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− 蝶 と蛾 Lepidoptera Science 66（2）：58 61， October 2015

日本 か らの Wockia koreana Sohn （メ ス ハ リオガ科 Urodidae）の発 見 お よび メ ス ハ リオガ科 と Wockia属 に つ い て

那須義次 D ・宮野昭彦2 ｝

1｝ 648−0023 和歌山県橋本市中道153−29 2｝ 509−0104 岐阜県各務原市各務おが せ 町9−96−2

Discovery Wockia koreana of Sohn （Lepidoptera， Urodidae）fromJapan， Withnotes on thefamily Urodidae and the genus of Wockia Heinemann

Y ｛）shitsugu NAsuo and Akihiko MlyANo2〕

D153 − − 2、 Nakado， Hashimoto， Wakayama ，648 0023 Japan

2） 9−96−2，Kakamiogase−cho ， Kakamigahara，509−OlO4 Japan

Abstract Two Japanese species of W ∂ckia are treated． Wockia たo 厂ea ’za is newly recorded from Japan， with mustra【ions of adult and gen註alia ， A color photograph of adult 毘 magna is also provided． The phylogeny of the family Urodidae and themorpho 】Qgy and biology of the genus Wockia are summarized ．

Key wor 〔ls genitalia， new record ， Wockia koreana， Wockia magna 、

ー メ ス ハ リ オ ガ 科Urodidaeは ヨ ロ ッ パ ，東 ア ジ ア ，東南 ア を受け，日本産 の ネマ ル ハ キ バ ガ 科Blastobasidaeに 似 た 未 ジ ア ，南北 ア メ リ カ に 分 布 し．6属 約70種が 記録 され て い 知 の 種 を検討 した と こ ろ ，韓 国 か ら記 載 さ れ たWockia る （那須，2011 ；Sohn，2014）．本科は 日本か らは従来記録 koreana Sohn，2008で あ る こ とが判 明 した，本報告 にお い て ，

さ れ て い なか っ た （那須，2011）が，2014年 にSohn氏 によ wkoreana につ い て 成虫 と交尾器 の 図 を添 え て 記録す る と り，ア メ リ カ 国立 自然 史博物館に所 蔵 され て い る 日本産標 ともに，Wmagna に つ い て も成 虫 の 図 を示す，あ わせ て ， 一 本 （ 色 コ レ ク シ ョ ン ）お よ び 韓 国産標本 に基 づ きWoekia 日本 で はあ ま り知 られ て い ない メ ス ハ リオ ガ科 の 研究進展

magna Sohn，2014が 新種記載 され る と と もに，本科 の 日本 の ため，本科 の 系統 関係 お よびWockiaecの 特徴 と生態 に つ か ら の 初 記録 が な さ れ た （Sohn，2014），筆者 ら は 彼 の 発見 い て 紹介す る ．

2Figs − l 5．Adults of Wockia spp ． − （1；慨 magna ，2 4：Wkoreana ， Japan）．1．Holotype， male ， in the National Museum of Natural

History USA by ， （photograph − J．C ． Sohn）．2． Male．3． Eye cap in male antenna base，4 ．

Frenulum infemale．5． Second

abdominal stemite ，

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日本産Wockia属 59

ア メ リ カ 国立 自然 史博物館 の J．C ． Sohn氏 に は Wmagna の チ ャ オ ビ メ ス ハ リ オガ （新 称）Wockia koreana Sohn，2008 − 成虫 図お よ び 文献 を提供 い た だ い た ．本論文 で 用 い た 豊山 （Figs 2 10） 市産 の 標 本 は す べ て 豊 田市 に よ る 新編 豊田市史編纂の た め Wockia korean‘l Sehn，2008 ：Sohn and Adamski ，2008 ；557， の 調査 によ り得 た もの で ，こ の 調査 で はあ ま市の 間野隆裕

