ADOBE® APPLICATION MANAGER ENTERPRISE EDITION

エンタープライズ展開ガイド

Adobe® Application Manager Enterprise Edition リリース 3.1 ドキュメントバージョン 3.1 作成日: 2012 年 9 月 © 2012 Adobe Systems Incorporated and its licensors. All rights reserved.

Adobe® Application Manager Enterprise Edition エンタープライズ展開ガイド This guide is licensed for use under the terms of the Creative Commons Attribution Non-Commercial 3.0 License. This License allows users to copy, distribute, and transmit the guide for noncommercial purposes only so long as (1) proper attribution to Adobe is given as the owner of the guide; and (2) any reuse or distribution of the guide contains a notice that use of the guide is governed by these terms. The best way to provide notice is to include the following link. To view a copy of this license, visit http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/3.0/

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Adobe Systems Incorporated, 345 Park Avenue, San Jose, California 95110, USA. 目次

Adobe Application Manager Enterprise Edition 3.1 について ...... 1 AAMEE でサポートされる Suite 製品バージョン ...... 1 異なる AAMEE バージョンでのこのガイドの使用...... 1

エンタープライズ展開について ...... 2 企業内に製品を展開する方法 ...... 2 アドビ展開パッケージの利点 ...... 3 アドビパッケージの制限事項 ...... 4 エンタープライズ展開プロセス ...... 4

1 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 ...... 6 展開ツール...... 6 必要システム構成 ...... 6 パッケージ作成の準備 ...... 7 AAMEE で使用できるその他のコンポーネント ...... 7 Adobe Update Server Setup Tool ...... 8 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition ...... 8 Adobe eXceptions Deployer Application ...... 8 Adobe Remote Update Manager ...... 8 展開パッケージ...... 8 パッケージの作成のワークフローのオプション...... 10 パッケージ設定ファイル ...... 10 展開パッケージの作成 ...... 11 CS6 インストールパッケージの作成 ...... 12 体験版パッケージの作成 ...... 24 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 ...... 35 アップデートのみのパッケージの作成 ...... 40 既存のパッケージの変更 ...... 45 AAMEEPreferences.xml ファイル ...... 48 Exceptions フォルダー内のパッケージのインストール ...... 49 Application Manager ログおよびエラーメッセージ...... 49 エラーメッセージ ...... 49

2 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 . . . . . 53 展開ツール...... 53 サポート対象 Suite 製品 ...... 53 Application Manager のシステム要件 ...... 54 パッケージ作成の準備 ...... 54 Mac OS ...... 55 Windows XP ...... 55 Windows Vista および ...... 55

3 Application Manager で使用できるその他のコンポーネント ...... 55 Adobe Update Server Setup Tool ...... 56 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition ...... 56 展開パッケージ...... 56 パッケージの作成および変更のワークフローのオプション ...... 57 パッケージ設定ファイル ...... 58 展開パッケージの作成 ...... 58 DVD および Electronic Distribution 間の製品アップデート名の 相違 — 組み合わせパッケージ ...... 70 アップデートのみのパッケージの作成 ...... 71 DVD および Electronic Software Distribution の製品アップデート名 — アップデートのみのパッケージ ...... 76 既存のパッケージを変更する ...... 78 AAMEEPreferences.xml ファイル ...... 82 Exceptions フォルダーへのパッケージのインストール ...... 83 Application Manager のログおよびエラーメッセージ...... 83 エラーメッセージ ...... 83

3 Exceptions フォルダー内の製品のインストール ...... 87 Adobe Application Manager Enterprise Edition について ...... 87 インストールパッケージ ...... 87 Exceptions フォルダー内のパッケージ ...... 87 Windows の場合 ...... 87 Mac OS の場合 ...... 88 Windows でのパッケージのインストール ...... 88 Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 ...... 88 CS5.5 および CS5 用ペイロード ...... 88 CS6 用ペイロード ...... 89 Windows でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール ...... 89 Windows での AIR と Adobe Help Manager のインストール ...... 89 Mac OS でのパッケージのインストール ...... 89 Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 ...... 90 CS5.5 および CS5 用ペイロード ...... 90 CS6 用ペイロード ...... 90 Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール ...... 90 前提条件 ...... 91 AIR と Adobe Help Manager のインストール ...... 91 関連リンク ...... 92

4 の展開 ...... 93 はじめに ...... 93 Windows での Acrobat Professional のインストール ...... 93 Creative Suite 6 用の Acrobat パッチのインストール ...... 93 Adobe Customization Wizard X の使用 ...... 94 Windows での Acrobat Professional のアンインストール ...... 94 Mac OS での Acrobat Professional のインストール ...... 94 アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理 ...... 95 FeatureLockDown ファイルの編集 ...... 95

4 5 展開の準備 ...... 97 入力メディアの準備 ...... 97 DVD からの製品のコンテンツの提供 ...... 97 製品インストールフォルダーからの製品のコンテンツの提供 ...... 97 複数の DVD からのコピー ...... 98 パッケージ用のアップデートの準備 ...... 98 パッケージの作成...... 98 パッケージのテスト ...... 99 インストールログ ...... 100 エラーメッセージ ...... 101

6 展開の計画 ...... 103 ユーザーグループとそのニーズの特定 ...... 103 パッケージ一覧の作成 ...... 103 製品とパッケージの相関関係 ...... 103 パッケージ数の計算 ...... 104 各パッケージの名前の指定 ...... 104 計画シートの例...... 104 パッケージの仕様の特定 ...... 106 設定の詳細 ...... 106 パッケージ名 ...... 106 購入した CS5.5 製品 / プラットフォーム ...... 106 ユーザーグループ名 ...... 106 保存場所 ...... 106 製品インストールフォルダー ...... 106 OS サポート ...... 106 シリアル番号 ...... 106 インストール言語 ...... 107 設定:製品起動オプション ...... 107 設定:競合の処理 ...... 107 設定:インストール場所のオプション ...... 108 設定:アップデーターのオプション ...... 108 製品コンポーネント ...... 109 主要なアプリケーション ...... 109 オプションの共有コンポーネント ...... 109 システム要件 ...... 109 計画シートの例 ...... 110 共有コンポーネントの選択 ...... 111

7 ARD を使用したアドビパッケージの展開...... 112 準備 ...... 112 ユーザーにインストール場所の指定を許可する ...... 112 パッケージの展開...... 113 アップデートパッケージ ...... 113 トラブルシューティング ...... 113 「Copy Items」および「Send Unix Command」を使用して展開する ...... 114 展開パッケージを使用したアドビソフトウェアのアンインストール ...... 115 Copy Items および Send Unix Command を使用してアンインストールする ...... 115

5 8 SCCM を使用したアドビパッケージの展開 ...... 116 準備 ...... 116 SCCM パッケージの作成 ...... 117 新しい SCCM パッケージの作成 ...... 117 SCCM パッケージのインストールおよびアンインストールプログラムの作成 ...... 118 Exceptions コンポーネントのインストーラーおよびアンインストーラーの作成 ...... 119 SCCM パッケージの配布ポイントの選択 ...... 119 SCCM パッケージプログラムの提供 ...... 120

9 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition ...... 122 はじめに ...... 122 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition の使用 ...... 122 Creative Suite 6 の場合の構文 ...... 123 パッケージのシリアライズ ...... 123 シリアライズ中のユーザー登録の抑制 ...... 123 パッケージのシリアライズ解除 ...... 123 ユーザーがオフラインである場合のパッケージのシリアライズ ...... 124 エンタープライズユーザーのためのパッケージのシリアライズ ...... 125 prov.xml の作成...... 125 パッケージのボリュームシリアライズ ...... 125 ユーザーインターフェイスを備えていない製品の体験版の起動 ...... 126 シリアライズされた製品のユーザー登録を抑制 ...... 126 ユーザー登録の抑制 ...... 126 EULA への同意 ...... 127 EULA の抑制 ...... 127 Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用したシリアライズ ...... 127 Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 の場合の構文 ...... 127 構文の説明 ...... 127 ReplaceSN...... 127 unserialize オプション...... 128 reserialize オプション ...... 128 MakeReplacementSN ...... 128 ログ記録 ...... 128 Creative Suite 6 のエラーコード ...... 129 Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 のエラーコード ...... 129 製品 ID ...... 129 ロケールコード ...... 130 シリアライズの例...... 131 Creative Suite 6 ...... 131 Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 ...... 132

6 10 Adobe Update Server Setup Tool ...... 133 概要 ...... 133 AUSST を使用した、自身のアップデートサーバーのセットアップ ...... 134 AUSST 1.0 からの移行 ...... 135 アップデートサーバーのセットアップ:概要...... 135 Adobe Update Server Setup Tool のダウンロード...... 137 アップデートサーバーとして使用する Web サーバーの準備...... 137 1 回限りのセットアップの実行 ...... 138 セットアップの確認 ...... 139 クライアントコンピューターのセットアップ...... 140 クライアント構成ファイルの生成 ...... 141 クライアント構成ファイルの展開 ...... 141 AAMEE 2.0 以降を実行中のクライアントコンピューターに、 社内のアップデートサーバーからアップデートをダウンロード ...... 141 Adobe Update Server との同期 ...... 142 増分同期 ...... 142 強制同期 ...... 142 AUSST で IIS サーバーを使用する場合のセットアップ ...... 142 IIS 6 サーバーのセットアップ ...... 142 IIS 7 サーバーのセットアップ ...... 146 トラブルシューティング ...... 148 Web サーバーが正しくセットアップされていることを確認する ...... 148 ネットワーク接続を確認する ...... 149 コマンドに不要なスペースがないことを確認する ...... 150 プロトコルとポート番号を含む完全な URL を指定する ...... 150 アップデートを格納する場所に書き込み権限があることを確認する ...... 150 クライアント構成ファイルが社内サーバーで適切に生成されることを確認する ...... 150 クライアント構成ファイルがクライアントコンピューターに適切に展開される ことを確認する ...... 150 指定したパスが絶対パスであることを確認する ...... 151 クライアントコンピューターで複数のアップデートが表示される場合に 強制同期オプションを使用する ...... 151 他のトラブルシューティング手順が失敗する場合に強制同期オプションを使用する ...... 151 最後の手段として新規インストールを実行する ...... 151 社内アップデートサーバー間での移行 ...... 151 セットアップと同期 ...... 152 クライアントコンピューターのアップデート ...... 152

7 A Adobe Exceptions Deployer の使用...... 153 パッケージのインストールに関する背景情報...... 153 Exceptions フォルダー内のパッケージ ...... 153 Windows の場合 ...... 153 Mac OS の場合 ...... 153 Exceptions フォルダー内のパッケージのインストールの順序 ...... 154 Adobe Exceptions Deployer を使用した例外ペイロードの展開 ...... 154 Adobe Exceptions Deployer の zip パッケージ ...... 154 Adobe Exceptions Deployer を実行するための要件 ...... 154 Adobe Exceptions Deployer の構文と説明 ...... 154 異なる Acrobat 設定のロケール ...... 156 サンプル ...... 157 戻り値 ...... 157 Mac OS での Adobe Exceptions Deployer メインページの使用 ...... 158 Adobe Exceptions Deployer ログファイル ...... 158 Windows での ExceptionDeployer.log:メインの MSI ファイルの展開前 ...... 158 Mac OS での ExceptionDeployer.log:メインの PKG ファイルの展開後 ...... 159

B Adobe Remote Update Manager の使用 ...... 161 概要 ...... 161 AUSST を使用しない Adobe Remote Update Manager の実行 ...... 161 AUSST を使用した Adobe Remote Update Manager の実行 ...... 162 Adobe Remote Update Manager を使用して自動的にアップデートを最新の状態にする...... 163 Adobe Remote Update Manager の使用前の環境設定 ...... 163 Adobe Remote Update Manager の構文と説明 ...... 163 サンプル ...... 164 戻り値 ...... 164 Adobe Remote Update Manager ログファイル ...... 165 エラーのチェック ...... 167

C 競合するプロセス ...... 168

D Adobe Help Manager – リソース...... 172 Adobe Help Manager のリソースおよび関連情報 ...... 172 AAMEE による Adobe Help Manager のインストール ...... 172 Windows ...... 172 Mac OS...... 172 一般情報およびトラブルシューティング ...... 173 ナレッジベースの記事 ...... 173

E サードパーティの展開ベンダーによるドキュメント ...... 174 Absolute Manage...... 174 Filewave ...... 174 JAMF Casper ...... 174 Munki ...... 174 Symantec ...... 174

8 Adobe Application Manager Enterprise Edition 3.1 について

Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE)3.1 を使用して、Adobe® Creative Suite® 6、Adobe® Technical Communication Suite 4.0、Adobe® eLearning Suite 6.0 のインストールパッケージおよびアップ デートパッケージを作成できます。 次の図に、異なる AAMEE リリースに含まれるサポートを示します。 AAMEE でサポートされる Suite 製品バージョン

CS5.5、CS5 およびその他 リリース CS 6 のサポート アップデートのサポート のパッケージのサポート

なし あり。 53 ページの「サ あり AAMEE 2.1 ポート対象 Suite 製品」を 参照してください。

AAMEE 3.0 あり なし なし

あり TCS 4.0 および ELS 3.0 は あり(CS6、TCS 4.0、 サポートあり LS 3.0 のアップデートのみ) AAMEE 3.1 CS5.5 または CS5 はサポー トなし

異なる AAMEE バージョンでのこのガイドの使用

 第 1 章「Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用」では、 AAMEE 3.1 を使用して Creative Suite 6 の展開パッケージを作成する方法を説明します。

 第 2 章「エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用」では、AMEE 2.1 を使用 してサポートされる Suite の展開パッケージを作成する方法を説明します。 使用している AAMEE のバージョンに応じて、第 1 章または第 2 章を参照してください。残りの章は、両方の バージョンに共通です。ただし、コンポーネントのアップデートに関するセクションは、AAMEE 3.0 には適用さ れません。

1 エンタープライズ展開について

企業内に製品を展開する方法 Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用して、サポートされる Suite 製品のパッケージを作成で きます。 AAMEE の各種バージョンでサポートされる Suite 製品については、「AAMEE でサポートされる Suite 製品バー ジョン」を参照してください。 展開パッケージとそれに関連する製品のインストールフォルダーは、Apple Remote Desktop(ARD)、Microsoft System Center Configuration Manager(SCCM)、サードパーティの展開ベンダーまたはオープンソースプロ ジェクトなどの互換性のあるツールを使用して、単一の操作で複数のコンピューターにコピーできます。 対象となるコンピューターの数、コンピューターの接続方法と設定方法、管理方法とアクセス方法、および展開 フレームワークの種類という点で企業の状況は大きく異なりますが、どの状況においても共通する基本的な特徴 がいくつかあります。このドキュメントセット内の情報では、次の共通する特徴を前提としています。 1. ユーザーグループ — 特定の顧客には、複数のユーザーグループがあります。各グループは、異なるソフト ウェアアプリケーションのセットを使用して業務を遂行します。社内のある人物が、各ユーザーの所属する グループ、および各グループで必要とするアプリケーションを決定します。 2. ソフトウェアの購入 — 社内のある人物が、購入する製品を決定し、すべてのグループでの製品の対象範囲を 最適化し、会社のコストを最小化します。 製品は、単体製品および Suite 製品の 2 つ の形態で提供されています。この人物は、購入する製品の種類、および必要とされる各製品の個数を決定し ます。すべての製品はボリュームライセンスで購入されます。アドビ製品のボリュームライセンスはアドビ から直接、または販売店から利用可能です。シリアル番号は、アドビのライセンス Web サイトからダウン ロードされます。 3. 伝達 — ユーザーグループを特定し、ソフトウェアの購入に関する決定を行う担当者が、ソフトウェアのイン ストールを行うシステム管理者にこの情報を伝達します。 4. システム管理者の責任 — 管理者の任務は、会社が購入したソフトウェアのインストールメディアを入手し、 各ユーザーのコンピューターに適切なアプリケーションのセットをインストールすることです。これを行う ためには、各製品のシリアル番号が必要になります。 管理者が任務を行うためには、特定されたユーザーグループ、各グループに属するコンピューター、各グルー プ内のユーザー、各ユーザーグループが必要とするアプリケーションのセット、会社が購入した製品の個数 を把握する必要があります。この情報に基づいて、管理者はユーザーグループに対してアプリケーションを インストールする際に使用するシリアル番号を決定します。 5. メディアの種類 — サポート対象 Suite 製品は、製品メディア(DVD)および製品 ESD(Electronic Software Distribution)の 2 つの形態で提供されています。 6. 設定 — ほとんどすべての場合において、展開の一部またはすべてを実行するためにネットワークが必要とな ります。

2 エンタープライズ展開について 3

アドビ展開パッケージの利点 Adobe Application Manager Enterprise Edition で作成された展開パッケージを使用して製品をインストールす ると、次のようないくつかの利点があります。 1. 展開パッケージではサイレントインストールが可能 — エンタープライズインストールは、カスタマイズされ たサイレントインストールです。 サイレントインストールでは、インストールが実行されるシステムでエンドユーザーによる情報入力が必要 ありません。つまり、インストールの内容、およびインストール方法に影響するすべての選択は、インストー ルの実行前に行われます。選択内容はパッケージ内に保存されます。 展開パッケージの作成時に、パッケージ化する製品からインストールするアプリケーションおよびコンポーネ ントを選択します。Windows で提供するために製品をパッケージ化する場合は、32 ビット版または 64 ビッ ト版のアプリケーションを選択できます。 ユーザーがアプリケーションを直接インストールするときに利用で きない可能性のあるインストールオプションも簡単に選択できます。例えば、インストール時に競合するプロ セスを無視するようインストールプログラムに指示できます。エンドユーザーシステムでのインストール済み プログラムの起動時に使用許諾契約書の表示を抑制したり、インストール済み製品の登録プロンプト、自動更 新アクティビティ、および Adobe 製品向上プログラムを抑制したりするなど、インストール済みアプリケー ションの動作に影響するオプションを選択できます。 2. Adobe Application Manager Enterprise Edition ではパッケージ作成が簡単 — Application Manager は使 いやすい GUI を備えており、これを使用すると、指定したアプリケーションのインストールとアンインストー ルの両方を行うことができる展開パッケージを簡単に作成できます。Application Manager によって作成さ れたパッケージは、SCCM および ARD と互換性のある業界標準の形式(Windows では MSI、Mac OS では PKG)です。複数のアップデートを同じ形式でパッケージ化することもできます。 3. 製品のシリアル番号をインストール前に検証 — Application Manager では、製品のシリアル番号の入力を 求めるプロンプトが表示され、入力した番号が有効なボリュームライセンスのシリアル番号であるかが検証 されます。シリアル番号が有効でない場合は、Application Manager によって問題があることが通知され、 別の番号を入力できます。有効なシリアル番号を入力するか、または体験版でインストールするように選択 するまでパッケージ作成を続行できません。このパッケージの実行時に行われるインストールがシリアル番 号の問題のために失敗することはなく、インストールプログラムによって、インストール時にシリアル番号 を入力するようターゲットシステム上のエンドユーザーにメッセージが表示されることもありません。製品 が体験版である場合、起動時にシリアル番号の入力を求めるプロンプトがユーザーに表示されます。 4. Application Manager のシステム要件は最小限 — Application Manager は、最小限の処理能力を持つシス テムで実行できます。『Application Manager ガイド Enterprise Edition』には Application Manager を実 行するために必要なシステム要件が記載されています。 注意 : Adobe Application Manager Enterprise Edition ではインストールを実行しません。インストールに関し てあらかじめ行う決定事項を記録する展開パッケージを作成するだけです。実際のインストールは、パッケージ に関連する製品インストールフォルダーにあるアドビインストールプログラム(Windows の場合は set-up.exe、 Mac OS では Install.app)によって実行されます。セットアップはパッケージ内の MSI/PKG によって起動さ れ、これによりプロビジョニングツールと設定ユーティリティが起動します。これらは、パッケージ内の設定情 報を使用してセットアップに必要な設定ファイルを作成し、適切なコマンドライン引数を持つ実行ファイルを呼 び出してサイレントインストールが確実に行われるようにします。 エンタープライズ展開について 4

アドビパッケージの制限事項

 アドビ展開パッケージでは、スナップショットインストールをサポートしていません。

 アドビ展開パッケージを使用して、このドキュメントで明確に説明されているもの以外のシステムまたはア プリケーション設定情報を展開することはできません。特に、展開パッケージを使用してアプリケーション 固有の環境設定を展開することはできません。サポート対象 Suite 製品のアプリケーションは、アプリケー ション全体で一貫性のある方法でアプリケーションの環境設定を実装することはなく、既存のプラット フォーム標準に適合する実装を行うこともありません。

 通常は、Application Manager で作成されたパッケージファイル(MSI または PKG)を編集しないでくださ い。ただし、Mac OS でユーザーがインストールの場所を指定するようにする場合のみ例外です。その場合 は、生成された PKG の Info.plist ファイルを修正する必要があります。112 ページの「ユーザーにインス トール場所の指定を許可する」を参照してください。

 パッケージは次のいずれかの方法で展開できます。

 ARD または SCCM などのサードパーティ製のツールを使用して展開します。第 7 章「ARD を使用した アドビパッケージの展開」および第 8 章「SCCM を使用したアドビパッケージの展開」を参照してくだ さい。

 Windows では、MSI ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。Mac OS では、PKG ファイルをダブルクリックします。これによりインストーラー UI が起動します。

 1 つのクライアントマシンから別のマシンへインストールイメージをコピーします(インストールイメー ジのパッケージに有効なボリュームライセンスが使用されていることを確認します)。

 このツールを使用して Creative Suite 4 アプリケーション、Adobe AIR® アプリケーション、または Adobe Acrobat® をパッケージ化することはできません。

 Windows では、32 ビットおよび 64 ビットシステムの両方でインストールする場合は、32 ビットおよび 64 ビットの両方のパッケージを作成する必要があります。

 Application Manager では、管理用インストールポイントがサポートされていません。

 Application Manager では、NFS または SMB がサポートされていません。

 PKG パッケージを使用して Windows システムにインストールしようとしないでください。 エンタープライズ展開プロセス この図は、展開パッケージを使用して Adobe Creative Suite 5.5 ソフトウェアを展開する手順の概略図を示して います。 計画情報 管理システム

展開 1 展開 PKG テストシステム PKG展開 PKG展開 製品 PKG 4 インストール 3 製品 2 フォルダー ESD 5

ターゲットシステム

1. 計画 — 展開パッケージを作成して配布する前に行うべき決定があります。計画手順は、他のすべての手順に 影響します。 エンタープライズ展開について 5

 「Adobe Application Manager Enterprise Edition 3.1 について」では、AAMEE のバージョン間での違 いと、どのバージョンをいつ使用するかについて説明します。

 第 1 章「Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用」 では、AAMEE 3.1 を使用してパッケージを作成する手順を段階を追って解説します。

 第 2 章「エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用」では、ある程度プロ セスについて理解することができるように、パッケージの作成に使用するツールを紹介しています。

 第 6 章「展開の計画」は、計画プロセスに役立ちます。 2. 製品インストールメディアのダウンロード — プラットフォーム固有のダウンロードプロセスは、管理システ ムまたはステージング領域にある製品インストールフォルダーで行われます。このフォルダーには、製品イ ンストールプログラムおよび製品のインストールに必要なすべてのものが格納されます。97 ページの「入力 メディアの準備」を参照してください。計画プロセス時に、このフォルダーの配置場所を決定します。 3. 展開パッケージの作成 — 製品インストールフォルダーが管理システム上に配置されるか、または管理システ ムから利用可能な状態になったら、その製品をインストールするために必要なアドビ展開パッケージを作成 できます。

計画を完了し、製品インストールフォルダーを作成したら、第 2 章に戻って実際のパッケージ作成の手順を 確認してください。 4. パッケージのテスト — パッケージを作成したら、テストシステムでパッケージをテストして、すべてエラー なしで実行されることを確認する必要があります。このテスト手順は、パッケージをターゲットシステムに 展開するために使用する手順と同様です。 詳しくは、99 ページの「パッケージのテスト」を参照してください。 5. パッケージの展開 — ARD または SCCM などのサードパーティのツールを使用してパッケージを展開できま す(そのように選択した場合)。アドビでは、これらのツールをアドビ展開パッケージに対して検証済みです。 その他の同様のツールも十分動作することが予想されますが、アドビでは検証を行っていません。 詳しくは、以下を参照してください。

 第 5 章「展開の準備」

 第 7 章「ARD を使用したアドビパッケージの展開」

 第 8 章「SCCM を使用したアドビパッケージの展開」 6. インストールおよびアップデートパッケージまたはアップデートのみのパッケージの作成と展開 — 同じよう なワークフローを使用して、前に展開したアドビ製品のアップデートを含むパッケージを作成および展開す ることができます。アドビの Web サイトからアップデートを直接ダウンロードすることもできます。詳しく は、71 ページの「アップデートのみのパッケージの作成」を参照してください。 1 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用

この章では、Adobe Application Manager Enterprise Edition(略称「AAMEE」)バージョン 3.1 を使用して、 Adobe Creative Suite 6(略称「CS6」)、Adobe Technical Communication Suite 4.0、Adobe eLearning Suite 6.0 の展開パッケージを作成する方法について説明します。 注意 : AAMEE 2.1 を使用して他の「サポート対象 Suite 製品」 を展開するには、第 2 章「エンタープライズ展開 のための Adobe Application Manager 2.1 の使用」を参照してください。 注意 : CS6 ベースの AAMEE 3.1 で生成されたパッケージが展開またはインストールされたら、インストールには オンラインでのライセンス認証は必要ありません。CS6 のインストールが手動で行われた場合(つまり、従来の ディスクからのクリック操作でのインストール)、ボリュームライセンスのシリアル番号と組織または管理者用の Adobe ID が入力された場合でもライセンス認証が必要です。したがって、AAMEE 3.1 による CS6 インストール パッケージの作成は、ユーザーが保護されたファイアウォールの外にいる場合、オフライン環境にある場合、信 頼性の高いインターネットアクセスを利用できない場合、または遠方に出張する場合に適しています。 この章では、企業に必要な展開パッケージを作成するタスクについて順を追って説明します。また、展開プロセ スについて紹介します。実際にツールを使用してパッケージを作成する前に、何を展開するか、および組織内で それをどのように提供するかを厳密に計画する必要があります。このドキュメントの残りの部分では、準備およ び計画プロセスについてさらに詳しく説明します。 計画プロセスが完了したら、この章に戻って、CS6 の最初のパッケージの作成を実際に開始することをお勧めし ます。 展開ツール AAMEE は、効率的で使いやすく、信頼性の高いアプリケーションであり、複数のコンピューターで展開するため に Adobe Creative Suite 6 製品インストールフォルダーを MSI または PKG 形式でパッケージ化します。 Windows と Mac OS の両方のプラットフォームで使用できます。Windows バージョンで作成されたパッケージ は Windows でのみ展開でき、Mac OS バージョンで作成されたパッケージは Mac OS でのみ展開できます。両方 のプラットフォームにソフトウェアをインストールすることを計画している場合は、両方のバージョンの Application Manager が必要です。 AAMEE は http://www.adobe.com/jp/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html からダウンロードで きます。 AAMEE は、Windows Server 2003、Windows Server 2008 および Apple Mac OS X Server でテスト済みです。 注意 : Creative Suite 製品をインストール済みのシステムには、AAMEE をインストールしないことをお勧めします。 必要システム構成 AAMEE を実行するシステムは、次の要件を満たしている必要があります。

Windows Mac OS プロセッサーの速度 1 GHz 以上 インテルマルチコアプロセッサー オペレーティングシステム XP Service Pack 3(32 ビット版) Mac OS X v10.6.8 ~ 10.8.x または Windows Vista Home Premium、Business、Ultimate または Enterprise with Service Pack 1 (Service Pack 2 を推奨)32 ビット版または 64 ビット版 または Windows 7(32 ビット版または 64 ビット版)

6 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 パッケージ作成の準備 7

Windows Mac OS ハードディスクの容量 インストール用に 175 MB の空き容量 インストール用に 135 MB の空き 容量 RAM 512 MB 512 MB ディスプレイ 1,024 x 768 以上の画面解像度(1,280 x 800 以上を推奨)および 16-bit のビデオカード 周辺機器 DVD-ROM ドライブ(製品メディアを使用して製品をインストールする場合) パッケージ作成の準備 このドキュメントの手順では、次のことを前提としています。

 「第 6 章「展開の計画」」で説明されている計画を完了している。

 AAMEE が管理システムにインストールされている。AAMEE の初期設定のインストール先は次のとおりです。

Windows 32-bit :\Program Files\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise 版の場合: Windows 64-bit :\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise 版の場合: Mac OS の場合: /Applications/Utilities/Adobe Application Manager/Enterprise バージョン 3.1 以前で使用された次の場所にシンボリックリンクが作成されます。 /Library/Application Support/Adobe/OOBE/PDApp /Enterprise

 パッケージ化する製品の製品インストールフォルダーを作成済みであり、ローカルディスクにコピーされて いるか、別のシステムからマウントされた状態で管理システムからアクセスでき、フォルダーのパスがわかっ ている。 このフォルダーには、製品インストールメディア(ESD または DVD)からダウンロードされたすべてのファ イルが含まれていると共に、メディアファイルの 1 つのセットのみが含まれている必要があります。購入し た複数の Suite 製品または単体製品の展開パッケージを作成する場合は、製品ごとに個別の製品インストー ルフォルダーを作成する必要があります。97 ページの「入力メディアの準備」を参照してください。 AAMEE で使用できるその他のコンポーネント AAMEE をインストールすると、次のコンポーネントも使用できるようになります。

