J A F か ら の 公 INFORMATION 示 ・ お 知 ●JAFからの公示・お知らせ ら FROM せ

JAFスポーツ資格登録規定の一部改正 [公示No.2006ー126]

2006年8月9日制定 ②スーパーFJ(S-FJ) 2007年1月1日施行 ③フォーミュラ4(F4) ※下線部分:変更箇所 ④上記①、②または③と同等性能であるとJAFが特に認 めたフォーミュラカー 第1章~第2章 (略) (1)~4 (略)

第3章 競技許可証 第3条 競技許可証の上級申請 競技許可証の上級申請は、次の条件を満たした者でなければな 第1条 競技許可証の種類と有効な競技会 らない。 1.競技許可証の種類は、次の通りとする。 身体の障害のある者は、許可証を取得する適性についてJAFの 1)国際許可証 審査を受け、承認を得なければならない。 (1)国際競技運転者許可証(A、B、C、Cレース除外、 なお、上級申請条件として規定されている「競技会出場実績」 ドラッグレース、ソーラーカー) とは、現在所持している競技許可証を取得してからの完走した出 (2)~2)(3) (略) 場実績であり、かつそのつど競技長により成績(順位)認定され 2.競技許可証ごとに有効な競技は、別に定める場合を除き、次 「競技記録カード」に証印されたものをいう。(リタイア、ミスコ の通りとする。 ース等は実績として認められない。) なお、競技運転者許可証の等級は、国際スーパーライセンス (FIAが発行する)を最上位とし、以下、国際A、B、C、C 1.国内Bより国内Aへの申請: レース除外、国内A、Bの順とし、上位の許可証は下位の許 国内Bの所持者で、申請前24ヶ月以内にJAF公認競技会(ク 可証が有効なすべての競技に有効である。(国際Cレース除外 ローズドを除く)に1回以上の競技会出場実績を有し、JAF認 とは国際格式のラリー競技会、スピード行事競技会に有効な 定の「Aライセンス講習会」を受講し、合格した者。 許可証である。) 2.国内Aから国際Cレース除外への申請: 1)~5) (略) 国内Aの所持者で、申請前24ヶ月以内にラリーおよびスピ ード行事(いずれも日本選手権競技会に限る)に6回以上の 第2条 1.1)~2)(3) (略) 競技会出場実績がある者。 1.2)(4) 3.国内Aまたは国際Cレース除外から国際Cへの申請: CIK-FIAカート国際ドライバーライセンスの所持者は、下 国内Aまたは国際Cレース除外の所持者で、申請前24ヶ月 記に従い自動車競技運転者許可証を申請することができる。 以内にJAFの公認レースに少なくとも5回以上の競技出場実績 ①カート国際Cライセンスの所持者は、競技運転者許可証 がある者。 国内A以下の許可証を申請できる。 (1)~2)については削除) ②カート国際B以上の所持者は、競技運転者許可証国際C (ドラッグレーシング競技に対する国際競技運転者許可証の上 以下の許可証を申請できる。 級申請については別途に定める。) ただし、カート国際Bを取得してから、申請前24ヶ月 4.国際Bへの申請: 以内に5回以上の国内カート競技会に完走した実績を有 1)国内Aの所持者で、国際Bへの申請前24ヶ月以内にJAF する者に限る。 の日本選手権レースにおいて5回以上の競技会出場実績 JAFは申請に基づき、審査のうえ当該申請者に対し、 がある者。 所定の自動車競技運転者許可証の発給を行うこととす 2)国際Cの所持者で国際C取得後、申請前24ヶ月以内に る。 JAFの日本選手権レースまたは国際格式のレースに5回以 2.限定国内競技運転者許可証A 上の競技会出場実績がある者。 1)年齢が満16歳以上18歳未満で、次の(1)、(2)および(3) 5.推薦による申請: (中略) の条件を満たす者は、以下の競技車両によるJAF公認の 国内格式以下の競技会のレースのみに参加できる限定国 第4条~第6条 (略) 内競技運転者許可証A(以下「限定Aライセンス」とい う。)を申請することができる。 第7条 競技許可証の申請に際しての要項と発給後の遵守事項 ①フォーミュラJ1600(FJ1600) 1.~4. (略)

12 2006・10 JAF MOTOR SPORTS ○FIA国際競技運転者許可証の上級申請について 第4章 公認審判員許可証 J 国際C許可証へ上級する場合、申請前24ヶ月以内の競技出 A 場実績が義務付けられているが、当該上級申請を満たした場 第8条 公認審判員 F か 合は、当該24ヶ月以内期間終了から許可証申請事務取扱期間 JAFの公認競技会には、国際モータースポーツ競技規則、国内 ら として30日以内に申請を行うこと。 競技規則に精通し、かつ自動車競技に関する総合的知識をもち、 の 判定能力を有し、公平無私である公認審判員が競技の監督および 公 ○競技参加者および運転者許可証料 役務を執行するものとする。 示 ・ 「競技参加者および運転者許可証料」は、自動車競技に関す 監督とは競技長、副競技長、委員長、事務局長をいい、役務と お る申請・登録等手数料規定によるものとする。 は監督の指揮下で決められた仕事をすることをいう。判定権をも 知 たない補助員は公認審判員でなくともよい。 ら 種別区分許可証料 種別区分許可証料 なお、公認審判員許可証の取得に際して、申請者に対し普通運 せ 国内新規・更 新 6,100 国際新規・更 新 10,100 転免許証以上所持の有無については問わない。 参加者 再発行 3,000 運転者C 再発行 5,000 国際新規・更 新 12,200 国際新規・更 新 12,200 第9条~第18条 (略) 参加者 再発行 6,100 運転者B 再発行 6,100 国内新規・更 新 3,000 国際新規・更 新 14,200 以 上 運転者B 再発行 1,500 運転者A 再発行 7,100 国内新規・更 新 4,000 運転者A 再発行 2,000 注) ※国際Cレース除外および国際ドラッグレースは、国際運転者 2006年8月23日発行のJAFモータースポーツニュース No.173において、 Cの許可証料を適用する。 本規定の施行日に誤記がありましたので下記のとおり訂正いたします。 ※同一年度内において上位許可証を取得(上級申請)した場合 は、その差額の許可証料を必要とする。(ただし、限定国際ソ 記 ーラーカーと国内Aを併有する場合は、それぞれの料金を必 誤 2006年11月1日施行 要とする。) 正 2007年1月1日施行

2007年モータースポーツ専門部会委員候補者公募(予告)[公示No.2006ー127]

JAFは2007年についてもモータースポーツ専門部会委員候補者 (9月下旬発行)でお知らせしますので、あらかじめ公募要領・応 の公募を行います。 募用紙を希望される方は、所属クラブまたはJAFモータースポー 詳しい公募要領は本誌11月号(10月10日頃発行)でお知らせし ツ局(03-3578-4936)までお問合せ下さい。 ます。 また、クラブ・団体には、「JAFモータースポーツニュース」 以 上

モータースポーツ審議会委員交替 [公示No.2006ー128]

モータースポーツ審議会委員が下記のとおり交替しましたのでお知らせいたします。

7月1日より南和俊座長代理から加藤光久座長代理に交替、島田久光委員から加藤裕明委員に交替。 以上

2007年ライセンスへの更新手続きは11月1日から始まります。 詳しくは次号11月号をご覧ください。

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 13 J A F 2007年日本レース選手権規定 [公示No.2006ー129] か ら の 2006年8月9日制定 短縮された距離が前項に定める最短走行距離に満たない場 公 2007年1月1日施行 合でも、選手権レースとして認定される。 示 ※下線部分:2006年選手権規定からの変更点 ・ 2ヒート以上の競技 1ヒートの競技 お 区分 部門1ヒートの距離 合計 知 第1章 総則 ら 最短最長最長最短最長 せ F・ニッポン 75km 150km 300km 110km 300km 第1条 目的 全日本 スポーツカー耐久 - - - 600km 24時間 社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という。)は、2007年 選手権 (以下「当該年」という。)のレース競技会において優秀な成績を F3 65km 75km 150km 65km 100km 収めた者の栄誉をたたえるため、これを認定する日本レース選手 F4 45km 75km 150km 50km 100km 権規定を制定する。 地方 S-FJ 25km 75km 150km 30km 100km 選手権 FJ1600 25km 75km 150km 30km 100km 第2条 選手権の区分 ツーリングカー - - - 30km 100km 日本レース選手権は次の通り区分する。 1.全日本選手権 第5条 選手権レースの成立 2.地方選手権 1.各部門の選手権は、部門毎のレースが当該年度でそれぞれ3回 地方選手権の呼称は、1サーキットで1シリーズを構成する 以上開催されなければ成立しない。 ものについては開催されるサーキット名を付し、また、複数 2.各部門のレースは、5台以上の車両がスタートしなければ成立 のサーキットで1シリーズを構成するものについては当該地 せず、選手権得点は与えられない。 方名を付する。 ただし、全日本スポーツカー耐久選手権は、当該クラスが 2台以上の車両がスタートしなければ成立せず、選手権得点 第3条 選手権の構成 は与えられない。 1.全日本選手権 ツーリングカー地方選手権は、当該クラスが5台以上の車両 全日本選手権は、次の3部門で構成される。 がスタートしなければ成立せず、選手権得点は与えられない。 1)全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(以下「F・ニッ 3.不可抗力によりレースが中止された場合の取り扱いは次の通 ポン」という。) りとする。 ドライバーおよびチームに選手権を与える。 1)ケースA:先頭車両が2周回を完了する前にレースが中止 2)全日本スポーツカー耐久選手権(以下「スポーツカー耐 された場合、レースは成立せず、選手権得点 久」という。) は与えられない。 スポーツカー第1クラス、スポーツカー第2クラス、GT 2)ケースB:先頭車両が2周回を完了し、かつ走行した距離 第1クラスおよびGT第2クラスの4クラスそれぞれにドラ が当初のレース距離の75%未満でレースが中 イバー、チームおよびエンジンチューナーに選手権を与 止された場合、レースは成立し選手権得点の える。 半分が与えられる。 3)全日本フォーミュラ3選手権(以下「F3」という。) 3)ケースC:先頭車両が当初のレース距離の75%以上を走 ドライバー、チームおよびエンジンチューナーに選手権 行した後でレースが中止された場合、レース を与える。 は成立し選手権得点はすべて与えられる。 2.地方選手権 4.前条2項により当初のレース距離が短縮された場合、前項のケ 地方選手権は、国内スポーツカレンダー登録規定の別表に ースBおよびケースCの75%の計算は短縮された距離に基づく。 よる各地方で、次の4部門で構成され、地方および部門毎に ドライバーに選手権を与える。 第6条 適用規則 1)フォーミュラ4地方選手権(以下「F4」という。) 1.全日本選手権および地方選手権のレースには、次の規則、規 2)スーパーFJ地方選手権(以下「S-FJ」という。) 定が適用される。 3)フォーミュラJ1600地方選手権(以下「FJ1600」という。) 1)国際モータースポーツ競技規則およびその付則 4)ツーリングカー地方選手権(以下「ツーリングカー」と 2)国内競技規則およびその付則 いう。) 3)本選手権規定 ツーリングカーは、車両の気筒容積により、次のクラス 4)競技会特別規則 別に行う。 2.全日本選手権のレースには、前項の規則、規定のほか、各部 第1クラス:気筒容積1600ccを超える車両 門毎に別に定める次の統一規則が適用される。 第2クラス:気筒容積1400ccを超え1600cc以下の車両 1)全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則 第3クラス:気筒容積1400cc以下の車両 2)全日本スポーツカー耐久選手権統一規則 3)全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第4条 レースの走行距離 1.選手権レースの最長走行距離および最短走行距離は次の通り 第7条 競技の格式および認定 とし、レース毎に競技会特別規則書でレース距離(以下「当 1.全日本選手権および地方選手権は、自動車競技の組織に関す 初のレース距離」という。)を定める。 る規定第3条「競技会」に従った格式の競技とする。 2.競技会審査委員会は、保安もしくは不可抗力のため、レース 2.全日本選手権または地方選手権のレースとして申請されたも がスタートする前迄に当初のレース距離を短縮することがで のの中からJAFが認定した競技会のみが、選手権タイトルの きる。

14 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 使用を許される。 2)上記1)以外の参加資格は、当該選手権統一規則に従う J 3.JAFは、レース終了後、選手権レースとしての要件を満たさ こと。 A なかったと判断したレースを選手権から除外し、そのレース 2.スポーツカー耐久 F か からタイトルを取り消すことがある。 1)国際ドライバーライセンスC以上の所持者が参加できる。 ら 2)上記1)以外の参加資格は、当該選手権統一規則に従う の 第8条 選手権の登録申請 こと。 公 日本レース選手権の登録申請を行うオーガナイザーは、国内ス 3.F3 示 ・ ポーツカレンダー登録規定に従い、所定の書式により次の事項を 国内競技運転者許可証A以上の所持者、または限定国内競技運 お 記載しJAFに申請書を提出すること。 転者許可証A所持者の内、JAFスポーツ資格登録規定第2条2. 知 1.選手権レースの開催月日、区分、部門 8)に該当する者が参加できる。 ら 2.開催場所、1周の距離 ただし、次のいずれかに該当する者は参加できない。 せ 3.レースの走行距離(周回数) 1)FIAスーパーライセンス所持者。 4.その他、必要記載事項 2)2005年~2006年のGP2または2005年~2006年の全日本 選手権フォーミュラ・ニッポンシリーズで同一年に4ポ 第9条 組織許可 イント以上獲得した経験のある者。 日本レース選手権として認定されカレンダー登録が認められた レースのオーガナイザーは、下記の期日までに所定の書式により 第17条 得点基準 当該レースの組織許可申請書をJAFに提出しなければならない。 1.全日本選手権の得点は、所定の書式によりあらかじめJAFに 1.全日本選手権(国際または準国際格式):開催日の4ヶ月前 登録されたドライバー、チームおよびエンジンチューナーに 2. 〃 (国内格式) :開催日の3ヶ月前 対して与えられる。 3.地方選手権 :開催日の2ヶ月前 2.得点の基準および複数の者が同一の得点を得た場合の上位者 の決定方法は、各部門の選手権統一規則でこれを定める。 第10条 日本レース選手権の公示 JAFは、各年度の初めまでに日本レース選手権として認定した 第3章 地方選手権 レースを公示する。 第18条 参加できる車両 第11条 日本レース選手権の延期、中止、非開催 1.F4 1.日本レース選手権として認定されたレースの開催を延期し、 当該年のJAF国内競技車両規則に定めるフォーミュラ4(F4) または開催が不能となった場合、当該レースのオーガナイザ とし、本選手権に使用するタイヤは、JAFの承認のもとでオ ーは、その開催予定日の2ヶ月前までに、その理由を付して ーガナイザーによって指定されたものを使用しなければなら JAFに届け出を行い承認を得た上、必要な公示を行わなけれ ない。 ばならない。 2.S-FJ: 2.日本レース選手権として認定されたレースを、正当な理由な 当該年のJAF国内競技車両規則に定めるスーパーFJ(S-FJ) く、中止または開催しなかったオーガナイザーは、次年度の とし、本選手権に使用するタイヤは、JAFの承認のもとでオ 選手権レースの開催を認められない。 ーガナイザーによって指定されたものを使用しなければなら ない。 第12条 賞の授与 3.FJ1600 JAFは、第17条および第21条に定める得点基準に基づき、選手 当該年のJAF国内競技車両規則に定めるフォーミュラJ1600 権の各部門の最高得点者をその部門の日本レース選手権保持者と (FJ1600)とし、本選手権に使用するタイヤは、JAFの承認の して認定し、「JAFモータースポーツ賞典規定」による賞典を与 もとでオーガナイザーによって指定されたものを使用しなけ える。 ればならない。 4.ツーリングカー: 第13条 規則違反 オーガナイザーからの申請に基づきJAFが承認した技術規則 1.JAFは、日本レース選手権に適用される規則または規定に重 に定める車両とする。 大な違反を犯した者を選手権から除外することがある。 2.JAFは、競技会審査委員会により国内競技車両規則違反に起 第19条 ドライバーの参加資格 因する失格を宣告された者が当該年度に獲得した選手権得点 1.F4 を遡及して無効とすることがある。 限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許可 証A以上国際ドライバーライセンスB以下のライセンス所持 第14条 本規定の特例 者で、次のいずれかの条件を満たす者が参加できる。 やむを得ない事情により本選手権規定を適用できない場合、 1)過去のレース出場実績が3回以上あること。 JAFがその処置を決定する。 2)過去のレース出場実績が2回以上で、かつJAF公認レーシ ングコースにおけるスポーツ走行の経験時間が4時間以 第2章 全日本選手権 上あり、その証明を有すること。 3)過去にレースの出場実績が1回で、かつJAF公認レーシン 第15条 参加車両 グコースにおけるスポーツ走行の経験時間が6時間以上 選手権に参加できる車両は、部門毎の選手権統一規則にこれを あり、その証明を有すること。 定める。 4)JAF公認レーシングコースにおけるスポーツ走行の経験 時間が9時間以上あり、その証明を有すること。 第16条 ドライバーの参加資格 2.S-FJ 1.F・ニッポン 限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許可 1)国際ドライバーライセンスB以上の所持者が参加できる。 証A以上国際ドライバーライセンスB以下のライセンス所持

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 15 ● 得点基準表 J 者で、上記1.1)~4)に定めるいずれかの条件を満たす A 者が参加できる。 順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 F ただし、過去にGP2、FIA・F3000選手権シリーズ、F・ニッ か 得点 20点 15点 12点 10点 8点 6点 4点 3点 2点 1点 ら ポン、F3のいずれかのレースにおいて6位以内に入賞した経 の 験を有する者は、参加できない。 公 3.FJ1600 2.ドライバーは、選手権レースによって異なった車両で参加し 示 限定国内競技運転者許可証Aを含み、国内競技運転者許可 ても、その車両が当該部門の参加車両の規則に合致していれ ・ お 証A以上国際ドライバーライセンスB以下のライセンス所持 ば、年間を通じてその部門の得点は加算される。 知 者で、上記1.1)~4)に定めるいずれかの条件を満たす 3.ドライバーは、複数の選手権レースに出場して得た得点のう ら 者が参加できる。 ちから、高得点順に次項に定めるレース数の得点を合計して せ ただし、過去にGP2、FIA・F3000選手権シリーズ、F・ニッ 選手権得点とすることができる。 ポン、F3のいずれかのレースにおいて6位以内に入賞した経 4.選手権得点の対象となるレース数は、選手権レースとして成 験を有する者は参加できない。 立した当該部門のレースの合計数の70%(小数点以下四捨五 4.ツーリングカー 入)とする。 国内競技運転者許可証A以上の所持者が参加できる。 ただし、開催された当該部門のレースの合計数が5回に満 たない場合、開催された当該部門のレースのすべてが選手権 第20条 公式予選 得点の対象となる。 1.公式予選は、最少15分(赤旗中断による中断時間は除く)と 5.同一部門で、複数のドライバーが同一の選手権得点を得た場 する。 合、次の基準に基づき上位者を決定する。 2.公式予選は、少なくとも決勝レーススタートの3時間前までに 1)有効得点(選手権として成立した当該部門のレースの合 終了していなければならない。 計数の70%)の範囲内で高得点を得た回数の多い順に順 3.ただし、競技会審査委員会がやむを得ない状況であると判断 位を決定する。 した場合は、この限りではない。 2)上記1)の回数も同一の場合、当該競技者が獲得した全 4.公式予選通過基準タイムは、公式予選で達成されたタイムの ての得点の内、高得点を得た回数の多い順に順位を決定 上位3位までのタイムを平均し、その130%以内とする。 する。 3)上記1)および2)の方法によっても順位が決定できな 第21条 得点基準 い場合は、最終戦における得点をもって決定する。 1.次の得点基準表に基づき、各選手権レースにおける上位10位 最終戦の得点によっても順位が決定できない場合は、 までのドライバーに得点を与える。ただし、得点を得る車両 最終戦の前の競技会における得点というように遡って順 は、当該レースにおける同一部門の優勝車両が走行した周回 位が決まるまで続ける。 数の90%(小数点以下切捨て)以上の周回数を走行していな ければならない。 以 上