− 二 い 氏 に お世話 に な っ た．こ の 両氏 に 厚 く御礼 申 し上 げる． 判別．成虫〔Figs 2 5）．性的 型 は 触角基部 に お て 顕著で ， ♂の 触角基 部は広 が り眼帽 を形 成 す る（Fig 3）．前翅 長 は イ ッ シ キ メ ス ハ リオ ガ （新称）Wockia magna Sohn ．2014 6 ．0−7．Omm ．前翅 は 披針形状，灰色 で 中央 に 茶 褐色 の 横帯 （Fig．1） ’ をもち，横帯上 の 鱗粉 は 盛 り上 が る ； そ の 帯 よ り先端部 分 Wo ‘kia magna Sohn，2014： Sohn，2〔〕14：260． に2 つ の 茶褐 色紋 を もつ ，本種 は 前種 Wmagna に 類 似す る 判 別．成 虫（Fig．1）の 前翅長 は 7．8−8．Onlm．前翅 は 披針 形 状 ， が ．♂ の 触角基 部 は 眼 帽 を もつ こ と，前翅 長 は よ り短 い こ

灰色 で 中央 に 暗褐灰色の 横帯を もち，横帯上 の 鱗粉 は 盛 り と，♂交尾器（Figs 6，7）の バ ル バ は大 き くくびれ， ク ク ル

つ バ バ 上 が る ．本種 は 次種理 koreana に 類似す る が 1 識別点 は 次 ス は 三 角形状 で 針状 の 刺毛を も こ と （前種の ル 先端 種 の 判別文 を参照， は 尖り，ク ク ル ス は 発達 し な い ），バ ル バ の くび れ 部 の 腹

面は先端が尖 っ た強 く硬化 した突起をもつ こ と （前種 で は 分布．日本 （本州 ： 中部地 方），韓国． ・ こ の 突起 をもた な い ），♀交尾器（Figs 8−1｛｝）の ドゥ ク ツ ス 寄主植物．不明． ブ ル サ エ は全体が硬化する こ と，2個の li亅錐状 の シ グナを もつ こ と（Fig，10）（前種 の シ グ ナ は 歯状） で 区別で きる ． 生態．成虫は中部地 方 で は9月中旬 に 採集 され て い る ． 本種 の 原記載 に よ る と，前翅 の 長 さ は 13．3−15」 mnn と記述 され て い るが，こ れ は 前翅 開張 の 間違 い で あ る （Sohn，私信， 2015）．

〔 丶 ／ 、 ＼

嚇 盛

〆 懸 鸛 駄 ノ 7

− Figs 6 10． Genitalia of Wockia koreana， Japan，6， Male． 7．Aedeagus in maEe ．8、 Female．

9．Ostiu皿 and du¢ tus bursae in 8 female． lo， Ductus bursae and signa in felnale．

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60 那 須義次 ・宮 野 昭 彦

− 所 検標 本，成 虫，JAPAN ； Honshu ： Gifu Pref．， Hichisocho ， た め 識 別 叮 能 で あ る ， − Murogane，1♂，24， viii ．2002；Mitake cho ， Okugo ，1♂，21．vii ． − − 本属 で 寄主植物 が 判明 し て い る 3種 の 寄主 は い ずれ もヤ ナ 2005 ；Yamagata shi ， Miyama cho ，1♂，28． viii ．2007． Aichi ’ コ 毘 cheve hacca − − ギ 科 で あ る ． メ キ シ の Adamski，2009 は Pref．，Toyota shi ， Shimokawaguchi cho ，1♂，2， viii ．20121 ー − c αsearia nitida 〔L ）Jacq．を（Adamski et at ．，2009），北米 と ヨ Mitsukuricho ，1♀，30． vii ．20 ］2；Kise・cho ，1♂，21．vii，2011，1 ロ パ ーロ パ ッ の Wasperipunctella（Brし且and ．1851）は ヨ ッ ヤ マ ♀，26，viii．2011，1♀，3Lviii．2012，1♂，5．ix．2013． ・ ー ナ ラ シ Pt）pulus trtmt ‘la L ．， ヨ ロ ッ パ ク ロ ヤ マ ナ ラ シ R