 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition。企業内に展開した Adobe® Creative Suite® 製品のシリア ル番号を追跡および管理するためのコマンドラインツールです。 このツールの使用方法について詳しくは、第 9 章「Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition」を参 照してください。

 Adobe Update Server Setup Tool。独自のアップデートサーバーを設定して Adobe® Creative Suite® 製品 を自動的にアップデートするための、プラットフォーム固有のコマンドラインツールです。 このツールの使用方法について詳しくは、第 10 章「Adobe Update Server Setup Tool」を参照してください。 これらのコンポーネントは、以下のディレクトリに格納されています。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEE で使用できるその他のコンポーネント 8

Adobe Update Server Setup Tool

Windows 32-bit :\Program Files\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise\utilitites\AUSST 版の場合: Windows 64-bit :\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise\utilitites\AUSST 版の場合: Mac OS の場合: / ライブラリ / アプリケーションサポート /Adobe/OOBE/PDApp /Enterprise/utilities/AUSST

Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition

Windows 32-bit :\Program Files\Common 版の場合: Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise\utilitites\CS6\APTEE Windows 64-bit :\Program Files (x86)\ 版の場合: Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\Enterprise\utilitites\CS6\APTEE Mac OS の場合: / ライブラリ / アプリケーションサポート /Adobe/OOBE/PDApp /Enterprise/utilities/CS6/APTEE Adobe eXceptions Deployer Application Adobe Exceptions Deployer では、Exceptions フォルダー内のパッケージ、つまり本来であればメインの MSI または PKG ファイルの展開前または展開後に個別に展開するパッケージを、自動的に展開する方法が用意されて います。 詳しくは、付録 A「Adobe Exceptions Deployer の使用」を参照してください。 Adobe Remote Update Manager Adobe Remote Update Manager には、クライアントコンピューターのシステムにインストールされた、アプリ ケーションに固有の多くのアドビデスクトップスイート製品のアップデートを簡単にリモート展開するコマンド ラインインターフェイスが用意されています。したがって、管理者は各クライアントコンピューターにログイン してアップデートを実行する必要がありません。 詳しくは、付録 B「Adobe Remote Update Manager の使用」を参照してください。 展開パッケージ 展開パッケージでは、インストールプログラムを起動してエンタープライズインストール(カスタマイズされた サイレントインストール)を実行する自動化された方法が用意されています。各インストールパッケージで、1 つ の Suite 製品に属するアプリケーションをまとめてインストールできます。展開パッケージは、常にターゲット システムで実行されます。 パッケージは、AAMEE を使用して作成します。Creative Suite 製品の最初の展開用には、インストールパッケー ジを作成できます。 製品インストールフォルダーを作成する際には、最初に、パッケージ化する購入済み Suite 製品または単体製品 の製品インストールフォルダーを AAMEE で指定します。Application Manager によってこのフォルダーがス キャンされ、インストール可能なアプリケーションとコンポーネントの一覧が表示されるので、この一覧で対象 を選択します。また、インストールプログラムの動作や、インストールしたアプリケーションをエンドユーザー システムで起動した場合の動作に影響する多くのオプションを設定することもできます。これらの選択内容はす べてパッケージに記録されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEE で使用できるその他のコンポーネント 9

新しく成したパッケージを保存すると、次のファイルが書き込まれます。

 Build フォルダー。

 Windows の場合、このフォルダーには、クライアントコンピューターでのインストールに使用される MSI ファイル、完全な展開パッケージを含む Setup フォルダー、および必要なツールのバイナリを含む ProvisioningTool フォルダーが格納されます。

 Mac OS の場合、このフォルダーには、クライアントコンピューターでのインストールに使用されるイン ストールおよびアンインストール用の PKG ファイルが格納されます。

 Exceptions フォルダー。Windows の場合、このフォルダーにはすべての例外ペイロードが含まれ、Mac OS の場合は SSH ベースのインストールを実行するとき以外は空になります。例外ペイロードとは、個別にイン ストールする必要があるペイロードです。

注意 : Adobe Exceptions Deployer ツールを使用して Exceptions フォルダー内のパッケージを展開する ことができます。詳しくは、付録 A「Adobe Exceptions Deployer の使用」を参照してください。 Exceptions フォルダーに表示される例外ペイロードはプラットフォームや選択したメディアによって異な ります。サポートされるすべての Suite 製品について、例外ペイロードをまとめた一覧を次に示します。

 AdobeHelp

 PDF Settings CS6

Widget Browser

 Acrobat X Pro

 Adobe PDF Creation Add On これらのコンポーネント用の個別のインストーラーを作成する手順については、118 ページの「SCCM パッ ケージのインストールおよびアンインストールプログラムの作成」を参照してください。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEE で使用できるその他のコンポーネント 10

パッケージの作成のワークフローのオプション 次の表は、AAMEE 3.1 で使用できるワークフローと各ワークフロー内のオプションの一覧です。

ワークフロー ワークフローオプション

作成:既存のメディアから新しいパッ インストールパッケージ:有効なシリアル番号でパッケージを作成 ケージを作成するか、体験版パッケージ します。 をシリアル化するためのシリアライゼー このワークフローを使用して、シリアル化されたモードでクライア ションファイルを作成します。 ントコンピューターにサポート対象の Suite 製品または 1 つ以上の 製品またはアップデートを展開します。 注意 : 有効なボリュームライセンスのシリアル番号のみ使用できます。 シリアル番号は選択されたメディアのものである必要があります。 体験版パッケージ:ユーザーが期間限定で体験版として実行できる パッケージをシリアル番号を使用しないで作成します。 このワークフローを使用して、サポート対象の Suite 製品または 1 つ以上の製品を試用します。このワークフローを使用して作成され たパッケージにアップデートを含めることもできます。試用期間が 終了したら、パッケージまたはコンポーネントをシリアライズする 必要があります。

シリアライゼーションファイル:クライアントコンピューターで体 験版パッケージをシリアル化するために使用するシリアライゼー ションファイルを作成します。

アップデート:新しいアップデートのみ 新しいアップデートパッケージ:アップデートのみで構成される新 のパッケージを作成するか、最新のアッ しいパッケージを作成します。 プデートを含めるように既存のパッケー このワークフローは、1 つ以上の製品のアップデートのみをパッ ジを変更します。 ケージに含める場合に使用します。通常、製品が既にクライアント コンピューター上で展開済みであり、最新のアップデートのみを パッケージ化して展開する場合にこのオプションを選択します。

既存のパッケージを変更:既存のパッケージを変更して製品の最新 のアップデートを含めます。 このワークフローは、パッケージ全体をビルドし直さずに、既存の パッケージに最新のアップデートを追加する場合に使用します。 パッケージ内の既存の製品すべてについて最新アップデートが追加 されます。必要に応じて、他の製品のアップデートを含めることも できます。

これらのワークフローについては、「展開パッケージの作成」で説明します。これらのオプションは、次に示す AAMEE 3.1 のスタートアップスクリーンから使用できます。 パッケージ設定ファイル パッケージを作成すると、AAMEE によりパッケージの設定ファイルが .aamee という名前で 作成されます。このファイルは、パッケージ用に指定したフォルダーに保存されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 展開パッケージの作成 11

展開パッケージの作成 前の節で説明したように、次の作業を行うことができます。

 インストールパッケージを作成する

 体験版パッケージを作成する

 シリアライゼーションファイルを作成する

 新しいアップデートパッケージを作成する

 既存のパッケージを変更して新しいアップデートを含める これらのいずれかの手順を開始するには、次の手順を実行してください。 1. AAMEE を起動します。 システム上で Application Manager を起動します。

 Windows では、スタートメニューのプログラム/ Adobe / Adobe Application Manager Enterprise Edition でアプリケーションのショートカットをクリックします。

 Mac OS の場合は、/Applications/Adobe Application Manager Enterprise Edition にある エイリアスを使用します。 これによって、エンドユーザー仕様許諾契約書が表示されます。続行するには使用許諾契約書に同意する必 要があります。 2. 使用許諾契約書に同意すると、最初にスタートアップスクリーンが画面に表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 12

 左下にある疑問符アイコンに注目してください。このアイコンはほとんどのページに表示されます。ツー ルの使用時に、いつでもこのアイコンをクリックしてオンラインドキュメントにアクセスできます。

 特定のフィールドの横には小さな情報アイコンも表示されます。これらのアイコンをクリックすると、そ のフィールドに関する追加情報が表示されます。

 パッケージの種類を選択すると、ページが更新されて、その種類のパッケージの基本情報を入力できる ようになります。 使用しているバージョンの AAMEE よりも新しいバージョンが利用可能である場合は、利用可能な最新の AAMEE バージョンのダウンロードを求めるメッセージが表示されます。 注意 : メッセージは、2 回目に AAMEE を起動した後にのみ表示されます。 「はい」を選択すると、製品のダウンロードページが表示され、新しいバージョンをダウンロードできます。「い いえ」を選択すると、コンピューター上にある現在のバージョンの実行が継続されます。 CS6 インストールパッケージの作成 このワークフローを使用して、シリアル化されたモードでクライアントコンピューターに CS 6 の Suite または 1 つ以上の製品を展開します。 次の手順を実行して、CS6 インストールパッケージを作成します。 1. スタートアップスクリーンで、「インストールパッケージ」を選択します。メディア&パッケージ ID ページ が表示されます。

2. パッケージ情報を入力します。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 13

 作成するパッケージの名前と保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォルダーを 指定するか、絶対パスを入力します。

 製品インストールフォルダーの場所を入力します。これは、インストーラーファイルをコピーした場所 です(97 ページの「入力メディアの準備」を参照)。参照アイコンをクリックして、パッケージ化する 製品の製品インストールフォルダーを指定するか、絶対パスを入力します。

 Windows では、32 ビットまたは 64 ビットのプロセッサーサポートを選択します。32 ビットおよび 64 ビットの各インストールに対して別のパッケージを作成する必要があります。32 ビットのパッケージ は、64 ビットのコンピューターでは実行されません。 注意 : Windows 版 Adobe Premiere Pro® CS6 および ® CS6 には、64 ビット版の Microsoft Windows® Vista または Windows 7 が必要です。この要件は、単体バージョンのアプリケー ションにも、Adobe Creative Suite 6 Production Premium および Adobe Creative Suite 6 Master Collection のコンポーネントにも適用されます。 注意 : メディア&パッケージ ID 画面およびパッケージを設定画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコンピューターで同じワークフローで次回新しいパッケージ を作成する場合、前のパッケージを作成したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじ め入力されます。このファイルについて詳しくは、「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 3. 「次へ」をクリックします。ツールによりインストーラーから情報が取得されます。これには多少時間がかか ります。終了したら、シリアル番号ページが表示されます。

4. インストール元のメディアの有効なボリュームライセンスのシリアル番号を入力します。 5. 「次へ」をクリックします。シリアル番号がオンラインで検証されます。シリアル番号を認証するには、イン ターネットに接続する必要があります。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 14

6. シリアル番号が正常に検証されたら、ライセンスアセット管理画面が表示され、Adobe ID によるサインイン を求めるメッセージが表示されます。

7. 「サインイン」をクリックします。サインイン画面が表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 15

8. 組織の Adobe ID を使用してサインインします。組織の Adobe ID をお持ちでない方は、「Adobe ID の作成」 ボタンをクリックして画面の指示に従い、新しい ID を作成してください。 注意 : これは個人的な Adobe ID ではなく、会社または IT 部門の Adobe ID です。 Adobe ID でのサインインで問題が生じた場合は、「サインインできない場合」リンクをクリックして、画面 の指示に従います。 注意 : Adobe ID を入力したら、コンピューター上に保存され、次回 AAMEE を実行する際に自動的に使用さ れます。再入力する必要はありません。サインイン画面ではなく、次の画面が表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 16

9. 「サインイン」をクリックしてオプションページに進みます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 17

このページには、製品インストールフォルダーの製品の一部としてインストールできる単体製品およびコン ポーネントが表示されます。計画プロセス中に、各展開パッケージに含める製品およびコンポーネントを決 定する必要があります。詳しくは、「パッケージ一覧の作成」を参照してください。 10. パッケージに含める製品またはコンポーネントを選択します。

 32 ビットのパッケージを作成する場合は、64 ビット製品を除くすべての製品が最初に選択されます。含 めない製品またはコンポーネントは選択解除できます。 複数の製品のパッケージを作成する場合は、パッケージ化する製品によってこのリストが異なります。たと えば、Adobe InDesign® CS6 をパッケージ化する場合、選択できる主要なアプリケーションは InDesign の みです。Adobe CS6 Master Collection をパッケージ化する場合、その Suite に含まれるすべてのアプリケー ションがスクロールリストに表示されます。 左側に複数の製品が表示された場合、ある製品を選択すると、そのオプションのコンポーネントが右側に表 示され、含めるコンポーネントを選択できます。 下部にある「合計サイズ」フィールドには、現在選択しているコンポーネントをインストールするためにター ゲットコンピューターで必要とされる空き容量が表示されます。サイズは、項目を選択または選択解除する と調整されます。 11.「次へ」をクリックしてパッケージを設定ページへ進みます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 18

12. 設定オプションを選択します。 この画面で、次の値を入力します。

 製品起動オプション — ご使用の環境に合わせてこれらのオプションを設定します。107 ページの「設 定:製品起動オプション」を参照してください。

 パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント — このオプションは、Mac OS ベースのインストールで のみ使用できます。Adobe Community Help など、AIR ベースのパッケージをインストールしない場合 にこのオプションを選択します。これは、SSH ベースのインストールの実行時や、プロキシ資格情報の 手動入力を回避する場合など、特定のケースで必要になります。 このオプションを選択する場合は、「Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール」 で説明するように、AIR ベースのパッケージを個別にインストールする必要があります。 注意:「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選択しないが、後で ssh 経由で パッケージを展開する場合は、AIR ベースのインストーラーが自身をアップデートしようとしてハングす ることがあるため、コンピューターが応答しなくなる可能性があります。 注意:Absolute Manage を使用してパッケージを展開する場合は、「パッケージ内で無効にする AIR コ ンポーネント」オプションを選択していることを確認します。このオプションを選択していない場合、 Absolute Manage でパッケージが正しく展開されません。

 競合するプロセス — 競合するプロセスが実行されている場合、またはインストールを継続しようとする 場合に、インストールを中止するかどうかを選択します。 エンドユーザーは、競合するプロセスの問題を避けるために、ターゲットコンピューターですべてのア ドビのアプリケーションとプロセス、ブラウザー、および Microsoft Office などのアプリケーションを シャットダウンするように指示される必要があります。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 19

 ADOBE UPDATER のオプション — 展開されたアプリケーションの更新プロセスを処理する方法を選択で きます。自動更新チェックを許可または無効化するか、自動更新チェックを独自のサーバーにリダイレ クトするように選択できます。108 ページの「設定:アップデーターのオプション」を参照してください。

 インストール先 — デフォルトの場所を受け入れるか、またはインストール時にユーザーが場所を指定す るように選択できます。異なるパスを指定する場合は、「展開先」を選択してパスを入力します。これは 絶対パスにする必要があります。特定の環境変数を使用できますが、「~」を使用してホームディレクト リを表現することはできません。108 ページの「設定:インストール場所のオプション」を参照してく ださい。

注意 : この画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコ ンピューターで次回新しいパッケージを作成する場合、前のパッケージを作成したときに選択したオプショ ンが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。このファイルについて詳しくは、 「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 13. アップデートの追加 「次へ」をクリックすると、パッケージにアップデートを追加することができます。 このページには、パッケージに含めるアップデートが記載されています。AAMEE によって自動的にすべての 利用可能なアップデートがチェックされ、メディアに含まれる製品と共有コンポーネントの利用可能なアッ プデートが表示されます。

14. 製品グループを展開して、アップデートが利用可能な製品/共有コンポーネントを表示します。選択したメ ディアに含まれる製品のアップデートが表示されます。 注意 : アップデートの横にある下矢印の記号は、アップデートが既にダウンロードされていることを示します。 注意 : アップデートは、製品オプション画面で選択した製品に限定されず、選択されたメディア内にあるすべての 製品/共有コンポーネントに対して表示されます。たとえば、Master Collection メディアから Photoshop を選 択した場合、Photoshop だけでなく、Master Collection のすべての製品のアップデートが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 20

15.「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。たと えば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されな い)を含むアップデートのみが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 21

16. コンマ区切りリストを指定して、複数の製品をフィルター処理することもできます。たとえば、次の図の画 面のように、このフィールドで「dream,in」と指定することによって、文字列「dream」および「in」を含 む製品名を検索できます(「dream, in」のように、コンマの後に空白を入れることもできます)。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 22

17. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択すると、表示されたすべての アップデートを含めることができます。 注意 : アップデートをクリックすると、アップデートに関する簡単な説明を表示することができます。説明は 右側のパネルに表示されます。 18. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロードしている場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリッ クし、アップデートを選択することで、アップデートをパッケージに追加することができます。 注意 : AAMEE によって、ダウンロードしているアップデートパッケージが、利用可能な最新のアップデート であるかどうかがチェックされます。古いバージョンのアップデートは、パッケージに追加することができ ません。ユーザーがオンラインであり、アップデートのチェックが正常に行われた場合は、より新しいバー ジョンのアップデートでも追加することはできません。つまり、アップデートサーバーから取得された更新 済み情報が常に優先されます。 19.「ビルド」をクリックして、新しいパッケージを作成します。選択したアップデートは、最初にアドビのアッ プデートサーバーからすべてダウンロードされ、その後でパッケージ処理が開始されます。パッケージ処理 により、Windows では MSI 形式のパッケージ、Mac OS では PKG 形式のパッケージが作成されます。 注意 : アップデートを最初にダウンロードする際は、アップデートサイズや使用可能なバンド幅により、ダウン ロードに非常に時間がかかることがあります。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS6 インストールパッケージの作成 23

このビルドプロセスの完了状態の概算が、ダウンロードの進行状況およびビルドの進行状況ページに表示さ れます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 24

20. ビルドが正常に完了したら、概要ページが表示されます。

このページには、ビルドに含まれる製品またはコンポーネント、および Suite または各単体製品に使用され たシリアライゼーションの概要が表示されます。 パッケージが作成されたフォルダーの名前が画面に表示されます。フォルダー名クリックすると、フォルダー が開きます。 下部にある「ビルドログ」リンクをクリックすると、エラーを含む詳細な進捗レポートを表示できます。 別のパッケージを作成するか、既存のパッケージを更新するには、「新しいパッケージ」をクリックします。これ により、スタートアップスクリーンに戻ります。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックします。 体験版パッケージの作成 体験版パッケージを作成するには、次の手順を実行します。 1. スタートアップスクリーンで、「体験版パッケージ」を選択します。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 25

2. パッケージ情報を入力します。

 作成するパッケージの名前と保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォルダーを 指定するか、絶対パスを入力します。

 製品インストールフォルダーの場所を入力します。これは、インストーラーファイルをコピーした場所 です(97 ページの「入力メディアの準備」を参照)。参照アイコンをクリックして、パッケージ化する 製品の製品インストールフォルダーを指定するか、絶対パスを入力します。

 Windows では、32 ビットまたは 64 ビットのプロセッサーサポートを選択します。32 ビットおよび 64 ビットの各インストールに対して別のパッケージを作成する必要があります。32 ビットのパッケージ は、64 ビットのコンピューターでは実行されません。 注意 : Windows 版 Adobe Premiere Pro® CS6 および Adobe After Effects® CS6 には、64 ビット版の Microsoft Windows® Vista または Windows 7 が必要です。この要件は、単体バージョンのアプリケー ションにも、Adobe Creative Suite 6 Production Premium および Adobe Creative Suite 6 Master Collection のコンポーネントにも適用されます。 注意 : メディア&パッケージ ID 画面およびパッケージを設定画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコンピューターで同じワークフローで次回新しいパッケージ を作成する場合、前のパッケージを作成したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじ め入力されます。このファイルについて詳しくは、「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 26

3. 「次へ」をクリックします。ツールによりインストーラーから情報が取得されます。これには多少時間がかか ります。終了したら、サインインが必要ですという画面が表示され、Adobe ID によるサインインを求める メッセージが表示されます。

4. 「サインイン」をクリックします。サインイン画面が表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 27

5. 組織の Adobe ID を使用してサインインします。組織の Adobe ID をお持ちでない方は、「Adobe ID の作成」 ボタンをクリックして画面の指示に従い、新しい ID を作成してください。 注意 : これは個人的な Adobe ID ではなく、会社または IT 部門の Adobe ID です。 Adobe ID でのサインインで問題が生じた場合は、「サインインできない場合」リンクをクリックして、画面 の指示に従います。 Adobe ID を入力したら、コンピューター上に保存され、次回 AAMEE を実行する際に自動的に使用されま す。再入力する必要はありません。 6. 「サインイン」をクリックしてオプションページに進みます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 28

このページには、製品インストールフォルダーの製品の一部としてインストールできる単体製品およびコン ポーネントが表示されます。計画プロセス中に、各展開パッケージに含める製品およびコンポーネントを決 定する必要があります。詳しくは、「パッケージ一覧の作成」を参照してください。 7. パッケージに含める製品またはコンポーネントを選択します。

 32 ビットのパッケージを作成する場合は、64 ビット製品を除くすべての製品が最初に選択されます。含 めない製品またはコンポーネントは選択解除できます。 複数の製品のパッケージを作成する場合は、パッケージ化する製品によってこのリストが異なります。たと えば、Adobe InDesign® CS6 をパッケージ化する場合、選択できる主要なアプリケーションは InDesign の みです。Adobe CS6 Master Collection をパッケージ化する場合、その Suite に含まれるすべてのアプリケー ションがスクロールリストに表示されます。 左側に複数の製品が表示された場合、ある製品を選択すると、そのオプションのコンポーネントが右側に表 示され、含めるコンポーネントを選択できます。 下部にある「合計サイズ」フィールドには、現在選択しているコンポーネントをインストールするためにター ゲットコンピューターで必要とされる空き容量が表示されます。サイズは、項目を選択または選択解除する と調整されます。 8. 「次へ」をクリックしてパッケージを設定ページへ進みます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 29

9. 設定オプションを選択します。 この画面で、次の値を入力します。

 製品起動オプション — ご使用の環境に合わせてこれらのオプションを設定します。107 ページの「設 定:製品起動オプション」を参照してください。

 パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント — このオプションは、Mac OS ベースのインストールで のみ使用できます。Adobe Community Help など、AIR ベースのパッケージをインストールしない場合 にこのオプションを選択します。これは、SSH ベースのインストールの実行時や、プロキシ資格情報の 手動入力を回避する場合など、特定のケースで必要になります。 このオプションを選択する場合は、「Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール」 で説明するように、AIR ベースのパッケージを個別にインストールする必要があります。 注意:「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選択しないが、後で ssh 経由で パッケージを展開する場合は、AIR ベースのインストーラーが自身をアップデートしようとしてハングす ることがあるため、コンピューターが応答しなくなる可能性があります。 注意:Absolute Manage を使用してパッケージを展開する場合は、「パッケージ内で無効にする AIR コ ンポーネント」オプションを選択していることを確認します。このオプションを選択していない場合、 Absolute Manage でパッケージが正しく展開されません。

 競合するプロセス — 競合するプロセスが実行されている場合、またはインストールを継続しようとする 場合に、インストールを中止するかどうかを選択します。 競合プロセスについて詳しくは、付録 C「競合するプロセス」を参照してください。 エンドユーザーは、競合するプロセスの問題を避けるために、ターゲットコンピューターですべてのア ドビのアプリケーションとプロセス、ブラウザー、および Microsoft Office などのアプリケーションを シャットダウンするように指示される必要があります。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 30

 ADOBE UPDATER のオプション — 展開されたアプリケーションの更新プロセスを処理する方法を選択で きます。自動更新チェックを許可または無効化するか、自動更新チェックを独自のサーバーにリダイレ クトするように選択できます。108 ページの「設定:アップデーターのオプション」を参照してください。

 インストール先 — デフォルトの場所を受け入れるか、またはインストール時にユーザーが場所を指定す るように選択できます。異なるパスを指定する場合は、「展開先」を選択してパスを入力します。これは 絶対パスにする必要があります。特定の環境変数を使用できますが、「~」を使用してホームディレクト リを表現することはできません。108 ページの「設定:インストール場所のオプション」を参照してく ださい。

注意 : この画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコ ンピューターで次回新しいパッケージを作成する場合、前のパッケージを作成したときに選択したオプショ ンが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。このファイルについて詳しくは、 「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 10. アップデートの追加 「次へ」をクリックすると、パッケージにアップデートを追加することができます。 このページには、パッケージに含めるアップデートが記載されています。AAMEE によって自動的にすべての 利用可能なアップデートがチェックされ、メディアに含まれる製品と共有コンポーネントの利用可能なアッ プデートが表示されます。

11. 製品グループを展開して、アップデートが利用可能な製品/共有コンポーネントを表示します。選択したメ ディアに含まれる製品のアップデートが表示されます。 注意 : アップデートの横にある下矢印の記号は、アップデートが既にダウンロードされていることを示します。 注意 : アップデートは、製品オプション画面で選択した製品に限定されず、選択されたメディア内にあるすべての 製品/共有コンポーネントに対して表示されます。たとえば、Master Collection メディアから Photoshop を選 択した場合、Photoshop だけでなく、Master Collection のすべての製品のアップデートが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 31

12.「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。たと えば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されな い)を含むアップデートのみが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 32

13. コンマ区切りリストを指定して、複数の製品をフィルター処理することもできます。たとえば、次の図の画 面のように、このフィールドで「dream,in」と指定することによって、文字列「dream」および「in」を含 む製品名を検索できます(「dream, in」のように、コンマの後に空白を入れることもできます)。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 33

14. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択すると、表示されたすべての アップデートを含めることができます。 15. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロードしている場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリッ クし、アップデートを選択することで、アップデートをパッケージに追加することができます。 注意 : AAMEE によって、ダウンロードしているアップデートパッケージが、利用可能な最新のアップデート であるかどうかがチェックされます。古いバージョンのアップデートは、パッケージに追加することができ ません。ユーザーがオンラインであり、アップデートのチェックが正常に行われた場合は、より新しいバー ジョンのアップデートでも追加することはできません。つまり、アップデートサーバーから取得された更新 済み情報が常に優先されます。 16.「ビルド」をクリックして、新しいパッケージを作成します。選択したアップデートは、最初にアドビのアッ プデートサーバーからすべてダウンロードされ、その後でパッケージ処理が開始されます。パッケージ処理 により、Windows では MSI 形式のパッケージ、Mac OS では PKG 形式のパッケージが作成されます。 注意 : アップデートを最初にダウンロードする際は、アップデートサイズや使用可能なバンド幅により、ダウン ロードに非常に時間がかかることがあります。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 体験版パッケージの作成 34

このビルドプロセスの完了状態の概算が、ダウンロードの進行状況およびビルドの進行状況ページに表示さ れます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 35

17. ビルドが正常に完了したら、概要ページが表示されます。

このページには、ビルドに含まれる製品またはコンポーネント、および Suite または各単体製品に使用されたシ リアライゼーションの概要が表示されます。 パッケージが作成されたフォルダーの名前が画面に表示されます。フォルダー名クリックすると、フォルダーが 開きます。 下部にある「ビルドログ」リンクをクリックすると、エラーを含む詳細な進捗レポートを表示できます。 別のパッケージを作成するには、「新しいパッケージ」をクリックします。これにより、スタートアップスクリー ンに戻ります。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックします。 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 このワークフローを使用して、クライアントコンピューターに展開した体験版パッケージをシリアル化するため に使用する実行可能ファイルを作成します。この実行可能ファイルをクライアントコンピューターで実行すると、 コンピューター上の CS6 体験版パッケージがシリアル化されます。シリアライゼーション実行可能ファイルを正 常に作成するには有効なボリュームライセンスが必要です。 1. スタートアップスクリーンで、「シリアライゼーションファイル」を選択します。シリアライゼーション実行 可能ファイルの準備ページが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 36

2. シリアライゼーション実行可能ファイルに関する情報を入力します。

 ファイルの名前と保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォルダーを指定するか、 絶対パスを入力します。

 製品インストールフォルダーの場所を入力します。これは、インストーラーファイルをコピーした場所 です(97 ページの「入力メディアの準備」を参照)。参照アイコンをクリックして、パッケージ化する 製品の製品インストールフォルダーを指定するか、絶対パスを入力します。

注意 : 画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコン ピューターで同じワークフローで次回新しいシリアライゼーション実行可能ファイルを作成する場合、前の パッケージを作成したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。この ファイルについて詳しくは、「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 37

3. 「次へ」をクリックします。ツールによりインストーラーから情報が取得されます。これには多少時間がかか ります。終了したら、シリアル番号ページが表示されます。

4. インストール元のメディアの有効なボリュームライセンスのシリアル番号を入力します。この情報は、シリ アライゼーション実行可能ファイルを作成するために使用されます。 5. 「次へ」をクリックします。シリアル番号がオンラインで検証されます。シリアル番号を認証するには、イン ターネットに接続する必要があります。 6. シリアル番号が正常に検証されたら、サインイン画面が表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 38

7. 組織の Adobe ID を使用してサインインします。組織の Adobe ID をお持ちでない方は、「Adobe ID の作成」 ボタンをクリックして画面の指示に従い、新しい ID を作成してください。 注意 : これは個人的な Adobe ID ではなく、会社または IT 部門の Adobe ID です。 Adobe ID でのサインインで問題が生じた場合は、「サインインの問題」リンクをクリックして、画面の指示 に従います。 Adobe ID を入力したら、コンピューター上に保存され、次回 AAMEE を実行する際に自動的に使用されま す。再入力する必要はありません。 8. 「サインイン」をクリックします。組織の Adobe ID が検証されたら、AAMEE がシリアライゼーション実行 可能ファイルの作成を開始します。ファイルが作成されたら、概要ページが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 CS 6 シリアライゼーションファイルの作成 39