国際Cライセンスの申請条件が変更となります。 あらたに、国際Cレース除外ライセンスを設定します。

FIAのライセンス規定(国際モータースポーツ競技規則付則L項)の改正により、2007年から国際Cライセンスの取得条件にレース競 技の出場実績があることが義務化されました。 日本国内においては、ラリー等の国際競技に出場するために国際Cライセンスを取得する方も多いため、JAFではこれら競技運転者 のために「国際Cレース除外ライセンス」を2007年から設定することとしました。「国際Cレース除外ライセンス」は、国内Aライセンス で出場できる競技の他、国際格式のラリーやスピード行事に出場できるライセンスです(国際格式のレースやヒルクライム等にはでら れません)。 国際Cおよび国際Cレース除外ライセンスへの上級申請条件は下記のとおりとなりますので、ご注意ください。 ※この表はわかりやすく説明するため簡略化して書いてありますので、詳しくは本誌12ページの「JAFスポーツ資格登録規定の一部改 正」をご覧ください。 記 上級申請条件 更新 2006年ライセンス 2007年ライセンス 条件

条件① 条件② 国際Cライセンス 公認レース2回以上完走またはラリー・スピード競技の日 公認レース5回以上完走 なし 本選手権競技に6回以上完走(申請日前12ヶ月以内) (申請日前24ヶ月以内)

国際Cレース除外 条件③ ラリー、スピード競技の日本選手権競技に6回以上完走 なし ライセンス(新設) (申請日前24ヶ月以内)

1.2006年11月1日から12月31日までは、2007年国際Cライセンスに上級申請する場合、次のいずれかの取り扱いとなります。 1)2006年国内A→「条件①」による上級申請→2006年国際C→更新→2007年国際C 2)2006年国内A→「条件②」による更新上級申請→2007年国際C 2.2007年1月1日以降、国際Cライセンスに上級申請する場合は「条件②」が適用になります。 3.「条件③」を満たしていれば、2007年国際Cレース除外ライセンスに上級申請することが出来ます。

16 2006・10 JAF MOTOR SPORTS J A 2007年JAF国内競技車両規則概要 [公示No.2006ー130] F か ら ※年号の修正については省略 (以下略) の また、「6)仕様」について、N1とN2で内容量が異なってい 公 Ⅰ.第1編 レース車両規定: たのを、両者とも2.0kg以上に統一する。 示 ・ 4.「5.2)自動消火装置」の「6)仕様」を以下の通り改める。 お 第1章 車両の分類 FIAテクニカルリストNo.16の消火システム、またはFIA国際 知 モータースポーツ競技規則付則J項第259条14項に記された消 ら 1.第1条「国内競技車両」の部門Ⅱに「S-FJ:スーパーFJ」を 火剤および内容量を装備すること。(以下略) せ 追加する。 5.「6.3.1)一般的解説」の「…側面の内装材についても、前部搭 乗者の後部において、ロールケージの一部が内装材(および、 第2章 競技車両の排気音量規制 後部座席)を貫通することが許される。」との条文から、「前部 改正なし 搭乗者の後部において、」を削除する。 6.「6.3.3.1)メインロールバー、フロントロールバー、および、サ 第3章 公認車両および登録車両に関する一般規定 イドロールバー」を次の通り改める。 (中略) 1.「第1条 定義」にデータロガーの定義を追加する。 これらのロールバーの垂直部分は可能な限りまっすぐなも 1.13)データロガー ので、可能な限りボディシェルの内部輪郭に近接したもので 走行中の各部状況をセンサー等により数値データ化し記録 なければならない。 するシステム。データはメモリーに蓄積され、走行後確認す 2007年1月1日以降に公認または登録された車両については、 ることができる。 フロントロールバーまたは(ハーフ・)サイドロールバーの前 2.「3.3)バラスト」を次の通り改める。 部脚部はまっすぐなものでなければならず、もしそれが不可 1個あるいは数個のバラストによって最低重量を満たすこと 能な場合、ウインドスクリーンの支柱に沿っていて、その支 が許される。ただし、バラストは十分な強度を有する単一構造 柱の底部に相当する高さに1ヶ所のみ曲がりがあり、そこか 体で、工具によって、車室または荷物室の床に目に見えるよう らまっすぐ垂直に車室の床に下りるものでなければならない。 に取り付けられ、封印できる構造でなければならない。上記条 ロールケージの製作のためになされる横方向部材のサイド 件を満たせば、1個のスペアホイールまたはリムをバラストと ロールバーへの連結、前後方向部材のフロントおよびメイン して使用してもよいが、当初の搭載位置に当初の取付方法で ロールバーへの連結、ならびにハーフ・サイドロールバーの 搭載しなければならない。 メインロールバーへの連結は、ルーフの高さにて実施されな 3.「6.2)スペアホイール」を次の通り改める。 ければならない。 スペアホイールの搭載は義務付けられない。 すべての場合において、ルーフの高さに取り外し可能な連 4.「第11条 ブレーキ」を、「第7章“グランドツーリングカー 結部を5箇所以上用いないことが推奨される。 (JAF-GT)”に従う場合を除き、カーボン製ブレーキディス (以下略) クの使用は禁止される。」と改める。 7.「6.3.3.4)斜行ストラット」を以下の通り改める。 (中略) 第4章 公認車両および登録車両に関する安全規定 2003年1月1日以降に公認または登録された車両については、 斜行ストラットの上端は、リアストラットとの連結部から 1.「1.2)仕様および取り付け」の「2)液体用配管の仕様:」 100mm以上離れていないメインロールバー上か、メインロール を次の通り改める。 バーとの連結部から100mm以上離れていないリアストラット 燃料配管、潤滑油配管および加圧される油圧液を収容する 上に位置していなければならず、下端は、メインロールバーま 配管の取り付け具は下記の仕様に従って製造されていなくて たはリアストラットの車体への取り付け点から100mm以上離 はならない。柔軟なものである場合、これらの配管はネジ山 れていてはならない。また、第4-4図に従って2本の斜行ストラ のついたコネクター、はめ込み式のコネクター、あるいは自動 ットが義務付けられ、連結部をガセットにより補強しなけれ 的に密閉されるコネクターと、摩擦と炎に耐え得る(燃焼しな ばならない。 い)外部網材を有していなくてはならない。 第4-6図に示される構成は、ルーフ部を第4-28図に従って補 (1)燃料配管の仕様(インジェクターへの連結部を除く): 強している場合、第4-6A図の構成に置き換えることができる。 135℃(250゜F)の最低作動温度で7MPa(70bar/1000psi) の最低破裂圧力を有していなくてはならない。 (以下略) 2.「第3条 ファスナーの追加」を次の通り改める。 フロントおよびリアボンネットとトランクリッドには、少 なくとも2個のファスナーを可能な限り離れた位置に取り付 けること。ファスナーは、赤(もしくは対照的に目立つ色) の矢印で明示されていなければならない。元のファスナーは 作動しないように処理すること。 3.「5.1)手動消火装置」の「1)取り付け」を次の通り改める。 (中略) 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル(ワン 第4-6A図 タッチ金具)の装着のみ認められる(最低2箇所に装着するこ とが推奨される)。

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 17 J 8.「6.3.3.5)ロールケージの任意の補強」を以下の通り改める。 A 義務付けられる以外の補強ストラットを用いる場合、その寸 F 法、厚さ、および材質はロールケージに関して定められた規格 か ら に合致していなければならない。 の 9.「6.3.3.5.1)横方向の補強」を以下の通り改める。 公 第4-11図および第4-22A図のように横方向に補強ストラット 示 を組み込むことが許される。ただし、フロント支柱と連結する ・ お 横方向のストラットは、可能な限りボディに近づけて、搭乗者の 第4-14図 知 空間を侵害してはならない。2003年1月1日以降に公認または ら 登録された車両については、これを組み込む場合、できるだけ せ 高い位置に設けなければならないが、その下端はダッシュ ボ ー ドの頂点よりも高い位置にあってはならない。

第4-15図

11.第4-4図を以下の図と差し替え、注意書きを改める。

第4-22A図

10.「6.3.3.5.4)コーナーの補強」を「6.3.3.5.4)コーナーと交差部分 の補強」と改め、条文を以下の通り改める。 2007年1月1日以降に公認または登録された車両については、 垂直 以下の交差部分が、交差部で相対する最少2箇所のガセット により補強されなければならず、その構成は第4-15図に従っ 第4-4図

ており、厚さが1.0mm以上でなければならない。 ※第4-4図のように2本の斜行ストラットを組み合わせることが推奨される。(2003年1月1日以降に公 -メインロールバー内の斜行ストラット同士の交差部分 認または登録された車両については義務付け。) -ルーフ部の補強部材同士の交差部分(第4-26図) -ドアバー同士の交差部分(第4-9図) 12.第4-44図を以下の図と差し替える。 -ドアバーとウインドスクリーンの支柱を補強するバーとの 交差部分(第4-44図) メインロールバーの支柱とサイドロールバーの結合部に第 任意の連結 4-14図のようなコーナー補強を実施してもよい。メインロー ルバーの上部後方コーナーについても同じ(第4-20図)。 連結が許される 補強は、パイプあるいはU型に湾曲した厚さ1mm以上の金 属板により実施されなければならず(第4-15図参照)、角の頂点 から測って、連結されるパイプ直径の2倍から3倍の間の距離 に位置しなければならない。 これらの補強の上部取り付けは、いかなる場合もサイドロ 第4-44図 ールバーの水平部の中央から前方に位置してはならず、また、 それらの下部取り付けはいかなる場合でもメインロールバー 13.「6.3.3.5.6)取り外し可能な連結金具:」を以下の通り改める。 の支柱の中央部より下に位置してはならない。 (中略) ただし、フロントロールバーの両側面において、ウインドス 取り外し可能な連結具は、主要構造の蝶番の役目を果たし、 クリーンの上部コーナーとフロントロールバーの底部の間に 変形を認めるので、メインロールバー、フロントロールバー、 第4-44図のような補強を加えてもよい。 サイドロールバー(あるいはハーフ・サイドロールバー)の一 この補強は曲げてよいが、横から見て直線であり、その曲げ 部として用いられてはならない。その目的は、部材をロールバ 角度は20度を超えてはならない。 ーに取り付けたり、ハーフ・サイドロールバーをメインロー 2007年1月1日以降に公認された車両については、寸法 ルバーに取り付けたりするものだけであること。後者の場合、 (第4-4図参照)が200mmを超える場合は、この補強がフロント 第4-47図、第4-49図および第4-56図に図示される蝶番の接点 ロールバーの左右に推奨される。 が使用されていてはならない。(本条項は、2002年1月1日以降 (以下略) に公認または登録された車両に対して適用される。それ以前 に公認または登録された車両については、2001年国内競技車 両規則の同条項を適用してよいが、新規にロールケージを装 着する場合には、本条項に従った取り外し可能な連結金具を 用いることを推奨する。)更に、2007年1月1日以降に公認また は登録された車両については、第4-52図および第4-55図に図示 される連結金具を、メインロールバー、フロントロールバー、

18 2006・10 JAF MOTOR SPORTS サイドロールバー(あるいはハーフ・サイドロールバー)を連 第6章 特殊ツーリングカー(N2) J 結するために使用しないことが推奨される。 A 14.「6.4)材質について」を以下の通り改める。 1.「3.16)排気系統」の条文を「排気系統は材質を含み自由。」と F か する。 ら 使用するパイプの仕様 2.「5.1.1)バンパー(ステーを含む)」の条文を「基本車両の全長 の 使用部位 最低許される材質 最小引張強度 最小寸法(直径、厚み) の±3cm以内であれば、バンパーは自由。またバンパーの幅は 公 メインロールバー 冷間仕上継目無炭 350μPa 45mm×2.5mm 1,850mmまで拡張が許されるが、オーバーフェンダーと滑ら 示 構造によってはサ 2 ・ 素鋼(引抜鋼管) (350N/mm ) または50mm× かに接続すること。」と改める。 イドロールバーお 2mm お よびそれらを連結 3.7.1)を以下の通り改める。 知 するパイプ 第4章“公認車両および登録車両に関する安全規定”第12条 ら (以下略) に従った安全燃料タンクの装着が義務付けられる。 せ 15.「12.1)安全燃料タンク」の冒頭の条文を以下の通り改め、「N ただし、3.16)排気系統、および4.7)サスペンションの要素 1車両については安全燃料タンクの装着を強く推奨する。」の の各条項が、第5章“量産ツーリングカー(N1)”の規定の中の相 一文を削除する。 当する条項に従って改造されており、且つ、5.1.1)バンパーに 安全燃料タンクを使用する場合、FIA公認の安全燃料タンク ついてはステーおよびリインフォースメントを改造しない場 の使用が義務付けられ、取り付けは各車両定義の分類による 合、安全燃料タンクの装着が免除される。 改造規定に従うこと。コレクタータンクを別に装着する場合 安全燃料タンクの取り付けのための改造は許される。タン は最大容量2Lまでとする。 ク下部の最低地上高は10cm以上であること。 (以下略) (以下略) 16.「第18条 ステアリングホイール」を以下の通り改める。 4.7.2)を削除する。 ステアリングホイールに切れ目があってはならない。 スイッチやメーター等を装着する場合、それらは突起した形 第7章 グランドツーリングカー(JAF-GT) 状(トグルスイッチ等)であってはならず、トグルスイッチ以 誌面の都合により本章は省略させていただきます。内容等に 外のスイッチやメーターを装着する場合は、ドライバーと対 関するお問い合わせはJAFモータースポーツ局までお願いいたし 面するステアリングホイールリムの全体で形成される平面よ ます。 りもドライバーに近いところに位置してはならない。 緩衝パッドの装着を推奨する。 第8章 競技専用車両(ナショナルフォーミュラ)に関する定義 改正なし 第5章 量産ツーリングカー(N1) 第9章 フォーミュラJ1600(FJ1600) 1.「1.2)資格」に、座席数が「少なくとも4個」とあるのを「少な くとも2個」と改める。 1.条文中の寸法の単位をmm(ミリメートル)に統一する。 2.「4.10)ステアリングホイールおよびステアリング」を以下の 2.ロール構造に関する表現について、それぞれ「ロールバー」を 通り改める。 「ロール構造体」、「第1ロールバー」を「第2ロール構造体」、 ステアリングシャフトの変更または改造を行うことなく取 「第2ロールバー」を「主要ロール構造体」と改める。 り付けられるステアリングホイールとボスは自由。 3.「2.11)ステアリングホイール」を以下の通り改める。 クイックリリースシステムに変更する場合、クイックリリ (中略) ース機構は、ステアリングホイール軸と同中心のフランジに スイッチ、メーター、その他の部品等を装着する場合、それ より構成されていなければならず、フランジは陽極処理にて らは突起した形状(トグルスイッチ等)であってはならず、ド 黄色く着色されるか、その他の耐久性のあるコーティングに ライバーと対面するステアリングホイールリム全体で形成さ より黄色く着色され、ステアリングホイール裏側のステアリ れる平面よりドライバーに近いところに位置してはならない。 ングコラムに取り付けられなければならず、ステアリングの 緩衝パッドの装着を推奨する。 軸に沿ってフランジを引くことによりリリースが行われなけ 4.「4.3)最大容量」を「1610ccを含み1610ccまでとする。」と改 ればならない。 める。 ステアリングホイールの上下位置の調整は許される。 (以下略) 第10章 スーパーFJ(S-FJ) 3.「5.6)ドア」に、「ドアの内部に衝撃吸収のため難燃性の衝撃 吸収材を充填することが許される。」の一文を追加する。 「スーパーFJ(S-FJ)」車両規則を新設する。 4.「5.10)補助的付加物」を以下の通り改める。 現行FJ1600との主な相違点は以下の通り。 補助的付加物の取り外しは、その配線も含み許される(例え 1.3.1)最低重量 ば、マッドガード、アンダーガード、ストーンガード、室内照 大会期間中を通じ485kg を下回ってはならない。 明、ラジオ、ヒーター、エアコン、モール類、エアバッグ、ホー 2.4.1)エンジンの種類 ン、リアワイパー等)。 国土交通省の指定を受けた量産車両に搭載されているエン 計器類(データロガー、センサー、配線を含む)の取り付け、 ジンを使用しなければならない。 または取り外しが認められる。 4.2)エンジンの形式 絶縁材を車両の床下、エンジン室、トランク内やホイール格 (略) 納アーチ部から除去することは許される。シャシー/車体部 4.3)最大容量 にあって、ボルトオンで取り付けてある使用していない支持 1510ccを含み1510ccまでとする。 体は取り外すことができる 4.4)シリンダーの最大数 5.「6.2)安全燃料タンク」を以下の通り改める。 (略) 第4章“公認車両および登録車両に関する安全規定”第12条 4.5)過給装置は禁止される。 に基づく安全燃料タンクに交換することが許される。 4.6)シリンダーヘッドのバルブ数はシリンダー当たり4個と

