6 シ ジミチ ョ ウ科(Lycaenidee ) Acytolepis Litacea
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The LepidopterologioalLepidopterological SooietySociety of Japan や ど りが 211 号 (2006) − 1 2 .各種解説 (つ づ き) 浮 か ぶ小島 で あ る 。 北部 で は 原生林 が よ く保存 さ れ − − 1 2 6 て い るが 入域 は巌 し く制限 されて い る 。 シ ジミ チ ョ ウ科 (Lycaenidee ) 尚、前号 に 引 き 続 き、写 真 撮 影 を早 坂 弘次 氏 に お い Presotas 願 し た v 図示標本 と し て 、 aluta は早 坂 の 152 2 し て い こ の Neomyrina nivea 以下 種, 亜 種 を確認 る、 うち、 弘 次 氏 の 採集 晶 、 ♂は 栗山定氏 の Acytolepis litacea(Hamps ・ n ,1889)SSp ,、Udara selma 採集品 を使用 させ て い た だ い た 。同定 に お い て 高波 eerima Corbet,1937 、Jamides zebra lakatti Corbet に し い た い ( ) , 雄介氏 、関康夫氏 、稲 好豊 氏 協力 て だ た 。 1940 Prosotas lutea sivoka Evans 1910 Anthene 、 〔 , )、 各氏 に こ こ で 深謝 申 し一Lげ た い 。 Jicates dUSt{ntua Corbet, 1940、 Arhopala cteander regia 〔Evans,1925)、 A . athada apha de Nic6ville, , − 1895 Aparalea (Evans 正925 Mota mass la mas L ・・ erycinoides 、 , )、 } 1 1 Poritia phraatica Hewitson, 1878 : s)ia (Hewitson , [1869])、 Apporasa atkinsoni 形 態 的 に差 が あ り、従 来別 々 と考 え ら れ て い た 2 (Hewitson,[1869 ])、 Horaga syrinx moulmeina Moore , 亜種 が 同所 的 に 得 られ た 。両 者 の 中 間的 な 個体 は ー 「1884 ]、Pratapa deva tita(Moore ,11884])、 Tajuria 得 ら れ て い な い の で 、フ ォ ム あ る い は 別種 と し Doherty 1886 ssp . Rapata duma べ yajna ( , ) 、 duma て扱 う きで あ るが、 こ こ で は 便宜的 に 亜種 と し .・ ー (Hewitson,1878 )、 Rapala melida nicevillei Swinhoe , て 扱 う。 方 の 亜種 は タ イ 中部 か らマ レ に 分 布 1911、Rapata scintilla scintilla de Nic6ville,1890 の の 中心 が ある phraatica で ♀表 面 に オ レ ン ジ 斑 が 16 は ベ トナ ム で 一 種 初 記 録 あ る。 広 が る 。 もう 方 は タ イ北 部 か らイ ン ドに分 布 の 本編 をま と め る に あ た り Inou6 & Kawazo6 (1966) 中心 が あ る elsiei で よ り大型 で 裏 面の 地色 が 濃 く、 を参 考 に し た が 、こ の 論文 に お い て 以 下の 誤 りが 明 ♀表面 に青色 斑 が広 が り、♂表面 の 青色部 が 緑昧 らか に な っ た 。Logania regina sriwa Distant,1886 は が か る。 L . marmorata marmorata Moore 1884 の Phraatica か , 誤 り 、 は 中 山帯 ら高標 高 に見 られ 、 季 節 を Surendra vivarna amisena (Hewitson,1862 ) は ∫. 問わず個体数 は 多 い 。♂ は 午前 8−10 時 頃 に強 い quercerorum neritos (Fruh .g to rfer ,1907)の 誤 りと考 え 占有 性 を示 す。裏面 の 地色 が 白 く斑 紋 が 黒 く な る ら れ る。L. regina に 関 し て は 、ベ トナ ム で の 記 録 は 型 と 、地 色 が オ レ ン ジ が か り、斑紋が茶褐色 を帯 一 こ の 例 の み で あ り、本 種 の ベ トナ ム か らの 確実 な び 、♂の 前翅 表面 lb 室 に 黒 紋 が現 れ や す い 2 型 記録 は 現在 まで の と こ ろな い こ とに な る。 が あ る 。雨季 に 得 られる個体 は大型 で 、裏 面 の 条 ー フ コ ッ ク Phu : PQ に D BV ( Quoc )島 を調 査地 域 加 え 紋 が 明瞭 で あ る 。 ( , ) た こ の ベ ム ・ n 島 は 、 トナ カ ン ボ ジ ア の 国境 近 くに 48 一 NII-ElectronicN 工 工 Eleotronio Library Service The LepidopterologioalLepidopterological SooietySociety of Japan や ど りが 211 号 (2006 ) − − L 1 2Poritia erPtcinoides elsiei Evans, 1925 か だが活動性が高 く、 同 じ場所 に 長 くは静止 し な ♀に は前翅 表 面 第 3 室 中央 に 橙紋 が出現 する個体 い 。♀ の 表 面 地色 は個 体変 異 が激 し く、黒 化 が 進 こ い か し た で と れ を欠 く個 体 とが る 。 低 地 原生 林 か ら高標 ん だ個 体 ら橙 が 発 達 個 体 ま 現 れ る。(D , 高地 にか けて見 られ るが 、 個体数 は少な い 。 ♂は BV ,TM ) 現 在 まで に 2 頭 し か 得 られ て お らず、占有 行 動 は さ て い な い D TM L −5Pe 「amas eham Saito & Seki 2006 観 察 れ 。〔 ,GR , ) , D の 奥 の 原生 林 で 2 ♂の み得 られ て い る。生態 は L ・2 Poritia he }vitsoni tavoyana Doherty 1889 1 D ー 1100m , 不 明で あ る 。 ♂は の 小 ピ ク 標高 で 午 ー 中山 帯 か ら 高標高地 で 見 ら れ 、低地 で は と て も少 前 10 時 ご ろ 発 見 さ れ た。も う 1 ♂ は そ の ピ ク な い 。季節 に よ る 個体数 の 変動が激 し い が、概 し の 中腹 で 確認 され て い る。飛 び 方 は 他 の キ ラ ラ シ て調 査 地 域 で は個体 数 が多 い 。♂は 9 時 か ら 11 ジ ミに比 べ 緩 や か だ っ た 。(D ) ー 時 くらい ま で 強 い 占有性 を示 す。占有 行 動 は コ ー ・ ヒ や 茶 の よ うな 低木 で 見 ら れ る 。 1∠6Miletusmall ”s matlus (Fruhstorfer, [1913」) の 従来 、本種 は hewitsoniと phama と の 2 種 に 分け 夕刻、林縁部 の 日 の 当た らな い 環境 で 、 ♂ 占有 一 か か られ て い た 。 し か し 、本調査 地域 で 得 ら れた 多く 行動が見 られ る。 度 飛翔 する と、な な 静 止 の 個 体 を検 討 す る と、両 者 の 典 型 的 な個 体 は 少 な し な い 。♀は活 動 性 が 低 い よ う で あ ま り目 に 付 か く、中間 的 な個 体が大多数 を占め、変異 と して連 な い が、 ア ブ ラ ム シ が群集 す る植物 に静止 し て い 一 続 す る こ と が わ か っ た .そ の た め同 種 と し て 扱 る こ とが多 い 。ア ブ ラ ム シ が 群集す る ヒ マ ラ ヤ ス べ ・ う きもの と 考 え られ る(斉藤 関 ,2004 )。こ こ で ギの 枝 に ♀ が 産卵 し て い る の が 観 察 され て い る 。 は両 型 の 典 型 的 な個 体 を雌雄 図示 した 。左 側 2 個 (D ) ’ hewitsoni 2 体hi ue、右側 個体が phama 型 で ある 。 の L ・7 Miletus ancon ancon Doherty 1889 両 型 の 典型 的 な特徴 を も っ た ♂ 生 態 に は差 が あ ( , ) る よ うで 、hewitsoni型 は林縁 な どやや乾燥 し た場 前 種 に比 べ る と飛 翔 は 素早 い 。特 に ♂ は な か な か い の い ラ ム シ が 所 、phama 型 は 湿 度 の 高 い 原生林 内 に 見 られ、 止 ま ら な で 採集 は難 し 。 ♀は ア ブ hewitsoni型 が強 い 占有 性 を見 せ る の に 対 し phama 群 集する植物 に静 止 し て い る こ と が ある。(D ,BV ) 型 の 占有 行動 は観 察 され て い ない .環境 的差異 が 、 形 態 と 生 態 の 多型 を起 こ し て い る の か も し れ な い 。 L ・8 ∠4110tinus subviotaceus subyiolace “ s 本 調 査地 域 で は典 型 的 な phama 型 は 非 常 に 少 な Felder, C .& R ., [1865] D GR BV Mad の い 。( , , ) の ミ カ ン 畑 で 得 ら れ た 。 飛翔 中は表面 臼紋 が 目立 ち 、ル リ シ ジ ミの よ う に 見 え た 。(Mad ) ・ L 3Simiskinaproxima dohertyiEvans, [1925】 TM に お い て 1 ♀ が 得 られ た 。 こ の 個体 は 、低 地 L ・9Attotinus substrigosus substrigosus NIoore 原生林 の 中空 を緩 や か に 飛翔 し 地面 に 静止 し た 。 ( , 1884) Inou6 & Kawaze6 〔1966 )が ∫.phalena hartertiと し TM の 原生林 の 林縁部 で 見 られ る u ♂ は 緩 や か だ て 図示 し た ♀個体 は 本種 の 白斑 型 で あ る 可 能性 が が 直線 的 に 飛 翔 す る。発 生 地 で は 個 体数 が 多 く、 あ る c ま た 、Inou6らは 、本 種 を S.phalena の 亜 ア ブ ラ ム シ や カ イ ガ ラ ム シ の 群集す る 植物 に 群 れ 種 と して 扱 っ て い る こ と か ら も、 こ の 記 録 に は 注 て い る 。(Mad , TM ) 意 が 必要 で ある。(TM ) L .10Allotinus unicolor continentalis L −4 4 『 1913 Simiskinaphatiabinghami Fruhsto fer, Fruhstorfer 1912D 二 の な ど で ら れ る が 体数 は 少 な い ( , [ 次林 林縁 見 、佃 。 低地 か ら高標高地 ま で 局 地 的 に 得 ら れ て い る が 、 同所 で 見 ら れ る Miletus 属 の 蝶 に 比 べ る と飛 翔 は弱 分布 は原生 林 に 限 られ る 。D の 奥 の 標高 1100m 弱 しい 。(D ,BV , DT ) の ピ ーク 、BV の 沢 沿 い の 環 境 な ど で 得 られ て い る。♀は ♂よ り も多 く見 られ る。♀の 飛 翔 は緩 や NII-Electronic_ ∴ Library Service_ TheTheLepidopterologicalSociety Lepidopterological Society of Japan j?el701 211 F.J・ (20e6) k,i Nt ....