9. シリアライゼーション実行可能ファイルの準備ページの「シリアライゼーション実行可能フォルダー名」 フィールドで指定したフォルダーが作成されます。このフォルダーには次のものが含まれています。

 実行可能ファイル、AdobeSerialization

 XML ファイル、prov.xml 概要画面でフォルダーの名前をクリックして開き、内容を確認できます。 適切なツールまたはスクリプトを使用して、シリアライズする体験版パッケージを含むクライアントコンピュー ターにこのフォルダーをコピーします。各クライアントコンピューターにフォルダーをコピーしたら、コマンド ラインまたはリモート管理ツールからリモートで次のコマンドを実行します。これにより、クライアントコン ピューターで体験版パッケージがシリアライズされます。 AdobeSerialization --tool=VolumeSerialize--stream --provfile=Absolute_Path_of_prov.xml

ここで

 --tool=VolumeSerialize は、ツールでシリアライズする prov.xml ファイルを処理する必要があること を指定します。

 --provfile は、prov.xml ファイルへの絶対ファイルパスを指定します。 デフォルトでは、ツールは実行可能ファイルと同じディレクトリで prov.xml ファイルを検索するので、通 常、このオプションを指定する必要はありません(prov.xml ファイルが他の場所にある場合にのみ、この オプションを指定します)。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 40

アップデートのみのパッケージの作成 アップデートパッケージの作成プロセスは、元のインストールパッケージの作成プロセスに非常に似ています。 1. スタートアップスクリーンで、「アップデートパッケージを作成」を選択します。アップデートパッケージ画 面が表示されます。

2. パッケージ情報を入力します。

 アップデートパッケージのわかりやすい名前を入力します。

 作成するアップデートパッケージの保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォル ダーを指定するか、絶対パスを入力します。 3. 「次へ」をクリックしてアップデートページへ進みます。 このページには、パッケージに含めるアップデートが記載されています。AAMEE によって自動的にすべての 利用可能なアップデートがチェックされ、メディアに含まれる製品と共有コンポーネントの利用可能なアッ Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 41

プデートが表示されます。

4. 製品グループを展開して、アップデートが利用可能な製品/共有コンポーネントを表示します。選択したメ ディアに含まれる製品のアップデートが表示されます。 注意 : アップデートの横にある下矢印の記号は、アップデートが既にダウンロードされていることを示します。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 42

5. 「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。たと えば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されな い)を含むアップデートのみが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 43

6. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択すると、表示されたすべての アップデートを含めることができます。 7. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロードしている場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリッ クし、アップデートを選択することで、アップデートをパッケージに追加することができます。 注意 : AAMEE によって、ダウンロードしているアップデートパッケージが、利用可能な最新のアップデート であるかどうかがチェックされます。古いバージョンのアップデートは、パッケージに追加することができ ません。ユーザーがオンラインであり、アップデートのチェックが正常に行われた場合は、より新しいバー ジョンのアップデートでも追加することはできません。つまり、アップデートサーバーから取得された更新 済み情報が常に優先されます。 8. 「ビルド」をクリックして、新しいパッケージを作成します。 9. ビルドが正常に完了したら、概要ページが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 44

このページには、ビルドに含まれるアップデートの概要が表示されます。下部にある「ビルドログ」リンク をクリックすると、エラーを含む詳細な進捗レポートを表示できます。 別のパッケージを作成するか、既存のパッケージを更新するには、「新しいパッケージ」をクリックします。 これにより、スタートアップスクリーンに戻ります。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックします。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 既存のパッケージの変更 45

既存のパッケージの変更 このワークフローは、パッケージを完全にビルドし直さずに、既存のパッケージにアップデートを追加する場合 に使用します。 1. スタートアップスクリーンで、「既存のパッケージを変更」を選択します。パッケージ ID 画面が表示されます。

2. パッケージが初めて作成されたときに作成された、パッケージ設定ファイルの名前を参照するように求める メッセージが表示されます。ファイルの名前は < パッケージ名 >.aamee で、パッケージフォルダーに保存され ます。 変更するパッケージのパッケージ設定ファイルに移動して、「次へ」をクリックします。 3. アップデート画面が表示され、パッケージに追加するアップデートを選択することができます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 既存のパッケージの変更 46

重要 : パッケージに既に含まれているアップデートは、デフォルトで選択された状態で画面にグレー表示さ れ、選択を解除することはできません。このようなアップデートのより新しいバージョンが利用可能である 場合、アップデートは自動的にダウンロードされ、パッケージに追加されます。 現在パッケージに含まれていないその他のアップデートを追加することもできます。 4. 「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。たと えば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されな い)を含むアップデートのみが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 既存のパッケージの変更 47

5. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択すると、表示されたすべての アップデートを含めることができます。 6. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロードしている場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリッ クし、アップデートを選択することで、アップデートをパッケージに追加することができます。 注意 : AAMEE によって、ダウンロードしているアップデートパッケージが、利用可能な最新のアップデート であるかどうかがチェックされます。古いバージョンのアップデートは、パッケージに追加することができ ません。 7. 「ビルド」をクリックして、選択したアップデートで既存のパッケージを更新します。 8. ビルドが正常に完了したら、概要ページが表示されます。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 48

このページには、ビルドに含まれる追加または変更されたアップデートの概要が表示されます。下部にある 「ビルドログ」リンクをクリックすると、エラーを含む詳細な進捗レポートを表示できます。 9. 別のパッケージを作成するか、既存のパッケージを更新するには、「新しいパッケージ」をクリックします。 これにより、スタートアップスクリーンに戻ります。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックします。 AAMEEPreferences.xml ファイル スタートアップスクリーンとパッケージを設定画面で指定するオプションは、XML ファイル AAMEEPreferences.xml に保存されます。同じコンピューターで次回新しいパッケージを作成する場合、前の パッケージを作成したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。 このファイルを削除すると、次回新しいパッケージを正常に作成したときに新しいファイルが作成されます。

AAMEEPreferences.xml ファイルは、次の場所に保存されます。

 Mac OS

~/ ライブラリ / アプリケーションサポート /Adobe/Enterprise  Windows XP %HOMEPATH%\Local Settings\Application Data\Adobe\Enterprise

 Windows Vista および Windows 7 %HOMEPATH%\AppData\Local\Adobe\Enterprise Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 49

Exceptions フォルダー内のパッケージのインストール Adobe Update Manager Enterprise Edition(AAMEE)を使用してエンタープライズ展開用のパッケージを作成 するときには、次の 2 つのフォルダーが作成されます。

 build フォルダーには、Microsoft SCCM または Apple ARD を使用した展開に必要な MSI(Windows)ファ イルまたは PKG(Mac OS)ファイルが含まれています。

 Exceptions フォルダーには、別々にインストールする必要のあるペイロードが含まれています。フォルダー の内容は、Mac OS または Windows のどちらにインストールするか、パッケージの一部として Acrobat を 含めているかどうか、および(Mac OS の場合は)AIR コンポーネントを無効にするように選択しているかど うかに応じて異なります。 Exceptions フォルダー内の製品のインストールに関する情報は、「Exceptions フォルダー内の製品のインストー ル」の章に記載されています。Windows 版 Acrobat の展開に関する情報は、「Adobe Acrobat の展開」の章に 記載されています。 注意 : Adobe Exceptions Deployer ツールでは、Exceptions フォルダー内のパッケージを自動的に展開する方法 が用意されています。詳しくは、付録 A「Adobe Exceptions Deployer の使用」を参照してください。 重要 : クライアントコンピューターにパッケージを展開する前に、これらの章の情報を参照してください。 Application Manager ログおよびエラーメッセージ AAMEE をインストールまたは実行すると、管理システム上のプラットフォームの次の一時ファイルのある場所に ログファイルが作成されるか、ログファイルに書き込みが行われます。

 Windows では、ログは %temp% の場所にあります。

 Mac OS では、ログは ~/Library/Logs/ フォルダー内にあります。

PDApp.log ツールのインストールおよびツールを使用したパッケージの設定処理の両方 により、情報がこのファイルに書き込まれます。ツールのインストールまた はパッケージの作成ワークフローで問題が生じた場合には、このファイルを 参照してください。

AdobePB< タイムスタンプ >.log パッケージの設定を完了したときに、展開パッケージを作成するビルドエン ジンを起動します。ビルドエンジンにより、進捗、警告、およびビルドエ ラーがこのファイルに書き込まれます。ビルドが失敗した場合は、ここで理 由を確認してください。

エラーメッセージ

スタートアップスクリーン パス名が無効です。有効なパス名を指定し Windows または Mac OS のフォル パッケージの名前を変更し、フォルダー名 てください。 ダー名でサポートされていない文字を のプラットフォーム制限に従ってください。 パッケージ名に使用しています。 「< フォルダー名 >」という名前のフォル パッケージの保存場所に指定された名 まだ存在しないフォルダーの保存パスを指 ダーは既に存在します。固有のフォルダー 前のフォルダーが既に存在します。 定してください。 名を指定してください。 パッケージ名およびパスが、 文字オー パッケージ作成のターゲットパスが、短いパスを使用してください。 バーしています。パスまたはパッケージ名 Microsoft Windows で指定されるパ を短くして、もう一度実行してください。 ス長の制限を超えています。 指定したパスに書き込むための十分なアク ユーザーには、保存場所での書き込み 書き込み権限を許可するか、アクセスでき セス権がありません。 権限がありません。 る場所に書き込んでください。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 50

有効なインストーラーが見つかりませんで「製品のインストールフォルダーを指 指定した場所が、管理システムまたはステー した。 定」に入力したパスにある有効な製品 ジング領域に配置した製品インストール インストールフォルダーのファイルお フォルダーであることを確認してください。 よび実行可能ファイルが Application Manager で見つかりませんでした。 インストーラーを正しく解析できませんで 製品インストールフォルダーに問題が 製品インストールフォルダーに指定した場 した。 あります。 所が正しく、読み取り可能かつ完全で、含 まれている製品インストールファイルが破 損していないことを確認してください。 シリアル番号付きではないコンポーネント シリアル化されていないメディアが指 製品インストールフォルダーにシリアル化 をパッケージ化できません。インストール 定されました。 可能な製品が含まれていることを確認して フォルダーに、シリアル番号付きの製品を ください。 指定してください。 32 bit パッケージオプションを選択しまし 32 ビットのパッケージを選択しまし 32 ビットのメディアを指定するか、64 た。32 bit メディアを用意するか、64 bit たが、製品インストールフォルダーに ビットのパッケージオプションを選択して パッケージオプションを選択してください。は 64 ビットのインストールメディア ください。 が含まれています。 シリアライゼーション画面 このシリアル番号は、この製品に対して無 シリアル番号を間違って入力したか、 シリアル番号を正しく入力したこと、イン 効です。 シリアル番号が正しくないか、または ストールしている製品でそのロケールが利 シリアル番号のロケールがインストー 用可能であること、またボリュームライセ ルメディアと一致していません。 ンスプログラムから番号を取得したことを 確認してください。 設定画面 展開場所を指定してください 「展開先」オプションを選択し、場所 「展開先」オプションを選択した場合は、場 を入力せずに「次へ」をクリックしま 所を指定する必要があります。 した。 無効なファイル 「AAM Updater を内部サーバーにリ リダイレクトの正しい XML ファイルを指定 ダイレクト」オプションを選択しまし してください。 たが、リダイレクトに対して無効な XML を指定しました。 概要画面 ビルドで修復できないエラーが発生しま ビルドは失敗しました。ビルドログで 適切な処理を行ってからやり直してくださ した。 理由を確認してください。 い。たとえば、十分な空き容量がないこと が原因である場合は、より多くの空き容量 を割り当ててください。 これより新しいバージョンのパッチが既に アップデートの正しくないバージョン 利用可能な最新バージョンのアップデート パッケージに含まれているため、このパッ または複数のバージョンを選択してい を選択してください。 チはパッケージ化されませんでした。 ます。 アップデート画面 DMG / ZIP を使用できません。 ZIP または DMG ファイルの指定され ZIP または DMG アップデートファイルの指 たパスにアクセスできません。 定された場所にアクセスできることを確認 してください。使用可能になった後でもう 一度アップデートを選択してください 有効な DMG / ZIP ファイルは見つかりま 選択したアップデートファイルは、 ファイルが有効な ZIP または DMG ファイ せんでした。 (ZIP または DMG ファイルとして名前 ルであることを確認してください。 が付けられている場合でも)実際には ZIP または DMG ファイルではありま せん。 Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 51

DMG のマウントに失敗しました。 Application Manager で DMG ファイ 十分なディスク領域があり、フォルダーに ルをマウントできませんでした。これ 適切な権限があることを確認してください。 は、次の理由により起こる可能性があ ります。

 アップデートがダウンロードされ たときに、ファイルが自動マウン トされた可能性があります。

 システムエラー、正しくない権限、 不十分なディスク領域、またはそ の他のエラーの可能性があり ます。 DMG / ZIP が無効です。 これは、次の理由により起こる可能性 正しいアップデートファイルがダウンロー があります。 ドされていることを確認し、もう一度手順

 必要なリソースファイルが見つか を実行してください。必要に応じて、 りませんでした。 Application Manager を再起動します。う まくいかない場合は、ファイルを再ダウン  アップデートファイルの内容が不 ロードします。 適切です(たとえば、ファイルが 破損した可能性があります)。

 ZIP または DMG ファイルの処理 でエラーが発生しています。 ZIP の抽出に失敗しました。 システムエラー、権限の問題またはそ ZIP ファイルを一時フォルダーに正しく抽 の他の各種エラーにより、ZIP ファイ 出できることを確認してください。 ルを一時フォルダーに抽出できません でした。 アップデートサーバーは応答していませ AAMEE によるアップデートの確認中 ネットワークが存在することを確認するか、 ん。サーバーが一時的にオフラインになっ またはダウンロード中にネットワーク「続行」をクリックし、手動でダウンロード ている可能性があります。またはインター 接続が利用できませんでした。 したアップデートを保存した場所からアッ ネットやファイアウォールの設定が正しく プデートを追加してください。 ない可能性があります。後でもう一度実行 してください。 ユーザーを認証できません。ユーザー名と プロキシサーバーを使用してネット プロキシサーバーの認証用の正しいログイ パスワードを確認して、もう一度やり直し ワークに接続していますが、プロキシ ン資格情報を指定してください。 てください。 サーバーの認証用に指定された資格情 報が正しくありません。 このアップデートをダウンロードするには 利用可能なディスク容量が、アップ アップデートをダウンロードするために十 ハードディスクの空き容量が不足していま デートをダウンロードするために必要 分なディスク容量があることを確認してく す。空き容量を増やしてから、もう一度実 な容量を下回っています。 ださい。次の場所にアップデートがダウン 行してください。 ロードされます。 Mac OS: ~/ ライブラリ / アプリケーションサポート /Adobe/AAMUpdater/1.0/Install Windows XP: %HOMEPATH%\Local Settings\Application Data\Adobe\AAMUpdater\1.0\Install Windows Vista および Windows 7: %HOMEPATH%\AppData\Local\Adobe\A AMUpdater\1.0\Install Creative Suite 6 のエンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 3.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 52

このアップデートのダウンロード中にエ アップデートのダウンロード時にエ アップデートのダウンロードを再試行して ラーが発生しました。 ラーが発生しました。 ください。うまくいかない場合は、 www.adobe.com/jp からアップデートを www.adobe.com/jp からアップデートを 手動でダウンロードして、パッケージ化を ダウンロードした後で手動でパッケージ化 試すことができます。 してください。 このアップデートのダウンロード中にエ アップデートがダウンロードされる アップデートが保存されるフォルダーに書 ラーが発生しました。書き込み権限を確認 フォルダーに書き込み権限がありま き込み権限があることを確認してください してから、もう一度実行してください。 せん。 Mac OS: ~/ ライブラリ / アプリケーションサポート /Adobe/AAMUpdater/1.0/Install Windows XP: %HOMEPATH%\Local Settings\Application Data\Adobe\AAMUpdater\1.0\Install Windows Vista および Windows 7: %HOMEPATH%\AppData\Local\Adobe\A AMUpdater\1.0\Install 既存のアップデートワークフローの変更 無効なファイル ファイルが有効なパッケージ設定 有効なパッケージ設定(.aamee)ファイル (.aamee)ファイルでない可能性があ のパスを指定してください。 ります。 選択したパッケージが破損しています。 次のいずれかの理由が考えられます。 パッケージが破損しておらず、有効なパッ ケージ設定(.aamee)ファイルが含まれて  変更しようとしているパッケージ いることを確認してください。 は破損しています。

 パッケージに、有効なパッケージ 設定(.aamee)ファイルが含まれ ていません。 書き込み権限が不十分です。 パッケージの場所で書き込み権限が使 パッケージを含むフォルダーに適切な書き 用できません 込み権限があることを確認してください エラーが発生しました。もう一度ファイル 不明なエラー ビルドログで、エラーに関して考えられる を確認してください。 情報を確認してください ビルドで修復できないエラーが発生しま 不明なエラー ビルドログで、エラーに関して考えられる した。 情報を確認してください 2 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用

この章では、Adobe Application Manager Enterprise Editionを使用して「サポート対象 Suite 製品」 の展開パッ ケージを作成する方法について説明します。このドキュメントでは、Creative Suite 5 は「CS5」、Creative Suite 5.5 は「CS5.5」と省略し、そのツールを「Application Manager」と呼んでいます。 この章では、企業に必要な展開パッケージを作成するタスクについて順を追って説明します。実際にツールを使 用してパッケージを作成する前に、何を展開するか、および企業内でそれをどのように提供するかを厳密に計画 する必要性などの展開プロセスについても紹介します。このドキュメントの残りの部分では、準備および計画プ ロセスについて詳細に説明します。 計画プロセスが完了したら、この章に戻って、最初のパッケージの作成を実際に開始することをお勧めします。 展開ツール Adobe Application Manager Enterprise Edition は、効率的で使いやすく、信頼性の高いアプリケーションであ り、複数のコンピューターで展開するために Adobe Creative Suite 5 または Adobe Creative Suite 5.5 の製品イ ンストールフォルダーを MSI または PKG 形式でパッケージ化します。Windows と Mac OS の両方のプラット フォームで使用できます。Windows バージョンで作成されたパッケージは Windows でのみ展開でき、Mac OS バージョンで作成されたパッケージは Mac OS でのみ展開できます。両方のプラットフォームにソフトウェアを インストールすることを計画している場合は、両方のバージョンの Application Manager が必要です。 Adobe Application Manager Enterprise Edition は http://www.adobe.com/jp/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html からダウンロードしてください。 Application Manager は Windows Server 2003、Windows Server 2008、および Apple Mac OS X Server に対 して検証済みです。 注意 : Creative Suite 5 または Creative Suite 5.5 製品をインストール済みのシステムには、Adobe Application Manager Enterprise Edition をインストールしないことをお勧めします。 サポート対象 Suite 製品 Adobe Application Manager Enterprise Edition は次の Suite 製品をサポートしています。

 Adobe® Creative Suite® 5

 Adobe® Creative Suite® 5.5

 Adobe® Technical Communication Suite 3.5

 Adobe® eLearning Suite 2.5

 Adobe® Acrobat® X Suite 注意 : Adobe Application Manager Enterprise Edition では、 Adobe® eLearning Suite 2.5 および Adobe® Acrobat® X Suite に対するサポートは制限されています。Adobe eLearning Suite 2.5 および Adobe Acrobat X Suite の製 品のパッケージ化および展開には、次のような制限事項が適用されます。

53 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 Application Manager のシステム要件 54

 (Windows のみ)Adobe eLearning Suite 2.5 または Adobe Acrobat X Suite をパッケージ化するときに、 作成するパッケージに を含めることができ、含めた場合は概要画面にも表示されます。し かし、この MSI パッケージを展開しても、Adobe Presenter は展開されません。展開時にエラーメッセージ は表示されません。 Adobe Presenter は展開できないので、Adobe eLearning Suite 2.5 または Adobe Acrobat X Suite をパッ ケージ化するときに Adobe Presenter を含めないことをお勧めします。

 (Windows のみ)Adobe Presenter も含まれている Adobe Acrobat X Suite のパッケージを展開する場合、 クライアントコンピューターに Microsoft PowerPoint がインストールされている必要があります。パッケー ジに Adobe Presenter が含まれていない場合、この問題は発生しません。 Adobe Presenter は展開できないので、Adobe Acrobat X Suite をパッケージ化するときに Adobe Presenter を含めないことをお勧めします。または、Adobe Presenter が含まれている Adobe Acrobat X Suite のパッケージを展開する前に、クライアントコンピューターに Microsoft PowerPoint がインストール されていることを確認します。 Application Manager のシステム要件 Adobe Application Manager Enterprise Edition を実行するシステムは、次の要件を満たしている必要があります。

Windows Mac OS プロセッサー速度 1 GHz 以上 インテルマルチコアプロセッサー オペレーティング Microsoft Windows XP Service Pack 3(32 ビット版) Mac OS X v10.5 ~ 10.6.x システム または Windows Vista Home Premium、Business、 Ultimate、または Enterprise Service Pack 1 (Service Pack 2 を推奨)32 ビットまたは 64 ビット版 または Windows 7(64 ビット版) ハードディスクの インストール用に 175 MB の空き容量 インストール用に 135 MB の空き 容量 容量 RAM 512 MB 512 MB ディスプレイ 1,024 x 768(最小)または 1,280 x 800(推奨)および 16 ビットのビデオカード。 周辺機器 DVD-ROM ドライブ(製品メディアを使用して製品をインストールする場合) パッケージ作成の準備 このドキュメントの手順では、次のことを前提としています。

 第 6 章「展開の計画」で説明されている計画を完了している。

 Application Manager が管理システムにインストールされている。Application Manager の初期設定のイン ストール先は次のとおりです。

Windows <システムドライブ>:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise 32-bit 版の 場合:

Windows <システムドライブ>:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise 64-bit 版の 場合: Mac OS の /ライブラリ/アプリケーションサポート/Adobe/OOBE/PDApp /Enterprise 場合: エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 Application Manager で使用できるその他のコンポーネント 55

 パッケージ化する製品の製品インストールフォルダーが作成済みであり、ローカルディスクにコピーされて いるか、別のシステムからマウントされた状態で管理システムからアクセスでき、フォルダーのパスがわかっ ている。 このフォルダーには、製品インストールメディア(ESD または DVD)からダウンロードされたすべてのファ イル、およびメディアファイルの 1 つのセットのみが含まれている必要があります。購入した複数の Suite 製品または単体製品の展開パッケージを作成する場合は、製品ごとに個別の製品インストールフォルダーを 作成する必要があります。97 ページの「入力メディアの準備」を参照してください。 Adobe Application Manager Enterprise Edition ではアップデートが自動的にチェックされ、選択したアッ プデートがダウンロードされます。ただし、何らかの理由でアップデートを手動で個別にダウンロードする場 合は、必要なアップデートをアドビ システムズ社の Web サイトからダウンロードし、その内容をフォルダー にコピーする必要があります。コピーしたファイルは、管理システムからアクセスできる必要があります。 ダウンロードしたアップデートの場所は次のとおりです。

Mac OS

~/ライブラリ/アプリケーションサポート/Adobe/AAMUpdater/1.0/Install Windows XP %HOMEPATH%¥Local Settings¥Application Data¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥Install Windows Vista および Windows 7 %HOMEPATH%¥AppData¥Local¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥Install Application Manager で使用できるその他のコンポーネント Application Manger をインストールすると、次のコンポーネントも使用できるようになります。

 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition。企業内に展開した Adobe® Creative Suite® 製品のシリア ライズを追跡および管理するためのコマンドラインツールです。 このツールの使用方法について詳しくは、第 9 章「 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition」を参照 してください。

 Adobe Update Server Setup Tool。自身のアップデートサーバーに Adobe® Creative Suite® 製品の自動 アップデートを構成する際に使用する、プラットフォーム別のコマンドラインツールです。 このツールの使用方法について詳しくは、第 10 章「Adobe Update Server Setup Tool」を参照してください。 以上のコンポーネントは、次のディレクトリに置かれています。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 Application Manager で使用できるその他のコンポーネント 56

Adobe Update Server Setup Tool

Windows <システムドライブ>:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilitites¥AUSST 32-bit 版の 場合:

Windows <システムドライブ>:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilitites¥AUSST 64-bit 版の 場合: Mac OS の /ライブラリ/アプリケーションサポート/Adobe/OOBE/PDApp/Enterprise/utilities/AUSST 場合:

Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition

Windows <システムドライブ>:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilitites¥APTEE 32-bit 版の 場合:

Windows <システムドライブ>:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilitites¥APTEE 64-bit 版の 場合: Mac OS の /ライブラリ/アプリケーションサポート/Adobe/OOBE/PDApp/Enterprise/utilities/APTEE 場合: 展開パッケージ 展開パッケージでは、インストールプログラムを起動してエンタープライズインストール(カスタマイズされた サイレントインストール)を実行する自動化された方法が用意されています。各インストールパッケージでは、 1 つの Suite 製品に属するアプリケーションをまとめてインストールできます。展開パッケージは、常にターゲッ トシステムで実行されます。 パッケージは Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用して作成します。インストールパッケージ は、Creative Suite 製品の初期展開用に作成できます。最初の展開の後で、インストール済み製品のアップデート をインストールおよびアップデートパッケージに含めるか、または同じツールを使用してアップデートのみの パッケージを作成することができます。 インストール パッケージを作成する際には、最初に、パッケージ化する購入済み Suite 製品または単体製品の製 品インストールフォルダーを Application Manager に指定します。Application Manager によってこのフォル ダーがスキャンされ、インストール可能なアプリケーションとコンポーネントの一覧が表示されるので、この一 覧で選択を行います。また、インストールプログラムの動作、およびインストールしたアプリケーションをエン ドユーザーシステムで起動した場合の動作に影響する多数のオプションを設定することもできます。これらの選 択内容はすべてパッケージに記録されます。 新たに作成したパッケージを保存すると、次のファイルが書き込まれます。

 Build フォルダー。

 Windows の場合、このフォルダーには、クライアントコンピューターでのインストールに使用される MSI ファイル、完全な展開パッケージを含む Setup フォルダー、および必要なツールのバイナリデータを含 む ProvisioningTool フォルダーが格納されます。

 Mac OS の場合、このフォルダーには、クライアントコンピューターでのインストールに使用されるイン ストールおよびアンインストール用の PKG ファイルが格納されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 Application Manager で使用できるその他のコンポーネント 57

 Exceptions フォルダー。Windows の場合、このフォルダーにはすべての例外ペイロードが含まれ、Mac OS の場合は SSH ベースのインストールを実行した場合以外は空になります。例外ペイロードとは、このよ うな個別にインストールする必要があるペイロードです。Exceptions フォルダーに表示される例外ペイロー ドはプラットフォームや選択したメディアによって異なります。サポートされるすべての Suite 製品につい て、例外ペイロードをまとめたリストを次に示します。

 AdobeHelp

 PDF Settings CS5

Player 10 ActiveX

 Adobe Story

 Adobe Dreamweaver Widget Browser

10 Plugin

 Adobe AIR

 Adobe Content Viewer

(CS5 のみ)

 Adobe Captivate Reviewer

 Adobe Captivate Quiz Results Analyzer

 Acrobat X Pro これらのコンポーネントの個別のインストーラーを作成する手順については、118 ページの「SCCM パッケー ジのインストールおよびアンインストールプログラムの作成」を参照してください。 パッケージの作成および変更のワークフローのオプション パッケージは次のような方法で作成または変更できます。

 製品と製品のアップデートの両方またはいずれかで構成される新しいパッケージを作成する このワークフローは、クライアントコンピューター上で展開する 1 つ以上の製品をパッケージ化する場合に 使用します。必要に応じて、製品のアップデートをパッケージに含めることもできます。

 アップデートのみで構成される新しいパッケージを作成する このワークフローは、1 つ以上の製品のアップデートのみをパッケージに含める場合に使用します。通常、製 品が既にクライアントコンピューター上で展開済みであり、最新のアップデートのみをパッケージ化して展 開する場合にこのオプションを選択します。

 既存のパッケージを変更して製品の最新のアップデートを含める このワークフローは、パッケージ全体をビルドし直さずに、既存のパッケージに最新のアップデートを追加 する場合に使用します。例えば、2 つの製品と各々のアップデートを含むパッケージがある場合は、このパッ ケージに利用可能な最新アップデートを追加できるので、パッケージ全体をビルドし直さなくても、既存の MSI または PKG ファイルにアップデートが追加されます。これにより、パッケージの管理が容易になります。 この例の場合、パッケージ内の一方の製品にアップデートがあれば、パッケージ内の既存のアップデートを 新しいアップデートに置き換えるだけで済みます。新たにパッケージを作成して管理する必要はありません。 パッケージ内の既存の製品すべてについて最新アップデートが追加されます。必要に応じて、他の製品のアッ プデートを含めることもできます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 58

