然科学,さらには人文・社会科学に至るまで幅広く学習させ,グローバルな視点から 物事を考える素養と能力を身につけさせる. B.科学技術が社会および自然環境に及ぼす影響・効果の大きさを認識させ,社会に対する研究者の責任の重さについて自 覚をもたせるとともに,問題解決に応用できる能力を養う. C.教育と研究活動を通して問題解決のための調査・研究の手法を修得させ,植物バイオサイエンスの広範な問題に取り組 み,解決することのできる能力を養うとともに,論理的な記述力,および口頭発表,討論などのコミュニケーション能 力を身につけ,さらに国際的に通用するコミュニケーション能力を養う. 緑地環境科学専攻 教育目的: 博士前期課程は,緑地環境科学における知識と技術を身につけ,社会の多方面で活躍できる人材を育成する.博士後期課 程は,緑地環境科学における高度な知識や技術をもち,総合的な視野や深い洞察力,独創性や自立研究能力を身につけた人 -2- 材を育成する. 教育目標: A.生態学的に健全な都市圏や緑地環境の保全・創成に向けた,大気,水,土,生物群などの緑地環境の計測や評価,緑地 の保全や計画,デザイン,管理などの技術開発や研究領域において貢献できる人材を育成する. B.幅広い視野と高い倫理観を備え,独創的で問題解決能力に優れた研究者・技術者を育成する. C.コミュニケーションやプレゼンテーション能力を身につけ,国際的に活躍できる人材を育成する. 獣医学専攻 教育目的: 獣医学専攻は,幅広い視野と深い洞察力,および高い倫理観をもち,獣医学に関する学識,見識,技術を兼ね備え,かつ 応用動物科学領域で専門別に細分化された知識・技術を統合し,病態動物などの診断と治療および公衆衛生分野へ貢献でき る専門家,社会的要請が増加している高等動物とかかわりの深い動物バイオメディカル関連分野において,独創的指導能力 を発揮できる国際的な専門家を育成する. 教育目標: A.動物医療に加え,動物バイオや食品・医薬品の安全性確保を含めた公衆衛生領域にかかわる科学技術を修得し,生命科 学に関する問題に柔軟に対応できる研究者としての能力に加え,獣医学を基盤にしたより高度な知識と技術を有する指 導者としての能力を培う. B.幅広い視野と高い倫理観を備え,独創的で問題解決能力に優れた研究者・技術者としての能力を培う. C.コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけ,国際的に活躍できる能力を培う. 環境資源化学講座 生命機能化学分野 生体分子機能学講座 分子情報化学講座 応用生命科学専攻 生物情報科学分野 細胞情報化学講座 生物情報工学講座 教授会 植物遺伝子科学講座 植物バイオサイエンス分 野 植物開発科学講座 大学院 環境モニタリング・制御学講座 生命環境科学 緑地環境科学専攻 緑地環境科学分野 研究科長 環境保全・創成学講座 統合生体学講座 動物構造機能学分野 統合バイオ機能学講座 生体環境制御学講座 獣医学専攻 獣医環境科学分野 感染症制御学講座 先端病態解析学講座 獣医臨床科学分野 高度医療学講座 事務局 総務課・学事グループ・生命環境科学研究科支援室 2)教職員の配置 教員の採用については原則公募とし,教授会が設置した審査委員会の審査の結果を受けて,大学の人事委員会が決定して いる.採用の審査に当たっては,「履歴」,「研究業績」,「教育経験」,「採用後の研究・教育に関する抱負」,「プレゼンテー ション」ならびに「面接」により,専攻ごとの基準に基づき適格性を総合的に評価している.なお,教員組織の活動を活性 化するために,年齢および性別のバランスに配慮するとともに,助教の採用については「5年ならびに再任期間3年」の任 -3- 期制を導入している.平成17年度より各教員が「教員活動自己評価書」を提出し,教育活動の改善に役立てている.平成17 年度後期からは,学生による授業アンケートを実施し,授業改善に役立てている.さらに,教員の授業参観ならびに授業評 価を実施を試み,授業改善に役立てている.また,大学院教育における教育の重要性に鑑み,講師以上の採用については教 育経験を重視し,適格性を総合的に評価している.教育活動の支援については,学生センター教務課に本研究科担当の事務 職員を配置している.また,研究科支援室事務職員ならびに学科担当事務職員が支援者として機能している.教育のために