標本 は すべ て 宮野昭彦 に よ っ て 灯火採集 で 採集 され た もの nigra L ．とSalix eleagn θ s Scop，を（Kyrki，1988；Heppner，1997； で ．大 阪府立大学昆虫学研究室 に保管 さ れ る ． Parenti，2000），そ して チ ャ オ ビ メ ス ハ リオ ガ は韓国 で は コ ’ ウ ラ イ シ ダ レ ヤ ナ ギSalix pseudolasiog．yne H ． L6v．を（Sohn 分布．囗本 （本州 中部地方），韓国．日本新記録． and Adamski ，2008）摂食 して い る ．本属 の 種 で は本科の 他 寄 主 植 物． ヤ ナ ギ 科 ： コ ウ ラ イ シ ダ レ ヤ ナ ギSalix の 属 と同様 に ，幼虫は葉を巻 くこ となく外部か ら摂食し， pseudolasiogyne H ． L6v．（韓 国 の 記録） 繭 は 粗 い 目 の 籠状 で 羽化時 に は 蛹 は 繭か ら突出す る （Kyrki，

1988；Heppner，1997；Adamski et at ．，2009）， 生態．本種成虫 は夜 間灯火 に 誘 引 され る ．中部地方 で は 7 月下 旬か ら9月上旬 に 採集 され て い る ．韓国で は コ ウ ラ イ 引用文献 シ ダ レ ヤ ナ ギ の 葉を巻 くこ とな く外部か ら摂食す る （Sobn

and Adamski，2008）． Adamski， D ，， K ． Boege， J． E Landry and J． C ． Sohn，2009． Two new species of Wockia Heinemanl1（Lepidoptera： Urodidae）from メ ス ハ リオ ガ科 と Wockiare − coastal dry forests ill western Mexico ． Proc． Entomol． Soc． Wash ，111 − メ ス ハ リオ ガ 科の 種はか つ て ス ガ科Yponomeutidaeとし て ； 166 182． Cho ． A ． Zwick ． ． Regier Mitter Yao 扱 わ れ て い たが，ス ガ 上科Yponomeutoideaの 有望 な固有新 ，S ， ．J C ，C， ，M ．R Cummings，J． ， Z ．Du． H ． ZhaQ A ， Y， Kawahara S， Weller D ． R ， Davis J， 形質 で あ る ♂成虫 の 腹部第8節 の 側板葉を欠 き，ス ガ 上科 ， ， ， ， Baixeras，」． W ． Brown and C ． Parr，2011，Can deliberately に 見 られな い い くつ か の 特徴 （♀の 翅刺 は 3本（Fig．4），腹 incQmplcte gene sample augmentation improve a phylogeny 部 第2節 腹 板 は ハ マ キ ガ 型 （Fig，5），幼虫 の 鉤 爪 は 縦 帯状， 一 estimate for the advanced moths and buしヒerflies （Hexapoda ： 幼虫 腹部 の Ll と L2刺 毛 は同 の 刺 毛基板 上 に あ る ，蛹 は − LepidoP 匸era ）？Syst． Bioi・60：782 796． 背方に刺列 をもつ ） を有す る ため に ，ス ガ上科とは独 立 し Dugdale， J． S．， N P Kristensen， G ． S． Robinson and M ． J． Scoble， た科 とされ た（Kyrki，1984，1988）．後 に ，本科 1科 で メ ス ハ − 1998．The smaller Microlepidop重era grade superfamilies ． In リオ ガ 上科Urodoideaと扱 われ た（Nielsen，1989）．本上科 は KristensenN ．P ． 1： 一 ， （ed ）， Lep玉doptera， moths alld butterflies 般 的 に は被蛹 類Obtectmeraを 二 Apeditrysiaの 除く新 門類 Evolution systematics and biogeography． Handbook of 一 ， ， と し て は わ れ て い る が は で る − 員 扱 ，類縁関係 不明 瞭 あ Zoology！Handbuch der Zoologte 4 （35）： 217 232． Walter de et at et al （Dugdale ．，1998；Kristensen ．，2007），ちなみ に ス ガ Gruyter， Berlin＆ New York ． 上 科 は 二 門 類Ditrysiaで あ る が 新二 門類 で は な い ．最近 の Heppner， J， B ．，1997． Wockia aspe ゆ un ごtella in North America ー っ い ： ： Holarct． Lepid ．4： − 分子 デ タ を使 た 系統解析 に お て も T 本科 の 類縁性 に 〔LepidopteruUrodidaeGalacticinae）． 73 関 し て は 定 ま っ た 説 は な い （Sohn，2014）． Mutanen et al ， 74． （2010）は新 二 門類 の ホ ソ マ イ コ ガ 上科Schredkensteiniidaeと Heppner， J． B ．，2008． The genus Wockia and a new species from