注意 : このワークフローを選択した場合、パッケージ内に既に存在する製品の最新アップデートが常に含めら れます。必要に応じて、他の製品のアップデートを含めることもできます。例えば、パッケージが Dreamweaver と Photoshop で構成されている場合、これらの製品の最新アップデートが常にパッケージに 含まれるようになります。これにより、パッケージ内の製品について常に最新のアップデートが追加されること を保証できます。 アップデートの一覧には、サポートされているすべての製品について使用可能なアップデートが表示され、他 の製品のアップデートを選択することもできます。例えば、この例では、 および Captivate のアップデートも含めることができます。 これらの各ワークフローについては、「展開パッケージの作成」で説明します。 パッケージ設定ファイル パッケージを作成するときに、Adobe Application Manager Enterprise Edition によって、 .aamee という名前のパッケージ設定ファイルが作成されます。このファイルは、パッケージ用 に指定したフォルダーに保存されます。このファイルは、「既存のパッケージを変更する」で説明されているよう に、後で既存のパッケージを変更してアップデートを追加する場合に必要になります。 展開パッケージの作成 この節では、単一パッケージの作成について順を追って説明します。83 ページの「Application Manager のログ およびエラーメッセージ」には、Application Manager のエラーメッセージの一覧、エラーメッセージの意味、 およびエラーの修復方法が記載されています。 1. Adobe Application Manager Enterprise Edition を起動します。 システム上で Application Manager を起動します。

 Windows の場合は、スタートメニューのプログラム/Adobe/Adobe Application Manager Enterprise Edition でアプリケーションのショートカットをクリックします。

 Mac OS の場合は、/Applications/Adobe Application Manager Enterprise Edition にあるエイ リアスを使用します。 これにより使用許諾契約書が表示されます。続行するには使用許諾契約書に同意する必要があります。 2. 使用許諾契約書に同意すると、最初にウェルカムページ(「ようこそ」)が画面に表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 59

 左下にある情報アイコンに注目してください。このアイコンはほとんどのページに表示されます。ツー ルの使用時に、いつでもこのアイコンをクリックしてオンラインドキュメントにアクセスできます。

 特定のフィールドの横には小さな情報アイコンも表示されます。これらのアイコンをクリックすると、そ のフィールドに関する追加情報が表示されます。

 パッケージの種類を選択すると、ページが更新されて、その種類のパッケージの基本情報を入力できる ようになります。 前の節で説明したように、次の作業を行うことができます。

 インストールパッケージを作成する

 アップデートパッケージを作成する

 既存のパッケージを更新する 最初にインストールパッケージを作成します。インストールパッケージには、展開済み製品のアップデート を含めることもできます。後で、アップデートのみのパッケージを作成したり、既存のパッケージを更新し たりすることもできます。71 ページの「アップデートのみのパッケージの作成」および 78 ページの「既存 のパッケージを変更する」を参照してください。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 60

使用している Adobe Application Manager Enterprise Edition のバージョンよりも新しいバージョンが利用可 能である場合は、AAMEE を起動したときにダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、新 しいバージョンをダウンロードするかどうかを確認できます。

「はい」を選択すると、製品のダウンロードページが表示され、新しいバージョンをダウンロードできます。「い いえ」を選択すると、コンピューター上にある現在のバージョンの実行が継続されます。 3. ようこそ画面で、「インストールパッケージを作成」を選択します。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 61

4. パッケージ情報を入力します。インストールパッケージの場合は、次のように入力します。

 作成するパッケージの名前と保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォルダーを 見つけるか、絶対パスを入力します。 注意 : パッケージはルートディレクトリには保存しないでください。保存するとパッケージの変更中に 問題が発生する可能性があります。

 製品インストールフォルダーの場所を入力します。これは、配布 DVD または ESD からインストーラー ファイルをコピーした場所です(97 ページの「入力メディアの準備」を参照)。参照アイコンをクリック して、パッケージ化する製品の製品インストールフォルダーを指定するか、絶対パスを入力します。

 Windows では、32 ビット版または 64 ビット版のプロセッサーサポートを選択します。32 ビット版お よび 64 ビット版インストールのそれぞれについて別のパッケージを作成する必要があります。32 ビッ ト版のパッケージは 64 ビットのコンピューターでは実行できません。 注意 : Windows 版の Adobe Premiere Pro® CS5/5.5 および Adobe After Effects® CS5/5.5 には、64 ビット 版の Microsoft Windows® Vista または Windows 7 が必要です。単体製品でも、Adobe Creative Suite 5/5.5 Production Premium および Adobe Creative Suite 5/5.5 Master Collection のコンポーネントと しても、本要件は適用されます。 64 ビット版のオペレーティングシステムへの移行を容易にするため、CS5/5.5 Production Premium お よび CS5/5.5 Master Collection には、32 ビット版の Adobe Premiere Pro CS4 および After Effects CS4 を含む 32 ビット版のサポートパッケージが用意されています。これらのアプリケーションの展開用 パッケージを作成するには、Creative Suite 4 Deployment Toolkit を使用してください(次のサイトを 参照)。 http://www.adobe.com/aboutadobe/volumelicensing/cs/deployment_toolkit.html エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 62

注意 : ようこそ画面およびパッケージを設定画面で指定したオプションは、AAMEEPreferences.xml とい う XML ファイルに保存されます。同じコンピューターで次回新しいパッケージを作成するときには、前の パッケージを作成したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。この ファイルについて詳しくは、「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 5. 「次へ」をクリックします。ツールがインストーラーから情報を取得します。これにはしばらく時間がかかり ます。完了したら、シリアル番号ページが表示されます。

6. シリアル番号と言語を入力します。 シリアル番号を入力するか、「シリアル番号を登録せずに続行」を選択して体験版のインストール用パッケー ジを作成します。使用するシリアル番号について詳しくは、106 ページの「シリアル番号」を参照してくだ さい。Adobe Provisioning Tookit Enterprise Edition を使用して、展開後にシリアル番号を変更することも できます。106 ページの「展開された製品のシリアライズの管理」を参照してください。 シリアル番号を入力する場合は、Application Manager によってそれが有効であるかどうかが検証されます。 入力したシリアル番号が有効である場合は、番号フィールドの右側に緑色のチェックと、シリアル番号が有 効である言語が表示されます。 シリアル番号が有効でない場合は、再入力します。有効なシリアル番号を入力するまで、パッケージ作成を 続行することはできません。または、「シリアル番号を登録せずに続行」を選択することもできます。 7. 「次へ」をクリックして、インストールオプションページに進みます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 63

このページには、製品インストールフォルダーに製品の一部としてインストールできる可能性のある単体製 品およびコンポーネントが表示されます。プロセスの計画時に、各展開パッケージに含める製品およびコン ポーネントを決定する必要があります。109 ページの「製品コンポーネント」を参照してください。 8. 含める製品またはコンポーネントを選択します。

 すべての製品が初期設定で選択されています。含めない製品またはコンポーネントは選択解除できます。

 シリアル番号を入力しなかった場合は、含めるすべての製品が体験版でインストールされます。 複数の製品のパッケージを作成する場合は、パッケージ化する製品によってこの一覧が変わります。例えば、 Adobe InDesign® CS5.5 をパッケージ化する場合、選択できる唯一の主要なアプリケーションは InDesign になります。Adobe CS5.5 Master Collection をパッケージ化する場合は、その Suite に含まれるすべてのア プリケーションがスクロールリストに表示されます。 複数の製品が左側に表示されている場合は、特定の製品を選択すると、その製品のオプションのコンポーネ ントが右側に表示され、ここで含めるコンポーネントを選択できます。 下部の「合計サイズ」フィールドには、現在選択しているコンポーネントをインストールするためにターゲッ トコンピューターに必要になる空き容量が表示されます。項目を選択および選択解除すると容量が調整され ます。 9. 「次へ」をクリックして、パッケージを設定ページに進みます エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 64

10. 設定オプションを選択します。 この画面で、次の値を入力します。

 製品起動オプション — 環境設定に応じてオプションを設定します。107 ページの「設定:製品起動オプ ション」を参照してください。

 パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント — このオプションは、Mac OS ベースのインストールで のみ使用できます。Adobe Community Help や Adobe Media Player などの AIR ベースのパッケージ をインストールしない場合は、このオプションを選択します。これは、SSH ベースのインストールの実 行時や、プロキシ資格情報の手動入力を回避する場合など、特定のケースで必要になります。 このオプションを選択した場合は、「Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール」 で説明したように AIR ベースのパッケージを別々にインストールする必要があります。 注意:「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選択しないで、後で ssh 経由で パッケージを展開する場合は、AIR ベースのインストーラーが自身をアップデートしようとしてハングす ることがあるため、コンピューターが応答しなくなる可能性があります。 注意:Absolute Manage を使用してパッケージを展開する場合は、「パッケージ内で無効にする AIR コ ンポーネント」オプションを選択していることを確認します。このオプションを選択していない場合、 Absolute Manage でパッケージが正しく展開されません。

 競合の処理— 競合するプロセスが実行されている場合にインストールを中止するか、またはインストー ルを続行するかを選択します。 エンドユーザーは、競合するプロセスの問題を回避するために、ターゲットコンピューターで、すべて のアドビのアプリケーションとプロセス、ブラウザー、および Microsoft Office などのアプリケーショ ンをシャットダウンするように指示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 65

 インストール先 — 既定の場所を受け入れるか、またはインストール時にユーザーが場所を指定するよう に選択できます。異なるパスを指定する場合は、「展開先」を選択してパスを入力します。これは絶対パ スにする必要があります。特定の環境変数を使用することはできますが、「~」を使用してホームディレ クトリを示すことはできません。108 ページの「設定:インストール場所のオプション」を参照してく ださい。

 ADOBE UPDATER のオプション — 展開されたアプリケーションのアップデートプロセスの処理方法を選 択できます。アップデートの自動確認を許可または抑制するか、または自身のサーバーにリダイレクト することができます。108 ページの「設定:アップデーターのオプション」を参照してください。 注意 : この画面で指定したオプションは、AAMEEPreferences.xml という XML ファイルに保存されます。 同じコンピューターで次回新しいパッケージを作成するときには、前のパッケージを作成したときに選択し たオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。このファイルについて詳しくは、 「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 11. アップデートを追加します。 「次へ」をクリックすると、パッケージにアップデートを追加することができます。 このページには、パッケージに含めるアップデートが一覧表示されます。AAMEE により、使用可能なアップ デートが自動的に確認され、メディアの一部である製品および共有コンポーネントの使用可能なアップデー トが表示されます。

12. 製品グループを展開して、使用可能なアップデートのある製品や共有コンポーネントを表示します。選択し たメディアの一部である製品についてアップデートが表示されます。 注意 : アップデートの横に表示される下矢印は、そのアップデートが既にダウンロードされていることを示します。 注意 : アップデートは製品オプションの画面で選択した製品に基づいて限定されるのではなく、選択したメディア に存在するすべての製品や共有コンポーネントに基づいて限定されます。例えば、Master Collection メディアか ら Photoshop を選択した場合、Photoshop だけでなく Master Collection のすべての製品のアップデートが表 示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 66

13.「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。例え ば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されない) を含む製品のみが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 67

14. コンマ区切りリストを指定して、複数の製品をフィルター処理することもできます。例えば、次の図の画面 のように、このフィールドで「dream,in」と指定することによって、文字列「dream」および「in」を含む 製品名を検索できます(「dream, in」のように、コンマの後に空白を入れることもできます)。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 68

15. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択して、表示されているすべての アップデートを含めることができます。 注意 : Adobe After Effects、 または Adobe Premiere Pro のアップデートをインストールす る場合、DVD メディアと Electronic Software Distribution メディアでは、製品のアップデートの名前が異 なります。詳しくは、次の「DVD および Electronic Software Distribution 間の製品アップデート名の相違 — 組み合わせパッケージ」を参照してください。既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロード済みの 場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリックしてアップデートを選択すると、ダウンロード済みのアッ プデートをパッケージに追加できます。 注意 : ダウンロードしたアップデートパッケージが使用可能な最新のアップデートであるかどうかを AAMEE が確認します。古いバージョンのアップデートはパッケージに追加できません。 16.「ビルド」をクリックして新しいパッケージを構築します。最初に、選択したすべてのアップデートが Adobe Update Server からダウンロードされ、その後にパッケージ化プロセスが開始されます。パッケージ化プロ セスにより、Windows では MSI 形式のパッケージが、Mac OS では PKG 形式のパッケージが作成されます。 注意 : 初めてアップデートをダウンロードするときには、アップデートのサイズや利用可能な帯域幅によって 時間がかかる場合があります。 17.「ビルド」をクリックして、新しいパッケージを作成します。選択したアップデートは、最初にアドビのアッ プデートサーバーからすべてダウンロードされ、その後でパッケージ処理が開始されます。パッケージ処理 により、Windows では MSI 形式のパッケージ、Mac OS では PKG 形式のパッケージが作成されます。 注意 : アップデートを最初にダウンロードする際は、アップデートサイズや使用可能なバンド幅により、ダウ ンロードに非常に時間がかかることがあります。 この処理の完了状態の概算が、ダウンロードの進行状況およびビルドの進行状況ページに表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 69 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 パッケージ設定ファイル 70

18. ビルドが正常に完了すると、概要ページが表示されます。

このページには、ビルドに含まれる製品またはコンポーネントの概要、および Suite 製品または各単体製品 に使用したシリアライゼーションの概要が表示されます。 下部の「ビルドログ」リンクをクリックしてエラーを含む詳細な進捗状況レポートを表示できます。 別のパッケージを作成する場合や、既存のパッケージを更新する場合は、「新しいパッケージ」をクリックし ます。これによって、ようこそ画面が再び表示されます。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックします。 DVD および Electronic Software Distribution 間の製品アップデート名の相違 — 組み合わせパッケージ インストールパッケージとアップデートパッケージの両方を含む組み合わせパッケージを作成する場合、DVD メ ディアと Electronic Software Distribution(アドビの Web サイトからダウンロードしたメディアを含む)のど ちらを使用するかに応じて、次の製品アップデートの名前が変わります。 次の表に違いを示します。

DVD メディアのアップデート Electronic Software Distribution Suite 画面に表示される名前 メディアのアップデート画面に表示される名前 Creative Suite 5.0 Adobe After Effects CS5 Adobe After Effects CS5 - 体験版 Adobe Encore CS5 Adobe Encore CS5 - 体験版 Adobe Premiere Pro CS5 Adobe Premiere Pro CS5 - 体験版

Creative Suite 5.5 Adobe Encore CS5 Adobe Encore CS5 - 体験版 Adobe Premiere Pro CS5 Adobe Premiere Pro CS5 - 体験版 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 71

アップデートのみのパッケージの作成 アップデートパッケージの作成プロセスは、最初のインストールパッケージの作成プロセスとよく似ています。 1. ようこそ画面で、「アップデートパッケージを作成」を選択します。アップデートパッケージ画面が表示され ます。

2. パッケージ情報を入力します。

 アップデートパッケージのわかりやすい名前を入力します。

 作成するアップデートパッケージの保存場所を入力します。参照アイコンをクリックして目的のフォル ダーを見つけるか、絶対パスを入力します。

注意 : この画面で指定したオプションは、AAMEEPreferences.xml という XML ファイルに保存されます。 同じコンピューターで次回新しいパッケージを作成するときには、前のパッケージを作成したときに選択し たオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。このファイルについて詳しくは、 「AAMEEPreferences.xml ファイル」を参照してください。 3. 「次へ」をクリックして、アップデートページに進みます。 このページには、パッケージに含めるアップデートが一覧表示されます。AAMEE により、使用可能なアップ デートが自動的に確認され、メディアの一部である製品および共有コンポーネントの使用可能なアップデー トが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 72

4. 製品グループを展開して、使用可能なアップデートのある製品や共有コンポーネントを表示します。選択し たメディアの一部である製品についてアップデートが表示されます。 注意 : アップデートの横に表示される下矢印は、そのアップデートが既にダウンロードされていることを示します。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 73

5. 「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。例え ば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されない) を含む製品のみが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 74

6. コンマ区切りリストを指定して、複数の製品をフィルター処理することもできます。例えば、次の図の画面 のように、このフィールドで「dream,in」と指定することによって、文字列「dream」および「in」を含む 製品名を検索できます(「dream, in」のように、コンマの後に空白を入れることもできます)。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 75

7. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択して、表示されているすべて のアップデートを含めることができます。 注意 : Adobe After Effects、Adobe Encore または Adobe Premiere Pro のアップデートをインストールす る場合、製品ごとに 2 つのアップデート名が表示されます。次の「DVD および Electronic Software Distribution の製品アップデート名 — アップデートのみのパッケージ」の節で説明されているように、正し い製品名を選択してください。 8. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロード済みの場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリック してアップデートを選択すると、ダウンロード済みのアップデートをパッケージに追加できます。 注意 : ダウンロードしたアップデートパッケージが使用可能な最新のアップデートであるかどうかを AAMEE が確認します。古いバージョンのアップデートはパッケージに追加できません。 9. 「ビルド」をクリックして新しいパッケージを構築します。 10. ビルドが正常に完了すると、概要ページが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 76

このページには、ビルドに含まれるアップデートの概要が表示されます。下部の「ビルドログ」リンクをク リックしてエラーを含む詳細な進捗状況レポートを表示できます。 別のパッケージを作成する場合や、既存のパッケージを更新する場合は、「新しいパッケージ」をクリックし ます。これによって、ようこそ画面が再び表示されます。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックし ます。 DVD および Electronic Software Distribution の製品アップデート名 — アップ デートのみのパッケージ アップデートのみのパッケージを作成する場合、次の製品についてはアップデート画面に 2 つのアップデート名 が表示されます。

 Adobe After Effects

 Adobe Encore

 Adobe Premiere Pro エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 アップデートのみのパッケージの作成 77

次の表に 2 つのアップデート名を示します。

Suite 製品名 アップデート画面に表示される名前 Creative Suite 5.0 Adobe After Effects Adobe After Effects CS5 Adobe After Effects CS5 - 体験版

Adobe Encore Adobe Encore CS5 Adobe Encore CS5 - 体験版

Adobe Premiere Pro Adobe Premiere Pro CS5 Adobe Premiere Pro CS5 - 体験版 Creative Suite 5.5 Adobe Encore Adobe Encore CS5.5 Adobe Encore CS5.5 - 体験版

Adobe Premiere Pro Adobe Premiere Pro CS5.5 Adobe Premiere Pro CS5.5 - 体験版

次の図の画面で例を示します。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 既存のパッケージを変更する 78

メインパッケージを DVD メディアと Electronic Software Distribution(アドビの Web サイトからダウンロード したメディアを含む)のどちらを使用してインストールしたかに応じて、2 つの名前のうちの 1 つを選択します。

 メインパッケージを DVD メディアからインストールした場合は、「体験版」と表記されていない名前を使用 します。

 メインパッケージを Electronic Software Distribution からインストールした場合は、「体験版」と表記され ている名前を使用します。 例えば、Adobe After Effects をアドビの Web サイトから(Electronic Software Distribution の形式で)ダウン ロードしてインストールした場合、「Adobe After Effects 体験版」のアップデートを選択します。 既存のパッケージを変更する このワークフローは、パッケージ全体をビルドし直さずに、既存のパッケージにアップデートを追加する場合に 使用します。 1. ようこそ画面で、「既存のパッケージを変更」を選択します。パッケージを変更画面が表示されます。

2. パッケージを最初にビルドしたときに作成されたパッケージ設定ファイルの名前を参照するよう求められま す。このファイルの名前は .aamee であり、パッケージフォルダーに保存されています。

変更するパッケージのパッケージ設定ファイルに移動して、「次へ」をクリックします。 3. アップデート画面が表示され、この画面でパッケージに追加するアップデートを選択できます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 既存のパッケージを変更する 79

重要 : この画面では、パッケージに既に含まれているコンポーネントのアップデートがデフォルトで選択され ています (グレーで表示)。これを選択解除することはできません。このようなアップデートの新しいバージョ ンが使用可能である場合、アップデートがダウンロードされ、自動的にパッケージに追加されます。 現在パッケージに含まれていない、他のアップデートを追加することも選択できます。 4. 「全アップデート」チェックボックスの横にある「製品でフィルター」フィールドに製品名の最初の数文字を 入力することによって、製品名に基づいてアップデートの一覧をフィルター処理することができます。例え ば、このフィールドに「dream」と入力すると、「dream」という文字列(大文字と小文字は区別されない) を含む製品のみが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 既存のパッケージを変更する 80

5. コンマ区切りリストを指定して、複数の製品をフィルター処理することもできます。例えば、次の図の画面 のように、このフィールドで「dream,in」と指定することによって、文字列「dream」および「in」を含む 製品名を検索できます(「dream, in」のように、コンマの後に空白を入れることもできます)。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 既存のパッケージを変更する 81

6. 含めるアップデートを選択します。「全アップデート」チェックボックスを選択して、表示されているすべて のアップデートを含めることができます。 注意 : Adobe After Effects、Adobe Encore または Adobe Premiere Pro のアップデートをインストールす る場合、製品ごとに 2 つのアップデート名が表示されます。次の「DVD および Electronic Software Distribution の製品アップデート名 — アップデートのみのパッケージ」の節で説明されているように、正し い製品名を選択してください。 7. 既に 1 つ以上のアップデートを個別にダウンロード済みの場合は、「アップデートを追加」ボタンをクリック してアップデートを選択すると、ダウンロード済みのアップデートをパッケージに追加できます。 注意 : ダウンロードしたアップデートパッケージが使用可能な最新のアップデートであるかどうかを AAMEE が確認します。古いバージョンのアップデートはパッケージに追加できません。 8. 「ビルド」をクリックして、選択したアップデートを使用して既存のパッケージを更新します。 9. ビルドが正常に完了すると、概要ページが表示されます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 82

このページには、ビルドで追加または変更されたアップデートの概要が表示されます。下部の「ビルドログ」 リンクをクリックしてエラーを含む詳細な進捗状況レポートを表示できます。 10. 別のパッケージを作成する場合や、既存のパッケージを更新する場合は、「新しいパッケージ」をクリックし ます。これによって、ようこそ画面が再び表示されます。AAMEE を終了するには、「閉じる」をクリックし ます。 AAMEEPreferences.xml ファイル ようこそ画面およびパッケージを設定画面で指定したオプションは、AAMEEPreferences.xml という XML ファ イルに保存されます。同じコンピューターで次回新しいパッケージを作成するときには、前のパッケージを作成 したときに選択したオプションが、対応するフィールドにあらかじめ入力されます。 このファイルを削除した場合は、次回 Adobe Application Manager Enterprise Edition を起動したときに新しい ファイルが作成されます。新しいファイルの環境設定は初期設定になります。

AAMEEPreferences.xml ファイルは、次の場所に保存されます。

 Mac OS

~/ライブラリ/アプリケーションサポート/Adobe/Enterprise

 Windows XP %HOMEPATH%¥Local Settings¥Application Data¥Adobe¥Enterprise

 Windows Vista および Windows 7 %HOMEPATH%¥AppData¥Local¥Adobe¥Enterprise エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 83

Exceptions フォルダーへのパッケージのインストール Adobe Update Manager Enterprise Edition(AAMEE)を使用してエンタープライズ展開用のパッケージを作成 するときには、次の 2 つのフォルダーが作成されます。

 build フォルダーには、Microsoft SCCM または Apple ARD を使用した展開に必要な MSI(Windows)ファ イルまたは PKG(Mac OS)ファイルが含まれています。

 Exceptions フォルダーには、別々にインストールする必要のあるペイロードが含まれています。Build フォ ルダーの内容は、インストールするコンピューターが Mac OS を使用しているか Windows を使用している か、パッケージの一部として Acrobat が含まれているか、(Mac OS の場合)無効な AIR コンポーネントが選 択されているかどうかによって異なります。 Exceptions フォルダーへの製品のインストールについては、「Exceptions フォルダー内の製品のインストール」 の章を参照してください。Windows での Acrobat の展開については、「Adobe Acrobat の展開」の章を参照し てください。 重要 : クライアントコンピューターでパッケージを展開する前に、これらの章の情報を参照してください。 Application Manager のログおよびエラーメッセージ Adobe Application Manager Enterprise Edition をインストールまたは実行すると、管理システム上のプラット フォームの一時ファイルの場所にログファイルが作成されるか、既存のログファイルへの書き込みが行われます。

 Windows の場合、ログは %temp% の場所にあります。

 Mac OS の場合、ログは ~/Library/Logs/ フォルダーにあります。

PDApp.log ツールのインストールおよびツールを使用したパッケージの設定プロセスの 両方で、情報がこのファイルに書き込まれます。ツールのインストールまた はパッケージ作成ワークフローのいずれかで問題が生じた場合にはこのファ イルを参照してください。 AdobePB<タイムスタンプ>.log パッケージ設定が完了したら、展開パッケージを作成するビルドエンジンを 起動します。ビルドエンジンは、進捗状況、警告、およびビルドエラーをこ のファイルに書き込みます。ビルドが失敗した場合は、このファイルで理由 を確認してください。

エラーメッセージ エラーメッセージ 原因 解決方法 ようこそ画面 パス名が無効です。有効なパス名を指定 Windows または Mac OS のフォル フォルダー名のプラットフォーム制限に準拠 してください。 ダー名でサポートされていない文字を するようにパッケージの名前を変更します。 パッケージ名に使用しています。 「<フォルダー名>」という名前のフォル パッケージの保存場所には指定された 存在しないフォルダーを保存パスに指定 ダーは既に存在します。固有のフォル 名前のフォルダーが既に存在します。 します。 ダー名を指定してください。 パッケージ名およびパスが、 文字 パッケージ作成用のターゲットパ 短いパスを使用します。 オーバーしています。パス / パッケージ名 スが、Microsoft Windows で指定 を短くして、もう一度実行してください。 されているパスの長さの上限を超え ています。 指定したパスに書き込むための十分なア ユーザーに保存場所での書き込みアク 書き込みアクセス権を付与するか、またはア クセス権がありません。 セス権がありません。 クセス権を持つ場所に書き込みます。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 84

エラーメッセージ 原因 解決方法 有効なインストーラーが見つかりません Application Manager によって、有効 指定した場所が、管理システムまたはステー でした。 な製品インストールフォルダーのファ ジング領域上に配置した製品インストール イルおよび実行ファイルが「製品イン フォルダーであることを確認します。 ストールフォルダーを指定」に入力さ れたパスで見つかりませんでした。 インストーラーが正しく解析できません。製品インストールフォルダーに何らか 製品のインストールフォルダーに指定した の問題があります。 場所が正しく、読み取り可能かつ完全であり、 破損していない製品インストールファイルが 含まれていることを確認します。 シリアル番号付きではないコンポーネン シリアライゼーション不可能なメディ 製品インストールフォルダーにシリアライ トをパッケージ化できません。製品イン アが提供されました。 ゼーション可能な製品が含まれていることを ストールフォルダーに、シリアル番号付 確認します。 きの製品を指定してください。 32 bit パッケージオプションを選択しま 32 ビット版のパッケージを選択しま 32 ビット版のメディアを提供するか、また した。32 bit メディアを用意するか、 したが、製品インストールフォルダー は 64 ビット版のパッケージオプションを選 64 bit パッケージオプションを選択して には 64 ビット版のインストールメ 択してください。 ください。 ディアが含まれています。 シリアル番号を登録画面 このシリアル番号は、この製品に対して シリアル番号を誤って入力したか、シ シリアル番号を正しく入力したこと、シリア 無効です。 リアル番号が正しくないか、またはシ ル番号のロケールがインストールしている製 リアル番号のロケールがインストール 品で使用可能であること、およびボリューム メディアに一致しません。 ライセンスプログラムから番号を入手したこ とを確認します。 設定画面 配置場所(必須) 「展開先」オプションを選択し、場所 「展開先」オプションを選択するときには場 を入力しないで「次へ」をクリックし 所を指定する必要があります。 ました。 無効なファイル 「AAM Updater を内部サーバーにリダ リダイレクト用に正しい XML ファイルを指 イレクトする」オプションを選択しま 定してください。 したが、リダイレクト用に無効な XML を指定しました。 概要画面 ビルドで修復できないエラーが発生し ビルドが失敗しました。ビルドログで 適切な操作を行ってからもう一度試してくだ ました。 理由を確認してください。 さい。例えば、空き容量の不足が原因である 場合は、さらに容量を割り当ててください。 これより新しいバージョンのパッチが既 正しくないバージョンまたは複数の 利用可能な最新のアップデートバージョンを にパッケージに含まれているため、この バージョンのアップデートを選択し 選択してください。 パッチはパッケージ化されませんでした。ました。 アップデート画面 DMG/ZIP を使用できません。 指定されたパスの ZIP ファイルまたは ZIP または DMG のアップデートファイルに DMG ファイルにアクセスできません。指定されている場所にアクセスできることを 確認してください。アクセスできることを確 認した後で、再度アップデートを選択してく ださい。 有効な DMG/ZIP ファイルは見つかりませ 選択したアップデートファイルが、実 ファイルが有効な ZIP ファイルまたは DMG んでした。 際には ZIP ファイルまたは DMG ファ ファイルであることを確認してください。 イルではありません(そのような名前 になっていても、別の種類のファイル です)。 エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 85

エラーメッセージ 原因 解決方法 DMG のマウントに失敗しました。 Application Manager で DMG ファイ ディスクスペースが不足していないことと、 ルをマウントできませんでした。次の フォルダーに適切な権限があることを確認し 原因が考えられます。 ます。

 アップデートがダウンロードされ た時点で、ファイルが自動的にマ ウントされていた。

 システムエラーが発生したか、権 限が不適切であるか、ディスクス ペースが不足しているか、その他 のエラーが発生した。 DMG/ZIP が無効です。 次の原因が考えられます。 正しいアップデートファイルがダウンロード  必要なファイルが見つからな されていることを確認してから、もう一度、 かった。 手順を実行してください。必要であれば Application Manager を再起動します。そ アップデートファイルに適切なコ  れでも解決しない場合は、ファイルを再度ダ ンテンツが含まれてない(ファイ ウンロードしてください。 ルが破損しているなど)。

