Holst, 1965 in Japan(Lepidoptera
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The LepidopterologicalSocletyLepidopterological Society ofofJapan Japan 1972 utemaTYO TO GA (Trans.Lep, Soc, Jap.) Vol. 23, Ne. 1 H1 -- ultima Hydraecia HoLsT, 1965 in Japan (Lepidoptera, Noctuidae,Amphipyrinae) SHIGERO SUGL 14-12, Ornori-Kita 4, Tokyo Based on eighteen Danish and twenty-two Swedish specimens, Dr, P.L, HoLsT described a new species Hyd}'aecia ultima in 1965. Its occurence in the southern part of Finland was reported soon later by Dr. K. MIKKoLA (1968), suggesting it to be an immigrant insect from the south. Mr. CH, BouRsiN (1969) added some further habitats in Germany and in Poland. In January 1972, at a meeting of lepidopterists in Tokyo, I met a strange H),d)"aecia specimen about which Mr. Y. KoBAyAsHi asked my opinion. It is a male taken by him at Obihiro, Hokkaido, in summer of 1968, and looks just like Hyd}'aecia micacea (EspER) that is still unknown to me from our country. As he was so kind in submitting this interest specimen te rny full exarnination, the genitalia were immediately mounted and the result was surprisingly that the specimen is not micacea but agrees well with the published description and figures of H),draecia ultima HoLsT. Shortly after, upon my request, Mr. H, KoGl who is a lepidopterist long hunting in the district where ultima was secured, distinguished it with his keen eye from his collection of IIydraecia and kindly sent me a male, The genitalia examined show it again to be ultima. The speeimens now secured from Japan are: 1 6i, Obihiro, Tokachi, 42"57'N, 30, vii. 1968, Y. KoBAyAsHi leg. EGenitalia Slide No. SS-2026], in my collection. 1 Kuttari, 5,, Shinteku, Tokachi, about 180 m in altitude, 430e5' N, 26. viii, 197e, II. KoGi leg., in H. KoGi's collectien, Tokachi, 10, Shikaoi, about 180m in altitude, 43"05'N, 8, viii. 1970, II. KoGI leg., in H, KOGi's collectien, 1 e, Chtirui, Tokachi, about 100m in altitude, 42033'N, 13. viii, 1971, H. KoGi leg. [Genitalia lf Fig$, 1-2. H),draecia ultitna HoLsT frorn Japan. 1: 6", Obihiro, 2: if, Chfirui. Fig, R. Male genitalia of H),draecia ultima HoLsT. Genitalia Slide No. SS-2026. NII-Electronic Library Service The LepidopterologioalLepidopterological SooietySociety of Japan 一 一 Vol 23 No .1 1972 2 蝶 と 蛾 TY ()TO GA (Trans .Lep.Soc.Jap.) , , .. Slide No , SS 2038],in my collection . − Hokkaido The above stated localities are all in the lowlands of Tokachi Province, South eastem ; the first three are about 50 亡080 kilometers interior Gf tlle Pacific coast , the last being merely about 15kilometers off sea −side , − The moths , all male , measure 30 to 36 mrn in wing expanse . The pale red brown colour and their measurements markings