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 19 J する。 3.「シングルシーターの寸法と位置:」の条文中の「座席の金属 A 3.2.9)空気力学的装置 の外枠」という表現を「座席のシェル」に改める。 F 空気力学的装置は前後のウイングおよび翼端板を除き一切 4.条文中の寸法の単位をmm(ミリメートル)に統一する。 か ら 禁止される。 5.ロール構造に関する表現について、それぞれ「ロールバー」を の (以下略) 「ロール構造体」、「第1ロールバー」を「第2ロール構造体」、 公 2.9.1)ウイング 「第2ロールバー」を「主要ロール構造体」と改める。 示 各フロントウイングおよびリアウイングは1枚で構成され、 ・ Ⅱ.第2編 ラリー車両規定: お 2枚以上で構成することは禁止する。ウイング形状は前方お 知 よび上方から見て長方形であること。 ら 各翼端板は平板とするが、フロントウイングの翼端板の前 第1章 一般規定 せ 側(前から見える全ての面)は半径5mm以上の面を持つこと とし、それ以外は平板であること。 1.「2.1)ラリーRN車両(RN車両)」の条文から「またはJAF」を削 4.12.3)側面防護体 除する。 ドライバーを防護するために、車両の両側に側面防護体を 2.「3.1)公認」を以下の通り改める。 設けなければならない。 グループNの公認とは、あるモデルの生産台数が、2007年FIA 側面防護体の構造は、車両の中心線から最小550mmのとこ 国際モータースポーツ競技規則付則J項のグループNに分類さ ろに高さ300mm以上、前後長さは第2ロール構造体の前端から れる量産条件に達したことをFIAが公式に証明することをい 燃料タンク後端までを覆うもので、外径25.4mm以上、肉厚 う。公認申請は、JAFによってFIAに提出され、公認はFIAの規 1.2mm以上のハイプで四角い構造とし、角は半径100mm以内 則に基づいて行われる。 で曲げることが出来る。 (以下略) この四角い構造材とメインフレーム間は、上下各2本の外径 3.「3.2)公認書」の条文から「またはJAF」を削除する。 25.4mm以上、肉厚1.2mm以上のパイプを水平な配置で繋げな 4.「6.2)燃料への混入物」を以下の通り改める。 ければならない。 一切の燃料への添加剤の使用は認められない。 また、これら側面防護体は車体外部に飛び出してならず、 ボディカウルに覆われていなければならない。 第2章 安全規定

側面防護体 1.「1.1)配管類の保護」に「…室内には絶対に火災および劣化を 発生させない…」とあるのを「…室内には絶対に火災および損 傷を発生させない…」と改める。 2.「1.2)配管類の取付け」を以下の通り改める。 1.2.1 )冷却水または潤滑油を収容する配管:車室外部になく

第2ロール構造体前端から燃料タンク後端以上 てはならない。 第10-2図 1.2.2 )燃料または油圧液を収容する配管:車室を通過して良 いが、第1図および第2図に従った前後の隔壁部分とブ 第11章 フォーミュラ4(F4) レーキ回路およびクラッチ液回路を除き、車室内部に いかなるコネクターも有さないこと。 1.条文中の寸法の単位をmm(ミリメートル)に統一する。 3. 1.3.1)を以下の通り改める。 2.ロール構造に関する表現について、それぞれ「ロールバー」を 燃料、潤滑油または油圧液を収容する配管が柔軟なもので 「ロール構造体」、「第1ロールバー」を「第2ロール構造体」、 ある場合、これらの配管はネジ山のついたコネクター、はめ込 「第2ロールバー」を「主要ロール構造体」と改める。 み式のコネクター、または自動的に密閉されるコネクターと、 3.「11.4)ステアリングホイール」を以下の通り改める。 摩擦と炎に耐え得る(燃焼しないもの)外部保護網材を有して (中略) いることを推奨する。 スイッチ、メーター、その他の部品等を装着する場合、それ 4.「第2条 安全ベルト」を以下の通り改める。 らは突起した形状(トグルスイッチ等)であってはならず、ド (中略) ライバーと対面するステアリングホイールリム全体で形成さ ①追加装備する安全ベルトはワンタッチ式フルハーネスタイ れる平面よりドライバーに近いところに位置してはならない。 プとし、第4編付則「ラリー競技およびスピード行事競技に 緩衝パッドの装着を推奨する。 おける安全ベルトに関する指導要綱」または第4編付則 「レース競技における安全ベルトに関する付則」または国 第12章 JAFフォーミュラ3000(JAF-F3000) 際モータースポーツ競技規則付則J項第253条安全装置第6 誌面の都合により本章は省略させていただきます。内容等に 項「安全ベルト」のいずれかに従うこと。FIA国際モーター 関するお問い合わせはJAFモータースポーツ局までお願いいたし スポーツ競技規則 付則J項 第253条に定められた取り付け ます。 方法も可(第3図~第5図参照)。なお、Y字レイアウトのフ ルハーネスタイプは4点式とみなす。 第13章 リブレ(その他の車両)(NE) (以下略)

1.冒頭に、「4)全ての車両は、第2章“レース車両の排気音量規 第3章 改造規定 制”に従っていなければならない。」との条項を追加する。 2.安全燃料タンクを以下の通り改める。 1. 2.1)を以下の通り改める。 RN車両については、道路運送車両の保安基準に適合し、本 安全燃料タンク: 1 第6章第7条 規定で許可されている改造であれば、FIAグループNに有効な 2 付則J項259.6.3 オプション変型(VO)、プロダクション変型(VP)または供給 3

20 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 変型(VF)として公認されている部品の使用が認められる。 手動ウィンドウを電動ウィンドウに交換することが認めら J 加えて、下記の項目に限り、FIAグループAのオプション変 れる。 A 型(VO)として公認されている部品の使用も認められる。 11.「第11条 燃料回路」を以下の通り改める。 F か ①当初のものと同一直径・同一重量のエンジンフライホイー 燃料タンクは燃料ポンプ、燃料配管を含みメーカーライン ら ル(当初のエンジンフライホイールが2分割構造の場合に オフ状態を維持すること。 の 限る) 公 ②オートマチックトランスミッションのフライホイール Ⅲ.第3編 スピード車両規定: 示 ・ ③オートマチックトランスミッション お ④安全ロールケージ 第1章 一般規定 知 ⑤座席取り付け具および支持具 ら ⑥セーフティハーネス(安全ベルト)の取り付け点 1.「第8条 クラス区分」を以下の通り改める。 せ ⑦2/4ドア変型 8.1)気筒容積別クラスについては、任意に設定することがで 2. 3.6)を以下の通り改める。 きる。 3.6)データロギング(エンジン制御データおよび実走行デー ただし、スピードSC車両については第1編レース車両 タ記録装置) 規定の第3章1.9)に従うこと。 データロギングシステムの使用は認められるが、入力側の 8.2)過給装置付エンジンはもとの排気量の1.7倍のクラスと センサーはその機能を含みメーカーラインオフ状態の仕様で みなし、ロータリーエンジンはもとの排気量の1.0倍の あること。ただし、水温、油温、油圧、エンジン回転につい クラスとみなす。 てはセンサーの追加も認められる。 ケーブルリンクおよびチップカード以外の方法による車両 第2章 スピードP車両規定 のデータ変更は認められない。 3.「3.7)冷却装置」を以下の通り改める。 1.「1.1)配管類」を削除する。 サーモスタット、および冷却ファンの作動開始時の温度は 2.「1.3)消火器」を以下の通り改める。 制御方式(ファンクラッチ)を含み自由。ラジエターキャッ 1.2) 消火器 プおよびホース類の変更は自由。 すべての車両に消火器の装着が推奨される。 4.「3.11)潤滑系統」に「オイルクーラーの変更および取付けも 1.2.1)手動消火装置 認められる。ただし、新たに取付ける場合は、配管について (中略) は第2章第1条に従った配管とすること。」との条文を追加する。 1)取付け 5.「5.1)コイルスプリング」に「またその範囲内であっても最 各々の消火容器の取り付けは、クラッシュ時を考慮し、減 低地上高がアンダーガードを含み9cm以下とならないこと 速度25Gがいかなる方向に加えられても耐えられるよう (RN車両については公認書記載の最低高さの範囲内であって に取り付けなければならず、取り付け方向は車体軸線に も±4cmの範囲を超えないこととし、かつ最低地上高がアン 対し直角に近い状態であること。(リベット留めは禁止さ ダーガードを含み9cm以下とならないこと)。」との条文を追 れる。) 加する。 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル(ワ 6.「5.3)ショックアブソーバー」から「マクファーソン式」を削 ンタッチ金具)の装着のみ認められ、ラピッドリリース 除する。 メタル(ワンタッチ金具)の装着は2箇所とすることが推 7. 7.1.4)を以下の通り改める。 奨される。 リアブレーキへのプロポーショニングバルブの装着は、車 すべての消火装置は充分に保護されていなければならない。 両公認書のオプション変型(VO)として公認されたもの、お 2)取付け場所・取外し よび同一車両型式に設定されたものに限り認められる。 消火装置はドライバー等が容易に取外せる位置に取付け 8. 7.1.7)として「ブレーキキャリパー、ブレーキディスクの変 られなければならない。 更は自由、サイズの変更も認められる。ただし、カーボン製 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 ブレーキディスクの使用は禁止される。」を追加する。 - 容器の容量 9. 9.1.5)を以下の通り改める。 - 消火剤の種類 空力装置については純正装着のものを取り外すことは許さ - 消火剤の重量もしくは容量 れる。また交換、追加することも許されるが、その場合は公 - 消火器の点検日 認書およびカタログに記載されているものを強く推奨される。 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 また、第4編付則「アクセサリー等の自動車部品」の1に該当 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは する部品については、取り付けが堅牢であることを含み、同 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) 付則「エア・スポイラの構造基準」に合致しているものであ 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火 れば装着が認められる。 器)の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超え 10. 9.2.4)を以下の通り改める。 て使用することはできない。 ドア内張りはドアの形状に変化が生じないことを条件とし 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理 てドアから防音材を取り外すことが認められる。 店等の有資格者による点検を受けること。外部が損傷し 内張りパネルは最低0.5mm厚の金属板、あるいは最低1mm ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 厚のカーボンファイバー、もしくは最低2mm厚のその他の堅 断される場合には、装置を交換しなければならない。 固な不燃性の素材で製作することができる。 6)仕様 サイドプロテクションバーの取り外しは許されない。 1つあるいは2つの消火剤容器とする。粉末2.0kg以上の 2ドア車の場合、後部側面ウィンドウより下に位置する内張 内容量が必要である(または、FIA国際モータースポーツ りについても上記規則を適用する。 競技規則 付則J項 第253条に記された消火剤および内容 電動ウィンドウを手動ウィンドウに交換することが認めら 量を装備してもよい)。すべての消火装置は耐火性でな れる。

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 21 J ければならない。 分とブレーキ回路およびクラッチ液回路を除き、車室内 A 1.2.2 )自動消火装置 部にいかなるコネクターも有さないこと。 F (中略) 1.1.2.2)液体用配管の仕様: か ら 1)取付け 燃料配管、潤滑油配管および加圧される油圧液を収容す の 各々の消火装置の容器は、クラッシュを考慮し、減速度25 る配管の取り付け具は下記の仕様に従って製造されてい 公 Gがいかなる方向に加わってもそれに耐えられるように なくてはならない。柔軟なものである場合、これらの配 示 取り付けられなければならない。 管はネジ山のついたコネクター、はめ込み式のコネクタ ・ お 2)操作-起動 ー、あるいは自動的に密閉されるコネクターと、摩擦と 知 (中略) 炎に耐え得る(燃焼しない)外部網材を有していなくて ら 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 はならない。 せ - 容器の容量 1.1.2.2.1)燃料配管の仕様(インジェクターへの連結部を除 - 消火剤の種類 く):135℃(250゜F)の最低作動温度で7MPa(70bar/ - 消火剤の重量もしくは容量 1000psi)の最低破裂圧力を有していなくてはならない。 - 消火器の点検日 1.1.2.2.2)潤滑油の配管の仕様:232℃(450゜F)の最低作動温 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 度で7MPa(70bar/1000psi)の最低破裂圧力を有してい 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは なくてはならない。 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) 1.1.2.2.3)加圧下にある油圧液を収容する配管の仕様:232℃ 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火 (450゜F)の最低作動温度で最低破裂圧力28MPa(280bar/ 器)の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超え 4000psi)を有しなくてはならない。 て使用することはできない。 油圧システムの作動圧力が14MPa(140bar/2000psi)を 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理 超える場合は、作動圧力の少なくとも倍の破裂圧力を有 店などの有資格者による点検を受けること。外部が損傷 していなくてはならない。 している容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると 2.「1.3)消火器」を以下の通り改める。 判断される場合には、装置を交換しなければならない。 1.3 )消火器 6)仕様 (略) FIA国際モータースポーツ競技規則 付則J項 第259条14項 1.3.1)手動消火装置 に記された消火剤および内容量を装備すること。 (中略) 消火装置は耐火性でなければならず、また、充分に防護 1)取付け されていなければならない。消火剤の噴出ノズルは、ド 各々の消火容器の取り付けは、クラッシュ時を考慮し、減 ライバーに直接消火剤がかかることのないように取り付 速度25Gがいかなる方向に加えられても耐えられるよう けなければならない。(凍傷の危険) に取り付けなければならず、取り付け方向は車体軸線に 7)放射時間 対し直角に近い状態であること。(リベット留めは禁止さ (以下略) れる。) 3.「1.3)ロールバー」の6)⑤を「⑤ロールバーの基本構成は、 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル(ワ 3通りとする。」と改める。 ンタッチ金具)の装着のみ認められ、ラピッドリリース 4.4.1)条文中の「カーボン製」、および5.1)条文中の「カーボ メタル(ワンタッチ金具)の装着は2箇所とすることが推 ン材」という文言の直後に「(カーボン含有率が全てを占める 奨される。 もの)」との文言を追加する。 すべての消火装置は充分に保護されていなければならない。 2)取付け場所・取外し 第3章 スピードN車両規定 消火装置はドライバー等が容易に取外せる位置に取付け られなければならない。 1.「1.1)配管類」を以下の通り改める。 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 1.1.1 )配管類の保護 - 容器の容量 燃料およびオイルとブレーキ配管は、外部から損傷を受 - 消火剤の種類 けぬよう(飛石、腐触、機械的損傷等)、すべてを考慮し - 消火剤の重量もしくは容量 て保護策をとらねばならない。また、室内には絶対に火 - 消火器の点検日 災および損傷を発生させない配慮を必要とする。 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 量産車の装備がそのまま維持される場合は追加の防護は 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは 任意。防音材および防振材等を取り除くことにより配管 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) や配線類が露出する場合には適切なる防護策を講じなけ 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) ればならない。 の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 燃料配管について、金属部品が絶縁部品によってボディ 用することはできない。 シェルから隔離されている場合は、ボディシェルと電気 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理 的に接続されていなければならない。 店等の有資格者による点検を受けること。外部が損傷し 1.1.2 )仕様および取付け ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 量産の装備が保持されない場合は以下の適用が義務付け 断される場合には、装置を交換しなければならない。 られる。 6)仕様 1.1.2.1)液体用配管の取り付け: 1つあるいは2つの消火剤容器とする。粉末2.0kg以上の 1.1.2.1.1)冷却水または潤滑油を収容する配管:車室外部に 内容量が必要である(または、FIA国際モータースポーツ なくてはならない。 競技規則 付則J項 第253条に記された消火剤および内容 1.1.2.1.2)燃料または油圧液を収容する配管:車室を通過し 量を装備してもよい)。すべての消火装置は耐火性でなけ てよいが、第3-1図および第3-2図に従った前後の隔壁部 ればならない。

22 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 1.3.2 )自動消火装置 1.1.2 )仕様および取付け J (中略) 量産の装備が保持されない場合は以下の適用が義務付け A 1)取付け られる。 F か 各々の消火装置の容器は、クラッシュを考慮し、減速度25 1.1.2.1)液体用配管の取り付け: ら Gがいかなる方向に加わってもそれに耐えられるように 1.1.2.1.1)冷却水または潤滑油を収容する配管:車室外部に の 取り付けられなければならない。 なくてはならない。 公 2)操作-起動 1.1.2.1.2)燃料または油圧液を収容する配管:車室を通過し 示 ・ (中略) てよいが、第4-1図および第4-2図に従った前後の隔壁部 お 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 分とブレーキ回路およびクラッチ液回路を除き、車室内 知 - 容器の容量 部にいかなるコネクターも有さないこと。 ら - 消火剤の種類 1.1.2.2)液体用配管の仕様: せ - 消火剤の重量もしくは容量 燃料配管、潤滑油配管および加圧される油圧液を収容す - 消火器の点検日 る配管の取り付け具は下記の仕様に従って製造されてい 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 なくてはならない。柔軟なものである場合、これらの配管 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは はネジ山のついたコネクター、はめ込み式のコネクター、 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) あるいは自動的に密閉されるコネクターと、摩擦と炎に 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) 耐え得る(燃焼しない)外部網材を有していなくてはなら の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 ない。 用することはできない。 1.1.2.2.1)燃料配管の仕様(インジェクターへの連結部を除 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理店 く):135℃(250゜F)の最低作動温度で7MPa(70bar/ などの有資格者による点検を受けること。外部が損傷し 1000psi)の最低破裂圧力を有していなくてはならない。 ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 1.1.2.2.2)潤滑油の配管の仕様:232℃(450゜F)の最低作動温 断される場合には、装置を交換しなければならない。 度で7MPa(70bar/1000psi)の最低破裂圧力を有してい 6)仕様 なくてはならない。 FIA国際モータースポーツ競技規則 付則J項 第259条14項 1.1.2.2.3)加圧下にある油圧液を収容する配管の仕様:232℃ に記された消火剤および内容量を装備すること。 (450゜F)の最低作動温度で最低破裂圧力28MPa(280bar/ 消火装置は耐火性でなければならず、また、充分に防護 4000psi)を有しなくてはならない。 されていなければならない。消火剤の噴出ノズルは、ド 油圧システムの作動圧力が14MPa(140bar/2000psi)を ライバーに直接消火剤がかかることのないように取り付 超える場合は、作動圧力の少なくとも倍の破裂圧力を有 けなければならない。(凍傷の危険) していなくてはならない。 7)放射時間 2.「1.3)消火器」を以下の通り改める。 (以下略) 1.3 )消火器 3.「1.4)ロールバー」の6)⑤を「⑤ロールバーの基本構成 (中略) は、3通りとする。」と改める。 1.3.1)手動消火装置 4. 4.4)を以下の通り改める。 (中略) クラッチ:ディスク、カバー、スプリング、カラー、メイ 1)取付け ンドライブシャフトフロントカバー、クラッチレリーズ 各々の消火容器の取り付けは、クラッシュ時を考慮し、減 シリンダーおよびベアリングの材質を含み変更すること 速度25Gがいかなる方向に加えられても耐えられるよう ができる。ただし、カーボン製(カーボン含有率が全てを に取り付けなければならず、取り付け方向は車体軸線に 占めるもの)の使用は認められず、機械式クラッチを電 対し直角に近い状態であること。(リベット留めは禁止さ 磁クラッチに、電磁クラッチを機械式クラッチに変更す れる。) ることは認められない。 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル(ワ 5. 6.1)の「カーボン材」という文言の直後に「(カーボン含 ンタッチ金具)の装着のみ認められ、ラピッドリリース 有率が全てを占めるもの)」との文言を追加する。 メタル(ワンタッチ金具)の装着は2箇所とすることが推 6.6.3)に「また、マスターシリンダーストッパーを追加す 奨される。 ることが出来る。」との条文を追加する。 すべての消火装置は充分に保護されていなければならない。 2)取付け場所・取外し 第4章 スピードSA車両規定 消火装置はドライバー等が容易に取外せる位置に取付け られなければならない。 1.「1.1)配管類」を以下の通り改める。 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 1.1.1 )配管類の保護 - 容器の容量 燃料およびオイルとブレーキ配管は、外部から損傷を受 - 消火剤の種類 けぬよう(飛石、腐触、機械的損傷等)、すべてを考慮して - 消火剤の重量もしくは容量 保護策をとらねばならない。また、室内には絶対に火災 - 消火器の点検日 および損傷を発生させない配慮を必要とする。 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 量産車の装備がそのまま維持される場合は追加の防護は 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは 任意。防音材および防振材等を取り除くことにより配管 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) や配線類が露出する場合には適切なる防護策を講じなけ 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) ればならない。 の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 燃料配管について、金属部品が絶縁部品によってボディ 用することはできない。 シェルから隔離されている場合は、ボディシェルと電気 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理 的に接続されていなければならない。 店等の有資格者による点検を受けること。外部が損傷し