 ZIP ファイルまたは DMG ファイ ルの処理中にエラーが発生した。 ZIP の抽出に失敗しました。 システムエラー、権限の問題または何 ZIP ファイルが一時フォルダーに正しく抽出 らかのエラーが発生したため、ZIP されるようにしてください。 ファイルを一時フォルダーに抽出でき ませんでした。 アップデートサーバーが応答していませ AAMEE によるアップデートの確認中 ネットワークを使用できることを確認する ん。一時的にサーバーがオフライン状態 またはアップデートのダウンロード中 か、「続行」をクリックして手動でダウン になっているか、インターネットまたは に、ネットワーク接続を使用できませ ロードしたアップデートを格納した場所に ファイアウォールの設定に問題がある可 んでした。 あるアップデートを追加します。 能性があります。しばらく待ってからも う一度実行してください。 ユーザーを認証できません。ユーザー名 ネットワークへの接続にプロキシサー プロキシサーバー認証に使用する正しいログ とパスワードを確認して、もう一度やり バーを使用しており、プロキシサー イン情報を指定してください。 直してください。 バーの認証を行うために入力された 資格情報が間違っています。 このアップデートをダウンロードするに 使用できる空き容量がアップデート アップデートのダウンロードに十分な容量が はハードディスクの空き容量が不足して のダウンロードに必要な容量に足りま あることを確認します。アップデートは次の います。空き容量を増やしてから、もう せん。 場所にダウンロードされます。 一度実行してください。 Mac OS: ~/ライブラリ/アプリケーションサポート /Adobe/AAMUpdater/1.0/Install Windows XP: %HOMEPATH%¥Local Settings¥Application Data¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥Install Windows Vista および Windows 7: %HOMEPATH%¥AppData¥Local¥Adobe¥ AAMUpdater¥1.0¥Install エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用 AAMEEPreferences.xml ファイル 86

エラーメッセージ 原因 解決方法 このアップデートをダウンロード中に このアップデートのダウンロード中に もう一度アップデートをダウンロードしてく エラーが発生しました。 エラーが発生しました。 ださい。ダウンロードできない場合は、 www.adobe.com/jp からアップデートを www.adobe.com/jp からダウンロード後に 手動でダウンロードして、パッケージ化 手動でアップデートをパッケージ化します。 を試すことができます。 このアップデートをダウンロード中にエ アップロードのダウンロード先のフォ アップデートを格納するフォルダーに書き込 ラーが発生しました。書き込み権限を確 ルダーの書き込み権限がありません。 み許可があることを確認します。 認してから、もう一度実行してください。 Mac OS: ~/ライブラリ/アプリケーションサポート /Adobe/AAMUpdater/1.0/Install Windows XP: %HOMEPATH%¥Local Settings¥Application Data¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥Install Windows Vista および Windows 7: %HOMEPATH%¥AppData¥Local¥Adobe¥ AAMUpdater¥1.0¥Install 既存のアップデートを変更するワークフロー 無効なファイル このファイルは、有効なパッケージ設 有効なパッケージ設定(.aamee)ファイル 定(.aamee)ファイルではない可能 へのパスを指定します。 性があります。 選択したパッケージが破損しています。 次のいずれかまたは複数の原因が考え パッケージが破損しておらず、パッケージに られます。 有効なパッケージ設定(.aamee)ファイル が含まれていることを確認します。  変更しようとしたパッケージが破 損しています。

 パッケージに有効なパッケージ設 定(.aamee)ファイルが含まれ ていません。 書き込み権限が不十分です。 パッケージの保存場所に対して書き込 パッケージを格納するフォルダーに適切な書 み権限がありません。 き込み権限があることを確認します。 エラーが発生しました。もう一度ファイ 不明なエラー ビルドログでエラーに関する情報を確認して ルを確認してください。 ください。 ビルドで修復できないエラーが発生しま 不明なエラー ビルドログでエラーに関する情報を確認して した。 ください。 3 Exceptions フォルダー内の製品のインストール

重要 : Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用して作成したパッケージをインストールする前 に、この章をお読みください。この章の手順に従い、例外ペイロードを適切にインストールして設定します。Adobe Acrobat X をインストールする場合は、第 4 章「Adobe Acrobat の展開」の手順を参照してください。 Adobe Application Manager Enterprise Edition について Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE)では、複数のコンピューターで展開するために Adobe Creative Suite 製品を MSI 形式または PKG 形式でパッケージ化します。AAMEE によって、企業内の複数 のコンピューターに対し、カスタマイズされたサイレントインストールの実行を自動化できます。各インストー ルパッケージで、1 つの Suite 製品に属するアプリケーションをまとめてターゲットシステムにインストールでき ます。 AAMEE を使用して、次のことができます。

 初期展開用パッケージを作成する

 インストールとアップデートの両方から構成されたパッケージを作成することによって、以前にインストー ルした製品へのアップデートを含める

 以前にインストールした製品へのアップデートのみが含まれているパッケージを作成する インストールパッケージ インストールパッケージを作成する際は、パッケージ化する購入済み Suite 製品または単体製品の製品インストー ルフォルダーの場所を指定します。AAMEE によってこのフォルダーがスキャンされ、インストール可能なアプリ ケーションとコンポーネントの一覧が表示されるので、この一覧で選択を行います。これらの選択内容はすべて パッケージに記録されます。 Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE)を使用してエンタープライズ展開用のパッケージを 作成するときには、次の 2 つのフォルダーが作成されます。

 build フォルダーには、Microsoft SCCM または Apple ARD を使用した展開に必要な MSI(Windows)ファ イルまたは PKG(Mac OS)ファイルが含まれています。

 Exceptions フォルダーには、別々にインストールする必要のあるペイロードが含まれています。 Exceptions フォルダー内のパッケージ 注意 : Adobe Exceptions Deployer ツールを使用して Exceptions フォルダー内のペイロードを自動的に展開す ることもできます。Adobe Exceptions Deployer はパブリックベータ版として利用できます。このツールは AAMEE のインストール先の utilities フォルダーに格納されているほか、Adobe Labs から個別にダウンロードす ることもできます。AAMEE を使用してパッケージを作成する場合は、Exceptions フォルダーにもコピーされま す。Adobe Exceptions Deployer の使用方法について詳しくは、付録 A「Adobe Exceptions Deployer の使用」 を参照してください。 Windows の場合 Windows では、Exceptions フォルダーには、個別にインストールする必要のあるパッケージがすべて格納され ます。このフォルダーには ExceptionInfo.txt ファイルも格納されます。このフォルダーには ExceptionInfo.txt ファイルも格納されます。このファイルには、ペイロードを手動でインストールする方法に関する情報と、この 章の情報へのリンクが含まれています。 Windows では、Acrobat を含めるように選択した場合、Acrobat はメインのインストールパッケージではなく、 Exceptions フォルダーに格納されます。Exceptions フォルダーから Acrobat をインストールする手順について は、この章の節で後述します。

87 Exceptions フォルダー内の製品のインストール Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 88

Mac OS の場合 Mac OS では、パッケージを設定画面で「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選択し た場合、Adobe Help Manager などの AIR ベースのコンポーネントは、標準パッケージと共にインストールされ ません。代わりに、これらのコンポーネントをインストールした場所から Exceptions フォルダーにコピーされま す。インストール手順については、次の節で説明します。 ただし、Mac OS では、パッケージを設定画面で「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプション を選択しなかった場合、コンポーネントは Exceptions フォルダーにコピーされません。 Windows でのパッケージのインストール メインのパッケージを作成したら、Exceptions フォルダー内のすべてのコンポーネントを個別にインストールす る必要があります。

通常、すべての例外ペイロードは、各例外ペイロードについて ExceptionInfo.txt ファイル(Exceptions フォ ルダー内にある)に指定されたコマンドによって、サイレントモードでインストールできます。 Acrobat Professional をインストールするには、「Adobe Acrobat の展開」で説明するように追加の手順が必要 です。 AIR および Adobe Help Manager などの一部のコンポーネントでは、アドビの Web サイトで提供されて いるバージョンの方が Exceptions フォルダーに含まれているバージョンより新しい場合があります。これらの ツールで確実に最新バージョンを使用するには、アドビの Web サイトからダウンロードします。詳しくは、 「Windows でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール」を参照してください。 注意 : CS5.5 以降のメディアの場合、Build フォルダー内のメインの MSI パッケージをインストールした後で、例 外ペイロードをインストールする必要があります。ただし、Windows にインストールする Acrobat は除きます。 Windows に Acrobat をインストールする場合は、Build フォルダー内のメインの MSI パッケージをインストー ルする前に、Exceptions フォルダーから Acrobat をインストールしてください。 Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 ペイロードをまとめた一覧を次に示します。これらのペイロードは、ExceptionInfo.txt ファイルに記述されたコ マンドラインを使用して直接展開できます。 注意 : 新しい製品やコンポーネントがリリースされると、Exceptions フォルダーのペイロードが増える可能性が あります。 CS5.5 および CS5 用ペイロード  AdobeHelp

 PDF Settings CS5

 Adobe Flash Player 10 ActiveX

 Adobe Story

 Adobe Dreamweaver Widget Browser

 Adobe Flash Player 10 Plugin

 Adobe AIR

 Adobe Content Viewer

 Adobe Media Player(CS5 のみ)

 Adobe Captivate Reviewer

 Adobe Captivate Quiz Results Analyzer

 Acrobat X Pro Exceptions フォルダー内の製品のインストール Windows でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール 89

CS6 用ペイロード

 AdobeHelp

 PDF Settings CS6

 Adobe Dreamweaver Widget Browser

 Acrobat X Pro

 Adobe Captivate

 Adobe PDF Creation Add On Windows でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール この節では、Exceptions フォルダーのパッケージを使用するのではなく、AIR コンポーネントを個別にダウン ロードしてインストールする場合の手順を示します。 Windows での AIR と Adobe Help Manager のインストール 注意 : このドキュメントは、組織で Adobe AIR の配布許諾契約を申請し、承認を受けていることが前提となって います。そうでない場合は、次の Web ページを参照してください。 http://www.adobe.com/jp/products/air/runtime_distribution1.html 1. http://get.adobe.com/jp/air/ から AdobeAIRInstaller.exe ファイルをダウンロードします。 2. http://www.adobe.com/jp/support/chc/ から AdobeHelp AIR アプリケーションをダウンロードします。 注意 : インストールのページでは、手順 1 を実行しないでください。つまり、製品を選択しません。直接、手 順 2 の「今すぐにインストール」を実行します。 3. アプリケーションのインストールダイアログボックスで「保存」をクリックし、AdobeHelp.air ファイルを フォルダーに保存します。 注意 : AdobeHelp.air ファイルは、Adobe AIR がコンピューターにインストールされている場合のみ保存で きます。Adobe AIR がインストールされていない場合は、手順 1 でダウンロードした AdobeAIRInstaller.exe ファイルを使用してインストールします。 4. SCCM または類似したツールで次のコマンドを使用して、Adobe Help Manager バイナリをサイレントに展 開します。 AdobeAIR Installer.exe -silent -eulaAccepted AdobeHelp.air Mac OS でのパッケージのインストール 通常、すべての例外ペイロードは、各例外ペイロードについて ExceptionInfo.txt ファイル(Exceptions フォ ルダー内にある)に指定されたコマンドによって、サイレントモードでインストールできます。 注意 : パッケージを展開しているクライアントコンピューターにユーザーがログインすると、Mac OS 用の ExceptionInfo.txt ファイルに記載されているインストールコマンドを使用できるようになります。ログイン しない場合は、コマンドの頭に次のストリングを追加します。

sudo launchctl bsexec `ps auwwx |grep [l]oginwindow | awk '{ print $2 }'`

例として、ユーザーがクライアントコンピューターにログインしない場合に「Adobe AIR」をインストールする コマンドです (Adobe AIR をパッケージの一部と仮定しています)。 sudo launchctl bsexec `ps auwwx |grep [l]oginwindow | awk '{ print $2 }'` Adobe¥ AIR¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Installer -silent Exceptions フォルダー内の製品のインストール Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 90

注意 : Mac OS で、CS5 の Adobe Air ペイロードをインストールするためのコマンド(ExceptionInfo.txt ファイ ル内)に余分な引数 "silent" が付いているため、CS5 の Adobe AIR ペイロードをインストールすることができ ません(下のコマンドの最後に付いている太字のテキスト)。

(sudo launchctl bsexec `ps auwwx | grep [l]oginwindow | awk '{ print $2}'` Adobe¥ AIR¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Installer -silent silent)

以下のコマンドを使用してください(引数 "silent" が "-silent" パラメーターの後に付いていません)。 (sudo launchctl bsexec `ps auwwx | grep [l]oginwindow | awk '{ print $2}'` Adobe¥ AIR¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Installer -silent)

AIR および CHC などの一部のコンポーネントでは、アドビの Web サイトで提供されているバージョンの方が Exceptions フォルダーに含まれているバージョンより新しい場合があります。これらのツールで確実に最新バー ジョンを使用するには、アドビの Web サイトからダウンロードします。詳しくは、「Mac OS でのコンポーネン トの個別ダウンロードとインストール」を参照してください。 重要 : コマンドはすべて、sudo アクセス権を使用して実行する必要があります。 Exceptions フォルダー内のペイロードの一覧 ペイロードをまとめた一覧を次に示します。これらのペイロードは、ExceptionInfo.txt ファイルに記述されたコ マンドラインを使用して直接展開できます。 注意 : 新しい製品やコンポーネントがリリースされると、Exceptions フォルダーのペイロードが増える可能性が あります。

CS5.5 および CS5 用ペイロード

 AdobeHelp

 Adobe AIR

 Adobe Captivate Reviewer

 Adobe Captivate Quiz Results Analyzer

 Adobe Dreamweaver Widget Browser

CS6 用ペイロード

 AdobeHelp

 PDF Settings CS6

 Adobe Dreamweaver Widget Browser

 Acrobat X Pro

 Adobe Captivate

 Adobe PDF Creation Add On Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール この節では、Exceptions フォルダーのパッケージを使用するのではなく、AIR コンポーネントを個別にダウン ロードしてインストールする場合の手順を示します。

 「前提条件」

 「AIR と Adobe Help Manager のインストール」

 「関連リンク」 Exceptions フォルダー内の製品のインストール Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール 91

前提条件 注意 : このドキュメントは、組織で Adobe AIR の配布許諾契約を申請し、承認を受けていることが前提となって います。そうでない場合は、次の Web ページを参照してください。 http://www.adobe.com/jp/products/air/runtime_distribution1.html 1. http://get.adobe.com/jp/air/ から AdobeAIR.dmg ファイルをダウンロードします。 2. http://www.adobe.com/jp/support/chc/ から AdobeHelp AIR アプリケーションをダウンロードします。 注意 : インストールのページでは、手順 1 を実行しないでください。つまり、製品を選択しません。直接、手 順 2 の「今すぐにインストール」を実行します。CHC インストーラーを保存するには、コンピューターに AIR がインストールされている必要があります。

3. アプリケーションのインストールダイアログボックスで「保存」をクリックし、AdobeHelp.air ファイルを フォルダーに保存します。

4. マウント済みの AFP ボリュームを利用して、3 番目の手順で保存した AdobeHelp.air ファイルを共有します。 5. SSH またはローカルの自動化プロセスを使用して、ターゲットコンピューターに接続し、AFP を利用してネッ トワークストア内の DMG ファイルをマウントします。 6. ログインウィンドウで、ターゲットマシンがアイドル状態であることを確認します。 AIR と Adobe Help Manager のインストール 重要 : コマンドはすべて、sudo アクセス権を使用して実行する必要があります。 1. 「前提条件」の説明に従って、ダウンロードした AdobeAIR.dmg ファイルと AdobeHelp.air ファイルが含 まれた共有された場所をマウントします。

mount_afp afp://<ユーザー:パスワード>@/<共有された場所> /Volumes/<一時的にマウントされたボ リュームの名前> 2. 共有された場所にある AdobeAIR.dmg ファイルをマウントします。

hdiutil mount /Volumes/<一時的にマウントされたボリュームの名前>/AdobeAIR.dmg 3. AIR ランタイムパッケージをインストールします。 注意 : 古いバージョンが検出された場合、新しいバージョンがインストールされます。 launchctl bsexec `ps auwwx |grep [l]oginwindow | awk '{ print $2 }'` /Volumes/ Adobe¥ AIR/Adobe¥ AIR¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Installer -silent 4. AIR のインストーラーをマウント解除します。 hdiutil unmount /Volumes/Adobe¥ AIR 5. CHC AIR アプリケーションをアンインストールします。コンピューターに古いバージョンが存在する場合に のみ、この手順を実行してください。 launchctl bsexec `ps auwwx |grep [l]oginwindow | awk '{ print $2 }'` /Applications/Utilities/Adobe¥ AIR¥ Application ¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Application¥ Installer -uninstall -silent /Applications/Adobe/Adobe¥ Help.app Exceptions フォルダー内の製品のインストール Mac OS でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール 92

6. アップデートされた Adobe Help AIR アプリケーションをインストールします。

注意 : CS5.5 および CS5 では、次のコマンドを実行できます。CS6 の場合は、ExceptionInfo.txt ファイ ルのコマンドを参照してください。 launchctl bsexec `ps auwwx |grep [l]oginwindow | awk '{ print $2 }'` /Applications/Utilities/Adobe¥ AIR¥ Application ¥ Installer.app/Contents/MacOS/Adobe¥ AIR¥ Application¥ Installer -silent -eulaAccepted -location /Applications/Adobe /Volumes/<一時的にマウントされたボ リュームの名前>/AdobeHelp.air 7. Adobe Help のシンボリックリンクを作成します。この手順は、Adobe Help を適切に構成するために必要 です。 ln -s /Applications/Adobe/Adobe¥ Help.app /Applications/Adobe¥ Help.app 8. 共有された場所をマウント解除します。 umount -f /Volumes/<一時的にマウントされたボリュームの名前> 関連リンク

 AIR 管理ガイドの概要 http://help.adobe.com/ja_JP/air/admin/WS485a42d56cd1964167ea49bd124ef17d52a-8000.html

 Adobe AIR の自動アップデートの防止 http://help.adobe.com/ja_JP/air/admin/WS485a42d56cd1964167ea49bd124ef17d52a-7ff5.html#WS 485a42d56cd1964167ea49bd124ef17d52a-7ff2 4 Adobe Acrobat の展開

はじめに Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE) 2.0 リリースを起動するときに、インストールパッケー ジの一部として Adobe Acrobat を含めることができます。 注意 : CS6 または CS 5.5 メディアを使用して Acrobat X をインストールする場合、Acrobat をインストールパッ ケージに含めることができます。この機能は、Acrobat 9 および CS 5 メディアには適用されません。 Mac OS の場合、メディアファイルの Adobe Acrobat を含めるか、ダウンロードしたアップデートを介して Adobe Acrobat を含めると、作成されるパッケージファイルに Acrobat が含まれます。 Windows の場合も、Acrobat を含めることを選択できます。ただし、Acrobat は、メインインストールパッケー ジではなく、Exceptions フォルダーに含められます。パッケージ作成の完了後、Acrobat .MSI ファイルが Exceptions パッケージに作成されます。ExceptionsInfo.txt ファイルに記載されている指示に従って、クライ アントコンピューターに Acrobat を展開します。このファイルは、Exceptions フォルダー内にあります。 注意 : AAMEE によって作成された MSI パッケージをインストールする前に、Adobe Acrobat を展開してください。 この節では、次の内容について説明します。

 「Windows での Acrobat Professional のインストール」

 「Adobe Customization Wizard X の使用」

 「Mac OS での Acrobat Professional のインストール」

 「アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理」 Windows での Acrobat Professional のインストール 入力用 Suite のメディアにある Acrobat Professional をインストールするコマンドは、次のとおりです。 msiexec.exe /i AcroPro.msi INSTALLDIR="[INSTALLDIR]¥Acrobat 10.0" EULA_ACCEPT=NO REGISTRATION_SUPPRESS=YES SUITEMODE=1 TRANSFORMS=[installLanguage].mst INSTALLLEVEL=101 AS_DISABLE_LEGACY_COLOR=1 IGNOREAAM=1 /qn

 [INSTALLDIR] は、クライアントコンピューターの、Adobe Acrobat のインストール先となるインストール ディレクトリです。

 [installLanguage] は、Adobe Acrobat をインストールするロケールです。Adobe Acrobat はすべての言語 で使用できるわけではありません。特定のメディアの Acrobat Professional でサポートされているロケール のみを指定できます。例えば、Acrobat を英語(米国)ロケールでインストールするには、コマンドでロケー ルとして en_US と指定します。 Creative Suite 6 用の Acrobat パッチのインストール Creative Suite 6 用に、Acrobat パッチが追加で用意されており(Exceptions フォルダー内)、これをインストー ルする必要があります。このパッチをインストールするためのコマンドを以下に示します。 msiexec.exe /p PATCH=AcrobatUpd1011.msp /qn 注意 : これらのコマンドは、Exceptions フォルダーにある ExceptionInfo.txt ファイルにも記載されています。

93 Adobe Acrobat の展開 Adobe Customization Wizard X の使用 94

Adobe Customization Wizard X の使用 Adobe Customization Wizard X を使用して、Windows 用に Acrobat を構成できます。Customization Wizard と Acrobat ファミリー製品のエンタープライズ管理に関する他のリソースについて詳しくは、次のナレッジベー スの記事を参照してください。 http://kb2.adobe.com/jp/cps/837/cpsid_83709.html 注意 : AAMEE ワークフローで EULA を表示しない設定、アップデートをしない設定、および登録画面を表示しな い設定を選択すると、Adobe Customization Wizard X の設定よりも優先されます。 注意 : Acrobat のシリアライズについては、パッケージの作成時に AAMEE のシリアル画面で Suite のシリアル番 号を指定してください。展開後は、シリアライズされたバージョンの Acrobat が起動します。Acrobat のシリア ライズに Adobe Customization Wizard X を使用しないでください。 Windows での Acrobat Professional のアンインストール Exceptions フォルダーのパッケージを使用して展開した Acrobat Professional は、msi パッケージをアンインス トールする通常のプロセスを使用してアンインストールできます。Acrobat Professional をアンインストールする 場合のコマンドは次のとおりです。 msiexec /uninstall /quiet

Mac OS での Acrobat Professional のインストール Mac OS では、Adobe Acrobat X Professional が Creative Suite 6 および Creative Suite 5.5 の製品リストの一部 として表示されます。

メディアファイルの Adobe Acrobat を含めるか、ダウンロードしたアップデートを介して Adobe Acrobat を含 めると、作成されるパッケージファイルに Acrobat が含まれます。 Adobe Acrobat の展開 アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理 95

注意 : Acrobat の定期アップデートによって、クライアントコンピューターで Acrobat のアップデートの機能 ロック処理が無効になる場合があります。Acrobat の定期アップデート後に機能のロック処理を有効にする方法 について詳しくは、次の節を参照してください。 アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理 エンタープライズ環境では、エンドユーザーのコンピューターのアップデート機能を無効にし、システム管理ポ リシーに従ってアップデートを中央から展開することが望ましい場合があります。このためには、Mac OS では、 機能のロックダウン処理を使用します。システム管理者が、次のフォルダーにある機能のロック処理ファイルに、 対応するエントリを追加します。 Contents/MacOS/Preferences/FeatureLockDown ただし、Acrobat X の定期アップデートを行うと、機能のロック処理ファイルが上書きされます。したがって、 Acrobat のアップデートを展開すると、アップデーターの機能のロック処理が無効になり、 エンドユーザーのコン ピューターのメニュー項目に、Acrobat をアップデートするためのオプションが再び表示されます。 アップデート機能を再度無効にするには、次の節の手順に従って、FeatureLockDown ファイルを編集する必要 があります。 FeatureLockDown ファイルの編集 Acrobat のアップデートの展開後もアップデーターの機能のロック処理が維持されるようにするには、 FeatureLockDown ファイルを次のように編集します。 1. テストコンピューターに Acrobat X をインストールします。 2. 該当するすべてのアップデートをテストコンピューターに適用します。 3. Acrobat アプリケーションのコンテンツの Contents/MacOS/Preferences/FeatureLockDown にある FeatureLockDown ファイルを開きます。このファイルは、TextEdit または類似するプログラムで開くこと ができます。 ファイルの内容は、次のようになっています。 << /DefaultLaunchAttachmentPerms [ /c << /BuiltInPermList [ /t (version:1|.ade:3|.adp:3|.app:3|.arc:3|.arj:3|.asp:3|.bas:3|.bat:3|.bz:3|.bz2:3|. cab:3|.chm:3|.class:3|.cmd:3|.com:3|.command:3|.cpl:3|.crt:3|.csh:3|.desktop:3|.d ll:3|.exe:3|.fxp:3|.gz:3|.hex:3|.hlp:3|.hqx:3|.hta:3|.inf:3|.ini:3|.ins:3|.isp:3| .its:3|.jar:3|.job:3|.js:3|.jse:3|.ksh:3|.lnk:3|.lzh:3|.mad:3|.maf:3|.mag:3|.mam: 3|.maq:3|.mar:3|.mas:3|.mat:3|.mau:3|.mav:3|.maw:3|.mda:3|.mdb:3|.mde:3|.mdt:3|.m dw:3|.mdz:3|.msc:3|.msi:3|.msp:3|.mst:3|.ocx:3|.ops:3|.pcd:3|.pi:3|.pif:3|.pkg:3| .prf:3|.prg:3|.pst:3|.rar:3|.reg:3|.scf:3|.scr:3|.sct:3|.sea:3|.shb:3|.shs:3|.sit :3|.tar:3|.taz:3|.tgz:3|.tmp:3|.url:3|.vb:3|.vbe:3|.vbs:3|.vsmacros:3|.vss:3|.vst :3|.vsw:3|.webloc:3|.ws:3|.wsc:3|.wsf:3|.wsh:3|.z:3|.zip:3|.zlo:3|.zoo:3|.term:3| .tool:3|.:2|.fdf:2) ] >> ] 4. このファイルを編集して、アップデーターのロック処理値を次のように追加します(太字のテキストを参照)。 << /Updater [ /b false ] /DefaultLaunchAttachmentPerms [ /c << /BuiltInPermList [ /t (version:1|.ade:3|.adp:3|.app:3|.arc:3|.arj:3|.asp:3|.bas:3|.bat:3|.bz:3|.bz2:3|. cab:3|.chm:3|.class:3|.cmd:3|.com:3|.command:3|.cpl:3|.crt:3|.csh:3|.desktop:3|.d ll:3|.exe:3|.fxp:3|.gz:3|.hex:3|.hlp:3|.hqx:3|.hta:3|.inf:3|.ini:3|.ins:3|.isp:3| .its:3|.jar:3|.job:3|.js:3|.jse:3|.ksh:3|.lnk:3|.lzh:3|.mad:3|.maf:3|.mag:3|.mam: 3|.maq:3|.mar:3|.mas:3|.mat:3|.mau:3|.mav:3|.maw:3|.mda:3|.mdb:3|.mde:3|.mdt:3|.m dw:3|.mdz:3|.msc:3|.msi:3|.msp:3|.mst:3|.ocx:3|.ops:3|.pcd:3|.pi:3|.pif:3|.pkg:3| .prf:3|.prg:3|.pst:3|.rar:3|.reg:3|.scf:3|.scr:3|.sct:3|.sea:3|.shb:3|.shs:3|.sit :3|.tar:3|.taz:3|.tgz:3|.tmp:3|.url:3|.vb:3|.vbe:3|.vbs:3|.vsmacros:3|.vss:3|.vst :3|.vsw:3|.webloc:3|.ws:3|.wsc:3|.wsf:3|.wsh:3|.z:3|.zip:3|.zlo:3|.zoo:3|.term:3| .tool:3|.pdf:2|.fdf:2) ] >> ] 注意 : FeatureLockDown ファイルには他の変更を加えないことをお勧めします。 Adobe Acrobat の展開 アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理 96

5. ユーザーのコンピューターにアップデートを展開します。 6. ユーザーのコンピューターで、/Contents/MacOS/Preferences にある FeatureLockDown ファイルを、手順 4 で編集したファイルに置き換えます。 ヒント : 複数のユーザーアカウントで問題なく使用するには、FeatureLockDown ファイルのアクセス権を次のよ うに維持します。

アクセス権:-rw-rw-r-- オーナー:root グループ:admin 5 展開の準備

この節では、次の展開の段階について要約しています。

 「入力メディアの準備」

 「パッケージの作成」

 「パッケージのテスト」 入力メディアの準備 AAMEE では、次のいずれかの方法でパッケージ用の製品のコンテンツを読み込むことができます。

 1 つ以上の DVD(または CD)から

 製品インストールフォルダーから DVD からの製品のコンテンツの提供 製品のコンテンツを DVD(または CD)から提供することができます。複数の DVD(ISO イメージまたはマウン トした DMG イメージ)にある製品のコンテンツを使用することもできます。AAMEE が最初のディスクのコンテ ンツを読み出すと、次のディスクの挿入を求めるメッセージが表示されます。別々のディスクドライブに挿入さ れている複数のディスクも AAMEE で自動的に検出できます。例えば、メディア情報で別々のディスクドライブ にあるディスク 1 とディスク 2 を指定すると、AAMEE は自動的に読み取り元を検出し、自動的にディスク 1 と ディスク 2 から続けてコンテンツを読み取ります。 製品インストールフォルダーからの製品のコンテンツの提供 Application Manager に指定する場所でパッケージ化することを計画している各製品の製品インストールフォル ダーを作成することもできます。 1. 製品インストールフォルダーを配置する場所を決定します。 2. パッケージ化を計画している製品ごとに製品インストールフォルダーを 1 つ作成します。 製品インストールフォルダーには、Application Manager でパッケージを作成するために使用するダウン ロードされたインストールファイルとリソースがすべて格納されます。 3. 各製品の配布メディアの内容をその製品のインストールフォルダーにコピーします。