on tbe forewing 跏 d th巳 pale greyish yellow hindwing , as well as , in seem to fall into the boundary stated for the Europe 乱 ns , The male genitalia are as illustrated in the two specimens I examined . Fig ,3, The number of coronal spines ls 1.4 訊 nd 20/22 respectively amurensis STAuDINGER The most general representative of the genus 砂 〃 aecia in Japan is H . , ranges whioh is a .pparently a replacement of the western H . petasitis(DouBLEDAY )in East Asia . It widely in northern to central parts of this country , There is early record of ff. micacea (EspER ) and therefore it survives in our current list (INouE & SuGI,1.958), but there is no ev 玉dence of its being in any part o 『 Japan. References −. BouRslN , CH .,ゴ969. Neue Funde von interessanten Noctuiden Arten in Europ 乱 . Nachr . bayer . Ento 皿 .18 : 78−82. 197〔〕 Die Schmetterlinge Mitteleuropas 4 : 3ユ7, Pl.32. FoRsTER ,W .& TH ,A .WOHLFAHRT , , ・− HoLsT . P . L .,ユ965 . Hydraecia ultima nov . spec .(Lepidoptera , Noctuidae ). Ent . Meddel .34 : 54 60. − INouE , H .& S . SuGI,1958 , In INouE , Check list Df the Lepidoptera of Jap乱 n 5 : 496 497. FOrtindringar i storfjari !fauna senaste tioarsperiod (Lep .).Opusc . SvENssoN ,1,, ユ.967. Sveriges − ent .32 : 233 251, MIKKoLA , K .,1968. 仂 ノdraecia ultima HoLsT (Lep ., Noctuidae ) in Finland . Ann . ent . Fenn .34 : 173一ユ77凾 ent E 1962 Genit εしlvariabilitat bei Hydraecia nordstroemi IIoRKE LeP . Noct ・)・ Deut ・ ・ URBAHN , ., . ( − Z.N .F . 9 : 264 270. 摘 要 と 付 記 ヨ ー卩 パ H .micacea 慓題 に 掲 げ た Hydraecia ultima HOLST ,1965 とい う蛾 は , ッ で 古 くか ら知 られ る ー ー ン ツ (ESPER ) か ら ご く最 近 に 分 離 さ れ た 種 で ,現在 ま で に デ ン マ ク ,ス ウ ェ デ ン ,フ ィ ン ラ ド南部, ド イ , ー 1968 で た Hydraeeia の 1 標 ポ ラ ン ド に 産 す る こ とが知 られ る ,東京 の 小林幸正氏 は , 年夏北海道帯広 採集 きれ ヨ の に ね れ た ,そ の 結 果 ,そ れ は 疑 い な 木が , 既知 の フ キ ト ウ と異 な っ て い る こ とに 注意 きれ ,標木 検 討を私 委 ら く上掲 の 種 に 同定 さ れ る こ と を 確認 した .続 い て 北海道 の 小木広 行氏 もこ の 蛾 を十 勝 支 庁 管 内 の 新 得 町 屈足 , 鹿 追 ’ 旧」お よ び 忠類村 で 採集 して い る こ とが 判 明 し ,同氏 の 御 好 意 で そ の ヱ頭 を 見 る こ と が で きた ・ 「 ’ こ ス ゲ ヨ トウ , i.9C〕5, H )draeeia mieacea (ESPER ) と い う名 は ,占 くH 本か ら記録 された とがあ り, (松村 [ 本 昆 虫 総 目録 : 67) あ る い は ス ヂ Ir 1・ウ (松村 ,193ユ, 日本 昆 虫人図鑑 : 803 ; こ の 名は わ そ ら く 誤 記 に よ る も .・ .一 micacea の の の ) と し て 扱 わ れ て い た .しか し私は micacea に 当 る 口 本産 の 標本 を っ も見 て い な い 方 別 近 ヨ ー卩 バ ア ア バ ル 縁 種 で あ る Hydraecia nordstroemi HORKE ,1952 は ,北 部 ッ か ら ウ ラ ル ,巾央 ジ , イ カ 湖 を 経 ー ー て ウ ス リ ま で 分 布 して い る と い うの で (URBAHN ,1962 ), 北部 ヨ ロ ッ パ と 1司様 に ,も し も北海 道 に これ ら の , に い . し か し ,日 本 の Hydraecia 2 な い し 3 種 を 産 す る と すれば , それ らの 識別 は 慎重 に 交尾器 よ らね ばな ら な の は で が ,H , amurensis STAuDINGER フ キ ヨ ト ウ と H , ultima HQLsT の 2 種 の み で あ る な らば ,そ 判別 容易 あ る . こ の 属 で は 大 き さ の 個 体変異 が は げ し く, 更 に amurensis に は か な り明 る い 赤衡 色 の 個 体 か ら 暗 い 紫羯色 am ” rensis に せ は か を わ び る 個体 ま で さ ま ぎ まな 変化 が あ る が ,ultima で は 前翅 の 翅頂 が の よ う 突 出 ず,外 縁 滑 ・ 一 ー卩 パ 28〜41 mm の で 30A ・36 mm は に ま る み を もち , 般 に 小 型 で (ヨ ッ の 標本 で は ,北海道産 6 は ), 前翅 明 る い 赤褐 色 ,後 翅 は 明 るい 灰黄 色 を呈す る こ とで 区 別 され る . 