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 23 J ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 れる。また、ロールケージを取り付けるためにヒューズボック A 断される場合には、装置を交換しなければならない。 スを移動することは許される。 F 6)仕様 4.5.1)を以下の通り改める。 か ら 1つあるいは2つの消火剤容器とする。粉末2.0kg以上の内 クラッチ:ディスク、カバー、スプリング、カラー、メインド の 容量が必要である(または、FIA国際モータースポーツ競 ライブシャフトフロントカバー、クラッチレリーズシリンダー 公 技規則 付則J項 第253条に記された消火剤および内容量 およびベアリングを変更することができる。ただし、カーボン 示 を装備してもよい)。すべての消火装置は耐火性でなけれ 製(カーボン含有率が全てを占めるもの)の使用は認められず、 ・ お ばならない。 機械式クラッチを電磁クラッチに、電磁クラッチを機械式クラ 知 1.3.2 )自動消火装置 ッチに変更することは認められない。 ら (中略) 5.「第6条 制動装置」条文中の「カーボン材」という文言の直後 せ 1)取付け に「(カーボン含有率が全てを占めるもの)」との文言を追加 各々の消火装置の容器は、クラッシュを考慮し、減速度25 する。 Gがいかなる方向に加わってもそれに耐えられるように 6.9.2.4)に「ファスナーは、赤(もしくは対照的に目立つ色) 取り付けられなければならない。 の矢印で明示することを推奨する。」との条文を追加する。 2)操作-起動 (中略) 第5章 スピードB車両規定 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 - 容器の容量 1.「1.1)配管類」を以下の通り改める。 - 消火剤の種類 1.1.1 )配管類の保護 - 消火剤の重量もしくは容量 燃料およびオイルとブレーキ配管は、外部から損傷を受 - 消火器の点検日 けぬよう(飛石、腐触、機械的損傷等)、すべてを考慮し 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 て保護策をとらねばならない。また、室内には絶対に火 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは 災および損傷を発生させない配慮を必要とする。 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) 量産車の装備がそのまま維持される場合は追加の防護は 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) 任意。防音材および防振材等を取り除くことにより配管 の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 や配線類が露出する場合には適切なる防護策を講じなけ 用することはできない。 ればならない。 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理店 燃料配管について、金属部品が絶縁部品によってボディ などの有資格者による点検を受けること。外部が損傷し シェルから隔離されている場合は、ボディシェルと電気的 ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 に接続されていなければならない。 断される場合には、装置を交換しなければならない。 1.1.2 )仕様および取付け 6)仕様 量産の装備が保持されない場合は以下の適用が義務付け FIA国際モータースポーツ競技規則 付則J項 第259条14項 られる。 に記された消火剤および内容量を装備すること。 1.1.2.1)液体用配管の取り付け: 消火装置は耐火性でなければならず、また、充分に防護さ 1.1.2.1.1)冷却水または潤滑油を収容する配管:車室外部に れていなければならない。消火剤の噴出ノズルは、ドライ なくてはならない。 バーに直接消火剤がかかることのないように取り付けな 1.1.2.1.2)燃料または油圧液を収容する配管:車室を通過し ければならない。(凍傷の危険) てよいが、第5-1図および第5-2図に従った前後の隔壁部 7)放射時間 分とブレーキ回路およびクラッチ液回路を除き、車室内 (以下略) 部にいかなるコネクターも有さないこと。 3.「1.4)ロールバー」の⑥に以下を追加する。 1.1.2.2)液体用配管の仕様: ‐各支柱と車体との結合は、下記のいずれかの方法によること。 燃料配管、潤滑油配管および加圧される油圧液を収容す A.直径8mm以上(4T以上)のボルトを3本以上使用し、緩 る配管の取り付け具は下記の仕様に従って製造されてい み止め効果のあるナット(ワッシャー/セルフロッキン なくてはならない。柔軟なものである場合、これらの配 グ等)で、支柱の周辺に分散して取り付ける。(図略) 管はネジ山のついたコネクター、はめ込み式のコネクタ B.溶接により取り付ける場合、車体あるいは骨組み(フレ ー、あるいは自動的に密閉されるコネクターと、摩擦と ーム)に溶接して取り付ける。ロールバーの脚部取り付 炎に耐え得る(燃焼しない)外部網材を有していなくて け板は、補強板無しで、直接ボディシェルに溶接しては はならない。 ならない。すべての溶接部は十分な溶融の深さを達成し、 1.1.2.2.1)燃料配管の仕様(インジェクターへの連結部を除 十分な品質を保証できる溶接技術が適用されていること く):135℃(250゜F)の最低作動温度で7MPa(70bar/ (アーク溶接、とりわけヘリアーク溶接が望ましい)。 1000psi)の最低破裂圧力を有していなくてはならない。 溶接は、たとえ外観が良好でも、必ずしも内部まで適切に 1.1.2.2.2)潤滑油の配管の仕様:232℃(450゜F)の最低作動温 溶融しているとは限らない、まして外部から見て不十分 度で7MPa(70bar/1000psi)の最低破裂圧力を有してい な場合、絶対に優れた溶接が行われたとは判断できない。 なくてはならない。 熱処理鋼材を使用するときは、製造者の指示を充分に守 1.1.2.2.3)加圧下にある油圧液を収容する配管の仕様:232℃ らねばならない(特殊溶接棒やヘリウムガス使用の溶接 (450゜F)の最低作動温度で最低破裂圧力28MPa(280bar/ 法がある)。 4000psi)を有しなくてはならない。 最も注意すべき点は熱処理鋼材あるいはハイカーボン非 油圧システムの作動圧力が14MPa(140bar/2000psi)を 合金鋼が、溶接によって強度(屈曲する)と伸び率が低 超える場合は、作動圧力の少なくとも倍の破裂圧力を有 下する傾向を有することである。 していなくてはならない。 A.およびB.の取り付け方法は最少限を示すものである。 2.「1.2)ファスナーの追加」に「ファスナーは、赤(もしくは対照 ボルトの数を増加することや取り付け点の数を増やすことは許さ 的に目立つ色)の矢印で明示することを推奨する。」との条文

24 2006・10 JAF MOTOR SPORTS を追加する。 取り付けられなければならない。 J 3.「1.4)消火器」を以下の通り改める。 2)操作-起動 A 1.4 )消火器 (中略) F か (中略) 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 ら 1.4.1)手動消火装置 - 容器の容量 の (中略) - 消火剤の種類 公 1)取付け - 消火剤の重量もしくは容量 示 ・ 各々の消火容器の取り付けは、クラッシュ時を考慮し、減 - 消火器の点検日 お 速度25Gがいかなる方向に加えられても耐えられるよう 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 知 に取り付けなければならず、取り付け方向は車体軸線に 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは ら 対し直角に近い状態であること。(リベット留めは禁止さ 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) せ れる。) 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル(ワン の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 タッチ金具)の装着のみ認められ、ラピッドリリースメタ 用することはできない。 ル(ワンタッチ金具)の装着は2箇所とすることが推奨さ 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理店 れる。 などの有資格者による点検を受けること。外部が損傷し すべての消火装置は充分に保護されていなければならない。 ている容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判 2)取付け場所・取外し 断される場合には、装置を交換しなければならない。 消火装置はドライバー等が容易に取外せる位置に取付け 6)仕様 られなければならない。 FIA国際モータースポーツ競技規則 付則J項 第259条14項 3)下記情報を各消火器に明記しなければならない。 に記された消火剤および内容量を装備すること。 - 容器の容量 消火装置は耐火性でなければならず、また、充分に防護さ - 消火剤の種類 れていなければならない。消火剤の噴出ノズルは、ドライ - 消火剤の重量もしくは容量 バーに直接消火剤がかかることのないように取り付けな - 消火器の点検日 ければならない。(凍傷の危険) 4)消火装置の点検日は、消火剤の充填期日もしくは前回点 7)放射時間 検期日から2年以内とする。(消火剤の充填期日もしくは (以下略) 前回の点検期日から2年を過ぎて使用してはならない。) 4.「第3条 材質の制限」に「本編第2章、第3章、第4章で認められ 但し、2年毎の点検を継続したとしても消火装置(消火器) る部位、」との文言を追加する。 の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使 用することはできない。 第6章 スピードSC車両規定 5)2年毎に製造者、製造者が指定した工場、あるいは代理店 等の有資格者による点検を受けること。外部が損傷して 1.「9.3)ボンネット、トランクリッド(リアゲート含む)」の⑤に いる容器等機能/性能に影響を与える恐れがあると判断 「ファスナーは、赤(もしくは対照的に目立つ色)の矢印で明 される場合には、装置を交換しなければならない。 示することを推奨する。」との条文を追加する。 6)仕様 1つあるいは2つの消火剤容器とする。粉末2.0kg以上の内 第7章 スピードD車両規定 容量が必要である(または、FIA国際モータースポーツ競 技規則 付則J項 第253条に記された消火剤および内容量 1.「1.3)ファスナー(締め金具)の追加」に「ファスナーは、赤 を装備してもよい)。すべての消火装置は耐火性でなけれ (もしくは対照的に目立つ色)の矢印で明示することを推奨す ばならない。 る。」との条文を追加する。 1.4.2 )自動消火装置 2.「1.6)駐車ブレーキ」を以下の通り改める。 (中略) 駐車ブレーキの設置は任意とする。ただし、駐車ブレーキを 1)取付け 装備する場合、駐車ブレーキ装置は左右同時に作動すること。 各々の消火装置の容器は、クラッシュを考慮し、減速度25 Gがいかなる方向に加わってもそれに耐えられるように 以上

JAFモータースポーツ ホームページ改善プロジェクト第2段 国内競技規則 掲載! 先月から始まりました「JAFモータースポーツ ホームページ改善プロジェクト」の第2弾は、多くのご要望にお応えして、モータースポーツの基本である「国 内競技規則」を掲載します。(10月上旬予定) また、掲載が可能な各種規則をホームページに順次掲載していくため、皆様からのご意見・ご要望をお聞かせください。(FAXまたは郵送でお願いいたします。) いただいたご意見・ご要望をもとにJAFは検討を行い、可能なものについては対応させていただきたいと考えています。 ご意見・ご要望は下記の要領でJAFモータースポーツ局事業課へお送りください。

●記載事項:1.ライセンス番号 2.ご氏名 3.掲載ご希望の規則名 4.理由 5.その他のご意見 ※なお、登録クラブの代表の方はその旨お書き添えください。 ●締 切:2006年10月31日(火) ●送り先:FAX・・・03-3578-4937 郵送・・・〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 13F JAFモータースポーツ局事業課 宛 ※ご提供いただいた個人情報は、本件目的のために利用し、利用後はすみやかに廃棄いたします。

第1弾でご案内いたしました「JAF登録クラブ」の掲載は、「国内競技規則」同様、10月上旬頃のリリース予定で準備中です。もうしばらくお待ちください。 本件担当・・・モータースポーツ局事業課 安藤

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 25 J A 2006年JAF国内競技車両規則 第1編レース車両規定 F か [公示No.2006ー131] ら 第4章“公認車両および登録車両に関する安全規定”の一部改正について の 公 示 標記規定の一部を下記の通り改正し、2006年9月1日に施行しま はロールケージ製造者により製造されJAF/FIA基準に合 ・ お したのでお知らせします。(下線部分:改正箇所) 致したロールケージの使用を推奨する。このロールケー 知 ジは鋼材製で、JAF/FIAの公認を得るために提出する追 ら 記 加公認書式中に記載されなければならない。また、改造 せ 第1 条~第 5条 (略) は許されない。 第6 条 ロールケージ ロールケージ製造者からのJAF公認申請は、「ロールケ 6.1 )~ 6.5 ) (略) ージ製造者のロールケージJAF公認申請手続きに関する 6.6 )ロールケージの公認 付則」に従わなければならない。 JAF/FIAはロールケージの使用に際し、その合法性に疑 第7 条~第 22 条 (略) 義が生じるような混乱を避けるため、車両の製造者また 以上

ロールケージ製造者のロールケージ

JAF公認申請手続きに関する付則について [公示No.2006ー132]

2006年JAF国内競技車両規則 第1編レース車両規定 第4章“公認車 ①付則J項8.4.1)「設計に関する規定」を満たすこと。 両および登録車両に関する安全規定”の一部改正に伴い、2006年9月 ②付則J項8.3)の要件に合致した鋼材を使用したロールケージ 1日付で標記付則を下記の通り施行しましたのでお知らせします。 に対しては、8.4.3)に基づく静荷重試験は不要であるが、 8.4.3.3)に基づく計算報告書(FIA承認機関または当該自動車 ロールケージ製造者のロールケージJAF公認申請手続きに関する付則 メーカーが実施、ロールケージ製造者の自社計算結果は認め ない)を提出すること。 1)申請者の資格: ③ 付則J項8.3)の要件に合致しない鋼材を使用する場合には、 ①JAF登録団体 付則J項8.4.3)に基づく静荷重試験をFIA承認試験機関におい ②国際モータースポーツ競技規則付則J項(以下「J項」という。) て実施し、その報告書を提出すること。併せてFIA承認試験機 8.4)に基づき以下の証明をJAFに提出し、承認を得ること。 関による計算報告書を提出することとし、静荷重試験結果と -使用する材質が出所を追跡することのできる証明書を有 の相関が立証されたならば、次回以降の当該申請者からの公 していること。 認申請に際しては、計算報告書の提出を以って静荷重試験に -使用する溶接方法が堅実で均一な溶接を提供するものであ 代えることができる。 り、試験機関のテストにより定期的に検査が行われている 4)申請の審査と公認の発行: こと。 モータースポーツ専門部会規定に基づきマニュファクチャラー - 監査可能な社内の品質基準と製造工程により作業され、 ズ部会において審査される。申請者は原則として同部会に出席 これらが維持され、定期的に最新のものにされているこ し説明を行わなければならない。 と。 公認は、審査を行ったマニュファクチャラーズ部会開催月の末 ③代表する有資格技術者の登録 日から有効となる。 2)対象車両:FIAおよび/またはJAF公認車両、あるいはJAF登録 5)申請料: 車両 自動車競技に関する申請・登録等手数料規定の「第22条 車両公 3)申請条件: 認申請料」を適用する。 以上

2006年全日本選手権レースブルテン発行 [公示No.2006ー133]