 製品 ESD を使用する場合は、製品 ESD をマウント(Mac OS の場合)または展開(Windows の場合) します。ESD イメージの内容を製品インストールフォルダーにコピーします。 注意 : Acrobat ESD や Contents などのその他の ESD イメージをコピーしないでください。一部の製品 には、Suite ESD に含まれない追加のコンポーネント(「機能コンテンツ」)がありますが、個別の製品イン ストールフォルダーにダウンロードして、Suite パッケージから個別にパッケージ化する必要があります。

 製品メディアを使用する場合は、すべての DVD の内容全体を製品インストールフォルダーにコピーし ます。

97 展開の準備 製品インストールフォルダーからの製品のコンテンツの提供 98

複数の DVD からのコピー 複数の DVD の内容を製品インストールフォルダーにコピーする場合 1. ディスク 1 をマウントまたは挿入し、その内容を製品インストールフォルダーにコピーします。例えば、 <絶対パス>/MCSuiteBuild/Adobe CS5 Master Collection/ にコピーします。

2. ディスク 2 をマウントまたは挿入し、payloads/ フォルダーの内容を製品インストールフォルダーにある payloads/フォルダーにコピーします。例えば、<絶対パス>/MCSuiteBuild/Adobe CS5 Master Collection/payloads/ にコピーします。

ファイルとフォルダーを上書きするかどうかを確認するメッセージが表示されたら、「すべて上書き」をク リックします。 パッケージ用のアップデートの準備 パッケージを作成したら、AAMEE によって自動的にアップデートがチェックされ、ダウンロードされます。これ により、アップデートを個別にダウンロードする必要はありません。 ただし、必要な場合は、次のいずれかのアドビ Web サイトからアップデートを個別にダウンロードすることもで きます。

 アドビの「製品のアップデート」ページ: http://www.adobe.com/jp/downloads/updates/

 Adobe Creative Suite Updates ブログ(RSS リーダーまたは リーダーを使用して Creative Suite の アップデート情報を入手できます): http://blogs.adobe.com/csupdates/ アップデートは、プラットフォーム固有の ZIP ファイルまたは DMG ファイルとして利用できます。

 各アップデートの ZIP ファイルまたは DMG ファイルを管理システムのローカルディスク、またはアクセス 可能なネットワークの場所にコピーします。 Application Manager でアップデートパッケージにアップデートを手動で追加する際に、このファイルのコピー 先の場所を開きます(71 ページの「アップデートのみのパッケージの作成」を参照)。 パッケージの作成 パッケージを作成するには、次のことを行う必要があります。

 第 2 章「エンタープライズ展開のための Adobe Application Manager 2.1 の使用」を参照します。この章で は、Application Manager の起動と使用について順を追って説明しています。

 管理コンピューター上の Application Manager のインストール場所を把握します。

 第 6 章「展開の計画」をよく読み、説明に従って計画手順を完了します。 すべての計画が完了したら、Application Manager を起動し、計画段階で作成した情報を使用してすべてのパッ ケージを作成します。 パッケージの作成が完了したら、展開前にテストする必要があります。 展開の準備 製品インストールフォルダーからの製品のコンテンツの提供 99

パッケージのテスト 作成したパッケージを広範囲に展開する前にテストする必要があります。プラットフォーム固有の標準ツールで ある Microsoft System Center Configuration Manager 2007(SCCM)および Apple Remote Desktop(ARD) を使用して展開することをお勧めします。

 ARD を使用して展開する場合は、第 7 章の手順を参照してください。

 SCCM を使用して展開する場合は、第 8 章の手順を参照してください。 パッケージをテストするには、次の手順を使用してテストシステムにインストールします。 1. テストシステムがターゲットシステムと同様に設定されるようにセットアップします。 パッケージからインストールするアプリケーションのパフォーマンスおよびシステム要件を満たすシステム でパッケージをテストします。このコンピューターは、パッケージの展開先となるターゲットシステムと同 様のシステム容量を備えている必要があります。

 展開パッケージが参照する製品インストールフォルダーが正しい場所にあることを確認します。

 ターゲットシステムに展開する場合と同じ方法でパッケージを利用可能な状態にします。 2. テストシステムでインストーラーを起動します。 SCCM または ARD インストーラーを作成していない場合は、次のいずれかの方法を使用して MSI または PKG パッケージを呼び出すことができます。

 次のコマンドを使用して、サイレントインストールのプロセスによってコマンドラインから直接呼び出 します。

WINDOWS の場合 : msiexec.exe /i <パッケージ名>.msi /quiet MAC OS の場合 : sudo installer -pkg <インストール用パッケージ名> -target /  次の手順でインストーラー UI を起動します。 3. ログファイルを確認します。 インストーラープログラムによってログファイルが作成されます。ログファイルには、実行された手順と返 された終了コードが記録されます。このログファイルが既に存在する場合は、プログラムによって最新の結 果がそのログファイルに追加されます。100 ページの「インストールログ」および101 ページの「エラーメッ セージ」を参照してください。 4. インストールパッケージの場合は、新たにインストールしたアプリケーションをテストします。

 インストール場所を参照して、アプリケーションがインストールされたことを確認します。

 各アプリケーションを起動します。 注意 : シリアライズされた Suite 製品では、製品オプションとして明示的に選択した単体製品に加えて、その 他の製品(Soundbooth または After Effects など)もインストールされる場合があります。 5. (オプション)インストールパッケージの場合は、パッケージのアンインストールプログラムをテストシス テムで実行します。 プラットフォーム固有のアンインストーラーを作成していない場合は、MSI/PKG パッケージを使用して作成 できます。

 Windows では、次の MSI アンインストールコマンドを使用します。 msiexec /uninstall <パッケージ名>.msi /quiet  Mac OS では、次のコマンドを使用します。sudo installer -pkg <インストール用パッケージ名> -target /

アンインストールが完了したら、インストール場所を参照して、アプリケーションが削除されたことを確認 します。 注意 : アンインストールパッケージは、アップデートパッケージには作成されません。 展開の準備 インストールログ 100

インストールログ 作成したパッケージをインストールすると、プラットフォームのインストーラー(SCCM または ARD)によって ログファイルが書き込まれます(これらのツールのドキュメントに説明が記載されています)。 Adobe Application Manager Enterprise Edition で作成したパッケージは、クライアントコンピューターに Application Manager のクライアントバージョンをインストールし、これによってインストールプロセスが管理 されます。展開パッケージを使用してインストールを実行すると、Application Manager および Application Manager が開始するその他のプロセスによってクライアントコンピューターに次のログファイルが書き込まれ ます。

ログファイル名 場所

インストールパッケージの場合: < 製品名 >< タイムスタンプ >.log アップデートパッケージの場合: < パッチ名 >< バージョン >< タイムスタンプ >.log

Windows での場所:< アドビ共通ファイル >¥installer¥ Mac OS での場所:/Library/Logs/Adobe/Installers/

サイレント展開時に、コンポーネントをインストールする展開エンジンにより、インストールの進捗状況 と結果に関する情報を含む圧縮ログファイルが生成されます。このファイルで、展開パッケージのインス トール時にレポートされたエラーまたは成功のメッセージを確認してください。

ファイルにはインストール対象のパッケージにちなんだ名前が付けられ、プラットフォーム固有の形式で 圧縮されます。例えば、Windows では、圧縮ファイルは次のようになります。 Creative Suite 5 Master Collection 5.0 04-26-2010.log.gz

oobelib.log Windows での場所:%temp% Mac OS での場所:/tmp/

このログファイルは Application Manager のライセンスコンポーネントによって生成され、特にシリアラ イゼーション、体験版、アクティブ化、および非アクティブ化に関連する情報が格納されます。 Adobe Provisioning Tookit Enterprise Edition を使用して展開された製品のシリアライゼーションを管 理する場合は、ステータス情報がこのログに書き込まれます。第 9 章「Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition」を参照してください。 PDApp.log Windows での場所:  Application Manager が SCCM によって管理者権限でインス トールされた場合:%windir%¥Temp

 Application Manager が SCCM によってユーザー権限でインス トールされた場合:%temp% Mac OS での場所:~/Library/Logs/

Application Manager は、次の場合にこのログファイルを作成するか、このログファイルに追加します。

 特にブートストラップ時に、Application Manager がクライアントコンピューターにインストールさ れた場合。

 ユーザーが製品を起動して、アクティブ化、体験版、登録、ライセンス、アップデート、またはサー ビスのプロビジョニングを使用した場合。 展開の準備 エラーメッセージ 101

エラーメッセージ 以下は、展開マネージャーコンポーネントによって PDApp.log ファイルに書き込まれる可能性があるエラーコー ドです。

コード 説明 コード 説明 0 アプリケーションが正常にインストールされました 17 使用許諾契約書の同意に失敗しました 1 コマンドラインを解析できません 18 Adobe Application Manager のブートスト ラップに失敗しました。下記のブートスト ラッパーエラーを参照してください。 2 不明なユーザーインターフェイスモードが指定され 19 競合するプロセスが実行されています ました 3 ExtendScript を初期化できません 20 インストール元のパスが指定されていない か、存在しません 4 ユーザーインターフェイスワークフローが失敗しま 21 ペイロードのバージョンが RIBS のバージョ した ンでサポートされていません 5 ユーザーインターフェイスワークフローを初期化で 22 インストールディレクトリの確認に失敗し きません ました 6 エラーが発生してサイレントワークフローが終了し 23 システム要件の確認に失敗しました ました 7 サイレントワークフローを完了できません 24 ユーザーがキャンセルしたワークフローの ために終了します 8 終了して再起動する必要があります 25 バイナリのパス名がオペレーティングシス テムの MAX PATH 制限を超えています 9 オペレーティングシステムのバージョンがサポート 26 サイレントモードではメディアスワップが されていません 必要です 10 サポートされていないファイルシステムです 27 ターゲットでキー付きファイルが検出され ました 11 別のインスタンスが実行中です 28 基本製品がインストールされていません 12 CAPS データベース整合性のエラーです 29 基本製品が移動されています 13 メディアの初期化に失敗しました 30 ペイロードをインストールするためのディ スク領域が不十分です(エラーが発生して 終了しました) 14 権限が不十分であるために失敗しました 31 ペイロードをインストールするためのディ スク領域が不十分です(失敗しました) 15 メディア DB の同期に失敗しました 32 既にパッチが適用されています 16 展開ファイルの読み込みに失敗しました 9999 壊滅的なエラーです

以下は、ブートストラッパーコンポーネントによって PDApp.log ファイルに書き込まれる可能性があるエラー コードです。 展開の準備 エラーメッセージ 102

BS_STATUS_SUCCESS 0 ブートストラッパーが正常に実行されました BS_STATUS_ERROR_SELF_UPDATE 1 自動更新モードでのエラーです BS_STATUS_ERROR_INIT_OBJ -1 ブートストラッパーオブジェクトの初期化に失 敗しました BS_STATUS_ERROR_MULT_INST -2 複数のインスタンスが実行中です BS_STATUS_ERROR_SYSTEM_CHECK -3 いずれかの OS の確認が失敗しました BS_STATUS_ERROR_REGISTER_CALLBACK -4 コールバックの登録に失敗しました BS_STATUS_ERROR_INSTALL_PACKAGE -5 パッケージのインストールに失敗しました BS_STATUS_ERROR_COPY_FILE -6 インストール後にファイルのコピーに失敗しま した BS_STATUS_ERROR_LAUNCH_APP -7 アプリケーションの起動に失敗しました BS_STATUS_ERROR_INVALID_COMMAND_LINE -8 無効なコマンドライン引数が指定されました BS_STATUS_ERROR_FILE_MISSING -9 展開ファイルまたはマニフェストファイルが見 つかりません BS_STATUS_NO_ADMIN_PRIVILEGE -10 管理者権限が必要ですが、ありません BS_STATUS_ERROR_PARSE_MANIFEST -11 マニフェストの解析中に問題が発生しました BS_STATUS_ERROR_PIM -12 PIM ライブラリの使用でエラーが発生しました BS_STATUS_ERROR_SYSTEM_CHECK_SOFT_STOP -13 いずれかのソフトウェアシステムの確認が失敗 しました BS_STATUS_ERROR_INSTALLATION_CANCELLED -14 インストールがキャンセルされました BS_STATUS_ERROR_LAUNCHPATH_LONG -15 起動パスが 200 文字を超えています BS_STATUS_ERROR_OTHER -999 その他のエラーです 6 展開の計画

Adobe Application Manager Enterprise Edition(Application Manager)を使用してパッケージを作成する前に、 十分考えて計画する必要があります。この節では、その計画に必要なすべての情報を提供します。Adobe Application Manager Enterprise Edition ガイド(ここでは「Application Manager ガイド」と呼びます)は、 Application Manager を使用してパッケージを作成するプロセスを通じて役立ちます。その後でこのドキュメン トに戻って、展開の最終手順(作成したパッケージを適切な場所に配置し、ターゲットシステムがパッケージを 起動して製品をインストールできるようにする)を実行します。 計画プロセスには、次のような複数の手順があります。 1. ユーザーグループとそのアプリケーションニーズを特定する。 2. これらのユーザー用に特定のアプリケーションをインストールするために作成する必要のあるパッケージを 特定し、パッケージの展開方法を決定する。 3. パッケージを作成する前にパッケージ自体の仕様を特定する。 この章の節では、これらの計画手順をそれぞれ 1 つずつ取り上げています。 ユーザーグループとそのニーズの特定 企業内の固有のユーザーグループごとに 1 つ以上の展開パッケージが必要になります。最初の計画手順は、業務 を行うために特定のアプリケーションまたはアプリケーションのセットを必要とする各ユーザーグループを特定 することです。自分自身または社内の他のユーザーが既に Creative Suite 5 製品を購入していた場合、この手順 は間違いなく実行済みですが、計画のこの段階において役に立つ形で文書化されているとは限りません。 この時点では、次の項目を特定する必要があります。

 グループ名:CS5.5 ソフトウェアを購入した(または購入する)対象となる各ユーザーグループを特定します。 ユーザーグループを特定するために選択するラベルは、自分だけが使用します。ラベルが展開パッケージに 含まれることはないため、命名方法に関して規則はありません。

 必要とされる主要なアプリケーション:各ユーザーグループについて、そのグループ内のユーザーが業務を 行うために必要とする CS5.5 アプリケーションの一覧を作成します。主要なアプリケーションは、105 ペー ジのアプリケーション/Suite の表の最初の列に記載されています。

 製品:一覧に示したアプリケーションが含まれる、購入済み(または購入する予定の)CS5.5 製品(複数可)を 特定します。この一覧は、単体製品および Suite 製品の名前で構成されます。

 プラットフォーム:各製品のプラットフォーム(Windows または Mac OS)を特定します。 パッケージ一覧の作成 ユーザーグループおよび、各グループが業務を行うのに必要なアプリケーションの完全な一覧を作成したら、こ れらのユーザー用の特定のアプリケーションの展開に必要なパッケージ数を決定できます。パッケージ数と各 パッケージの内容を決定するためには、アドビ製品およびパッケージ設計に関するいくつかの概念を理解する必 要があります。 製品とパッケージの相関関係 作成する必要のある展開パッケージ数、および各パッケージでの展開内容を決定するには、CS5.5 製品とパッケー ジの関係を理解する必要があります。CS5.5 製品を購入すると、DVD(製品メディア)またはオンラインダウン ロード(製品 ESD)のいずれかで製品を入手します。エンタープライズ展開には製品 ESD を強くお勧めしますが、 代わりに製品メディアを使用することもできます。

103 展開の計画 製品とパッケージの相関関係 104

展開パッケージと CS5.5 製品の間には 1 対 1 の対応関係があります。パッケージは、インストールプログラム (Windows では set-up.exe、Mac OS では Install.app)を含む単一の製品インストールフォルダーおよび すべてのアプリケーションコードとコンポーネントコード、設定情報、および製品をインストールするために必 要なその他すべての情報をパッケージ化するように設計されています。さらに、各製品には 1 つのシリアル番号 が付けられています。これは、各インストールプログラムで 1 つのシリアル番号しか取得できず、各パッケージ で 1 つの製品しか展開できないためです。 この 1 対 1 の関係のために、展開パッケージは、単一の製品インストールフォルダーに対応付けられます。複数 の CS5.5 製品を含む単一のパッケージを作成することはできません。例えば、Photoshop CS5.5 および Illustrator CS5.5 は単体製品として個別に購入できますが、展開パッケージを 1 つ作成して両方の製品をインス トールすることはできません。パッケージを 1 つ作成して Photoshop をインストールし、別のパッケージを作成 して Illustrator をインストールする必要があります。InCopy® CS5.5 を購入する場合は、パッケージを 1 つ作成 して InCopy だけをインストールする必要があります。実際、InCopy CS5.5 はどの Suite 製品にも含まれていな いため、これが InCopy CS5.5 をパッケージ化する唯一の方法です。 1 つのパッケージで複数のアプリケーションをインストールできるのは、これらのアプリケーションがすべて 1 つ の Suite 製品からインストールされる場合に限ります。そのため、Photoshop と Illustrator の両方を単一のパッ ケージからインストールすることができるのは、両方のアプリケーションを含む Suite 製品を購入した場合だけ です。Suite 製品のシリアル番号を使用してパッケージを作成する場合は、パッケージにその Suite の任意のアプ リケーションを含めることができます。 単一の CS5.5 製品から複数の展開パッケージを作成できます。Suite 製品の場合は、異なるパッケージで、その Suite に含まれるアプリケーションの異なるサブセットを展開できます。異なるインストールオプションおよびア プリケーションオプションを使用して、同じ単一のアプリケーションを展開する複数のパッケージを作成するこ ともできます。ただし、特定の製品から作成されたパッケージはすべて、同じシリアル番号と同じ製品インストー ルフォルダーを使用して展開されます。

パッケージ数の計算 1 つのプラットフォームのみを選択した場合、パッケージ数は 1 となります。両方のプラットフォームを選 択した場合、パッケージ数は 2 となります。これらの数字を「パッケージ数」列に記録します。 各パッケージの名前の指定 この時点でパッケージに名前を付けることができます。一覧の各パッケージについて簡潔かつ説明となる名 前を選択します。同じパッケージの Mac OS および Windows バージョンがある場合は、共通のパッケージ 名を選択し、その名前に「Win」または「Mac」と追加することもできます。意図したユーザーグループや使 用方法が容易に特定できるような名前を付けてください。 注意 : このパッケージ名は、パッケージファイルを格納するシステム上のフォルダーに名前を付けるために 使用されるため、フォルダー名に適用されるオペレーティングシステムの制約と同様の制約が、選択するパッ ケージ名にも適用されます。

計画シートの例 すべての情報を一か所にまとめるために、次のような計画シートを作成できます。 計画シート #1:CS5.5 製品のユーザーグループとパッケージ パッケージ名 グループ名 必要とされる主要なアプリケーション プラットフォーム 製品 パッケージ数 (複数可) ライター InDesign Win64 Design Premium 1 InDesignOnly

写真家 Photoshop Mac Win32 Design Premium 2 PhotoMac PhotoWin レイアウト Photoshop、Illustrator、InDesign Mac Design Premium 1 Layout 担当者 Web 作成者 Dreamweaver、Flash、Fireworks Mac Win32 Design Premium 2 WebMac WebWin 展開の計画 製品とパッケージの相関関係 105

最初の 4 つの列を記入する際には、次の表が役に立ちます。上部に CS5.5 Suite 製品、左側に CS5.5 単体製品が 記載されています。表内の点は、どの単体製品の主要なアプリケーションがどの Suite に含まれているかを示し ています。あるユーザーグループが特定の Suite のすべてのアプリケーションを必要とする場合は、計画シート の「必要とされる主要なアプリケーション」列に「すべて」と記入します。

Design Design Web Master Production Standard Premium Premium Collection Premium CS5.5 CS5.5 CS5.5 CS5.5 CS5.5 Adobe After Effects CS5.5  ® CS5.5  Adobe Dreamweaver® CS5.5  Adobe Encore® CS5.5  ® CS5.5  Adobe Flash® Professional CS5.5  ™ CS5.5  ™ 4 Standard  Adobe Illustrator® CS5.5  Adobe InDesign® CS5.5   Adobe OnLocation™ CS5.5  ® CS5.5  Adobe Premiere Pro CS5.5 

注意 : Application Manager の Photoshop の表示名は常に「Photoshop」となります。Photoshop Extended バージョンは Design Standard CS5.5 を除くすべてのバージョンの Creative Suite に存在するということがわか ります。 展開の計画 設定の詳細 106

パッケージの仕様の特定 これでパッケージ一覧の各パッケージの仕様を特定するために必要なものがすべてそろいました。各パッケージ について次の項目を特定します。 設定の詳細 これらのフィールドでは、展開パッケージを構築するために Application Manager で入力または指定する必要の ある情報を収集します。

パッケージ名 ここにパッケージ一覧のパッケージ名を記入します。これは、AAMEE が作成したパッケージのコピー先にする場 所のドライブおよびパスです。 購入した CS5.5 製品 / プラットフォーム パッケージ一覧の「製品」列の製品の名前を記録します。

ユーザーグループ名 このパッケージで対象とするユーザーグループまたはグループの名前を記録します。これは記帳の詳細となります。 Application Manager ではこの情報は要求されません。 保存場所 これは、このパッケージに含まれるアプリケーションのインストール先にする場所のドライブおよびパスです。パ スが存在しない場合は、インストーラーによって自動的に作成されます。

製品インストールフォルダー パッケージ作成プロセスの最初で、Application Manager の「製品インストールフォルダーを指定」というフィー ルドにこの情報を入力するように求められます。ESD または配布メディアからパッケージ化する製品用に作成す る製品インストールフォルダーの絶対パスです。97 ページの「入力メディアの準備」を参照してください。 OS サポート 64 ビットアーキテクチャを持つ Windows プラットフォームにアプリケーションをインストールする場合は、 「32 ビットと 64 ビットのオペレーティングシステムサポートの相違点」の「64 ビットパッケージ」オプション を選択します。これは、Mac OS で実行することを目的としたパッケージには適用されません。 シリアル番号 これは、製品を購入したときに受け取ったシリアル番号です。単体製品のインストーラーでは、その製品用のシ リアル番号を入力します。Suite 製品のインストーラーでは、Suite 製品のシリアル番号を入力します。購入した その製品のインストーラーメディアに一致するシリアル番号を入力する必要があります。Suite 製品のシリアル番 号を使用してスタンドアローンの単体製品をパッケージ化したり、ある Suite 製品のシリアル番号を使用して別 の Suite 製品をシリアライズしたりすることはできません。例えば、Master Collection のシリアル番号を使用し て Design Premium をシリアライズすることはできません。 「シリアル番号を登録せずに続行」オプションを選択して、体験版のインストール用パッケージを作成することも できます。この場合は、30 日間の体験版で製品がインストールされ、エンドユーザーは展開された製品の起動時 にシリアル番号の入力を求められます。 展開された製品のシリアライズの管理 状況によって、展開された製品のシリアル番号を展開パッケージで指定したシリアル番号とは異なるシリアル 番号に変更したり、体験版モードで展開した製品に新しいシリアル番号を入力したりする必要があります。 「Adobe Provisioning Tookit Enterprise Edition」と呼ばれるコマンドラインツールセットを使用してこの作業 を行うことができます。このツールキットの機能と使用方法について詳しくは、第 9 章「Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition」を参照してください。 展開の計画 設定の詳細 107

インストール言語 この値はシリアル番号から判断され、Application Manager によって自動的に設定されます。パッケージの作成 時にこの値をメモすることをお勧めします。 体験版のインストールパッケージを作成している場合は、言語を選択する必要があります。

設定:製品起動オプション 単一ユーザーの環境では妥当であっても、企業環境では妥当でない標準のアプリケーション動作がいくつかあり ます。Application Manager では、パッケージによってインストールされたすべての CS5.5 アプリケーションで これらの動作を抑制するためのオプションが提供されます。これらのオプションは、パッケージごとに設定され、 異なるパッケージでこれらのオプションの異なる設定の組み合わせを使用できます。

 使用許諾契約書を表示しない — インストール後の最初の起動時に、EULA(エンドユーザー使用許諾契約書) に同意することをユーザーに要求するダイアログが CS5.5 アプリケーションによって表示されます。マルチ シートの場合、企業が製品を購入したときにすべてのエンドユーザーについてこの使用許諾契約書に同意し ているため、エンドユーザーにこのダイアログが表示されることはありません。アプリケーションで EULA 画面を表示しないようにする場合は、Application Manager GUI で「エンドユーザー使用許諾契約書(EULA) を無効にする」オプションを選択できます。

 製品の登録 — 開始時の最初の起動時に、製品の登録に使用する Adobe ID を指定するようユーザーに求める ダイアログが CS5.5 アプリケーションによって表示されます。ユーザーが拒否すると、1 週間後に再度プロ ンプトが表示されます。ユーザーが個別に製品を登録できないようにする場合は、Application Manager GUI で「製品登録通知を無効にする(シリアル番号付きの製品のみ)」オプションを選択できます。 Mac OS では、初期設定の製品登録動作には、Growl 環境設定パネルのインストールが含まれます。登録を 抑制すると、このプラットフォーム固有のツールはインストールされません。

 製品向上プログラム — アドビアプリケーションでは、通常、製品がユーザーのニーズに合っていることを確 認するための継続的な取り組みの一環として、定期的にユーザーに問い合わせてフィードバックを求めてい ます。アプリケーションでこの問い合わせを行わないようにする場合は、Application Manager GUI の「ア ドビ製品向上プログラムを無効にする」オプションを選択します。

 体験版モードのアドビのチュートリアルコンテンツ — 製品がシリアライズされておらず、体験版モードでイ ンストールされている場合、特定の製品に対しては体験版を十分に活用できる機会が提供されます。体験版 の画面からは、製品の評価と使用に役立つ、製品に関連したチュートリアルとトレーニング教材にアクセス できます。この機能はオンラインで利用する必要があります。提供されるコンテンツやチュートリアルは、今 後変更される場合があります。 このオプションを選択した場合、体験版をさらに活用するための機能は無効になります。

設定:競合の処理 Adobe CS5.5 インストールプログラムは、インストール時に実行中の特定のユーザープロセスを検出した場合に 常に正しく機能するとは限りません。そのような競合するプロセスが実行中である場合は、インストールが部分 的または完全に失敗する可能性があります。そのため、問題を引き起こす可能性のあるプロセスをインストール プログラムで検出した場合は、システム上のアクティブユーザーが、そのようなプロセスを終了してインストール を続行するか、またはインストールを中止できるように確認メッセージが表示されます。これはアンインストール の場合も同様です。アドビ製品のインストールと競合する可能性のあるプロセスのリストについては、付録 C「競 合するプロセス」を参照してください。 このようなインタラクティブ操作の可能性が生じるのを防ぐ場合は、パッケージの作成時に Application Manager GUI の「競合するプロセス」オプションの「競合を無視してインストールを続行」を選択できます。これはパッ ケージごとに選択します。このオプションを選択すると、このパッケージでは、インストール時に発生する競合 するプロセスに関する確認メッセージがエンドユーザーに表示されることはありません。 警告 : 競合を無視してインストールを続行するように選択しても、競合するプロセスが発生した場合にターゲット システム上でエラーなしでインストールが成功する可能性はほとんどありません。単にメッセージが表示されず に失敗するだけです。アドビでは、パッケージを展開する前に、展開対象となるすべてのターゲットシステムを 静的状態(アクティブなユーザーまたはアプリケーションがない状態)にすることをお勧めします。 展開の計画 設定の詳細 108

設定:インストール場所のオプション Application Manager では、展開場所に関して次の 3 つの選択肢があります。

 デフォルトのアプリケーションディレクトリに展開 既定のドライブはシステムドライブです。既定のパスは Windows では ¥Program Files で、Mac OS では /Applications です。既定の場所にアプリケーションをインストールしない場合は、エンドユーザーが展開 時にパスを指定するように選択するか、特定のパスを指定できます。

 展開中にディレクトリを指定 注意 : Mac OS の場合:Mac OS パッケージの展開中にエンドユーザーがインストールパスを指定するように する場合は、ARD で展開する前に作成したパッケージを変更する追加の手順を実行する必要があります。 112 ページの「ユーザーにインストール場所の指定を許可する」を参照してください。

 展開先:<指定した場所> 絶対パス(ドライブを含む)を指定する必要があります。インストール場所にネットワークディレクトリ、マ ウントされたディスクイメージ、またはボリュームのルートディレクトリは指定できません。Application Manager で場所を検証できなくなるため、インストール場所は慎重に指定する必要があります。 注意 : Windows では、パスの最大長は 256 文字です。インストールされるファイルの名前が、指定するパス に追加されます。選択したパスが長すぎると、一部の製品は正しくインストールされない可能性があります。 パスには環境変数を使用できます。インストール時に、環境変数はターゲットシステム上の対応する値に置 き換えられます。変数が誤って指定されているか、またはターゲットシステム上で見つからない場合は、イ ンストールが失敗します。

 Windows では、環境変数の名前は、%VARNAME% のように % 記号の間に表示されます。パスにはその他 の % 文字を含めることはできません。変数名にスラッシュまたはバックスラッシュ文字を含めることは できません。