southern Brazil Lepidoptera ： Urodidae ： Galacticinae ． Lepid． 近縁 としたが，Cho et al ．（2011）は ，新二 門類 の ニ ジ ュ ウ シ （ ） Nov ．1： li6−ll8， ト リバ ガ科Alucitidae，ハ マ キ モ ド キ ガ 科Choreutidae，トリ Heppner， J． B ．，2010． Notes on Vietnam rnoths ，10． Notes on Wockia バ ガ 科Pterophoridaeある い は ハ マ キ ガ 科Tortricidaeに近 い と 一 in Vietnam（Lepidoptera；Urodidae；Galacticinae）． Lepid． No 肌 し て い る． 方，Regier 8 ’α 奴 2013）は 新二 門類 の 姉妹群 と 3； 165−168． し て い る， Kristensen N ， P ， M ． J． Scoble and O ， KarshQlt，2007， Lepidoptera ー Wockiavaは束 ア ジ ア ，東南 ア ジア ，南北 ア メ リ カ お よび ヨ phylogeny and systematics ： the state of inventorying mDth and ロ ッ パ （イギ リス を除 く） に 分布し，10種 が記載され て い butterny diversity，1n Zhang， Z ， Q， and W ． A ． Shear （eds ）， る （Sohn，2014）．本属 の 前翅 は披 針 形状 灰 色 ある い は褐 Linnaeus tercentenary ； progress in invertebrate taxQnomy ． Zootaxa 1668 − 灰 色 で ，中央 部 に黒 褐色 の 隆起 鱗片 か らな る 横帯 を もち ；699 747， Kyrki，1，，1984， The Yponomeutoidea ： Areassessment of the （Kyrki，1986），外 部表徴 は お互 い に よ く似 て い る （Kyrki ， superfamily and its suprageneric groups （Lepidoptera）， 1986；Heppner，1997，2008，2010；Landry，1998；SQhn and Entomol． Scand、15：71 −84， Adamski，2008；Sohn and Park，2009；Parenti，2000；Adamski et Kyrki， J，，1986． Wockia わα 〃kpapane〃α sp ， n 、 from Borneo al ．，2009 ；Sohn，2013，2014）．♂交尾器 の バ ル バ は コ ス タ か （Lepidoptera， Yponometidae auct ．）， Ann ．Entomot ． Fenn ．52： らの 有刺毛突起 をもち，有刺毛 の ク ク ル ス が 発達 す る こ と 42−43． があ る ．♀交尾器 の 腹 部第8節以降 の 産卵器 は 非常 に 長 く Kyrki ， J．，1988 ， The systematic posi丘on of Wockia Heincmann ， 伸長す る ．本属の 種は外部表徴 で はBlastobasis属 （ネ マ ル 1870 ，and related genera 〔Lepidoptera： Dilrysia ： ハ キ バ ガ科）の 種 に類似す る が ，口 吻 は 鱗粉で 被わ れ ない − Yponomeutidae aucし）、1Vo∫α 吻 祕 11：45 69．