全日本選手権レースブルテンを下記の通り発行しましたので公示いたします。 なお、内容等に関するお問い合わせはJAFモータースポーツ局までお願い致します。

ブルテンNo.024-2006(発行:7月25日) 「全日本スポーツカー耐久選手権のピット作業におけるエンジンの停止について」

26 2006・10 JAF MOTOR SPORTS J A モータースポーツ審査委員会裁定 [公示No.2006ー134] F か ら JAFモータースポーツ審査委員会は、スーパーGTシリーズ 第3戦富 これに対し、トムスチームから36号車は他車に接触されコースアウト の 士500kmレース(5月4日、富士スピードウェイ)においてトムスチームから したもので、そのペナルティには事実誤認があるとして抗議が提出され、 公 提出された控訴を審査し裁定しましたので、その裁定書全文を公示し 競技会審査委員会は、ビデオを確認するなど再審議したうえ抗議を却 示 ・ ます。 下したことから、トムスチームから本件控訴が提起されたものである。 お なお、その裁定を不服として NISMOチームから再控訴が提出され 知 ましたが、これに対するJAFモータースポーツ中央審査委員会の裁定 第2 控訴の趣旨および理由 ら については公示No.2006-136をご覧ください。 本件控訴の趣旨は、競技会審査委員会が36号車にペナルティと せ して課した 競技結果に対する35秒加算の処分の取り消しを求めると JAF-SP-2006 -392 いうものであり、その理 由とするところは 次 のとおりである。 2006年7月7日 (1)本件事故の罰則については、シリーズ規則第29条14.①は「接 触行為(付則-4参照)」と規定するところ、付則-4によれば、「ダ 裁 定 書 メージを伴う接触行為」をしてはならないとし、結果として誰が利益 を得たかを判断基準として い るが、この判断基準はあいまいで基 控訴人 TEAM TOM’S 準として機能していない。また、②の「他の競技車両のコースアウ 代 表 関 谷 正 徳 殿 トを強 いるもの 」という基 準もあいまいであるから、これらの 条 項は 本件に適用されるべきではない。本レースについては、FIA国際モ ータースポーツ競技規則(以下、「国際競技規則」という。)が適用 社団法人日本自動車連盟(JAF) されるべきであり、36号車には同規則付則L項第4章「サーキット モータースポーツ審査委員会 におけるドライブ行為の規律」2.追い越しc)による「唐突な進路 委員長 木 藤 繁 夫 変更」、「2回以上の進路変更」、「カーブの内側もしくは外側に向 委 員 赤 林 隆 一 かって故意に車両を寄せること」のような 違反行為はなく、危険な 同 岩 井 重 一 ドライブ行為はない。したがって、本件接触行為に関し、36号車 同 江 角 務 に違反はない。 同 園 高 明 (2)本件レースに、シリーズ規則第29条14.が適用されるとしても 、 同 西 村 英 方 本件接触は、36号車が追い越しを完了し右にハンドルを切ってい たにもかかわらず、110号車が左から36号車に対し切り込んできた 主 文 ことによって生じたものであり、本件接触の責任は110号車にある。 また、本件接触により36号車はピットインを強いられたが、110号 1 2006年スーパーGTシリーズ第3戦富士500kmレースにおいて、 車はそのままレースを継続しており、不利益を被ったのは明らかに 36号車を運転していたアンドレ・ロッテラー選手に対し競技会審 36号車であるから「自分が行った行為で相手より優位な結果にな 査委員会が下した競技結果に35秒を加算するとのペナルティはこ った 場 合(①付則-4 」 前文)に該当しないから36号車にペナ れを取消す。 ルティを課すのは誤りである。 2 控訴料は全額控訴人に返還する。 また、モラルハザード防止規定ではGT500、GT300が相互に配 慮すべきこととされており、110号車は36号車が近づいていること 理 由 を確認しているのであるから、36号車の方に切り込むべきではな かったのであり、36号車がモラルハザード防止規定の基本原則 第1 事 案 の概要 に反した事実はない。 2006年5月4日、富士スピードウェイにおいて開催された2006年スー パーGTシリーズ第3戦決勝レースにおいて、66周目を走行中の36号 第3 当審査委員会の審議経過および判断 車(カテゴリーⅠ GT500クラス、アンドレ・ロッテラー 選手運転)は、 1 当審査委員会は、本件に関し、委員会を開催し、本件レースを撮 60周目を走行中の110号車(カテゴリーⅡ GT300クラス、松田秀士 影したビデオ、その他関係資料を精査し、競技会審査委員会委員 選手運転)に接近したものの、通称ネッツコーナーでは 追い 越しに 至ら 長淀野泰弘氏、競技会審査委員鈴木修二氏、控訴人トムスチー ず、最終コーナー入り口で110号車が進路を左にとったので、36号車 ム代表の関谷正徳氏、控訴人が同行した証人の服部尚貴氏、同 はその 右 脇を追 い 越してやや110号車の前に出たところ、36号車の左 大橋孝至氏、110号車のドライバー 松田秀士氏、110号車エントラ 後輪付近と110号車右前輪付近が接触(以下、「本件接触」という。)し、 ント代表金子秀男氏から事情を聴取し慎重に審議した。また、ロッ 両車はコースアウトしたが、その後コースに復 帰し、36号車はGT500ク テラー選 手からは、書面によってその 意 見を聴取した。 ラス3 位 、110号車はGT300クラス8位でフィニッシュした。 2なお、審議に先立って、当審査委員会は、本件控訴がシリーズ規 本件接触に関し、14番ポストから3 6号車にスーパーGTスポーティン 則第48条10.の「本条項に従い、課せられたタイムペナルティに対す グレギュレーション(以下、「シリーズ規則」という。)第29条14.違反が る抗議・控 訴 は 認 められない 。」との 条 項に反しないか 検 討した。国 あるとの 判 定があがり、競技会審査委員会はこれを審議したが、提出 際競技規則第171条および国内競技規則12-1は抗議権を認め、 された V T R が ア ナログであったため検証が難しく、反則行為発生後25 また、国際競技規則第182条および国内競技規則13-2は、競技 分以内にペナルティの 通 知 が できなかったことから、さらに 審 議を続け、 会審査委員会の罰則または裁定に対して不服がある者は控訴がで 管制室のデジタル映像等により検証を進めた結果、36号車に対し、 きると規定しており、シリーズ 規則も国際競技規則および国内競技 シリーズ規則第29条14.、第48条5.2)、公式通知No.11により、その 規則を適用する(シリーズ規則第2条)としていることから、シリーズ 規 競技結果に35秒を加算するペナルティを課す旨決定し、同日17時19 則第48条10.もこれら国内競技規則等と調和するように 解 釈される 分エントラントのTOYOTA TEAM TOM’S(以下「トムスチーム」という。) べきであり、タイムペナルティに対する抗議・控 訴を制 限 するためには、 にその 旨通告した。36号車に35秒が加算された結果、同車をGT500 合理的な理由が必要とされるというべきである。そのように 考 えると、 クラス8位とする決勝レースの暫定結果が発表された。 上記規定の趣旨は、タイムペナルティとして加算される秒数のように

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 27 J 競技会審査委員会の裁量とされている事 項 やレース中に 課された 事故の防止を図るために参加選手に対する訓示規定として、規定 A タイムペナルティのようにいったん課されるともはやレース終了後に されているものであり、罰則として規定されているものとは認められ F 回復することが不可能なタイムペナルティに限り抗議・控 訴を認 めな ない。一 方、控訴人が指摘するようにモラルハザード防止制度で か ら いとしたにすぎないと解 すべきである。したがって、本件のようにレー は、両クラスマシン 相互の配慮が基本原則とされている。 の ス結果に対して35秒加算というタイムペナルティの 取 消しにより、罰 本件接触に特有な事情として、本件接触前に110号車に対しポ 公 則の適用がなかった結果が回復しうる事項に関しては、シリーズ 規 ストでブルーフラッグが 振られており、110号車は36号車が追い越 示 則第48条により課されたペナルティでも、抗議・控 訴 の 対 象となる しを図 る前 にその 存 在を確 認していた。本レース中のブルーフラッ ・ お のであり、控訴人のした抗議および本件控訴はいずれも有効なもの グが指示する内容は、公式通知No.10で、国際モータースポーツ 知 である。 競技規則付則H項④.1.2d)青旗で定義された「予選中」の意味 ら 3 次に控訴人の控訴理由について検討する。 を有するものとされており、それによれば、「自分を追い越そうとして せ (1)控訴理由の(1)本件レースにシリーズ規則第29条14.を適用す いるより早い車両に進路を譲れ。」との 意 味を有していたことが 明 べきでないとの主 張の当 否について検討する。同条項は、 らかである。したがって、110号車は、36号車に進路を譲る義務を GT500クラス、GT300クラスというスピード、運転技量を異にする 負っていたものである。この点に関し、松田選手は、「自分としては、 両クラスの車両・運転者間において、相互の接触等による事故を 36号車が追い越そうとしているのは分っていたので、ネッツコー ナ 防ごうとのモラルハザード防止制度の2002年以来の運用をふま ーを2 速 で 立ち 上 がり3速に入れて最終コーナーに 向かって加速 え、クラス相 互を尊 重して競技を行うレーススタイルを構 築するこ し、ブレーキをかけて2 速に落とすところで、インに入って抜くだろう となどを目的として、L項違反ではない「危険なドライブ行為の禁止」 と予想していたところ、バーンとぶつかってきた。近 い 速 度ならば 条項(2005年9月16日付けGTAブルテンNo2005-028)を一般 横に並ぶが、ブレーキングしてそろそろハンドルを切ろうというときに、 安全規定として規則化したものであり、その基 準自体があいまいで バーンとぶつかってきた。・・・最 終コーナーはイン側を開けていた。 本件に適用すべきでないとの主張は採用できない。国際競技規 そこで、非常に接近してギリギリを通過するのではなく、もっとイン 則付則L項違反の行為でなくても、シリーズ規則第29条14.違反 側を走行すれば何の問題もなく抜くことができたはずである。スペ としてタイムペナルティを課すことができるというべきである。 ースも 十分開けていた。」旨主張する。しかし、本件のビデオを見 (2)次に、控訴理由の(2)であるが、これはつまるところ 競技会審査 ると、いきなり3 6号車が110号車にバーンとぶつかったような 状 況 委員会が本件接触について36号車にシリーズ規則第29条14.違 ではなく、車両がほぼ平行するように走りながら36号車が110号 反があるとし、ペナルティを課したことに 対 する不 服であるから、競 車を追い抜く直前に110号車の右前部が36号車の左後部と接 技会審査委員会の判断の当否について検討する。同審査委員 触したことが認められる。したがって、松田選手は、進路を譲 会は、本件処分の前提として、本件接触において、36号車は、同 ろうとすれば、更にブレーキをかけるなり、外側 にまだスペースが 条項に定めるペナルティの 対 象となる 行 為として掲げられている① あったのであるからそこを走 行 するなりして、36号車に進路を譲る 「接触行為(付則-4参照)」、②「他の競技車両のコースアウトを ことは可能であったものと認められる。そのような 状況の下にお 強いるもの」および ④「追越の最中に他の競技車両を不当に妨 いて、110号車は進路を譲り追い越させてくれると信じて行動し 害するもの」に該当する行為をしたものと判 断した。そこで、36号 た36号車に対し、110号車を不当に妨害したとして 非 難 すること 車が、それらの 行 為をしたといえるかにつき、個別に検討する。 はできない。そうであるとすると、36号車の行為が前記④の行為 (3)まず、本件接触について①に該当するか否か検討すると、(付 に当たるということもできない 。 則-4)前文は「競っているマシン 同 士 において・・・「ダメージを伴 (6)結局、本件接触の原因は、110号車の右側を余裕をもって追 う接触行為」をしては ならない(自分が行った行為で相手より優 。 い抜きが可能であったにもかかわらず、接近して接触の危険があ 位な結果となった場合、タイムペナルティとされる。)」とあり、また、 るような 状 態 で追い抜こうとした 3 6号車のやや無理な追い越し その判定の基本的方法が定められており、その3 項に、「結果とし と進路を譲らなければならなかったにもかかわらず、十分に進路を て、誰が利益を得たか、誰が不利益を被ったか」で反則行為の有 譲ろうとしなかった110号車の無理な走行があいまって発生した 無を判断するとされている。これらは、競い合っている車両同士を ものというべく、いずれか一方の責任に帰することのできないい 念頭に規定されており、相手方の受けたタイム的な遅れをダメージ わゆるレーシングアクシデントといえるも の であって、これを一方的 とし、競技車両の接触による利益・不利益を考慮し、利益を得た に36号車の責任で発生したものと決めることは相当でない。 側にタイムペナルティを与える趣旨と解される。しかし、36号車は、 4そうすると、本件接触の責任が110号車にあるとの 控訴人の主張 本件接触において、相手より優位な結果となったものではなく、利 は認め難いものの、36号車の行為にシリーズ規則第29条14.①② 益を得たものとも認められない。したがって、本件接触における36 ④違反があるとした 競技会審査委員会の判断は正当とはいい難く、 号車の行為は①の要件を満たさず、これを適 用 するのは相 当では 36号車の競技結果に35秒を加算するとの 同審査委員会のペナル ない。その意 味では、控訴人の(2)の主張のうち、シリーズ規則 ティの取消しを求める本件控訴は理由があり、同ペナルティは取消さ 第29条14.①に該当する事実はないとする部 分 には理由がある。 れるべきである。また、控訴が認められるのであるから控訴料は全額 (4)次に、②の点についても検 討 すると、②「他の競技車両のコース 控訴人に返還するのが相当である。 アウトを強 いるもの 」との 規 定は、接触に関しては①に規定がある ことから、接触していないが他の競技車両をコースアウトさせ た 場 よって、主文の通り裁定する。 合に適用になるものと考えられるところ、本件はこれに当たらない。 (5)最後に、36号車が④「追越の最中に他の競技車両を不当に妨 以 上 害するもの」との 規 定に該当するか否かについて検討する。これ については、前記モラルハザード防止制度3.1一般原則4) 「GT500車両は、GT300車両がよけてくれないことを原則として走 ること」、3.2レース中のマナー3)①「先行マシンを追 抜き直後又は、 追抜き終了以前に幅寄せや当該追抜いたマシンのラインに入ら ない(特にGT500車両はGT300車両に配慮する。追い越して前 に出た場合の割り込み行為による事故防止)」の規定に照らせば、 36号車は110号車の走行ラインに入り不当に妨害したとの判断 もできないではない。しかし、これらの 規 定は、レースにおける接 触

28 2006・10 JAF MOTOR SPORTS J A モータースポーツ審査委員会の裁定 [公示No.2006ー135] F か 本年5月28日に 鈴 鹿 サ ーキット南コースで開催された「CIK-FIAアジ 技参加者代表西嶋和彦氏に対し国際資格停止3ヶ月(2006年7月8日~ ら アパシフィックICA選手権カートレース」の決勝ヒートに お いて 発 生した 参 10月7日)の処分を課しましたのでお知らせします。 の 加選手による暴力行為についてJAFモータースポーツ審査委員会(6月 以上 公 12日開催)は、暴力を振るった選手(16歳 )に対し国際資格停止6ヶ月 示 ・ (2006年7月8日~2007年1月7日)、および同選手を擁してエントリーした競 お 知 ら せ モータースポーツ中央審査委員会裁定 [公示No.2006ー136]

JAFモータースポーツ中央審査委員会は、スーパーGTシリーズ第3戦 2 当委員会の判断 富士500kmレース(5月4日、富士スピードウェイ)においてトムスチームか ら (1)当委員会は、本件控訴を審理するに際し、まず、過去にモータ 提出された控訴のJAFモータスポーツ審査委員会の裁定を不服として、 ースポーツ中央審査委員会において審理した裁定事例を確認 NISMOチ ームから 提 出され た 再控訴について裁定を下しましたので、 したところ、いずれもモータースポーツ 審査委員会の裁定を受け その裁定書全文を公示します。 た者が、これを不 服として 当委員会に控訴されたものであったた JAF-SP-2006 -457 め、本件控訴のようなモータースポーツ審査委員会の裁定を受 2006年8月10日 けた者以外の者からの不服申し立てを当委員会において判断 裁 定 書 しうるか 否 か、判断するのが妥当か否か、等について審理した。 (2)JAF国内競技規則の第12章抗議及び第13章控訴の各章に 控訴人 NISMOチーム(23号車) 定められた規則によれば、 代 表 飯 嶋 嘉 隆 殿 (イ) 競技会の参加者は、競技に関する抗議権を持ち、競技会審 控訴人代理人 弁護士 大 須 賀 忠 雄 殿 査委員会が当該抗議者に対する裁定をする。 同 弁護士 畑 克 海 殿 (ロ) その裁定に不服のときは、その裁定の告知から1時間以内に 文書をもって控訴する意志を示す文書を競技会審査委員会に提 社団法人日本自動車連盟(JAF) 出し、控訴は、本連盟のモータースポーツ審査委員会が審理して モータースポーツ 審査委員会 裁定する。 委員長 金 澤 昭 雄 (ハ) モータースポーツ審査委員会の裁定に不服のときは、その裁 委 員 遠 藤 哲 嗣 定告知日より7日以内にあらためて控訴の趣旨及び理由を示す文 同 景 山 克 三 書を本連盟の中央審査委員会あてに提出しなければならない。 同 小 口 泰 平 と定められている。 同 長 江 啓 泰 (3)この不服申立審理の構造は、憲法などの法律によって国民に保 障されている三審制による司法裁判を受ける権利に似た面があ 主 文 ると考えられ、判決に対する不服申立(控訴、上告)は、それぞれ 1.本件控訴を却下する。 原判決で当事者として申立を否定する判断を下された者に限ら 2.控訴料は全額控訴人に返還する。 れている。当連盟が従前から行ってきたモータースポーツ競技 の不服審査においても、当委員会への控訴は、当該控訴人に限 理 由 られてきた。本件控訴のように当該控訴人以外にも当委員会へ 1 本件控訴の概要 の控訴を認めてもよいのではないか、との見解もあることは想 (1)本件控訴は、2006年5月4日、富士スピードウェイにて開催され 定できるが、現行の規則では当委員会にその権限まで与えられ たスーパーGT2006年シリーズ 第3戦「FUJIGT500KM RACE」 ているとは解釈できない。たとえば、規則では厳格な控訴期限 において、TOYOTATEAM TOM ’Sチーム36号 車を運 転してい (控訴人に告知した日から7日以内)を定めているが、これは当 たアンドレ・ロッテラー選手に対し競技会審査委員会が下したペ 該控訴人以外の競技参加者に裁定書を公示する取り扱いとなっ ナルティを取り消すよう求めた同チームからの控訴について、本 ていないので、他の競技参加者からの当委員会への控訴を予定 年7月7日にモータースポーツ 審査委員会が下した裁定(以下「原 していないものと解されるところである。 裁定」という。)に不服があるとして、本件控訴人がモータースポー また、モータースポーツ競技をめぐる抗議を早期に確定すべき ツ中央審査委員会に本年7月14日に控 訴されたものである。 であるという観点からも、当委員会としては控訴権者の枠を広げ (2)本件控訴人は、控訴理由において、原裁定の形式的問題点と る見解には賛同しえないところである。 して、規 則 では 抗 議・控 訴 が 認 められていないタイムペナルティの (4)すなわち、モータースポーツ審査委員会が下した裁定に対して、 判定について、原裁定は、その判定を覆す判断をなし、かつ、モ 当該控訴人以外のどの範囲の者がどのような利害を有していれ ータースポーツ審査委員会は、控訴を受理してから2ヵ月以上経っ ばモータースポーツ中央審査委員会に控訴できるのか、につい て原裁定を下したが、これはモータースポーツ競技結果の早期決 ての明確な規則あるいは慣行がないにも拘わらず、各種の裁定 定を旨とした 規 定 である「控訴を受理してから30日以内に裁定し に対して不服をもつ者が超法規的に当委員会に控訴できるとし なければならない 」との規則に違反しており、また、モータースポー た場合には、逆に果てしない控訴を招来することも考えられ、 ツ審査委員会の審理方法が当該判定をした 審判員や競技長の 自動車競技をめぐる不服の早期確定をめざす紛争処理機関とし 審問を実施しておらず、証拠や審理が不十分なまま原裁定を下し ての役割を逸脱する可能性も考えられるところであるため、当 ている点を述べ、原裁定の実質的問題点として、本件控訴状5 委員会としては、本件控訴を審理しがたいものと判断した。 ページ以下に詳述されているとおり、当該レースの具体的状況を (5)以上の理由から、主文のとおり本件控訴は却下することとし、 誤認していることや諸規則の解釈を多数誤った部分があって、到 控訴料はその全額を返還することとする。 底納得できる判断とは評価できない、と述べている。 以 上