 Mac OS では、環境変数の名前は、$VARNAME のように $ 記号で始まります。変数名にスペースまたはス ラッシュ文字を含めることはできません。環境変数のサブセットのみがサポートされます。ホームディ レクトリの表示に「~」を使用することはできません。 設定:アップデーターのオプション 個々の製品のインストールでは、Adobe Application Manager は、毎日午前 2 時に自動的に起動して、アドビ製 品のアップデートがないか確認を行います。製品のアップデートが見つからない場合は、ユーザーがこの確認操 作を認識することはありません。アップデートが見つかった場合は、その時点でバルーンが表示され、アップデー トが利用できることをユーザーに通知します。通常、この動作はエンタープライズ展開では望ましくありません。 Adobe Application Manager Enterprise Edition には、アップデートの動作に関する次の 4 つの選択肢が用意さ れています。

 ユーザーが展開済み製品のアップデートを Application Manager で自動確認することを防ぐには、既定のオ プションである「アップデートを手動で配布する」を選択します。これにより、自動アップデートの動作が 抑制されるだけでなく、アプリケーションのヘルプメニューの「アップデート」オプションが無効になり、 ユーザーは各自でアップデートを確認できなくなります。 このオプションを選択する場合は、ご自身でアップデートをダウンロードして展開する必要があります。 71 ページの「アップデートのみのパッケージの作成」および 98 ページの「パッケージ用のアップデートの 準備」を参照してください。

 「AAM でアップデートを確認する」オプションを選択すると、Adobe Application Manager によるアップ デートの自動確認が有効になります。これは、個別にインストールされた製品では既定の設定です。ユーザー のシステムでアップデートを抑制するように設定している場合は、このオプションを設定してパッケージを 展開すると、アップデートの自動確認が再度有効になります。 展開の計画 製品コンポーネント 109

 Adobe Update Server ではなく、自身のアップデートサーバーでアップデートがないか確認を行うように自 動アップデートプロセスをリダイレクトすることを選択できます。 このオプションでは、内部サーバーでアップデートをホストし、そのサーバーで Adobe Application Manager がアップデーターを検索するようにリダイレクトする必要があります。この作業は、ホストされた サーバーに関する情報を含む XML 設定ファイルのパスを指定することで行います。内部サーバーのホストに ついて詳しくは、DevNet のエンタープライズ展開に関するページを参照してください。 Adobe Update Manager(AUM)を有効または無効に設定することができます。デフォルトでは、「Adobe Update Manager を有効にする」オプションが選択されています。Adobe Remote Update Manager を使用し てクライアントコンピューターにアップデートを展開する場合は、「Adobe Update Manager を無効にする」オ プションを使用します。詳しくは、付録 B「Adobe Remote Update Manager の使用」を参照してください。 製品コンポーネント Application Manager の実行時には、次のコンポーネント特定フィールドが必要ですが、これらは別の理由でも 役に立ちます。アプリケーション名およびコンポーネント名はエンコード形式でパッケージ内に保存されるため、 パッケージファイルを確認して、インストールまたはアンインストールされるアプリケーションやオプションの コンポーネントを判断することはできません。アプリケーションやコンポーネントをメモしておくと、この情報 を保存できます。

主要なアプリケーション この見出しの下に、このパッケージのパッケージ一覧に記載した主要な CS5.5 アプリケーションをすべて記載し ます。単体製品をパッケージ化する場合は、一覧に 1 つのアプリケーションのみ記載します。Suite 製品をパッ ケージ化する場合は、一覧に複数のアプリケーションを記載できます。

オプションの共有コンポーネント このパッケージに含めるオプションの共有コンポーネントがある場合は、ここに記載します。ほとんどの共有コ ンポーネントは特定のアプリケーションで必須であるか、利用できないため、この一覧は短くなります。展開コ ンポーネントリファレンス を確認して、このパッケージにこれらのオプションのコンポーネントを含めるかどう か決定してください。 含めるアプリケーションに必須のコンポーネントを記載する必要はありません。必須コンポーネントは自動的に 含められ、Application Manager では選択肢として表示されません。 システム要件 このパッケージに含めるように選択したアプリケーションのシステム要件を確認する必要があります。インス トールするアプリケーションに対して十分なシステム能力を持たないターゲットコンピューター上でパッケージ を展開しようとすると、インストールが失敗します。 システムで複数のアプリケーションをパッケージの一部としてインストールするように計画している場合は、最 低限のシステム要件のうちの最大の要件が適用されます。 ユーザーが複数のアプリケーションを同時に実行することを計画している場合は、システム RAM を増やすことを お勧めしますが、インストール時には必要ありません。

 個々の単体製品のシステム要件については、http://www.adobe.com/jp/products/ を参照してください。こ のページの左側で、希望の製品のアイコンを選択し、「詳細」をクリックします。表示される製品固有のペー ジで、ページの右上の領域に表示される「必要システム構成」をクリックします。

 Suite 製品のシステム要件については、http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/ を参照してく ださい。ドロップダウンメニューから Suite 製品を選択し、Suite 製品のページで、ページの右上の領域に表 示される「必要システム構成」をクリックします。 展開の計画 計画シートの例 110

計画シートの例 パッケージ計画シートの例を次に示します。

 当然ながら、シリアル番号は単なるプレースホルダーです。

 製品インストールフォルダーのパスは、製品 ESD をダウンロードした後、または配布メディアからコピーし た後で作成する製品インストールフォルダーの場所です。97 ページの「入力メディアの準備」を参照してく ださい。

 この例では、既定の設定オプションが使用されています。既定のオプションは計画シートに太字で示してあ り、ここではそのままにしてあります。

エンタープライズ展開計画シート #2:CS5.5 パッケージの仕様

パッケージ名 BBBBBBBBLAYOUT 購入した CS5.5 製品 / プラットフォーム DESIGN PREMIUM FOR WINDOWS

保存場所 ユーザーグループ名 BC:¥CS5.5 STAGING¥CS5.5 APP MGR PACKAGES レイアウト担当者

製品インストールフォルダー C:¥CS5.5 STAGING¥DESIGN PREMIUM¥ADOBE CS5.5 OS サポート Win32 Win64 Mac OS システム要件

シリアル番号 2 GHZ 以上のプロセッサー 9999-9999-9999-9999-9999-9999 XP SP2(SP3)または WINDOWS VISTA SP1 512 MB の RAM(1 GB 推奨) のハードディスク インストール言語 2 GB 1024 X 768 のディスプレイ 英語(国際) (1280 X 800 推奨) 16 ビットのビデオカード 設定 既定の選択肢は太字で表示 QUICKTIME 7.2 SHADER 3.0 および OPENGL 2.0 の 製品起動オプション: グラフィックサポート 使用許諾契約書を表示しない はい いいえ ユーザー登録を表示しない はい いいえ 製品向上プログラムを表示しない はい いいえ 競合の処理 中止 続行 ADOBE UPDATER オプション: アップデートを手動で配布する はい いいえ AAM でアップデートを確認する はい いいえ AAM Updater を内部サーバーにリダイレクトする はい いいえ リダイレクト設定ファイルの場所:______インストール場所のオプション: 既定のアプリケーションディレクトリに展開 展開中にディレクトリを指定 展開する場所:______

主要なアプリケーション オプションの共有コンポーネント

PHOTOSHOP EXTENSION MANAGER

ILLUSTRATOR ADOBE MEDIA PLAYER

INDESIGN

ターゲットシステム名 展開の計画 計画シートの例 111

共有コンポーネントの選択 一部の共有コンポーネントは CS5.5 製品および CS5 製品で利用できます。Application Manager によって表示 されるコンポーネントの一覧は、すべてパッケージ化する製品によって決まります。ほとんどの共有コンポーネ ントはオプションです。特定の CS5.5 および CS5 アプリケーションでは必須で、他のアプリケーションではオプ ションであるコンポーネントもあります。

 展開パッケージに含めるアプリケーションを選択したら、そのアプリケーションのオプションの共有コン ポーネントが表示されます。含めた主要なアプリケーションにはオプションである共有コンポーネントを含 めるかどうか決定する必要があります。

 選択したアプリケーションに必須の共有コンポーネントは、Application Manager GUI には表示されません。 共有コンポーネントに関する説明は、それらを必要とするアプリケーション、またはそれらをオプションとして 含めるアプリケーションに関する情報と共に展開コンポーネントリファレンスに記載されています。 7 ARD を使用したアドビパッケージの展開

Mac OS での展開用にパッケージを準備する場合は、パッケージを Mac OS で作成して保存する必要があります。 Windows にコピーして保存すると、Mac OS パッケージ内の参照設定が破損する可能性があります。 準備 アドビ展開パッケージの展開を開始する前に、次の条件が満たされていることを確認します。 1. すべてのターゲットシステムでリモートマネージメントが有効になっている。 これは、システム環境設定ペインで共有をクリックして有効にできます。表示されるウィンドウの左側のペ インでリモートマネージメントを選択し、有効にする共有機能を選択します。推奨事項については、ARD の ドキュメントを確認してください。例えば、パッケージを展開する場合は「項目のコピー」および「項目の 削除と置き換え」を選択する必要があります。 2. 展開することを計画しているアドビパッケージが管理コンピューター上にあるか、または管理コンピュー ターからアクセスできる。 3. アドビパッケージの展開先とするすべてのターゲットシステムを含む ARD グループを既に定義している。 4. 展開するのに十分な空き領域がすべてのターゲットシステム上にある。これには、展開される製品のインス トール後のサイズに加えて、ターゲットシステムに展開パッケージをコピーするための容量も含まれます。 ユーザーにインストール場所の指定を許可する インストール展開パッケージの設定時に「展開中にディレクトリを指定」を選択した場合は、ARD によって展開 する前に作成したパッケージを修正する必要があります(108 ページの「設定:インストール場所のオプション」 を参照)。 作成した PKG インストールパッケージで次の変更を行います。 1. PKG インストールパッケージの Contents¥Info.plist ファイルを開きます。

2. IFPkgFlagDefaultLocation タグの値を修正してターゲットフォルダーの絶対パスにします。例えば、次 のようにします。

/Volumes/<ボリューム名>/<フォルダー名> またはルートボリュームに展開する場合は次のようにします。

¥<フォルダー名> 「「Copy Items」および「Send Unix Command」を使用して展開する」場合は、フォルダー名を指定し、ボ リューム名とインストーラーコマンドを渡します。 この変更を行ったら、続行して以下の説明どおりに ARD を使用してパッケージを展開できます。

112 ARD を使用したアドビパッケージの展開 ユーザーにインストール場所の指定を許可する 113

パッケージの展開 1. 管理システムで ARD を起動します。 2. ターゲットコンピューターを選択します。 ARD のメインウィンドウの左ペインで、希望のコンピューター一覧を選択し、右ペインでターゲットコン ピューターを確認します。 3. インストールパッケージをセットアップします。

 ARD の「Install Packages」オプションを選択し、展開するインストールパッケージを追加します。

 再起動するかどうか、このタスクをこのアプリケーションまたはタスクサーバーのどちらから実行する か、および必要に応じてその他のオプションを選択します。「Run this task from: Task server on this computer」を選択した場合は、タスクサーバーによって、タスクの開始時にオンラインでなかったシス テムにタスクが転送されます。

 必要であれば、インストールタスクを後で実行するように予約できます。これを行うには、Install Packages ウィンドウの左下隅にある「Schedule」をクリックし、次に、Schedule Task ウィンドウで、 パッケージをインストールする日時を入力します。 4. ターゲットシステムにインストールします。

 タスクを後で実行するように予約していない場合は、Install Packages ウィンドウの下部にある Name 領 域に一覧表示されたすべてのターゲットコンピューターの利用可能性を確認します。「Install」をクリッ クすると、一覧表示されたすべてのターゲットコンピューターですぐにインストールが開始されます

 タスクを後で実行するように予約した場合は、「Install」をクリックします。タスクを開始するように予 約した時間以前に、Install Packages ウィンドウの Name 領域に一覧表示されたすべてのターゲットコ ンピューターが、アクティブユーザーのいない静的状態であるが、アクティブでコマンドを受け取れる ことを確認してください。 「Install Packages」タスクを実行すると、そのステータスが ARD ウィンドウに表示されます。プロセスが完 了すると、ステータスがそれに応じて更新されます。 警告 : ARD でインストール/アンインストールタスクを停止しないでください。これを行うと、停止したこ とが ARD ウィンドウで示されている場合でも操作が継続する場合があります。 Adobe Application Manager Enterprise Edition によって作成されるパッケージ構造のために、ARD によ る展開時に表示される進行状況バーが役に立ちません。完了時に 0% と表示される(Mac OS 10.5 の場合) か、ほとんど常に約 95% の状態でとどまります(Mac OS 10.6 の場合)。 5. Adobe Help を設定します。

 ARD の「Send Unix Command」オプションを選択します。

 「Run command as: User」を選択して、 ユーザーフィールドに「root」と入力します。

 Adobe Help のシンボリックリンクを作成します。 ln -s /Applications/Adobe/Adobe¥ Help.app /Applications/Adobe¥ Help.app

アップデートパッケージ

 アップデートパッケージは、<パッケージ名>_Update.pkg という形式の名前で作成されます。

 アップデートパッケージはインストールできません。

トラブルシューティング

展開中にユーザーの状態が変化した場合、つまり、ユーザーがログインまたはログアウトしたり、ユーザーを切 り替えたりした場合、ARD によるパッケージの展開は失敗する可能性があります。タスクサーバーを使用する場 合、状態が変化した後、タスクによって直ちに同じパッケージの展開が開始され、展開が失敗する可能性があり ます。これは標準的な ARD の動作です。この問題が発生した場合は、もう一度展開を実行してください。 ARD を使用したアドビパッケージの展開 「Copy Items」および「Send Unix Command」を使用して展開する 114

「Copy Items」および「Send Unix Command」を使用して展開する 「Install Packages」オプションを使用する代わりに、「Copy Items」タスクを使用してパッケージタスクをター ゲットシステムにコピーし、次に「Send Unix Command」を実行してインストーラーを実行し、コピーしたパッ ケージを展開できます。 注意 : エンドユーザーがインストールディレクトリを指定するように選択した場合は、作成したパッケージを展開 前に修正する必要があります。112 ページの「ユーザーにインストール場所の指定を許可する」を参照してくだ さい。 1. 管理システムで ARD を起動します。 2. ターゲットコンピューターを選択します。 ARD のメインウィンドウの左ペインで、希望のコンピューター一覧を選択し、右ペインでターゲットコン ピューターを確認します。 3. インストールパッケージをセットアップします。

 ARD の「Copy Items」オプションを選択し、展開するインストールパッケージを追加します。

 ターゲットコンピューター上のパッケージのコピー先を選択します。 4. ターゲットシステムにインストールします。

 ARD の「Send Unix Command」オプションを選択します。

 「Run command as: User」を選択して、 ユーザーフィールドに「root」と入力します。

 ボリューム名とインストーラーコマンドを渡します。 sudo installer -pkg -target <ボリュームの場所> 注意 : ターゲットを起動ドライブにする場合、-target の後に「/」を指定してください。 5. Adobe Help を設定します。

 ARD の「Send Unix Command」オプションを選択します。

 「Run command as: User」を選択して、 ユーザーフィールドに「root」と入力します。

 Adobe Help のシンボリックリンクを作成します。 ln -s /Applications/Adobe/Adobe¥ Help.app /Applications/Adobe¥ Help.app ARD を使用したアドビパッケージの展開 Copy Items および Send Unix Command を使用してアンインストールする 115

展開パッケージを使用したアドビソフトウェアのアンインストール

注意 : アンインストールパッケージは、アップデートパッケージには作成されません。 インストール展開パッケージには、< パッケージ名 > _Uninstall.pkg という名前のファイルが含まれており、こ れを使用すると、対応するインストールファイルである、<パッケージ名> _Install.pkg を使用してインストール したソフトウェアをアンインストールできます。この手順は、ソフトウェアをインストールする際に実行した手 順に似ています。 1. ターゲットシステムを選択します。 ARD のメインウィンドウの左ペインで、展開パッケージを使用してソフトウェアをインストールしたター ゲットシステムを含むグループを選択します。 2. ターゲットシステムでアンインストールパッケージの「Install Packages」タスクを実行します。

 ARD の「Install Packages」オプションを選択し、アンインストールパッケージを追加します(または パッケージペインにドラッグします)。

 「Install」をクリックします。 3. タスクを実行すると、そのステータスが ARD ウィンドウに表示されます。プロセスが完了すると、ステータ スがそれに応じて更新されます。 警告 : ARD でインストール/アンインストールタスクを停止しないでください。これを行うと、停止したこ とが ARD ウィンドウで示されている場合でも操作が継続する場合があります。 アンインストール操作によって、アドビアプリケーションのユーザー設定が削除されることはありません。 Copy Items および Send Unix Command を使用してアンインストールする この方法を使用して展開した場合は、インストールパッケージではなく、アンインストールパッケージをコピー して起動し、同じ方法でアンインストールします。 1. ターゲットコンピューターを選択します。 ARD のメインウィンドウの左ペインで、希望のコンピューター一覧を選択し、右ペインでターゲットコン ピューターを確認します。 2. アンインストールパッケージをセットアップします。

 ARD の「Copy Items」オプションを選択し、展開するアンインストールパッケージを追加します。

 ターゲットコンピューター上のパッケージのコピー先を選択します。 3. ターゲットシステムでアンインストールします。

 ARD の「Send Unix Command」オプションを選択します。

 ボリューム名とインストーラーコマンドを渡します。 sudo installer -pkg -target <ボリュームの場所> 8 SCCM を使用したアドビパッケージの展開

この章では、SCCM 2007 パッケージを作成して Adobe CS5 展開パッケージを展開するプロセスについて順を 追って説明します。アドビと Microsoft の両方で「パッケージ」という用語を使用し、現在 2 つのバージョンの Microsoft ソフトウェアが使用されているので、この章では明確にするために次の命名規則を使用しています。

 SCCM 2007 で作成されるパッケージを指す場合は、「SCCM パッケージ」と呼びます。ただし、コンテキス トが非常に明確である場合は、単に「パッケージ」と呼ぶこともあります。

 Adobe Application Manager Enterprise Edition によって作成されるパッケージを指す場合は、「アドビ展 開パッケージ」または「アドビパッケージ」と呼びます。アドビパッケージという意味で「パッケージ」と いう用語を単独で使用することはありません。 準備 SCCM は、様々なネットワーク設定に対応するように設計されています。アドビパッケージおよびその製品イン ストールフォルダーの展開設定の最適な選択肢は、「TS」オプションです。この場合、アドビパッケージおよびそ の製品インストールフォルダーは、同じ配信サーバー上に一緒に配置されます。 Windows での展開用にパッケージを作成する場合は、Adobe Application Manager Enterprise Edition によっ て、指定された「保存先」の場所に Exceptions¥ と Build¥ の 2 つのフォルダーが作成されます。

 Exceptions¥ フォルダーには、様々な種類のインストーラー(EXE、AIR、MSI)を含むフォルダーが格納さ れますが、これらは主要な MSI インストーラーを使用して展開できません(MSI インストーラーには組み込 みインストーラーを含めることができないため)。Exceptions¥ フォルダーの最上位レベルにある ExceptionInfo.txt ファイルの手順を使用して、各インストーラーに個別の SCCM インストーラーを作成 する必要があります。 パッケージに他のインストーラーへの依存関係がない場合は、このフォルダーは空になることがあります。

 Build¥ フォルダーには、MSI ファイル(ファイル名には指定したパッケージ名が使用されます)と 2 つのサ ブフォルダー Setup¥ および ProvisioningTool¥ が格納されます。これらのサブフォルダーは、MSI ファ イルを実行して製品を正常にインストールするために必要です。

注意 : Adobe Application Manager Enterprise Edition によって作成されたパッケージは、アドビインストー ラーサブシステムをサイレントに使用し、アドビインストーラーサブシステムは Windows のネイティブインス トーラーである MSI を使用します。そのため、アドビインストールパッケージを Windows パッケージ内に含め て MSI で使用するようにすることはできません。Windows ではそのような MSI の再帰的な使用が禁止されてい ます。

116 SCCM を使用したアドビパッケージの展開 新しい SCCM パッケージの作成 117

SCCM パッケージの作成 新しい SCCM パッケージの作成 1. パッケージの新規作成ウィザードを開きます。

 SCCM コンソールを開きます。

 Computer Management/Software Distribution/Packages の順に移動します。

 パッケージを右クリックし、New/Package を選択します。 New Package ウィザードで、次の操作を行います。 2. 新しい SCCM パッケージに名前を付けます。 「General」タブで、次の操作を行います。

 「Name」フィールドに新しい SCCM パッケージの名前を入力します。このフィールドは必須です。

 オプションの「Version」、「Manufacturer」、「Language」および「Comment」の各フィールドに値を 入力することもできます。

 「Next」をクリックします。 3. SCCM パッケージのデータソースを指定します。 「Data Source」タブで、次の操作を行います。

 「This Package Contains Source Files」を選択します。

 「Source Directory」フィールドの右側にある「Set」をクリックします。Set Source Directory ダイア ログで、使用するパスの種類(UNC またはローカル)を選択し、<パッケージ名>.msi ファイルとサポー トフォルダーを含む Build¥ フォルダーのパスを参照するか、入力します。「OK」をクリックします。

 「Data Source」タブに戻ると、選択したパスが「Source Directory」フィールドに表示されます。その フィールドの下で、「Always obtain files from the source directory」を選択します。 必要に応じて他の選択内容を設定し、「Next」をクリックします。 4. 配布ポイントでの SCCM パッケージの保存場所を指定します。 「Data Access」タ ブ で 、「Access the distribution folder through common ConfigMgr package share」を 選択し、「Next」をクリックします。 5. 配布設定を指定します。 「Distribution Settings」タブで、送信の優先順位を選択します。必要であれば、「Preferred Sender」を選 択します。必要に応じてその他の設定を選択し、「Next」をクリックします。 「Reporting」タブで、必要に応じて設定を選択し、「Next」をクリックします。 「Security」タブで、必要に応じて設定を選択し、「Next」をクリックします。 6. 新しい SCCM パッケージの概要を確認します。 新しい SCCM パッケージのすべての設定を確認します。変更する必要がある場合は、「Previous」ボタンを使 用して変更を行い、「Next」ボタンを使用してこの画面に戻ります。 「Next」をクリックします。「Confirmation」タブが表示されます。 「Close」をクリックすると、パッケージの作成が終了します。 SCCM を使用したアドビパッケージの展開 SCCM パッケージのインストールおよびアンインストールプログラムの作成 118

SCCM パッケージのインストールおよびアンインストールプログラムの作成 Adobe Application Manager Enterprise Edition により、Build¥ フォルダー内に MSI ファイルが 1 つ生成され ます。このファイルは、製品または Suite のインストールおよびアンインストールの両方に使用します(アンイ ンストールはアップデートパッケージでは利用できません。インストールパッケージでのみ利用可能です)。 選択した場合は、インストール用とアンインストール用の 2 つの別の SCCM プログラムを作成できます。これら のプログラムに名前を付けて、プログラムを選択するターゲットシステム上のユーザーに対してコマンドの処理 内容を明確にします。 注意 : アンインストール操作によって、アドビアプリケーションのユーザー設定が削除されることはありません。 この節の手順は、単一のコマンドを作成するのに役立ちます。SCCM パッケージに追加する必要のある各コマン ドに対してこれらの手順を実行する必要があります。 1. New Program ウィザードを開きます。

 SCCM コンソールから、Computer Management/Software Distribution/Packages の順に移動します。

 作成した SCCM パッケージを選択します。

 その下で、Programs/New/Program を選択します。 新しいプログラムウィザードで、次の操作を行います。 2. プログラムのコマンドラインを指定します。 「General」タブで、次の操作を行います。

 「Name」フィールドにわかりやすい名前(install_PS_1 または uninstall_PS_1 など)を入力し、 プログラムの実行内容を記述する説明的なコメントを入力します。

 「Browse」をクリックします。ファイルを開くダイアログで、ファイルの種類として「All Files(*.*)」 を選択し、MSI ファイルを参照して選択します。この手順の詳細は、作成するコマンドごとに異なります。 インストールパッケージの場合は、<パッケージ名>.msi ファイルを参照します。

 新しいプログラムウィザードに戻った時点で、「Command Line」テキストボックスのファイル名の後の コマンドに適切なフラグまたはオプションを追加します。

無人インストール用の「 /quiet」フラグを使用できます。次に例を示します。 msiexec.exe /i PS_1.msi /quiet

インストーラーのユーザーインターフェイスを有効にする場合:

 /quiet オプションを指定しません。

 「Environment」タブの「Run」モードで、「Run with administrative rights」を指定します。 64 ビットのパッケージを作成する場合は、REBOOT=ReallySuppress オプションを使用して強制的な 再起動を抑制します。 msiexec.exe /i PS_1.msi /quiet REBOOT=ReallySuppress

アンインストールパッケージの場合は、「 /uninstall /quiet」をコマンドに追加します。例えば、次 のようにします。 msiexec.exe /uninstall PS_1.msi /quiet

必要に応じて、ADOBEINSTALLDIR という特別なフラグを使用して対象のディレクトリを指定すること もできます。例えば、次のようにします。 msiexec.exe /i PS_1.msi ADOBEINSTALLDIR="C:Program Files¥Custom Adobe Packages¥" /quiet SCCM を使用したアドビパッケージの展開 SCCM パッケージの配布ポイントの選択 119

3. 「Environment」タブで、次の操作を行います。

 「Program Can Run」フィールドで、「Whether or not a user is logged in」を選択します。

 実行モードセクションで、「Run with administrative rights」を選択します。 「Allow users to interact with this program」がオフになっていることを確認します。 注意 : 管理者権限で実行するように選択しない場合は、Application Manager によって別の場所にログファ イルが書き込まれます。100 ページの「インストールログ」を参照してください。 4. 必要に応じて「Advanced」、「Windows Installer」、および「MOM Maintenance」の各タブのフィールド を設定し、「Next」をクリックします。 5. 概要画面の情報を確認します。変更する必要がある場合は、この時点で戻って変更します。次に、この画面 で「Next」をクリックします。ウィザードは完了しました画面が表示されます。「Close」をクリックすると、 プログラムの作成が終了します。 Exceptions コンポーネントのインストーラーおよびアンインストーラー の作成

Exceptions¥ フォルダーにある MSI、EXE、または AIR インストーラー用のインストールおよびアンインストー ルプログラムを作成するには、Exceptions¥ フォルダーの最上位レベルの ExceptionInfo.txt ファイルに記 述されたコマンドを使用します。 例えば、Adobe Flash Player 10 などの MSI インストーラー用の SCCM インストールパッケージを作成するには、 次のコマンドを使用します。 msiexec.exe /i AdobeFlashPlayer10_plRel_mul.msi /qn

アンインストーラーを作成するには、/i ではなく /uninstall を使用します。 msiexec.exe /uninstall AdobeFlashPlayer10_plRel_mul.msi /qn

警告 : AIR ベースのインストーラーの場合、ExceptionInfo.txt ファイルに記載されたコマンドを使用して、同 じ方法でサイレントインストーラーを作成できます。ただし、これらのコンポーネントでは、サイレントアンイン ストーラーを作成することはできません。アンインストール時に、次の AIR アプリケーションを手動でアンインス トールする必要が生じる場合があります。 Adobe AIR Adobe Help Adobe Media Player SCCM パッケージの配布ポイントの選択 1. New Distribution Points ウィザードを開きます。

 SCCM コンソールで、Computer Management/Software Distribution/Packages の順に移動します。

 作成した SCCM パッケージを選択します。

 その下で、Distribution Points/New Distribution Points を選択します。これにより導入画面が表示さ れます。「Next」をクリックします。 New Distribution Points で、次の操作を行います。 2. SCCM パッケージのコピー先となる配布ポイントを選択します。 この時点で、この SCCM パッケージに使用する配布ポイントが既に作成されていることを前提とします。こ のパッケージ用に 1 つ以上の配布ポイントを選択できます。 3. ウィザードは完了しました画面を確認し、「Close」をクリックします。 SCCM を使用したアドビパッケージの展開 SCCM パッケージプログラムの提供 120

SCCM パッケージプログラムの提供 提供する各 SCCM パッケージプログラムについて、この節の指示に従う必要があります。これらの指示では、 SCCM パッケージプログラムを提供するターゲットシステムを含むコレクションが既に存在することを前提とし ます。 1. コレクションへのソフトウェアの配布ウィザードを開きます。

 SCCM コンソールで、Computer Management/Collections の順に移動します。

 この SCCM パッケージを提供するために使用するコレクションを見つけます。

 コレクション名を右クリックし、Distribute /Software を選択します。 Distribute Software to Collection ウィザードで、次の操作を行います。 2. 提供する SCCM パッケージを選択します。 「Package」タブで次の操作を行います。

 「Select an existing package」をオンにします。

 テキストフィールドの横にある「Browse」ボタンをクリックします。Select a Package ダイアログで、 希望の SCCM パッケージを見つけて選択します。次に「OK」をクリックします。「Package」タブのテ キストフィールドに選択内容が表示されます。

 「Next」をクリックします。 3. SCCM パッケージのコピー先となる希望の配布ポイントが選択されていることを確認してください。 「Distribution Points」タブで、この SCCM パッケージを配布するために使用する配布ポイントを選択し、 「Next」をクリックします。 4. 提供する SCCM パッケージプログラムを選択します。 「Select Program」タブで、次の操作を行います。

 SCCM パッケージ名とそのプログラムが表示されます。「Programs」領域で、提供するプログラムを選 択します。

 「Next」をクリックします。 5. 提供情報の特徴を指定します。 「Advertisement Name」タブで、次の操作を行います。

 「Name」フィールドに提供情報の名前を入力します。

 オプションで、提供情報について説明するコメントを「Comment」フィールドに入力します。

 「Next」をクリックします。 「Advertisement Subcollection」タブで、次の操作を行います。

 この提供情報について選択したコレクションの名前が「Collection」フィールドに表示されます。このコ レクションのサブコレクションにこの提供情報を送信するかどうかを選択します。選択内容の結果がタ ブの下部にあるフィールドに表示されます。

