資源開発環境調査 フィジー諸島共和国 Republic of the Fiji Islands 目 次 第 1 部 資源開発環境調査 1. 一般事情 ·································································· 1 2. 政治・経済概要 ···························································· 2 3. 鉱業概要 ·································································· 3 4. 鉱業行政 ·································································· 6 5. 鉱業関係機関 ····························································· 20 6. 投資環境 ································································· 20 7. 地質・鉱床概要 ··························································· 24 8. 鉱山概要 ································································· 26 9. 新規鉱山開発状況 ························································· 26 10. 探査状況 ································································ 27 11. 製錬所概要 ······························································ 28 12. わが国のこれまでの鉱業関係プロジェクト実施状況··························· 30 第 2 部 地質解析 1. 地質・地質構造 ··························································· 31 2. 鉱床 ····································································· 41 2-1. 鉱山・鉱徴地 ··························································· 41 2-2. タイプ別・時代別分布の特徴 ············································· 49 3. 鉱床胚胎有望地域 ························································· 51 参考(統計、法律、文献名、URL等) ········································ 53 第 1 部 資源開発環境調査 1. 一般事情 1-1. 面積 18,333Km2 1-2. 人口 85.4 万人(00 年フィジー政府統計局) 1-3. 首都 スバ(16.5 万人 96 年調査) 1-4. 人種 フィジー系(51%)、インド系(44%)、その他(5.0%) 1-5. 公用語 英語。フィジー語、ビンディー語 1-6. 宗教 キリスト教(52.9%)、ヒンズー教(38.1%)、イスラム教(7.8%) 1-7. 地勢等 フィジーは、約 330 の島からなる島嶼国で、主要な島は,首都スバのある Viti Levu 島 と Vanua Levu 島で、2000 年現在の人口は約 80 万人である。人口の 51%をフィジー系、44% をインド系が占めている。インド系住民は、19 世紀末に砂糖プランテーションの労働者と して移民してきたインド人が残留したものである。 フィジーはもともと英国の植民地であったが、2 度のクーデターを経て 1987 年に独立し、 政治形態は主権民主主義制を採用している。当初、Ratu Sir Kamisese Mara 首相による暫 定政権が樹立され、1992 年 5 月に最初の総選挙が実施された。 先住系フィジー人とインド系フィジー人の人種対立が顕在化しており、2000 年 5 月のク ーデター騒動のように、社会、政治問題となっている。クーデター後、政治的な混乱が生 じたが、最高裁は 97 年憲法は合法であるとし、2001 年 8 月に総選挙が実施され、Laisenia Qarase 首相が率いる新政権が樹立され、現在も Qarase 政権が続いている。 第 1-1 図フィジー諸島位置図(外務省ホームページ) - 1 - フィジー 第 1-2 図 フィジー諸島図(The World Factbook 2004) 2. 政治・経済概要 2-1. 政体 共和制 2-2. 元首 ラトゥ・ジョセファ・イロイロ大統領(Ratu Josefa Iloilo) 2-3. 議会 上院(32 議席)、下院(71 議席) 2-4. 政治概況 1999 年の総選挙でチョドリーが初のインド系首相に就任。2000 年にフィジー系の政治 的優位を主張するスペイト率いる武装勢力が議会を占拠する事件が発生したが、軍が行政 権を掌握して憲法を廃止しイロイロ、セニロリ暫定正副大統領が就任した。