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 29 J A F 講習会規定の一部改正 [公示No.2006ー137] か ら ※下線部分:改正箇所 の 公 2006年8月9日制定 第19条 受講者および受講料 示 2007年1月1日施行 1.受講資格は国内競技運転者許可証のBライセンスを所 持し、申 ・ 第1章Bライセンス講習会 お 請前24ヶ月以内にJAF公認競技会(スピード行事あるいはラリー) 知 に1回以上出場し、競技長によって成績(順位)認定された者(。リ ら 第1条 目的 タイア、ミスコース等は実績として認められない。) せ 本規定は、JAF発給の国内競技運転者(兼参加者)許可証B また、身体の障害のある者から受講申込があった場合、講習 (以下Bライセンスという)および公認審判員許可証B3級取得希望 会の主催者は、JAFスポーツ 資格登録規定第3条に基づき、受 者のために開 催される「Bライセンス講習会」の認定に関する規定 講に先立ち許可証を取得する適 性 についてJAFの 審 査を受け、 である。 承認を得なければならないことを知らしめなければならない。 2.~4.(略) 第2条(略) 第20条~第23条 (略) 第3条 講習会の開設場所 主催者は、講習会を行うに適した場所を講習会場として確保しなけ 第24条 講習会主催者、講師および受講者の遵守事項 ればならない。 講習会主催者および講師は本規定を遵守し、講習会を円滑に運営 することとし、受講者は講習会主催者の指示に従い講義を受講すること。 第4条(略) 第3章 公認審判員講習会 第5条 講義課目および教材 講義課目は「自動車スポーツの 概 要」につき2時間以上とし、教材と 1.第25条~第28条 (略) して次のものを講習時に必携していなければならない。 1.JAFモータースポーツイヤーブック 第29条 講習会の分類 2.JAF国内競技車両規則 講習会はAおよびBそれぞれの1級と2級とに分けられ、かつ役務種類 3.国際モータースポーツ競技規則 付則H項 ごとに、技術講習会、コース講習会、計時講習会の3種類に分けられ 4.モータースポーツハンドブック る。講習会は、それぞれの分類を組み合わせて実施することが出来る。 B3級公認審判員講習会はBライセンス講習会を以てこれに代える。 第6条~第9条(略) 第30条(略) 第10条 主催者の報告義務 1.主催者は講習会終了後7日以内に、次の事項をJAF所定の書 第31条 受講資格 式により、講習会開設申請を提出したJAF事務所に報告しなけ 講習会の受講資格は次の通りとする。 ればならない。 なお、受講者は受講する前に現在の審判員許可証を取得してから所 1)開催日時および場所 定の役務実績を有すること。 2)講師の氏名 1.A2級の所持者:A1級およびB1級の審判員講習課程 3)講義内容および時間 2.B1級の所持者:A1級の審判員講習課程 4)受講者名簿 3.B2級の所持者:B1級およびA2級の審判員講習課程 4.B3級の所持者:B2級の審判員講習課程 2.削除 第32条~第35条(略) 第11条(略) 第36条 講習課程 第12条 講習会主催者、講師の遵守事項 講習課程(科目および時間数)および 試 験については次 の 通りとする。 講習会主催者および講師は本規定を遵守し、講習会を円滑に運営 講義内容は各等級にふさわしい内容とすること。

すること。 種目 コース コース 技術 技術 計時 計時 科目 2級 1級 2級 1級 2級 1級 第2章 Aライセンス講習会 [講義] 国内競技規則 30分以上 30分以上 30分以上 30分以上 30分以上 30分以上 国内競技車両規則 60分以上 60分以上 第13条~第14条 (略) 付則J項 30分以上 30分以上 付則H項 60分以上 30分以上 30分以上 国際モータースポーツ 30分以上 30分以上 なし 30分以上 第15条 講習会の開設場所 競技規則 レーシング講義 30分以上 30分以上 JAF公 認レーシングコースとする。 車両公認書 30分以上 30分以上 公認レーシングコース以外で開設する場合は、JAFの承認を得るものと 計測器具 60分以上 60分以上 [実技] する。 実技講習 60分以上 60分以上 60分以上 60分以上 60分以上 60分以上 (消火救急含む) 研究討論会 30分以上 30分以上 30分以上 第16条~第18条 (略) 3時間 3時間 4時間 3時間 講習時間合計 3時間以上 3時間以上 30分以上 30分以上 30分以上 30分以上

(47ページへ続きます) 30 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 筆記試験・・・60分以上 講習会主催者および講師は本規定を遵守し、講習会を円滑に運営 J 筆記試験問題はJAFが作成しそのつど提供する。 することとし、受講者は講習会主催者の指示に従い講義を受講する A 筆記試験は国際モータースポーツ競技規則とその付則、国内競技 こと。 F か 規則および国内競技車両規則、H項より抽出し出題される。ただし ら 受講者は上記の規則書等を試験の際に参照してもよい。 第39条~第49条(略) の 試験は主任講師が責任をもって採点を行なうものとする。 公 第5章 本規定の施行 示 ・ 第37条 (略) お 第50条 本規定の施行 知 第38条 講習会主催者、講師および受講者の遵守事項 本規定は2007年1月1日より施行する。 ら せ

2007年全日本ラリー選手権カレンダー [公示No.2006-138]

No. 開催日 競技会の名称 格式 オーガナイザー 開催場所

1 4月13~15日 ツール・ド・九州2007in 唐津 C GRAVEL 佐賀(300)

2 4月28~30日 久万高原ラリー C MAC、ETOILE、D.C.R. 愛媛(250)

3 5月18~20日 シンフォニーラリー2007inひよし C SYMPHONY 京都(250)

4 6月1~3日 MSCC東京ラリー2007 C MSCC 福島(400)

5 6月22~24日 R-10-Nラリー(仮称) C R-10-N 宮崎 (300)

6 7月6~8日 ラリー北海道※ C AG.MSC 北海道 北海道(1000)

7 8月24~26日 第19回FMSCマウンテンラリー’07 C FMSC 佐賀 (300)

8 9月21~23日 2007 Rally in Akaigawa C TEAM ARK 北海道 (400)

第35回M.C.S.C. 長野 (100) 9 10月12~14日 C M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ2007 岐阜 (200)

10 11月9~11日 新城ラリー2007 C MASC 愛知 (230)

※FIA Asia-Pacific Rally Championshipとの併催を予定 (カッコ内は走行距離)

2007年全日本ジムカーナ選手権カレンダー [公示No.2006-139]

No. 開催日 競技会の名称 オーガナイザー 開催場所 2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦 名阪スポーツランド 1 3月17~18日 大阪スポーツカークラブ OSCCスーパースラロームIN MEIHAN Cコース

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦 2 4月7~8日 チーム・ワン・ポイント 浅間台スポーツランド スーパースラロームin浅間台 ソモスモータースポーツクラブ 3 4月28~29日 2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦 チームゼスト 幸田サーキットYRP桐山 幸田サーキットクラブ 2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第4戦 4 5月20日 奥州ビクトリーサークルクラブ SUGO マルチコース Sugo All Japan Gymkhana

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第5戦 カースポーツクラブコクピット オートスポーツランド 5 6月10日 オールジャパンジムカーナ AG.メンバーズスポーツクラブ北海道 スナガワ

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦 エースナビゲーター& イオックスアローザ 6 7月7~8日 SUPER GYMKHANA IN IOX-AROSA ドライバーズ スポーツランド

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦 チームシェイクダウン ツインリンクもてぎ 7 7月28~29日 もてぎスーパースラロームIN関東 株式会社モビリティランド 北ショートコース

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第8戦 8 9月1~2日 淀レーシング.クラブ 鈴鹿サーキット南コース 全日本ジムカーナIN SUZUKA

2007年JAF全日本ジムカーナ選手権第9戦 エー.アール.シーとびうめ 9 9月22~23日 三井オートスポーツランド とびうめジムカーナフェスティバルin九州 ラリーチームアグレッシヴ

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 47 J A F 2007年JAFカップオールジャパンジムカーナの競技会カレンダー登録申請 か 期間の延期について ら [公示No.2006-140] の 公 示 標記競技会については、スピード行事部会およびモータースポー 記 ・ お ツ審議会で審議した結果に基づき、2007年JAFカップオールジャパ ・開 催日程:当 該 年11月4日(前後日を入れて2日間開催も可) 知 ンジムカーナ/ダートトライアル規定第17条を適用し、特例として申 ・申請期間:前年の9月25日迄にJAF各地方本部に直接申請すること。 ら 請期間を下記の通り延長いたしますのでお知らせします。 せ

2007年全日本ダートトライアル選手権カレンダー [公示No.2006-141]

No. 開催日 競技会名称 オーガナイザー 開催場所 2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第1戦 モータースポーツクラブうめぐみ 1 3月25日 丸和オートランド那須 KEN MILLENNIUM CUP TRIAL in MARUWA エムスリーレーシング

2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第2戦 モータースポーティングクラブラスカル 2 4月21~22日 福岡モータースポーツクラブ 三井オートスポーツランド RASCAL SPRING TRIAL IN MITSUI エーアールシーとびうめ 2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第3戦 SSパークサーキット 3 5月13日 会津スポーツカークラブ Dirt Trial of Fukushima グラベルコース

2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第4戦 AG.メンバーズスポーツクラブ オートスポーツランド 4 6月3日 北海道ダートスペシャル in スナガワ 北海道 スナガワ

2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第5戦 5 6月23~24日 チームサンダース コスモスパーク サンダース ダートトライアル

2007年JAF 全日本ダートトライアル選手権第6戦 6 7月15日 ダイハツカークラブスポーツ 丸和オートランド那須 第31回DCCSダートトライアル

2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第7戦 門前町 7 9月9日 スリーアール ダートスプリント in 門前 モータースポーツ公園

2007年JAF全日本ダートトライアル選手権第8戦 カークラブ錦 8 10月6~7日 コルトモータースポーツクラブ広島 テクニックステージタカタ モンテカルロカップ ダートトライアル IN 広島 オートクラブアティテュード

2007年JAFカップオールジャパンダートトライアルカレンダー [公示No.2006-142]

No. 開催日 競技会名称 オーガナイザー 開催場所 2007年JAFカップオールジャパンダートトライアル サファリ 1 11月10~11日 コスモスパーク JMRC全国オールスターダートトライアル IN 近畿 モータースポーツクラブ

2007年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧(カート、ラリー、ソーラーカー)[公示No.2006-143]

2006年8月28日現在 No. 開催日 競技会名称 オーガナイザー 格式 開催場所

CIK-FIA FORMULA A WORLD CUP & 鈴 鹿 1* 5/25~27 CIK-FIA ASIA-PACIFIC ICA CHAMPIONSHIP SMSC 国際 (カート) 南コース

FIA Asia-Pacific Rally Championship 2* 7/6~8 AG.MSC北海道 国際 北海道 RALLY HOKKAIDO(Group A,N)

FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP 読売新聞社 3* 8/3~5 DREAM CUP ソーラーカーレース鈴鹿2007 (株)モビリティランド 国際 鈴 鹿 (ソーラーカー) JAF FIA World Rally Championship 4* 10/26~28 RALLY JAPAN AG.MSC北海道 国際 北海道 (Group A,N)

注1: *印付きのカレンダーは、すでにFIAに申請済みです。 注2: 「競技会名称」欄に記載されている( )内の記号は、参加車両カテゴリーを指します。 以 上

48 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 2007年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧(レース) J [公示No.2006-144] A F 2006年8月28日現在 か No. 開催日 競技会の名称 オーガナイザー 格式 開催場所 ら 2007 SUPER GT Series SUZUKA GT300km KSCC、SMSC 準 の 1 3/17~18 鈴 鹿 (JAF-GT) (株)モビリティランド 国際 公 示 2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 富士スピードウェイ(株) 2 3/31~4/1 国際 富 士 ・ 富士スピードウェイ(JAF-F3000) FMC お 知 2007 SUPER GT Series AC 準 3 4/7~8 岡山国際 ら OKAYAMA GT300km RACE (JAF-GT) (株)岡山国際サーキット 国際 せ 2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン SMSC 4 4/14~15 国際 鈴鹿 鈴鹿サーキット 鈴鹿2&4レース (JAF-F3000) (株)モビリティランド

①4/27~29(予備日4/30) 2007 Indy Japan M.O.S.C. ツインリンクもてぎ 5 国際 ②4/19~21(予備日4/22) 300 Miles (IRL) (株)モビリティランド スーパースピードウェイ

2007 SUPER GT Series 富士スピードウェイ(株) 準 6 5/3~4 富 士 富士GT 500km レース (JAF-GT) FMC 国際

2007全日本スポーツカー耐久選手権 (株)菅生 準 スポーツランド゙ 7 5/12~13 SUGO スポーツカー1000km耐久レース (LMP1,LMP2,LMGT1,LMGT2) 奥州VICIC、SSC 国際 SUGO 2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン GSS、M.O.S.C. 8 5/19~20 国際 ツインリンクもてぎ ツインリンクもてぎ (JAF-F3000) (株)モビリティランド

2007全日本スポーツカー耐久選手権 準 9 6/2~3 FMC 富 士 富士スピードウェイ (LMP1,LMP2,LMGT1,LMGT2) 国際

10 ①6/16~17 2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン AC 国際 岡山国際 *1 ②6/9~10 岡山国際サーキット (JAF-F3000) (株)岡山国際サーキット

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン NRC、SMSC 11 7/7~8 国際 鈴 鹿 鈴鹿サーキット(JAF-F3000) (株)モビリティランド

第14回十勝24時間レース大会 VICIC 準 12 7/14~16 十 勝 (各GT、N1、N2、NE) 十勝モーターパーク(株)、TOSC 国際

2007全日本スポーツカー耐久選手権 M.O.S.C. 準 13 7/21~22 ツインリンクもてぎ ツインリンクもてぎ (LMP1,LMP2,LMGT1,LMGT2) (株)モビリティランド 国際

2007 SUPER GT Series (株)菅生 準 スポーツランド゙ 14 7/28~29 SUGO GT 300km レース (JAF-GT) 奥州VICIC、SSC 国際 SUGO

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン APC 15 8/4~5 国際 オートポリス オートポリス(JAF-F3000) (株)オートポリス

2007 SUPER GT Series SMSC 16 8/18~19 国際 鈴 鹿 インターナショナル SUZUKA 1000km (JAF-GT等) (株)モビリティランド

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 富士スピードウェイ(株) 17 8/25~26 国際 富 士 富士スピードウェイ (JAF-F3000) FMC

2007 SUPER GT Series M.O.S.C. 準 18 9/8~9 ツインリンクもてぎ もてぎGT300kmレース (JAF-GT) (株)モビリティランド 国際

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン (株)菅生 スポーツランド゙ 19 9/15~16 国際 スポーツランドSUGO (JAF-F3000) 奥州VICIC、SSC SUGO

20 ①10/5~7 2007FIAフォーミュラ1 ②10/12~14 FMC 国際 富 士 *2 ①10/19~21 世界選手権シリーズ日本グランプリ (F1) 2007 SUPER GT Series APC 準 21 10/13~14 オートポリス SUPER GT in KYUSHU (JAF-GT) (株)オートポリス 国際

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン M.O.S.C. 22 10/20~21 国際 ツインリンクもてぎ ツインリンクもてぎ (JAF-F3000) (株)モビリティランド

2007全日本スポーツカー耐久選手権 AC 準 23 10/27~28 岡山国際 岡山国際サーキット(LMP1,LMP2,LMGT1,LMGT2) (株)岡山国際サーキット 国際

2007 SUPER GT Series 富士スピードウェイ(株) 準 24 11/3~4 富 士 富士GT300kmレース(JAF-GT) FMC 国際

2007全日本選手権フォーミュラ・ニッポン SMSC 25 11/17~18 国際 鈴 鹿 鈴鹿サーキット (JAF-F3000) (株)モビリティランド 「競技会名称」欄に記載されている( )内の記号は、レースカテゴリーを指します。

注)*1 第1希望日の「①6月16~17日」がルマン24時間レースの日程と重複する事情によりオーガナイザーとプロモーター両者で調整中。 *2 FIAへカレンダー申請済。(なお、8月28日現在、FIAより2007年F1世界選手権レースの暫定大会日程は未発表です。)

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 49 J A F 登録車両一覧 [公示No.2006ー145] か ら JAF登録 エンジン 排気量 国土交通省 の 会社名 No. 車両名 型式 型式 (cc) 指定番号 備 考 公 示 1 マツダ(株) JY-136 マツダ アクセラ BK3P L3-VDT 2260 15326 2WD(FF)、ターボ付き ・ ※上記は2006年7月5日付で承認されました。2006年7月6日より国内格式以下の競技に有効です。 お 知 JAF登録 エンジン 排気量 国土交通省 ら 会社名 No. 車両名 型式 型式 (cc) 指定番号 備 考 せ 1 富士重工業(株) JF-141 スバル インプレッサ セダン 1.5 2WD GDC EL15 1498 15338 2WD

2 〃 JF-142 スバル インプレッサ セダン1.5 4WD GDD 〃 〃 15339 4WD

3 〃 JF-143 スバル インプレッサ スポーツワゴン 1.5 2WD GGC 〃 〃 15340 2WD

4 〃 JF-144 スバル インプレッサ スポーツワゴン 1.5 4WD GGD 〃 〃 15341 4WD

※上記は2006年8月10日付で承認されました。2006年8月11日より国内格式以下の競技に有効です。

車両公認一覧 [公示No.2006ー146]

申請分類 会社名 車両名 型式 グループ 申請内容 JAF公認No. FIA・A 1 スズキ(株) スイフトスポーツ RS 新型申請 JA-214 新型 FIA・N 2 〃 〃 〃 〃 FN-083 新型 FIA・A JA-214 3 〃 〃 〃 ロールケージ VO VO 1/1 FIA・A JA-212 4 富士重工業(株) スバル インプレッサ WRX STI(2005) GDB ターボ VF VF 12/2 FIA・A JA-212 5 〃 〃 〃 ロールケージ VO VO 13/8 ファイナルドライブ、ステアリング、 JA-212 6 〃 〃 〃 〃 ブレーキ VO 14/9 FIA・T2 FT-073 7 トヨタ自動車(株) ランドクルーザー HDJ100 フロントスタビライザー VP VP 7/1 FIA・T2 FT-073 8 〃 〃 〃 ボディーワーク ET ET 8/2 ※上記の車両公認申請は、現在、FIAへ申請中です。有効日等のお問い合わせはJAFモータースポーツ局までお寄せ下さい。 VF:供給変型、VO:オプ ション変型、VP:プロダクション変型、ET:正常進化、ES:スポーツ進化、ER:誤記訂正、 VK:キットカー変型、WR:ワールドラリーカー変型

各種部品公認一覧 [公示No.2006ー147]

会社名 申請内容 JAF公認No. 備 考

JAF登録車両(登録No.JN-261)用。 1 日産自動車(株) フェアレディZ Type E JRN-105-06 JAF-GTに限定。 ※上記は2006年7月5日付で承認されました。 2006年7月31日より国内格式以下の競技に有効です(但し、該当する車両規定がその使用を認めている場合)

50 2006・10 JAF MOTOR SPORTS J A CERTIFICATE発行件数一覧と申請方法 [公示No.2006ー148] F か ら ●CERTIFICATE発行件数一覧 の 国際モータースポーツ競技規則第70条及びJAFスポーツ資格登録規定第7条2に基づき、JAFに「海外競技会出場証明(サーティフィケイト )」の申 公 請を行い承認された件数です。 示 7月受付分 ・ 開催日 競技会名 発行件数 お 7月14日~7月16日 ADAC 1000km-Rennen 1 知 ら 7月21日~7月23日 Italian Open Masters 5th Rd. 1 せ 7月21日~7月23日 Carrera Cup Asia 1 7月22日~7月23日 2006 Rally Championship of China Rd.2 1 7月28日~7月30日 Rotax Mojo Max Euro Challenge 3rd round 1 7月29日~7月30日 24 hours of SPA - Francorchamps 1 8月6日~8月12日 Autobacs ASIA Cross Country Rally 15 8月25日~8月27日 Le Mans Series 1 8月25日~8月27日 Merdeka Millennium Endurance 2006 5 数次用 1