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H 7ts XUlockiaos 61

Landry, J, F., 1998. Additional Nearctic records of Ulockia antenna base and a lanceolate, gray forewing (forewing length asperipttnctelta, with notes on its distribution and structural 6.0-7,Omm) with a brown median band of raised scales. The

variation Uredidae). Holarct. Lepid, 5: 9-13. (Lepidoptera: male genitalia are characterized by the deeply constricted valya, L, Kaila, 201O. Comprehensive Mutanen,M,,N,Wahlbergand gene a slender, strongly sclerotized process of the constriction and a and taxon coverage elucidates radiation moths and patternsin small triangular cucullus armed with spine-like setae. The female butterflies. Proe, Rop Soc. B. 277: 2839-2848, genitalia are characterized by the ductus bursae being wholly "Basacl51, 2011. ]eX7ii)tffLF}, ,seA:itf:4, (M), H7tsi sclerotized and the presence of two conical signa. The species is diasvaX-kwttS&tr, pp.298-299, fizah7dituk, similar to H( magna Sohn, 2014 distributed in Japan and Korea, mesm. but differs from it in having a shorter fbrewing (fbrewing length Nielsen, E. S., 1989, Phylogeny of major lepidopteran groups, In of W. magna 7.8-8.0mm) and in some characters of male and Fernholm B., K. Bremer and H. Jornvall (eds), The Hierarchy female genitalia above-mentioned (in IM magna, the valva is of Life. Pp. 281-294. Elsevier, Londen. Amsterdam. straight without a triangular cucullus, the ductus bursae is Parenti, U., 2000. A Guide to the Microlepidoptera of Europe, 426 sclerotized posteriorly and there are two dentiform signa), The pp,+ ] 56 pls. Museo Regionale di Scienze Naturali, Tbrino. W, koreana feeds on the leaves of Salix Regier, J. C., C, Mitter, A. Zwick, A. L. Bazinet, M, P, Curnrnings, larvaof pseudolasiogyne of iU A. Y/ Kawahara, J-C. Sohn, D. J. Zwickl, S. Cho, D. R. Davis, J. (Salicaceae)externallyinKorea,Intheoriginaldescription Baixeras, J. Brown, C. Parr, S, Weller, D, C. Lees and K. T. koreana, the forewing length is given as 13.3-15,Imm, but this is Mitter, 2013, A large-scale, higher-level, molecular an error, the figure referring to the forewing expanse (Sohn, phylogenetic study of the insect order Lepidoptera (moths and 2015, personal communication). butterfiies), Pios One 8(3): e58568. 1dockia Sohn, J, C,, 2013. Two new species of Heinemann The family Urodidae is distributed in Europe, East Asia, South- Urodidae) from Jamaica. Neotrop, Entomol. 42: (Lepidoptera: East Asia, and North and South America, and consists of six 300-303, genera and about 70 species, The family has been considered to Sohn, J, C., 2014, Morphology-based phylegeny and biogeography be closely related to the family Schreckensteiniidae, but some of Xlockia (Lepidoptera: Urodidae) with description of a new recent molecular phylogenetic studies have not supported such a species from Japan and South Korea. Zool, Sci. 31: 2S8-265. relationship between the families, However, the results of these Sohn, J. C. and D. Adamski, 2008. A new species of ilhckia studies did not accord with one another, and the relationships of Heinemann, 1890 CLepidoptera: Uredidae) from Korea. Prvc, the Urodidae remain uncertain. Entomol, Soc. iiinsh. 110: 556-561.

Sohn, J. C. and K. T, Park, 2009. A new species of Tllockia The lllockia has the same distribution as the family, and Heinemann, 1870 (Lepidoptera: Urodidae) from Vietnam, Tlop, genus ten described species are known. The larvae are associated with Lepid. Res. 19/ 62-63. plants in the Salicaceae, The moths are superficially similar to Summary members of the genus Blastobasis (Blastbasidae), but distinguishable from them in having a non-scaled proboscis. Wbckia koreana Sohn, 2008 is newly recorded from Japan. This

species is a small sized moth with an eye-cap on the male (ReceivedMay 14,2015.AcceptedJune22,201S)

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