裁判所の暫定 政権の違法判決もあり、再度選挙が行なわれ、政権も安定をした。その後、労働党の含め た内閣の組閣を巡って混乱が続いている。 2-5. 主要産業 観光、砂糖、衣料 2-6. GDP 19 億ドル 一人当たり 2,308 ドル 2-7. 通貨 フィジードル 2-8. 為替レート 1US$=1.6499(2005/02 現在) 年末 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 1US$= 1.9658 2.1858 2.3089 2.0648 1.7221 (International Financial Statistics 2004) - 2 - フィジー 2-9. 貿易 (2002、フィジー準備銀行) 輸出 579 百万ドル:衣料、砂糖、金、魚類 輸入 946 百万ドル:機械、輸送機械、食料品 対日貿易(2003、通商白書) 輸出 40 百万ドル:魚介、砂糖、木材 輸入 44 百万ドル:自動車、機械類 2-10. 経済概況 主要産業は、砂糖生産を主軸に、観光、服飾産業が経済を支え、この他に、鉱業、林業、 水産業、軽工業(履物、食用油)等がある。1999 年までの経済は比較的順調であった。主要 輸出品は、砂糖、金、水産品、木材、ココナッツオイル等で、主要輸出先は、オーストラ リア(26%)、英国(24%)等となっている。砂糖きび産業は、Lome Convention と Sugar Protocol(現 Cotonou Agreement)により EU 向けに優遇価格で輸出され、フィジー経済に大 きく貢献している。また服飾産業も順調である。 鉱業は GNP の 3%、労働市場の 2%を占めている。国土の 83%は先住系のフィジー人が所有 し、9%が国有地となっている。GDP 成長率は、クーデターのあった 2000 年の-1.8%を除き、 比較的高い成長率を達成しており、2001年は 7.1%、02 年は 5.1%であった。一人当たり GDP は 4,133 米ドル(2002 年)である。 3. 鉱業概要 3-1. 鉱業事情 金属鉱物資源の開発は Vatukoula 鉱山(金)のみで行われている。同鉱山は、Emperor Mines 社(本社シドニー)が所有し、従業員 1,600 人を雇用するフィジーでも最大規模の民 間企業であり、輸出金額の約 6%を占めている。また、探鉱活動としては、Emperor 社の Tuvatu 鉱山(Vatukoula 鉱山近く)、Mt. Kasi 鉱山等において金の探鉱が行われている他、日鉄鉱 業㈱がビチレブ島南部の Namosi で銅の探鉱を行っている。また、2003 年には Millenium Resources(豪)が金の探鉱を開始した。 3-2. 生産統計 MRD(鉱物資源局)によると、フィジーにおける金鉱石及び金の生産量は、第 3-1 表の とおりである。また、金及び銀の輸出量、輸出金額は第 3-2 表のとおりである。96 年から 98 年にかけて Mt. Kasi 鉱山において金の生産があったが、それ以外の期間も含めて、フ ィジーの金及び銀の生産のほとんどは Vatukoula 鉱山によるものである。 - 3 - フィジー 第 3-1 表 フィジーの金生産量(MRD) 年 鉱石生産 (t) 金 (oz) 金 (kg) 2003 528,089 113,138 3,519 2002 504,616 119,766 3,725 2001 520,575 123,340 3,836 2000 532,888 122,076 3,797 1999 610,417 142,349 4,427 1998 690,382 120,831 3,758 1997 1,110,848 150,177 4,671 1996 818,994 146,270 4,549 1995 588,205 112,387 3,495 1994 607,028 113,688 3,536 1993 426,636 121,753 3,787 1992 1,517,451 120,606 3,751 1991 498,833 87,775 2,730 1990 586,212 128,941 4,010 1989 626,949 133,137 4,141 1988 561,108 128,696 4,002 1987 502,068 87,369 2,717 1986 491,380 83,976 2,612 合計 12,537,673 2,156,275 67,063 - 4 - フィジー 第 3-2 表 フィジーの金及び銀の輸出量及び輸出金額(MRD) 年 金輸出量 (kg) 金輸出金額 ($M-FJ) 銀輸出量 (kg) 銀輸出金額 ($M-FJ) 2002 3, 829 81.9 1, 901 0.604 2001 3, 836 75.1 1, 974 0.621 2000 3, 842 72.2 1, 474 0.490 1999 4, 420 78.3 2, 125 0.696 1998 3, 758 70.7 1, 787 0.622 1997 4, 672 74.1 2, 653 0.600 1996 4, 607 79.4 1, 758 0.430 1995 3, 476 58.5 1, 574 0.368 1994 3, 500 62.6 1, 405 0.339 1993 3, 712 65.8 1, 080 0.224 1992 3, 105 50.9 877 0.166 1991 2, 810 47.7 484 0.092 1990 4, 115 74.2 774 0.174 1989 4, 212 75.6 1, 046 0.265 1988 4, 302 86.1 994 0.289 1987 2, 868 51.3 814 0.186 1986 2, 951 38.5 530 0.095 1985 1, 888 22 441 0.089 1932-84 117, 721 208.3 40, 876 1.997 - 5 - フィジー 4. 