●CERTIFICATE申請方法 1回 用:1競技会限定のCERTIFICATEです。 CERTIFICATE(海外競技会出場証明書)は海外で開催され 数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なCERTIFICATEです。 るFIA公認の国際、準国際格式の競技会に参加する際に必要と 3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦めします。 なります。 【申請受付】 必ず出発日の2週間前までにご申請ください。(郵送の場合は2 JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現金 週間前に必着) 書留)にてご申請ください。 ※ご 申 請いただけるのはFIA公認の国際、準国際格式の競技会です。 【必要書類】 競技運転者(コドライバー含む)用 参加者用 お問い合わせ先 ・海外競技会出場に関する証明申請書 ・ 海外競技会出場に関する証明申請書 北海道本部 011-857-7155 関西本部 072-645-1300 ・写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ・ 申請料 1回用 ¥8,100(税込) 東北本部 022-783-2820 中国本部 082-272-9967 ・ 申請料 1回用 ¥8,100(税込) 数次用 ¥23,400(税込) 関東本部 03-6833-9140 四国本部 087-867-8411 数次用 ¥23,400(税込) 中部本部 052-872-3685 九州本部 092-841-7672

Aライセンス講習会 日程 [公示No.2006ー149]

開催日 時間 開催場所 申込先 TEL 主任講師 受講料 教材費 9:00~ セントラルサーキット 9月17日 (株)ツー・アンド・フォー 06-6761-0248 岡波 玲嘉 ¥20,300 実費 17:00 兵庫県多可郡多可町 11:30~ 筑波サーキット 9月24日 オートライフクラブ(ALC) 042-706-4964 茶木 寿夫 ¥20,300 実費 17:40 茨城県下妻市村岡 11:00~ 幸田サーキットYRP桐山 10月7日 ソモス株式会社 052-798-5621 神谷 和潤 ¥20,000 実費 17:00 愛知県額田郡幸田町 12:00~ 筑波サーキット 10月9日 チームクレバーレーシング 03-3766-3312 平塚 由紀人 ¥20,000 実費 18:00 茨城県結城郡千代川村 10:00~ 富士スピードウェイ 10月9日 富士スピードウェイ(株) 0550-78-2600 細谷 清次 ¥20,000 実費 17:00 静岡県駿東郡小山町 8:00~ 阿讃サーキット 10月15日 ドライバーズ・クラブ・ルーキー 089-924-0220 大西 周 ¥20,000 実費 16:00 徳島県三好郡三好町 11:00~ 筑波サーキット 10月29日 TMAC 03-3611-6687 稲村 政幸 ¥20,000 実費 17:00 茨城県下妻市村岡 10:00~ オートポリス 11月5日 オートポリス倶楽部 0973-55-1111 有村 純徳 ¥20,000 実費 17:00 大分県日田市上津江町 7:00~ 仙台ハイランドレースウェイ 080- 11月12日 にっかわくらぶ事務局 丹野 国春 ¥18,000 実費 14:00 宮城県仙台市青葉区 3192-8147 8:00~ 阿讃サーキット 11月12日 ドライバーズ・クラブ・ルーキー 089-924-0220 大西 周 ¥20,000 実費 16:00 徳島県三好郡三好町 11:30~ 筑波サーキット 12月3日 オートライフクラブ(ALC) 042-706-4964 茶木 寿夫 ¥20,300 実費 18:00 茨城県下妻市村岡 10:00~ 富士スピードウェイ 12月10日 富士スピードウェイ(株) 0550-78-2600 細谷 清次 ¥20,000 実費 17:00 静岡県駿東郡小山町 11:00~ 筑波サーキット 12月16日 TMAC 03-3611-6687 稲村 政幸 ¥20,000 実費 17:00 茨城県下妻市村岡 12:00~ 筑波サーキット 12月23日 チームクレバーレーシング 03-3766-3312 平塚 由紀人 ¥20,000 実費 18:00 茨城県結城郡千代川村

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 51 J A [公示No.2006ー150] F 公認審判員講習会日程 か ら 開催日 時間 開催場所 種 別 申込先 主任講師 受講料(1科目)教材費 の 9:00~ 仙台ハイランドレースウェイ 技術・コース・計時 982-8692 新仙台郵便局私書箱第20号 公 11月12日 守谷 年幸 ¥10,000 実費 示 16:00 宮城県仙台市 A1/A2/B1/B2 にっかわくらぶ事務局 022-356-7042 9:00~ ツインリンクもてぎ 技術・コース・計時 321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 ・ 11月18日 古河 宏 ¥12,000 実費 お 16:00 栃木県芳賀郡茂木町 A1/A2/B1/B2 エムオースポーツクラブ 0285-64-0202 7:00~ 阿讃サーキット 技術・コース・計時 791-8022 松山市美沢2-5-33 知 12月10日 大西 周 ¥12,000 実費 ら 19:00 徳島県三好郡東みよし町 A1/A2/B1/B2 山本自動車工業(株)内大西周 089-924-0220 8:00~ 筑波サーキット 技術・コース・計時 131-0031 東京都墨田区墨田4-46-7 せ 12月24日 稲村 政幸 ¥12,000 実費 16:00 茨城県下妻市村岡 A1/A2/B1/B2 TMAC 稲村政幸 03-3611-6687

キリトリ線 JAF認定公認審判員講習会受講申込票

●下記の通り 年 月 日 のJAF認定公認審判員講習会に受講料¥ を添えて申し込みます。

ふりがな 住 所 〒 -

氏 名 電話 - -

ライセンスNo. 所属クラブ

A A A 現有公認審判員 技 術 2級 B3級 受講科目および受講級 技 術 1級 2級 B B B ライセンスの種別 A 注1. 受講科目を○で A A 計 時 2級 B3級 計 時 1級 2級 該当する種別および B 囲む。 B B 級を○で囲む。 A 注2. 受講級を○で A A コース 2級 B3級 コース 1級 2級 B 囲む。 B B

競技会名 格式 種別 開催年 月日 役務種別 役職名 役 務 年月日技術・計時・コース 記 録 年月日技術・計時・コース ( 2 年月日技術・計時・コース 年 以 年月日技術・計時・コース 内 に 年月日技術・計時・コース 執 行 し 年月日技術・計時・コース た も 年月日技術・計時・コース

の) 年月日技術・計時・コース

注1. 晴雨にかかわらず開催(雨具各自用意) 注2. 競技会種別欄にはレース、ラリー、スピード行事の区別を明記してください。 注3. 役職名には競技長、副競技長、委員長、事務局および委員の区別を明記してください。

52 2006・10 JAF MOTOR SPORTS RACING KART INFORMATION

2007年日本カート選手権規定 [公示No.2006ーK019]

2006 年8月9日制定 第5条 選手権競技の成立要件 2006 年9月1日施行 第3条に規定する部門毎にそれぞれ予選ヒートに5台以上の ※下線部分:2006年選手権規定からの変更点 車両の出走をもって成立とする。5台に満たない場合は、第6 条に定める選手権得点は与えられない。 第1章 総 則 第6条 得点基準 第1条 目 的 日本カート選手権として認定された各競技会において、第3 社団法人日本自動車連盟(以下「JAF」という。)は2007年 条に規定する部門毎に第2章全日本選手権、第3章地方選手 (以下「当該年」という。)のカート競技会において優秀な成績を 権または第4章ジュニア選手権で定める基準により得点が与 収めた者の栄誉をたたえるため、これを認定する日本カート選 えられ る 。 手権規定を制定する。 第7条 選手権保持者の認定 第2条 日本カート選手権の区分 JAFは 、第6条に基づき各選手権の各部門で最高得点を得 日本カート選手権は次の通り区分される。 た者を当該部門の選手権保持者として認定する。 1.全日本選手権 複数のドライバーが同一の得点を得た場合は、各ドライバー 2.地方選手権 が得た上位の回数が多い順(1位の数、2位の数、3位の数、以 3.ジュニア選手権 下これに準ずる)に決定される。 ※全日本選手権およびジュニア選手権についてはそれぞれの 順位と回数も同一の場合は、当該部門の最終競技会(「最終 地域シリーズ終了後、最終競技会として東西統一競技会を開催 競技会」とは、全 日本選手権およびジュニア選手権においては する。 東西統一競技会を、地方選手権においては各シリーズ最終競 技会をそれぞれいう。)で上位順位を得た者を上位とする。 第3条 日本カート選手権の部門 なお、順 位 と回数も同一で、いずれも当該部門の最終競技 日本カート選手権は以下の選手権別に制定する。 会(「最終競技会」とは、全 日本選手権およびジュニア選手権に 1.全日本選手権 おいては東西統一競技会を、地方選手権においては各シリー 全日本選手権は以下の2部門に区分する。 ズ最終競技会をそれぞれいう。)に参加しなかった場合は、最終 1)フォーミュラA(FA)部門 競技会(「最終競技会」とは、全 日本選手権およびジュニア選手 2)インターコン チネンタル A(ICA)部門 権においては東西統一競技会を、地方選手権においては各シ 2.地方選手権 リーズ最終競技会をそれぞれいう。)により近い競技会におい 地方選手権は以下の5部門に区分する。1つ のシリーズ(第 て上位順位を得た者を上位とする。 38条 の2.「競技の構成」参照)は、3部門以内で構成される。 1)フォーミュラA-B(FA-B)部門 第8条 賞の授与 2)フォーミュラピストン2(FP-2)部門 日本カート選手権保持者として認定された者に対して、JAF 3)フォーミュラピストン3(FP-3)部門 が別に定めた「JAFモータース ポ ーツ賞典規定」による賞典を 4)フォーミュラスーパー4(FS-4)部門 与える。 5)フォーミュラスーパー125(FS-125)部門 3.ジュニア選手権 第9条 選手権の認定 ジュニア選手権はフォーミュラピストンジュニア(FP-Jr) 全日本選手権競技会は国内格式以上、地方選手権競技会は の1部 門 とする 。 準国内格式以上、ジュニア選手権競技会は準国内格式とし、そ れぞれ選手権として申請された競技会の中からJAFが認定した 第4条 日本選手権競技の走行距離または時間 ものに対してのみタイトルの使用が許可される。 走行距離または時間 JAFは 、競技会終了後、選手権競技会としての要件を満た 区分 部門 (各ヒートの合計) さなかったと判断した場合には、当該競技会を選手権から除外 最短 最長 する場合がある。

FA 30kmまたは30分 90kmまたは90分 全日本選手権 ICA 〃 60kmまたは60分 第10条 カレンダー登録 日本カート選手権競技会のカレンダー登録は、別に定める FA-B 30kmまたは30分 50kmまたは50分 「JAFカートカレンダー登録規定」による。 FP-2 〃 〃 地方選手権 FP-3 〃 〃 第11条 組織許可 FS-4 〃 〃 JAFは 、オ ーガナイザーが本規定およびJAFによる付帯条 FS-125 〃 〃 件等を遵守することを条件として、日本カート選手権競技の組 ジュニア選手権 FP-Jr 30kmまたは30分 50kmまたは50分 織許可を与える。

58 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 第12条 組織許可申請の手続き 第22条 ドライバーの出場資格 日本カート選手権競技会のカレンダー登録が認められた者 全日本選手権競技に出場するドライバーは、各部門毎に以 は、開催日の2カ月前までに所定の書式により当該競技会の組 下の条件を満たしていること。 織許可申請書類をJAFに提出すること。 ドライバーが出場できる地域および参加部門は何れかの地 域ならびに部門に限定され、シリーズの途中で変更することは 第13条 参加者名簿のJAFへの提出 できない。 オーガナイザーは、国内競技規則4-28に 基づき競技会開 1.フォーミュラA(FA)部門: 催日の7日前までに参加者名簿の写をJAFに提出すること。 1)国際Cドライバーライセンス以上の所持者(満15歳以上)。 2)国内Aドライバーライセンス所持者(満15歳以上)につい 第14条 JAFオブザーバーの派遣 ては、下記の何れかの実績を満たす者。 日本カート選手権競技会にはJAFからオブザーバーを派遣す (1)当該年の前年の地方選手権の何れかの部門で、年 る場合がある。 間総合順位が1位から10位までの者。 (2)当該年の前年の全日本選手権に出場した実績のあ 第15条 参加台数の制限 る者。 日本カート選手権競技会の参加台数は、当該競技開催場所 2.インターコン チネンタル A(ICA)部門: のパドック、駐車場の面積によりJAFが参加台数を制限する場 1)国内Aドライバーライセンス以上の所持者(満15歳以上)。 合がある。 2)ジュニアAまたはジュニア国際ドライバーライセンス所持 者(満14歳以上または当該年に満14歳になる者)で、当 第16条 参加申込の拒否 該年の前年の地方選手権シリーズ(地域・コース)のFA オーガナイザーは、国内競技規則4-19に基づき、参加申込 ―B部門で3位以内となり、かつJAFによって特に認めら の拒否を行った場合は、速やかにその理由を付してJAFに 報 れた者は、インターコンチネンタルA(ICA)部門に限り 告すること。 出場することができる。 3.東西統一競技会(東西統一競技会の構成については、第27 第17条 日本選手権競技の延期、中止、非開催 条の2.「競技の構成」参照)FA/ICA部門: オーガナイザーは、日本カート選手権競技会の延期または中 1)当該年の東地域、西地域(第27条の1.「地域区分」参照) 止とする場合、開催予定日の2カ月前(天災地変またはこれに それぞれで開催された全日本選手権の地域シリーズ競技 準ずる理由があるときを除く)までに、JAFに理由を付して届出 会の何れかの部門に出場した実績を有する者。 を行い、承認を受けたうえ、必要な公示を行うこと。 2)出場できる部門は、ドライバーが当該年に出場した部門 正当な理由がなく、認定された日本選手権競技の中止または に限定する。 開催を行わなかったオーガナイザーに対しては、次年度の日本 選手権競技の開催を認めない。 第23条 開催資格 全日本選手権を開催するオーガナイザーは、以下の条件を 第18条 規則違反 満たしていること。 1.日本カート選手権競技に適用される規則に違反した者に対し、 1.カレンダー登録申請締切日前にJAFによって開催される「全 JAFは罰則を課する場合がある。 日本カート選手権カレンダー登録申請に係る説明会」に出 2.年齢、ライセンス等、出場資格に制限のある日本カート選手権 席すること。 競技で、その資格に違反してエントリーしたことが競技会開始 ※開催日時、開催場所等の詳細は別途公示される。 後に判明したドライバーについて、JAFは当該年度の選手権の 2.カレンダー登録申請時点で過去に単独で準国内格式以上の 全得点を無効とする場合がある。 公認競技会を5回以上(内1回以上の国内格式競技会を含 む)開催した実績を有する加盟または公認カートクラブ、も 第19条 本規定の特例 しくは公認カートコース団体とする。 やむを得ない事情により、本規定を適用できない場合は、JAF がその処置を決定する。 第24条 開催場所 全日本選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で同選 手権開催に有効なコース許可証を所持している公認カートコー 第2章 全日本選手権 スであること。

第20条 適用規則 第25条 申請と認定 全日本選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付則、 1.全日本選手権は、原則として1コース1競技会開催とする。 本規定、全日本カート選手権統一規則および競技会特別規則 2.JAFは 、全 日本選手権としてオーガナイザーから申請され が適用される。 た競技会の中から、東地域、西地域それぞれ3以上5以内 の競技会を選手権競技会として認定する。 第21条 競技車両 3.東西統一競技会は、オーガナイザーからの申請に基づき、J 全日本選手権競技に参加が認められるカート競技車両は、 AFが指定し、認定する。 「JAF国内カート競技車両規則」の第2条に定める第1種競技 車両に限定し、各部門により以下の通りとする。 第26条 審査委員会の認定 1.フォーミュラA(FA)部門: 全日本選手権競技会における審査委員会は3名で構成し、 JAF国内カート競技車両規則第3条2.1)に定めるフォー 審査委員長および審査委員1名はJAF派遣とする。 ミュラA(FA)車両とする。 2.インターコンチネンタルA(ICA)部門 第27条 開催地域区分と競技の構成 JAF国内カート競技車両規則第3条3.1)に定めるインター 1.地域区分: コンチネンタルA(ICA)車両とする。 1)東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 59 新潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、埼玉、東 第3章 地方選手権 京、神奈川、千葉 2)西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、大 第31条 適用規則 阪、兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、岡山、鳥 地方選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付則、本 取、島根、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、 規定、地方カート選手権統一規則および競技会特別規則が適 福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、 用される。 沖縄 2.競技の構成: 第32条 競技車両 全日本選手権は、次の2つから構成される。 地方選手権に参加が認められるカート競技車両は、「JAF国 1)地域シリーズ: 内カート競技車両規則」の第2条に定める第1種競技車両に限 地域シリーズは、前項1.の東地域および西地域の2つの 定し、各部門により以下の通りとする。 地域シリーズとして構成する。 1.フォーミュラA-B(FA-B)部門: 2)東西統一競技会: JAF国内カート競技車両規則第3条2.1)に定めるフォー 東西統一競技会は、上記1)の選手権競技会終了後、開 ミュラA(FA)車両とする。 催される。 2.フォーミュラピストン2(FP-2)部門: JAF国内カート競技車両規則第3条4.3) に定めるフォー 第28条 得点基準 ミュラピ ストン2(FP-2)車両とする。 各部門毎に以下の通り得点が与えられる。ただし、競技会出場 3.フォーミュラピストン3(FP-3)部門: 台数に応じて下表aの通り得点の対象となる順位が制限される。 JAF国内カート競技車両規則第3条4.4) に定めるフォー ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第21条の規定に合致す ミュラピ ストン3(FP-3)車両とする。 る同一部門の車両であれば異なる車両で参加しても得点が加算さ 4.フォーミュラスーパー4(FS-4)部門: れる。 JAF国内カート競技車両規則第3条6.に定めるフォーミ ュラスーパー4(FS-4)車両とする。 表a(得点対象) 5.フォーミュラスーパー125(FS-125)部門: 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 JAF国内カート競技車両規則第3条7.に定めるフォーミュ 順位 順位 順位 ラスーパー125(FS-125)車両とする。 40台以上 20位まで 28~29台 14位まで 16~17台 8位まで 38~39台 19位まで 26~27台 13位まで 14~15台 7位まで 第33条 ドライバーの出場資格 36~37台 18位まで 24~25台 12位まで 12~13台 6位まで 地方選手権競技に出場するドライバーは、各部門毎に以下 34~35台 17位まで 22~23台 11位まで 10~11台 5位まで の条件を満たしていること。 32~33台 16位まで 20~21台 10位まで 8~ 9台 4位まで なお、一つの競技会における同一ドライバーの参加できる 部門は一部門のみとする。 30~31台 15位まで 18~19台 9位まで 5~ 7台 3位まで 1.国内Bドライバーライセンス以上の所持者(満15歳以上)。 1.得点基準表は表bによる。 2.ジュニアAまたはジュニア国際ドライバーライセンス所持者 2.東西統一競技会の得点は得点基準表bの1.5倍とする。 (満13歳以上または当該年に満13歳になる者)で、下記の 3.シリーズの順位は各地域での競技会および東西統一競技会で 何れかの条件を満たす者。 獲得した得点のうち、高い得点の順に4つの競技会のものを集 1)当該年の前年のジュニア選手権競技会に出場した実績 計し、その得点合計により決定する。 のある者。 得点対象となる競技会が4回に満たない場合は、全得点を合 2)参加申込時点において過去12ヵ月 以内にクローズド格式 算する。 以上の競技会に3回以上出場した実績のある者。