1931 Hydraecia ultima HOLST lこ対 して はキタ ヨ トウ (新称) と い う和名 を提唱 し た い . しか し 松村 ( ) の 図 一 は た し か に mieacea 群 の 種 を 示 し て い る よ うで あ り, もし そ れ が 真 の ultima で あ る こ とが確 認 されれ ば,松 一 NII-ElectronicN 工 工 Eleotronio Library Service The LepidopterologioalLepidopterological SooietySociety of Japan 1972 蝶 と 蛾 TYO TO GA (Trans . Lep , Soc. Jap.) Vol ,23 , No .1 一 3 一 村 の 与 え た 和 名 ス ゲ ヨ トウ を復活す る こ と が で きよ う. 本文 を ま と め る に 当 り, 重 な た 貴 発見 を も ら きれ た 小林幸 正 ,小 木 広 行 の 両氏 の 慧 眼 に 敬意 を 表 し た い ・また文 一 献 の 入 手 に 御 尽 力頂 い た 上 閏恭 郎氏 に も深 く 感 謝 の 意 を 表す る 次第 で あ る . 琉 球 八 輩 山 の カ バ タ テ ハ 白 水 隆 一. 福 岡市巾央区六本松 4 亅目 九州大学教養部生物学教 室 カ バ タ テ ハ Ariadne ariadne FRUHSTORFER pallidior は 台湾 で は 中部 か ら南 部 に わ た る 平 地 〜 低 山 地 域 に 普 通 な 種で , 植栽 きれ た ト ウ ゴ マ Ricinuscommunis (タ カ ト ウ ダ イ 科 ) を 食草 と し て 発 生 し て い る が ,そ れ以北 の 琉 球 を な 凵 か ら は 一 含 本 記録 され た こ とが な か っ た .先 年 ,旧中 郎 氏 は こ の 蝶 が 石 垣 島 で 〔1967年 〕le 月 22 月 に 伊 志 嶺 安 伴 に よ っ て 採 集 き れ た こ 氏 とを記録 し た (採集 と飼育 30 (5): 147,1968 ). こ の 報 文 に は 和 名 の み で 学 名 は き れ , 記載 ず ま た 百 垣 島に お け る 採集場所,頭数,雌雄 の 別 ,同 定 者 な ど の 詳細が記録 きれ て お らず,目 本最 の て の 初 記録 と し 確 認 が 望 ま し く思 わ れ た の で ,同地 の 長嶺邦雄氏 に そ の 真偽 を照会 し た が ,「司氏 は こ の 件 に 関 し て は 何 も い て お で 聞 られ ず, そ の 真 偽 は 不 明 とい うこ と ,真 相 の 究 明 は 不 可 能 に 終 っ た . と こ ろ が そ の 後 , 束京 農大 の 青島健 文 か の で 氏 ら 連絡 ,東 京農 大 の 標本中 に 西 表 島 糸m 林道 で 1967 年 9 月 12 日 に ,同大学 の 水 沢 清 行 氏 (K .Mizusawa ) に よ り採集 き れ た カ バ タ テ ハ 1 ’ の δ 標本 が あ り, こ の 標 本 は 確 実 な もの で あ る こ と が分 っ た .ま た 最 近 ,沖縄 本 島 の の 新城 安哲 氏 か ら 報告 で ,琉球 大学 の 標 本巾 に 石 垣 島産 の カ バ タ テ ハ の 標本多数 が あ る が ,ラ ベ “ ’ ル に は rO 月 22H とあ る の み で 採 集 年 不 と の せ . 一・ 明 知 ら を 受 け た 前 記 の 田 中 郎氏 の 記録 し た 標 本 の 採集月 口 と現 在 ,琉 に 一 球大 学 あ る 標本 の それ と は 完 全 に 致 す る の で ,田 中 氏 の 記 録 が こ れ ら の 標本 (ま た は そ れ と 一緒 に と られ た 標本 ) に も と こ は い . ず く と 疑 が な い 以 上 の よ う な い き さ つ で ,八 重 山 の カ バ タ テ ハ の 記録 は 確実 な も の で あ る こ とが 分 っ た の で て . 報告 し わ き た い な お 上 記 の 記録 に 見 られ る 通 り,石 垣 島,西表 島 で 採集 さ れ た の は と に 1967 の 9 〜ユO も 年 月 で , そ れ 以 お よ び そ っ い こ み 前 れ以後 に ま た く採 れ な と ろ か ら る と , こ れ は 迷 チ ョ ウ の 一一 時的発生 と 判断 きれ る . ヤ エ ヤ マ ム ラ サ キ 愛 媛 県 下 で 採 集 黒 川 俊 継 愛媛県 周桑 郡 モ 生 川 町 大 宇 止 法寺 ’ ヤ エ ヤ マ ム ラ サ キ Hypolimnas antilope truentUS FRuHsToRFER は 愛媛県下 で は 過 去 に 採集 さ れ た こ と が な い と い わ れ て い る .筆 者 は 1970 年 6 月 24 日 午前 (1粉 , ネ ズ ミ モ チ の 花 に 吸蜜 に 飛来 し た 本 種 を 採 集 し た の で こ こ に 報告す る .い ろ い ろ とこ 指 導 い た だ い た 若 林守男氏 に 感 謝 す る . 1 ♂ (前翅 長 43mm , や や 汚損 ),愛媛県 周桑郡 壬 生 vi 川町正法寺 024 (午前). .ユ970 ,黒 川 俊継採集 . Fig .1 Hypolimnas antilope truentu5 FRUHSTORFER ♂ (愛 媛県 周桑郡 産 ). 一 NII-ElectronicN 工 工 Eleotronio Library Service.