鉱業行政 4-1. 鉱業政策 フィジー政府は、鉱業の発展と管理が国家の社会繁栄に貢献すると考え、鉱業セクター の発展を積極的に支援している。フィジー政府の鉱業政策は、鉱業法及び規則(Mining Act and Regulations, Cap. 146)に基づいており、土地鉱物資源省鉱物資源局(MRD:Mineral Resource Department)が、鉱物資源の探査、開発を総合的に所管している。 鉱業法が対象とする鉱物は以下のとおりである。 貴金属 金、銀、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、これらと同等なもの及びこれら を含む鉱石。 貴石 アンバー、アメジスト、ベリル、キャッツアイ、ダイヤモンド、エメラルド、ガーネッ ト、オパール、ルビー、トルコ石、その他同等な鉱物。 工業原料 アスベスト、粘土、バライト、ベントナイト、チャイナクレイ、フーラー土、石墨、石 膏、大理石、雲母、硝石、リン鉱石、パイプ白土、カリウム、塩、硫黄、滑石、その他 放射性鉱物 ウラニウム、トリウム(含有量 0.05%以上) 石炭 石炭これに類似するもの 金属鉱物 アルミニウム、アンチモニー、砒素、ビスマス、カドミウム、クロム、コバルト、銅、 鉄、鉛、マンガン、水銀、モリブデン、ニッケル、錫、タングステン、バナジウム、亜鉛、 その他の鉱物及びこれらを含む鉱石 さらに、MRD は、採石法(Quarries Act, Cap. 147)及び火薬法(Explosives Act, Cap. 189)の所管官庁である。採石法は、鉱業法が対象としない粘土、砂、砂利、その他の岩石 資源を対象としているが、これらの資源は土地所有の一部となっており、鉱業法対象の鉱 物資源と法律上の扱いが異なっている。 鉱物資源に対する行政的な管理は、鉱物資源担当大臣の総合的政策管理のもとに、鉱山 局長(Director of Mines)が行う。鉱山保安監督官は、鉱業法及び規則、採石法に基づき、 監督業務を行う。 鉱山局長の責任は、これらの法律における規制を適用する場合に、労働安全及び環境保 護に関してグッドプラクティスを確実に実行させることである。 - 6 - フィジー 4-2. 鉱業政策の基本原則 鉱業政策の基本は、埋蔵鉱物資源は国家の所有であると同時に、フィジー国民の生得権 (birthright)であり、政府がその生得権の管理者であるというコンセプトである。した がって鉱物資源を管理者とするフィジー政府は、環境に配慮し社会的に容認できる開発方 法、ならびに利害関係者間の開発コストと公正な利益分配を保証するための規制メカニズ ムを取入れている。 また、鉱物資源の開発は私企業によることが基本であり、鉱物探査権および開発権を企 業に授与している。したがって、政府は鉱物資源開発者が、プロジェクトの計画段階から 全体に至るまで、社会・環境・経済的な分野にわたる利益に対し配慮することを求める。 政府は、鉱物セクターの開発が、コミュニティーに対し便益をもたらすと同時に、さま ざまな問題を提起してきたこと、ならびに住民の直接参加が長期間におよぶ良好な関係の 中心であることを認識している。住民の直接参加とは、特定の小規模ビジネスへの機会提 供や、社会インフラストラクチャーの開発等であり、このような関係は、探査の早い段階 で開始され、鉱山の閉山まで持続されなければならない。基本的には、資源プロジェクト のデベロッパーは、計画と開発において、協調的かつ参加的な対応を求められる。 また、政府は、投資の促進、ならびに投資家リターンの最大化のための環境創出を担う ことの重要性を認識している。このために、政府はマクロエコノミクス政策を実行してき た。たとえば、MIGA への参加、投資環境ステートメントの策定、非課税インセンティブの 設定などがあり、政府はこれらの政策を同時的に推進している。 また、政府は、民間投資が、鉱業開発リスク、地質ポテンシャル、財政政策、政治的安 定性等を考慮して行われることを認識している。そのために、政府は低投資コスト、競争 性、投資家リスク、投資家リターンに配慮した政策を導入している。 4-3. 基本政策 鉱業投資のインセンティブにとっては、リスク管理と投資のリターンバランスが重要で ある。このためにフィジー政府は国際競争性のある相関的政策のパッケージを模索してい る。その中で、投資の促進と、様々なマーケット環境のもとでのフィジー国民への正当な リターンという 2 つの目的を達成することを目標としている。政策フレームワークは、鉱 業特有のニーズと税制との調和を反映するものとなっている。 政府の鉱業税制パッケージの基本は、事業者の営利的な操業を可能とするもので、鉱物 資源を大きな障害なく営利的に開発できるような環境を提供することである。このために 課税のタイミングや課税範囲等のマイナーな項目は、特定鉱種のマーケット、市況を考慮 して設定される。 国外事業者は、通常その本籍国からの様々な課税義務を負っているが、フィジー政府は、 本籍国での課税より先行して課税を行わない。 - 7 - フィジー 以上のような基本的政策パッケージの範囲外でも、政府は特定のプロジェクトへの当時 インセンティブに対して柔軟に対応する。