表b(FA/ICA部門) 第34条 開催資格 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 地方選手権を開催するオーガナイザーは、下記の何れかの 1 25点 5 16点 9 12点 13 8点 17 4点 条件を満たした加盟または公認カートクラブ、もしくは加盟ま たは公認カートコース団体とする。 2 22点 6 15点 10 11点 14 7点 18 3点 1.カレンダー登録申請時点で過去に単独で制限付格式以上の 3 20点 7 14点 11 10点 15 6点 19 2点 公認競技会を5回以上開催した実績を有する。 4 18点 8 13点 12 9点 16 5点 20 1点 2.上記1.を満たしていない場合は、過去に全日本選手権競技 会を3回以上開催した実績のあるクラブもしくは団体との共 第29条 競技番号の指定 催により開催することをJAFが認めた場合。 前年の全日本選手権の各部門1位から10位の者に対して、順位 と同一の競技番号を与える。 第35条 開催場所 なお、前年の全日本選手権の各部門で1位から10位となった者 地方選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で同選 以外はこの競技番号を使用することはできず、この者が不出場の 手権開催に有効なコース許可証を所持している公認カートコー 場合、当該競技番号は空番号とする。 スであること。

第30条 全日本選手権の成立 第36条 申請と認定 第27条に定める東・西何れかの地域で、第3条1.に定めるFA 1.地方選手権は、第38条の2.に定めるシリーズ毎に第3条の 部門、ICA部門毎に、当該年にそれぞれ3回以上の競技会が開催 2.で規定する5部門から、何れか3部門以内をオーガナイ されなければ、その部門の全日本選手権は成立しない。 ザーが選択し、JAFに申請する。 2.JAFは 、地方選手権として申請された競技会の中から、東 地域、西地域(第38条の1.「地域区分」参照)および各カー

60 2006・10 JAF MOTOR SPORTS トコース毎にそれぞれ3以上6以内の競技会を選手権競技 表b(FA-B/FP-2/FP-3/FS-4/FS-125部門) 会として認定する。 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 第37条 審査委員会の認定 1 25点 5 16点 9 12点 13 8点 17 4点 地方選手権競技会における審査委員長は、オーガナイザー 2 22点 6 15点 10 11点 14 7点 18 3点 が「1級 」のオフィシャルライセンス所持者またはエキスパート 3 20点 7 14点 11 10点 15 6点 19 2点 ライセンス所持者の中から選出しJAFの承認を受けた者とす 4 18点 8 13点 12 9点 16 5点 20 1点 る。なお、JAFが特に指名する場合もある。 他の審査委員はオーガナイザーが指名した者をJAFが承認 第40条 競技番号の指定 する。 前年の当該地域の地方選手権の各部門1位の者に対して、順位 と同一の競技番号を与える。同競技番号は、シリーズ1位を得た 第38条 開催地域区分と競技の構成 地域ならびに当該部門でのみ使用が認められ、他地域ならびに他 1.地域区分: 部門での使用は認められない。 1)東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新 なお、前 年1位となった者以外はこの競技番号を使用すること 潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、 はできず、この者が不出場の場合、当該競技番号は空番号とする。 神奈川、千葉 2)西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、大阪、 第41条 地方選手権の成立 兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、岡山、鳥取、島 第38条に定める何れかのシリーズで、第32条に定められた各部 根、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、福岡、 門の競技会が当該年度にそれぞれ3回以上開催されなければ、当 大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 該シリーズは成立しない。 2.競技の構成: 地方選手権は、次の2つのシリーズから構成される。 1)地域シリーズ: 第4章 ジュニア選手権 地域シリーズは、全日本選手権競技会との併催により、 前項1.の東地域および西地域の2つの地域シリーズと 第42条 適用規則 して構成する。この場合の呼称は、当該地域名(東地域、 ジュニア選手権競技は、JAF国内カート競技規則とその付 西地域)を付す。 則、本規定、ジュニア選手権統一規則および競技会特別規則 2)コースシリーズ: が適用される。 コースシリーズは、1つまたは複数のカートコースにおいて 1つ のシリーズを構成する。この場合の呼称は、開催され 第43条 競技車両 るカートコース名を付す。 ジュニア選手権に参加が認められるカート競技車両は、「JA F国内カート競技車両規則」の第3条4.1)に定めるフォーミュラ 第39条 得点基準 ピストンジュニア(FP-Jr)車両とする。 1.各シリーズの各部門毎に以下の通り得点が与えられる。た だし 、出場台数に応じて下表aの通り得点の対象となる順 第44条 ドライバーの出場資格 位が制限される。 ジュニア選手権競技に出場するドライバーは、以下の条件を 2.ドライバーは、年間を通じて第38条の異なるシリーズに出 満たしていること。 場することができる。出場するシリーズ毎に第3条の2.に ドライバーが出場できる地域は東地域または西地域(第49 規定する部門を任意に選択することができる。 条の1「地域区分」参照)の何れかに限定され、シリーズの途中 3.ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第32条の規定に合 で変更することはできない。 致する車両であれば異なる車両で参加しても得点が加算さ 1.ラ イセ ン ス れる。 JAFが発給するジュニアドライバーライセンス所持者と する。 表a(得点対象) ただし、ジュニアBカートドライバーライセンス所持者は、 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 参加申込時点においてクローズド格式以上の競技会に3回 順位 順位 順位 以上出場した実績を有すること。 40台以上 20位まで 28~29台 14位まで 16~17台 8位まで 2.年齢制限 38~39台 19位まで 26~27台 13位まで 14~15台 7位まで 当該年で満12歳以上15歳未満の者。 36~37台 18位まで 24~25台 12位まで 12~13台 6位まで なお、当該年に15歳に達しても、一般ライセンスを取得 34~35台 17位まで 22~23台 11位まで 10~11台 5位まで しなければ、その年度のジュニア選手権競技に出場するこ 32~33台 16位まで 20~21台 10位まで 8~ 9台 4位まで とが認められる。 30~31台 15位まで 18~19台 9位まで 5~ 7台 3位まで 3.東西統一競技会: 当該年のジュニア選手権に出場した実績を有し、かつ次 FA-B/FP-2/FP-3/FS-4/FS-125部門: の条件を満たす者。 得点基準は表bによる。 1)東地域、西地域それぞれの地域で開催された選手権競 得点合計の対象となる競技会は、選手権競技会として開催され 技会のうちドライバーが得た上位得点の3競技会を選択 たシリーズ毎の当該部門競技会の合計数の80%(小数点以下四捨 し、その得点合計で上位20名(計40名)までの者。 五入)とし、その得点合計によりシリーズの順位を決定する。 2)ドライバーの得点が同一の場合は、本規定第7条を準用 ただし、開催された競技会の合計数が5競技会に満たない場合 する。なお、各地域の上位20名以内に出場を辞退する は、開催されたシリーズ毎の当該部門競技会のすべてが得点合計 者が出た場合、相対する人数に応じて同21位以下25位 の対象となる。 までを対象として繰り上げ出場ができる。

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 61 第45条 開催資格 第50条 得点基準 ジュニア選手権を開催するオーガナイザーは、カレンダー登録 1.選手権競技会として認定された各競技会に参加した全てのドラ 申請時点で過去に単独で準国内格式以上の公認競技会を5回以上 イバーに対し、順位に関わらず各々1得点が与えられる。 (内1回以上の国内格式競技会を含む)開催した実績を有する加盟 2.選手権競技会として認定された各競技会において、出場台数 または公認カートクラブ、も しくは加盟または公認カートコース団 に応じて下表aの通り得点の対象となる順位が制限され、下表 体とする。 bの 通り得点が与えられる。 3.ドライバーは、年間の各競技会を通じ、第43条の規定に合致 第46条 開催場所 する車両であれば異なる車両で参加しても得点が加算される。 ジュニア選手権の開催場所は、カレンダー登録申請時点で 4.東西統一競技会の得点は得点基準表bの1.5倍とする。 全日本選手権開催に有効なコース許可証を所持している公認 5.シリーズの順位は東・西それぞれの地域における得点および東 カートコースであること。 西統一競技会で獲得した得点のうち、高い得点の順に4つの競 技会のものを集計し、その得点合計により決定する。得点対 第47条 申請と認定 象となる競技会が4回に満たない場合は、全得点を合算する。 1.ジュニア選手権は、原則として1コース1競技会開催とする。 表a(得点対象) 2.JAFは ジュニア選手権としてオーガナイザーから申請された 競技会の中から、東地域、西地域それぞれ3または4の競技 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 出場台数 得点対象 会を選手権競技会として認定する。 順位 順位 順位 3.ジュニア選手権東西統一競技会の開催は、原則として、全 40台以上 20位まで 28~29台 14位まで 16~17台 8位まで 日本選手権東西統一競技会との併催とし、オーガナイザー 38~39台 19位まで 26~27台 13位まで 14~15台 7位まで からの申請に基づき、JAFが指定し、認定する。 36~37台 18位まで 24~25台 12位まで 12~13台 6位まで 34~35台 17位まで 22~23台 11位まで 10~11台 5位まで 第48条 審査委員会の認定 32~33台 16位まで 20~21台 10位まで 8~ 9台 4位まで ジュニア選手権競技会における審査委員会は3名で構成し、 30~31台 15位まで 18~19台 9位まで 5~ 7台 3位まで 審査委員長および審査委員1名はJAF派遣とする。 表b 第49条 開催地域区分と競技の構成 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 順位 得点 1.地域区分: 1 25点 5 16点 9 12点 13 8点 17 4点 1)東地域:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新 2 22点 6 15点 10 11点 14 7点 18 3点 潟、長野、山梨、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、 神奈川、千葉 3 20点 7 14点 11 10点 15 6点 19 2点 2)西地域:静岡、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、大阪、 4 18点 8 13点 12 9点 16 5点 20 1点 兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山、岡山、鳥取、島 根、広島、山口、香川、徳島、高知、愛媛、福岡、 第51条 競技番号の指定 大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 本年度のジュニア選手権シリーズの1位から10位の者に対し て、翌年も本ジュニア選手権に出場する場合には、順位と同一 2.競技の構成: の競技番号を与える。 ジュニア選手権は、次の2つから構成される。 なお、1位から10位となった者以外はこの競技番号を使用す 1)地域シリーズ: ることはできず、この者が不出場の場合、当該競技番号は空番 地域シリーズは、前項1.の東地域および西地域の2つの地 号とする。 域シリーズとして構成する。 2)東西統一競技会: 第52条 ジュニア選手権の成立 東西統一競技会は、上記1)の選手権競技会終了後、開催 第49条1.に定める東・西地域何れかの地域で、競技会が 当該年度にそれぞれ3回以上開催されなければ、ジュニア選手 される。 権は成立しない。

以 上

2007年JAF国内カート競技車両規則 [公示No.2006ーK020]

2006年8月9日制定 支持具は、CIK-FIA公認を取得していること(CIK-FIA 2007年1月1日施行 ロゴおよび公認番号)。 ※下線部分:変更箇所 2)リアプロテクションを取り付けるためにシャシーを改造 ※2006 年の規則から変更の無い条項については省略してあります。 することは禁止される。 3)いかなる場合もリアタイヤの上端を通る平面より高く位 第1条 ~ 第7条2.(略) 置してはならない。 3.リアプロテクション: 4)リアプロテクションの表面は、均一で平らでなくてはな すべてのカテゴリーにおいて、CIK-FIA公認のリアプロテク らない。リアプロテクションには取り付けに必要なそし ションを装着することができる。装着する場合は、次の条 て/または公認時にあるもの以外の穴や切れ目があっては 件を満たさなければならない。 ならない。 1)リアプロテクションおよびシャシーに取り付けるための 5)リアプロテクションの前面と後輪の表面のギャップは最

62 2006・10 JAF MOTOR SPORTS 小15mmで最大50mmである。 第8条1.~8.(略) 6)最小幅は1,340mm。 9.ブレーキ:す べ て の クラスを通じて、少なくとも双方の後輪に同 7)いかなる場合においても、最大幅は後部の幅。 時に作動する有効な足踏式ブレーキを備えなければならない。 8)地上高:最小限3つの最低25mm、最高60mmで、最小幅 ブレーキは、ドラムまたはディスク型のいずれでもよい。連結 200mmのスペースで後輪のエクステンションとシャシーのセ するワイヤーおよびロッドは2重にすることが推奨される。 ンターラインに取り付けられる。 手動操作フロントブレーキは、カテゴリーFCでの装着が禁止 9)地上から最低200mmの高さで、最小幅200mmの最少3 される。 つのスペースで計測される最低地上高100mmで、後輪の 以下のクラスはフロントブレーキの装着が禁止される。 エクステンションとシャシーのセンターラインに置かれる FP-JrCadets、FP-2、FP-3 後部における垂直面(+0°/-5°)がなければならな い。(図参照) 10.~11.(略) 10)リヤオーバーハング:最大400mm。 12.ステアリング:ステアリングは、完全に閉じられた円形のステ 11)装置はフレームへシャシーの2つのメインのチューブま アリングホイール(円形の上部1/3以下は平であってもよい) たは現在使われているバンパー(アッパーバーとアンチイ によって操作されるものでなければならない。ステアリング上 ンターロッキングバー、第7条1.2)に、プロテクショ に付加されるいかなる装置も、ステアリング平面から最大20 ンについて公認されていて、プラスティック、スチールま mmまでとし、鋭い部位があってはならない。ケーブルまたはチ たはアルミニウム(または柔軟な方法)で作られた支えに ェーンによってステアリングを操作するものはいっさい認めら より少なくとも2つの点において取り付けられていなけれ れない。ステアリングのすべての部分は、安全で確実な取付 ばならない。全ての公認されたシャシーに取り付けること け方式(ロックナット)でなければならない。 ができなければならない(620から700mmの公認されてい ステアリングコラムは最小直径18mmおよび最小肉厚1.8mm るFの寸法に従って)。 を有していることが推奨される。 12)リアバンパーの寸法に適応するリアフェアリングが使わ ステアリングコラムの下部軸受け締結ナットは、安全クリップ れる場合、アンチインターロッキングバーとアッパーバー システムを用いることが推奨される。 の取り付けは任意である。

4.サイドバンパー: (略) 以 下(略)

格式A-国際/C-国内/D-準国内/E-制限付 (10-12月) ●太字は全日本選手権,世界選手権,国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 JAFカートカレンダー ●このカレンダーは8月20日までに本部にて受付したものです。 10(OCT)-12 (NOV) 開催日 競技会名 オーガナイザー/電話番号 格式 競技車両 開催場所 10月 1日 2006年地方カート選手権新東京シリーズ第5戦 NTC(0436-36-3139) D/E FA-B、リブレ 新東京サーキット 2006NTC CUPシリーズR5 1日 2006年地方カート選手権南幌シリーズ第3戦 NKSC(011-378-2121) D/E FA-B、FP-2、FP-3、リブレ 南 幌リバーサイドカートランド 2006南幌チャレンジカップ第5戦 2006カートスペシャル北海道シリーズ第9戦 1日 2006SLビワコシリーズ第5戦 BSL(077-598-2888) D ROK 琵琶湖スポーツランド 8日 2006ダイナマイトカートinセントラル第3戦 C.C.C(0795-32-3766) E FC、リブレ セントラル サーキット 8日 2006APG CUP第6戦 APG(0550-75-6138) D/E ROK、リブレ オートパラダイス 御殿場 14日~15日 2006 TOYOTA T.D.Pチャレンジ MTC(0475-25-4433) E FC 茂原ツインサーキット SLカートレース(SL全国チャンピオン大会) 21~22日 2006鈴鹿選手権シリーズ第7戦 SMSC(0593-78-3405) D/E ROTAX FR125MAX、 鈴鹿サーキット南コース カートレース IN SUZUKA ROTAX FR125JUNIORMAX、リブレ 28~29日 2006年全日本カート選手権 (株)モビリティランドC/DFA、ICA、FP-Jr ツインリンクもてぎ FA/ICA東西統一競技会 (0285-64-0200) 北ショートコース 2006年ジュニアカート選手権東西統一競技会 2006年もてぎカートレース 第 6 戦 29日 2006SLビワコシリーズ第6戦 BSL(077-598-2888) D ROK 琵琶湖スポーツランド 11月 4日 2006瑞浪チャレンジカップカートレースシリーズ 第6戦 MLKC(0572-63-3178) D ROTAX FR125MAX 瑞浪レイクウェイ 7日 2006大井松田チャレンジカップ第7戦 大井松田カートランド(0465-81-2557) E リブレ 大井松田カートランド 11月 12日 2006年地方カート選手権中山・ナチュラ・TAMADA・ 山陽スポーツランド(0869-93-2333) D FA-B、FP-2、FP-3 中山カートウェイ 弘楽園シリーズ第5戦 中山カートチャンピオンレース 12日 2006SLカートレース 瑞 浪シリーズ 第 8 戦 J M S C(058-272-7770) E リブレ 瑞浪レイクウェイ 12日 2006APG CUP最終戦 APG(0550-75-6138) D/E ROK、リブレ オートパラダイス 御殿場 19日 2006年もてぎカートレース 第 7 戦 (株)モビリティランド、R T A(0285-64-0200)D/E ROK、リブレ ツインリンクもてぎ 北ショートコース 19日 SLカートレースつま恋大会第6戦 TMSC(0537-24-9820) E リブレ つま恋カートコース 19日 2006グランナショナル S F Cチャレンジ カップ J R S C C(03-3584-0035) E FC-2、リブレ ツインリンクもてぎロードコース もてぎSFCチャレンジカップI 25~26日 2006鈴鹿選手権シリーズ第8戦 SMSC(0593-78-3405) D/E ROK、ROTAX FR125JUNIORMAX、 鈴鹿サーキット南コース カートレース IN SUZUKA リブレ 26日 2006ハルナカップカートレース 第 6 戦 HMSL(0279-54-8199) E リブレ 榛名モータースポーツランド

2006・10 JAF MOTOR SPORTS 63