こうした特定の投資インセンティブの要求は、 最終 FS 調査段階で明示される必要がある。フィジー政府は、一般的にプロジェクトライフ 全体に対する措置ではなく、プロジェクトの初期段階における暫定的あるいは移行的緩和 措置についての支援をする。 鉱業税制は、他の経済セクターに適用される一般税制システムから独立しているわけで はないが、鉱業の特殊性を考慮している。例えば、鉱業には鉱業ベンチャー資本(もしく は融資)の集約性、金属市場の周期性、開発以前の長期間にわたる探査、FS 調査実施のコ スト負担等の特徴があり、これらの要素が鉱業税制パッケージでは考慮されている。鉱業 税制は包括的パッケージであり、個々の独立した法律の寄せ集めではない。 フィジーでは、未開発鉱物資源は国家が所有するが、こうした鉱物資源の開発は、私企 業が行うものであり、企業には、完全かつオープンな鉱物資源へのアクセスが認められて いる。政府は、いかなる資本参加や、プロジェクトであれ直接的な参加を行わない。 フィジーの探鉱開発の管理システムは開放的かつ公平である。基本的には、承認された 開発計画に沿った実行能力を政府に示すことができるすべての事業者に対し、探査権と採 掘権が付与される。重複する申請者がある場合、先願主義により権利が与えられる。現行 の鉱業政策は、国内及び外国の探査、採掘に関係する投資家の鉱物発見及び開発のための 権利を保護し支援している。鉱物保有権に対する投資家の権利、タイトルの確実性はフィ ジーの鉱業法及び規則に明示されている。MRD が、これらの権利の管理に関する責任官庁 である。 権利保有者は、注意義務(due diligence)を遂行し、探査に要求されたアクティビテ ィを積極的かつ精確に実行するとともに、鉱業法に則り適宜総合的に報告しなければなら ない。このことは、開発プロジェクトに繋がる権利の継承権の保全のためにも必要である。 一定期間の経過後、権利保有者は、対象地域の一部の放棄を求められる。 フィジー政府は、適法な探査事業者のフィジー国内での活動を推奨するが、投機的ベン チャーを排除する。 鉱業に関する紛争の調停は、鉱業アピール委員会(Mining Appeals Board)で行われる。 この結果は最高裁判所の審理にも採用される。 4-4. 探鉱と採掘の手続き 4-4-1. 探査及び採掘に関する権利、ライセンス及びリースの種類 鉱山局長は、担当大臣の同意のもとに下記の権利、ライセンスをグラントすることがで きる。フィジーの鉱区設定状況を第 4-1 図に示す。 (1) 探査 ・探査権 Prospector’s Right 申請条件:21 歳以上の個人 期間:1 年 - 8 - フィジー 面積:所有者又は占有者に通知した土地、 権利内容:鉱物の探査、下草刈り・伐木、たて孔・ピット掘削、水の使用 ・探査ライセンス Prospector’s License 申請条件:探査権保有者 期間:5 年(更新可) 面積:400ha 以内 権利内容:探査権と同じ、機械/プラントの設置可、運搬路の設置可 ・特別ライセンス Special Prospecting License 申請条件:探査権保有者 面積:1,300ha 以上 権利内容:申請者と鉱業管理者との間で協議した特別な協約及び条件 (2) 採掘 ・採掘許可 Permits to Mine 申請条件:探査権または探査ライセンス保有者 期間:2 年(1 回につき 1 年間更新可) 面積:貴金属 40ha 以下、それ以外 128ha 以下 権利内容:採掘 ・採掘リース Prospector’s License 申請条件:探査権、探査ライセンス、採掘許可のいずれかの保有者 期間:5 年以上 21 年未満まで 面積:貴金属 40ha 以下、それ以外 128ha 以下 権利内容:採掘 ・特別採掘リース Special Prospecting License 権利内容:申請者と鉱業管理者との間で協議した特別な協約及び条件 (3) その他 ・特別サイト権 Special Site Rights 申請条件:探査権、探査ライセンス、特別探査ライセンス、採掘許可、採掘リース、 特別採掘リースのいずれかの保有者 期間:鉱業管理者の裁量によるが、個々の権利の範囲内 面積:水源―ダム、貯水池の建設に十分な広さ、通路―最短かつ十分な長さがあり 幅 5m 以上 10 以内、ジェネラルサイト―10ha 権利内容:道路以外の通路については鉱業管理者の裁量により追加権利許可可能、 水源の利用、機械設置、廃石/尾鉱廃棄、炉の建設 ・道路アクセスライセンス Road Access Licenses 申請条件:探査権及び採掘許可、採掘リースのいずれかの保有者 権利内容:権利保有土地以外でのアクセス道路の建設 - 9 - フィジー これらの権利、ライセンスあるいはリースに対する申請に対する審査基準は以下のとお りである。 ・地質調査の専門的技術力と実行能力、探鉱分野における過去の業績、ならびに計画 を実行するためのファイナンス能力を含めた企業の財務状況。 ・必要なフォームが適切に記入され、MRD に提出された時に、審査プライオリティが 決まる。 第 4-1 図 フィジーの探査・採掘鉱区設定状況(04 年 6 月現在) 4-4-2. 探査権の取得 探査を行う事業者または個人は、探査権(期間 1 年)を取得し、これを更新するか、よ り長期の探査が可能な探査ライセンスに切り替える。探査権の申請資格は 21 歳以上の個人 とされており、国籍の制限はない。これらの探査の権利を取得することにより、フィジー
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