 「Next」をクリックします。 「Advertisement Schedule」タブで、次の操作を行います。

 提供を行う日時を設定します。

 提供情報の期限を設定するかどうかを指定します。期限を設定する場合は、有効期限の日時を指定します。

 必要に応じてその他の設定を行い、「Next」をクリックします。 SCCM を使用したアドビパッケージの展開 SCCM パッケージプログラムの提供 121

「Assign Program」タブで、次の操作を行います。

 このプログラムの実行を必須にするかどうかを選択します。必須にする場合は、実行を強制する日時を 指定します。前のタブで指定した提供の日時がここで便宜上表示されます。

 必要に応じて有効期限日を設定します。

 必要に応じてその他のオプションを選択します。

 「Next」をクリックします。 6. 提供情報の概要画面を確認します。 概要画面の情報を確認します。変更する必要がある場合は、この時点で戻って変更します。次に、この画面 で「Next」をクリックします。ウィザードは完了しました画面が表示されます。「Close」をクリックすると、 提供情報の作成が終了します。 SCCM パッケージを提供すると、プログラムを間もなく実行することを示す通知がターゲットコンピューターの Windows ツールバーに表示されます。 9 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition

Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition は、Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用し て展開したアドビ製品のシリアライズを追跡および管理するためのサポート対象プラットフォームのコマンドラ インツールです。 このツールキットは、DevNet のエンタープライズデプロイメントのページ (http://www.adobe.com/jp/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html)からダウンロードすること ができます。 注意: Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用して、シリアライズされたパッケージを作成する 場合や、体験版パッケージをシリアライズする場合、Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition が必要では ないこともあります。 このセクションの内容:

 「はじめに」

 「Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition の使用」

 「Creative Suite 6 の場合の構文」

 「Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 の場合の構文」

 「ログ記録」

 「製品 ID」

 「ロケールコード」

 「シリアライズの例」

 「Creative Suite 6」

 「Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5」 はじめに このツールキットには、インストール済みの製品のシリアライゼーションの管理を簡単に行うことができるコマ ンドが用意されています。このような作業は次のような場合に必要になります。Creative Suite 6 では、シリアラ イズを正しく完了するためにユーザーはオンラインで作業する必要があります。ただし、インターネットに接続 されていないクライアントコンピューターがある場合、Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition を使用し てコンピューター上のパッケージをシリアライズすることができます。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition の使用 ツールの構文は次のパッケージの種類によって異なります。

 Creative Suite 6

 Creative Suite 5 および 5.5 このドキュメントでは、両方の場合の構文を示しています。ツールキット自体はプラットフォーム固有の実行可 能ファイル adobe_prtk.exe(Windows の場合)または adobe_prtk(Mac OS の場合)です。

122 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 の場合の構文 123

このツールキットには次のような処理を実行するコマンドが含まれています。

 展開済みの製品のシリアライズまたはシリアライズ解除

 その他のアクション(オフラインライセンス認証を完了するための要求コードの生成や応答コードの受け入 れなど)を実行できます(Creative Suite 6 の場合) DOS コマンドシェル(Windows の場合)またはターミナル(Mac OS の場合)を起動し、実行可能ファイルを ダウンロードしたフォルダーに移動して、コマンドを呼び出します。このツールの構文については、以降の各セ クションを参照してください。 Creative Suite 6 の場合の構文 パッケージのシリアライズ パッケージをシリアライズするには、次のコマンドを使用します。 adobe_prtk --tool=Serialize --leid=LEID --serial=serialNum --adobeid=AdobeID 引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --serial serialNum パッケージのシリアル番号。 --adobeid AdobeID ユーザーの Adobe ID。

注意 : adobe_prtk --h コマンドを実行したときに画面に表示される使用方法のガイダンスには、シリアライズ 用の personGUID オプションの使用方法が示されます。ただし、このオプションは必須ではあり ません。実際にこのコマンドを使用するときには指定しないでください。

シリアライズ中のユーザー登録の抑制 パッケージのシリアライズ中にユーザー登録のプロンプトが表示されないようにするには、次のコマンドを使用 します。 adobe_prtk --tool=Serialize --leid= --serial= --regsuppress=ss 引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --serial serialNum パッケージのシリアル番号。 --regsuppress=ss ユーザー登録プロンプト/ Adobe ID 入力プロンプトを抑制。

注意 : このコマンドには、Adobe Application Manager の最新バージョンが必要です。最新バージョンの Adobe Application Manager は、http://www.adobe.com/go/applicationmanager_jp からダウンロードできます。 パッケージのシリアライズ解除 パッケージをシリアライズ解除するには、次のコマンドを使用します。 adobe_prtk --tool=UnSerialize --leid= [--locale=locale] [--deactivate] [--removeSWTag] 注意 : このコマンドには、Adobe Application Manager の最新バージョンが必要です。最新バージョンの Adobe Application Manager は、http://www.adobe.com/go/applicationmanager_jp からダウンロードできます。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 の場合の構文 124

引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --locale locale (オプション)ロケールコード。コードと対応するロケールの一覧に ついては、「ロケールコード」を参照してください。

--deactivate (オプション)システムの対応するライセンスを無効化。

--removeSWTag SWTag ファイルを削除。 SWTag は、ISO/IEC 標準(ISO/IEC 19770-2)により作成された、ソ フトウェアアプリケーションタイトル用のユニバーサル ID タグファ イルです。これらのファイルにより、正確かつ一貫した自動的な手法 でのソフトウェアアセットの検出および管理が可能になります。

注意 : --deactivate オプションを使用すると、有効なライセンスがシステムに存在する場合に限り、SWTag ファイルが暗黙的に削除されます。

ユーザーがオフラインである場合のパッケージのシリアライズ Creative Suite 6 では、シリアライズを正しく完了するためにユーザーはオンラインで作業する必要があります。 ただし、インターネットに接続されていないクライアントコンピューターがある場合、次の Type1Exception プロ セスと呼ばれるプロセスに従ってパッケージをシリアライズできます。 このプロセスでは、オフラインのクライアントコンピューター上でキーコードを生成する必要があります。この キーコードは、オンラインのコンピューターから応答コードを生成するために使用されます。オンラインのコン ピューターを使用して生成された応答コードを使用して、オフラインのクライアントコンピューター上でパッ ケージをシリアル化します。 このプロセスは、パッケージ製品をご購入のお客様とボリュームライセンスをご利用のお客様のいずれの場合も 使用できます。 1. オフラインのクライアントコンピューターで、次のコマンドを実行してライセンス認証の要求コードを生成 します。 adobe_prtk --tool=Type1Exception --generate --serial=serialNum ここで、serialNum はシリアル番号です。 このコマンドは、44 文字の要求コードを返します。 2. オンラインになっているコンピューターを使用して、AOES Web サイトにアクセスします。 https://exception.licenses.adobe.com/aoes/aoes/v1/t1 3. AOES Web サイトで、Adobe ID を使用してログインします。 4. 認証時に、アドビ製品のシリアル番号と、手順 1 で生成された要求コードを入力します。ライセンス認証サー ビスで正常にライセンス認証が行われると、応答コードが表示されます。 5. 応答コードをメモします。 6. オフラインのクライアントコンピューターで、次のコマンドを実行してパッケージをライセンス認証します。 adobe_prtk --tool=Type1Exception accept --serial=serialNum --responsecode=responseCode --leid=LEID ここで、

 serialNum はシリアル番号です。

 responseCode は手順 4 でオンラインのコンピューター上で生成されるコードです。

 LEID は製品のライセンス ID です(「製品 ID」を参照)。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 の場合の構文 125

エンタープライズユーザーのためのパッケージのシリアライズ エンタープライズ展開用のパッケージをシリアライズする大まかな手順は次のとおりです。

1. 企業の管理者が、関連するプロビジョニング情報が含まれる prov.xml ファイルを作成します。このファイ ルを作成するには、インターネット接続が必要です。

2. 作成した prov.xml ファイルを使用して、管理者がクライアントマシン上に展開されているパッケージのシ リアライズおよびライセンス認証を行います。このとき、ボリュームシリアライズコマンドを使います。 prov.xml の作成 エンタープライズ展開に AAMEE を使用しない製品の prov.xml ファイルを 作成するには、管理者として次のコ マンドを実行します。 adobe_prtk --tool=VolumeSerialize --generate --serial= --leid= [--regsuppress=ss] [--eulasuppress] [--locales=limited list of locales in xx_XX format or ALL>] [--provfilepath=] 作成した prov.xml ファイルを使用して、既に体験版モードで展開されているパッケージをシリアライズおよび ライセンス認証できます。 引数 :

--serial serialNum シリアル番号 --leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --regsuppress=ss (オプション)ユーザー登録を抑制。 --eulasuppress (オプション)EULA プロンプトを抑制。 --locales (オプション)xx_XX 形式の限られたロケールのリストまたは ALL か ら指定。

--provfilepath (オプション)prov.xml を作成するフォルダーのパス。このパラメー ターが指定されていない場合、prov.xml は、APTEE が格納されて いるフォルダーに作成されます。

注意および推奨事項 :

 このコマンドは、製品がインストールされていなくても実行できます。

 このコマンドを実行するコンピューターがインターネットに接続していることを確認します。

 大量使用する場合の prov.xml の作成時には、パラメーター --regsuppress=ss を使用して、ユーザー登 録を抑制することをお勧めします。 パッケージのボリュームシリアライズ 管理者がクライアントマシンに展開されたパッケージのシリアライズとライセンス認証を行うには、次のコマン ドを使用します。 adobe_prtk --tool=VolumeSerialize [--provfile=] --stream 注意 : このコマンドには、Adobe Application Manager の最新バージョンが必要です。最新バージョンの Adobe Application Manager は、http://www.adobe.com/go/applicationmanager_jp からダウンロードできます。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 の場合の構文 126

引数 :

--provfile (オプション)prov.xml の絶対パス。この引数が指定されていない 場合、prov.xml の保存場所は、APTEE が格納されているフォルダー になります。

--stream (オプション)このオプションは、企業がイメージングツールを使用 してライセンスパッケージを様々なマシンに展開するときに使用し ます。

このコマンドは、AAMEE または APTEE の generate コマンドを使用して prov.xml ファイルを作成してから呼 び出します。現在エンタープライズ展開に AAMEE を使用していない製品にもこのコマンドを使用できます。 ユーザーインターフェイスを備えていない製品の体験版の起動 Adobe® InDesign® CS6 Server などの一部の製品にはユーザーインターフェイスがありません。このような製品 の場合、次のコマンドを使用して体験版を起動します。 adobe_prtk --tool=StartTrial --leid=LEID ここで、LEID は製品のライセンス ID です(「製品 ID」を参照)。 シリアライズされた製品のユーザー登録を抑制 シリアライズされた製品のユーザー登録プロンプトが表示されないようにするには、次のコマンドを管理者とし て実行します。これにより、Adobe ID を指定することなく製品を使用できます。 adobe_prtk --tool=Register --leid=DriverLEID --regsuppress=ss 引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --regsuppress=ss ユーザー登録プロンプトを抑制。この設定により、Adobe ID 入力プ ロンプトが表示されなくなります。

注意 : このコマンドには、Adobe Application Manager の最新バージョンが必要です。最新バージョンの Adobe Application Manager は、http://www.adobe.com/go/applicationmanager_jp からダウンロードできます。 ユーザー登録の抑制 Creative Suite 6 では、コンピューターがオンラインである場合、ユーザーは自分の Adobe ID を使用してユー ザー登録をする必要があります。ただし、RegisterTrial コマンドを使用して、指定された製品のユーザー登 録を抑制できます。 adobe_prtk --tool=RegisterTrial --driveradobecode=driverAdobeCode [--adobeid=adobeID] [--personguid=personGUID]

 ここで、driverAdobeCode は メディア署名であり、Setup.xml ファイル内で見つけることができま す。このファイルのパスは \payloads\ です。

 adobeID はユーザーの Adobe ID です。 注意 : adobe_prtk --h コマンドを実行したときに画面に表示される使用方法のガイダンスには、シリアライズ 用の personGUID オプションの使用方法が示されます。ただし、このオプションは必須ではあり ません。実際にこのコマンドを使用するときには指定しないでください。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 の場合の構文 127

EULA への同意 エンドユーザー使用許諾契約書(EULA)プロンプトに同意するには、次のコマンドを使用します。 adobe_prtk --tool=EULA --leid=DriverLEID --eulaaccept --locale=locale 引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --locale locale (オプション)ロケールコード。コードと対応するロケールの一覧に ついては、「ロケールコード」を参照してください。

EULA の抑制 エンドユーザー使用許諾契約書(EULA)プロンプトが表示されないようにするには、管理者として次のコマンド を実行します。 adobe_prtk --tool=EULA --leid=DriverLEID --eulasuppress 引数 :

--leid LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。

Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用したシリアライズ Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE)を使用して、クライアントコンピューターで体験版 パッケージをシリアライズすることができます。詳しくは、AAMEE 展開ガイドの「CS 6 シリアライゼーション ファイルの作成」を参照してください。 Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 の場合の構文 adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=LEID --serial=SN adobe_prtk --tool=ReplaceSN --unserialize=LEID [--locale=locale] adobe_prtk --tool=ReplaceSN --reserialize=LEID --replacement=pseudoSN adobe_prtk --tool=MakeReplacementSN --old=oldSN --new=newSN

構文の説明 ReplaceSN 現在のコンピューターにインストールされている製品のシリアル番号を置き換えます。1 回の呼び出しで複数のア クションを実行できるように、様々な形式を組み合わせることができます。 serialize オプション adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=LEID --serial=SN 引数:

--serialize LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --serial SN 新しいシリアル番号。

指定されたシリアル番号を指定された製品に適用します。製品の事前シリアライズのみが行われている 場合は、新しい番号を置き換え用の事前シリアライズとして適用します。それ以外の場合は、シリアル 番号を検証し、そのシリアル番号を適切なロケールに適用し、そのロケールの既存のシリアル番号を置 き換えます。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition 構文の説明 128

unserialize オプション adobe_prtk --tool=ReplaceSN --unserialize=LEID [ --locale=locale ] 引数:

--unserialize LEID 製品のライセンス ID。 --locale locale (オプション)ロケールコード。コードと対応するロケールの一覧については、 「ロケールコード」を参照してください。

事前シリアライズを含め、特定の製品に適用された既存の体験版以外のシリアライズをすべて削除しま す。ロケールが指定されている場合は、そのロケールのシリアライズのみを削除します。 reserialize オプション adobe_prtk --tool=ReplaceSN --reserialize=LEID --replacement=newSN 引数:

--reserialize LEID 製品のライセンス ID(「製品 ID」を参照)。 --replacement pseudoSN 「MakeReplacementSN」 コマンドで作成され、暗号化された置き換え用 のシリアル番号。

指定された製品のすべてのシリアライズ(事前シリアライズを含む)の中から、置き換え用のシリアル 番号を正しく復号化できる既存のシリアル番号のシリアライズを見つけ、製品のシリアル番号を置き換 えます。 MakeReplacementSN このヘルパー関数は、新しいシリアル番号を暗号化し、古いシリアル番号を使用してそれを復号化できるように します。この関数を管理システムで実行した結果を保存し、クライアントコンピューターの 「ReplaceSN」 コマ ンドの 「reserialize オプション」 オプションで使用します。 adobe_prtk --tool=MakeReplacementSN --old=oldSN --new=newSN 引数:

--old=oldSN 置き換えられるシリアル番号。

--new newSN 新しいシリアル番号。

戻り値: 疑似シリアル番号。新しいシリアル番号を単に暗号化したもので、「ReplaceSN」 コマンドの 「reserialize オプション」 オプションに渡されます。 ログ記録 ツールによって、各コマンドの結果と進捗状況に関する情報がライセンスログに書き込まれます。

oobelib.log Windows での場所:%temp% Mac OS での場所:/tmp/

以下は、シリアライゼーションが失敗した場合にレポートされる可能性のあるエラーコードです。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 のエラーコード 129

Creative Suite 6 のエラーコード

1 コマンドラインで渡された引数が無効です。

14 不明なエラー。 19 provXML が見つかりません。 20 永続的なライセンス認証の猶予の読み込みに失敗しました(不正な形式の xml、破損または失われ た Enigma データ、その他のエラーが原因です)。 21 PCF/SLCache を更新できません。 22 PCF/SLCache セッションを開くことができません。 23 prov.xml ファイルに無効な空のタグの値が含まれています。 24 Enigma データにインストール済みの製品とは異なる言語のシリアル番号が含まれています。 25 ターゲットコンピューターに製品がインストールされていないか、シリアル番号の暗号データをデ コードできませんでした。

Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 のエラーコード

1 コマンドラインで渡された引数が無効です。

2 入力されたシリアル番号は有効なアドビのシリアル番号ではありません。

3 シリアル番号の形式が正しくありません。

4 ターゲット製品に対応するシリアル番号のロケールがインストールされていません。

5 入力されたシリアル番号は現在のオペレーティングシステムに対応していません。 6 入力された LEID に対応する製品はターゲットコンピューターにインストールされていません。 7 ユーザーにキャッシュデータベースへの書き込みアクセス権がありません。 8 AMTConfigPath が正しくないか見つかりません。インストールが失敗したか完了していない可能 性があります。

9 入力されたシリアル番号はアップグレード用の種類です。

10 古いシリアル番号と新しいシリアル番号が同じです。 11 キャッシュデータベースまたは PCD データベースにアクセスできません。 12 入力された疑似シリアル番号は有効なコードではありません。

13 置き換えられる古いシリアル番号がターゲット製品に含まれていません。

製品 ID シリアライズされた製品(Adobe Application Manager Enterprise Edition で作成した展開パッケージからイン ストールされた製品など)は、ライセンス ID(LEID)によって一意に識別されます。例えば、製品名が Photoshop CS5 Extended で、Mac OS にインストールされている場合、LEID は Photoshop-CS5-Mac-GM です。 シリアル番号を照会または変更しようとするときに、インストールされた製品を識別するには LEID を使用します。 LEID の一覧については、http://www.adobe.com/go/getactivated_jp を参照してください。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition ロケールコード 130

ロケールコード 次の表は、指定のロケールのシリアライズのみを削除する場合に 「unserialize オプション」で使用できるロケー ルコードの一覧です。

da_DK デンマーク語

de_DE ドイツ語

en_GB 英語(各国共通)

en_US 英語(米国)

es_LA スペイン語(中南米)

es_MX スペイン語(メキシコ)

es_NA スペイン語(北米)

fi_FI フィンランド語

fr_CA フランス語(カナダ)

fr_FR フランス語(フランス)

hr_HR クロアチア語

hu_HU ハンガリー語

it_IT イタリア語

ja_JP 日本語

ko_KR 韓国語

nb_NO ノルウェー語

nl_NL オランダ語

pl_PL ポーランド語

pt_BR ポルトガル語(ブラジル)

ro_RO ルーマニア語

ru_RU ロシア語

sk_SK スロバキア語

sl_SI スロベニア語

sv_SE スウェーデン語

tr_TR トルコ語

uk_UA ウクライナ語

zh_CN 中国語(簡体字)

zh_TW 中国語(繁体字) Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 6 131

シリアライズの例 Creative Suite 6 1. 体験版モードでインストールした Design Standard Suite をシリアライズするとします。この場合は、次の コマンドを実行します。 adobe_prtk --tool=Serialize --leid=DesignSuiteStandard-CS6-Win-GM --serial=Design_Standard_Serial_Number --adobeid=Your_Adobe_ID このコマンドは、Design Standard Suite をシリアライズします。 注意: このコマンドを実行するには、インターネットに接続する必要があります。 このコマンドを実行した後、インターネットに接続された環境で、次回いずれかの製品を起動したときに製品の ライセンス認証が行われます。 2. 英語(米国)ロケールについて、Mac OS 上の Adobe Photoshop のシリアライゼーションを削除するとし ます。この場合は、次のコマンドを実行します。 adobe_prtk --tool=UnSerialize --leid=Photoshop-CS6-Mac-GM [ --locale=en_US ] 3. 体験版モードで InDesign Server をインストールするとします。InDesign Server にはユーザーインターフェ イスがないので、コマンドラインを使用して、ターゲットコンピューターで体験版を起動します。この場合 は、InDesign Server の体験版パッケージをビルドします。Windows では、体験版パッケージを展開する SCCM プログラムをビルドするときに、InDesign Server MSI を呼び出す標準的な msiexec コマンドライン を指定し、これによって InDesign Server の体験版を展開します。

次に、ターゲットコンピューターで次のコマンドを実行して体験版を起動します。 adobe_prtk --tool=StartTrial --leid=InDesignServer-CS6-Win-GM このコマンドは、このコンピューターで InDesign Server の体験版ライセンスを起動します。 4. インストーラーを実行して InDesign Server をインストールし、後でサインインすることを選択したとしま す。CS6 では、製品のユーザー登録は必須ですが、InDesign Server にはユーザーインターフェイスがないた め、次のコマンドでシリアライズしてユーザー登録を行う必要があります。 adobe_prtk --tool=Serialize --leid=InDesignServer-CS6-Win-GM --serial=Serial_Number --adobeid=Your_Adobe_ID 5. InDesign Server を体験版モードでインストールし、シリアライズするとします。InDesign Server にはユー ザーインターフェイスがないため、次のコマンドでシリアライズしてユーザー登録を行う必要があります。 adobe_prtk --tool=Serialize --leid=InDesignServer-CS6-Win-GM --serial=Serial_Number --adobeid=Your_Adobe_ID 6. Adobe Creative Suite Master Collection が含まれる Windows 7 イメージを展開するとします。大まかな手 順は以下の通りです。

 Windows 7 のインストールプログラムに Creative Suite Master Collection の体験版パッケージを展開 します。

 次のコマンドを使用して prov.xml ファイルを作成します。 adobe_prtk --tool=VolumeSerialize --generate --serial= --leid=MasterCollection-CS6-Win-GM --regsuppress=ss --eulasuppress

 次のコマンドを実行してパッケージのシリアライズとライセンス認証を行います。 adobe_prtk --tool=VolumeSerialize --stream 企業の管理者は、Ghost などの標準的なイメージングツールを使用して、プロビジョニングされた Adobe Creative Suite Master Collection が含まれる Windows 7 オペレーティングシステムの ISO イメージを作成 できるようになりました。この ISO イメージは、企業内の複数の補助システムで復元できます。補助システ ム上での追加のプロビジョニングは必要ありません。 Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 132

Creative Suite 5.5 および Creative Suite 5 1. 一部のユーザーには Design Premium Suite のすべてのアプリケーションを展開し、他のユーザーには Photoshop のみを展開するとします。この場合、次の 2 つのパッケージをビルドします。

 パッケージ 1:完全な Design Premium Suite。このパッケージをビルドする場合、Design Premium Suite のシリアル番号を指定し、インストールするアプリケーションをすべて選択します。これは、パッ ケージの標準的な展開では、ターゲットコンピューターをすぐに使用できるように、Suite のインストー ルとシリアライズが実行されることを意味します。結果の payloads/ フォルダーはターゲットの展開場 所に生成され、アプリケーションペイロードのすべてが格納されます。

 パッケージ 2:Photoshop のみ。このパッケージをビルドする場合は、体験版のインストール(つまり シリアライズのないもの)を選択し、インストール用に Photoshop のみ(およびオプションの推奨ペイ ロードすべて)を選択します。結果のパッケージを、ReplaceSN ツールのコピーと同じフォルダーでス テージングします。 Windows では、パッケージ 2 を展開する SCCM プログラムをビルドするときに、Photoshop MSI を呼 び出す標準的な msiexec コマンドラインを指定し、これによって Photoshop の体験版を展開します。 次に、2 番目のコマンドラインを追加します。 adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=Photoshop-CS5-Win-GM --serial= この 2 番目のコマンドは、指定された Photoshop のシリアル番号を使用して体験版の使用を許諾します。 2. Master Collection からビデオアプリケーションを展開するとします。Master Collection Suite のシリアル番 号を指定し(保護されたコンテンツをインストールするため)、適切な製品(Photoshop、Adobe Premiere® Pro、および After Effects®)を選択して、1 つのパッケージをビルドします。 Windows では、SCCM プログラムをビルドしてこのパッケージの展開を実行する場合、5 行のコマンドを記 述します。最初の行は、標準的な msiexec の呼び出しで、その後に次のように続けます。 adobe_prtk --tool=ReplaceSN --unserialize=MasterCollection-CS5-Win-GM これによって、パッケージのビルドに使用した Master Collection Suite のシリアル番号を削除します。 adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=Photoshop-CS5-Win-GM --serial= adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=Premiere-CS5-Win-GM --serial= adobe_prtk --tool=ReplaceSN --serialize=AfterEffects-CS5-Win-GM --serial= 次に、これらのコマンドによって、実際に展開する 3 つのアプリケーションをシリアライズします。 3. 英語(米国)ロケールについて、Mac OS 上の Adobe Photoshop のシリアライゼーションを削除するとし ます。この場合は、次のコマンドを実行します。 adobe_prtk --tool=ReplaceSN --unserialize=Photoshop-CS5-Mac-GM [ --locale=en_US ] 10 Adobe Update Server Setup Tool

このドキュメントでは、Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)をインストールして構成する方法について 説明します。AUSST は、自身のアップデートサーバーをセットアップして企業でのアドビ製品の展開を管理する ときに役立つユーティリティです。 AUSST により、Creative Suite 6、Creative Suite 5.5、Creative Suite 5 製品のアップデートがダウンロードされ るので、組織で Creative Suite 6、Creative Suite 5.5、Creative Suite 5、またはこれらを組み合わせたものを使 用しているかどうかにかかわらず、AUSST を使用できます。Windows と Mac OS の両方のプラットフォーム用 のアップデートがダウンロードされます。 注意 : AUSST は、社内アップデートサーバーのセットアップと保守を担当する企業内 IT 管理者を対象とします。 概要 個々の製品のインストールでは、Adobe Application Manager が毎日午前 2 時に自動的に起動して、アドビ製品 のアップデートの有無を Adobe Update Server に対して確認します。アップデートが見つかった場合は、メッ セージが表示されます。このメッセージが表示されると、ユーザーはアップデートをダウンロードしてインストー ルすることを選択できます。 ユーザーは、ヘルプメニューの「アップデート」コマンドを使用して Adobe Application Manager を起動し、製 品のアップデートを確認することもできます。アップデートが見つかった場合は、ダウンロードしてインストー ルできます。

コンピューター 1 Adobe Update Server Photoshop CS6 Application Manager

コンピューター 2 Dreamweaver CS5.5 アドビ製品の Photoshop CS6 アップデート Application Manager

コンピューター 3 Illustrator CS5 Application Manager

クライアントコンピューターは、Adobe Update Server から 製品アップデートを直接ダウンロード

133 Adobe Update Server Setup Tool 134

AUSST を使用した、自身のアップデートサーバーのセットアップ エンタープライズ環境では、自身のアップデートサーバーをホストして Adobe Update Server からアップデート をダウンロードし保存することがあります。 Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)は、自身のアップデートサーバーを構成し、Adobe Update Server から製品アップデートをダウンロードするときに役立ちます。自身のアップデートサーバーをセットアップする と、Adobe Update Server ではなく、自身のサーバーに Adobe Application Manager をリダイレクトできます。 こうすると、クライアントコンピューターの Adobe Application Manager によって自身のサーバーのアップ デートの有無が確認され、ユーザーの操作に応じてそのサーバーからアップデートがダウンロードされます。

コンピューター 1 Adobe Update Server Photoshop CS6 Application Manager

アップデート コンピューター 2 Dreamweaver CS5.5 サーバー アドビ製品の Photoshop CS6 アップデート Application AUSST Manager + Web サーバー

コンピューター 3 Illustrator CS5 Application Manager

クライアントコンピューターは、AUSST を使用してセットアップした自身の アップデートサーバーからアップデートをダウンロード

注意 : AUSST の目的は、社内アップデートサーバーをホストしてクライアントコンピューターが Adobe Update Server ではなく社内サーバーのアップデートの有無を確認できるようにすることです。現時点で、AUSST はネッ トワーク上のコンピューターにアップデートをリモートで展開することを目的としていません。 Adobe Update Server Setup Tool 135

AUSST 1.0 からの移行 AUSST 1.0 を使用している場合は、次のような理由から、AUSST 2.0 に移行することを強くお勧めします。  AUSST 2.0 を使用するには、Creative Suite 6 または Creative Suite 5.5 アップデートをダウンロードする必 要があります。

 AUSST 2.0 には、各種の機能強化とバグ修正が含まれています。 AUSST 2.0 は、「Adobe Update Server Setup Tool のダウンロード」の説明に従ってダウンロードできます。 AUSST を実行するには、AUSST 1.0 のセットアップを次のように変更する必要があります。  ツールの名称が、AdobeUpdateServerSetupToolCS5 から AdobeUpdateServerSetupTool2.0 に変更さ れました。

 XML 構成ファイル(AdobeUpdater.overrides)が変更されました。クライアントコンピューターの構成ファ イルをアップデートする必要があります。詳しくは、「クライアントコンピューターのセットアップ」を参照 してください。

 1 つではなく 2 つの updaterfeed.xml ファイルが生成されます。セットアップの検証中に、サーバー上のこ れら 2 つのファイルにクライアントコンピューターのブラウザーからアクセスできることを確認します。詳 しくは、「セットアップの確認」を参照してください。 アップデートサーバーのセットアップ:概要 AUSST を使用して社内アップデートサーバーをセットアップする主な手順は、次のとおりです。アップデート サーバーとして使用するための、既に稼動している HTTP サーバーが必要です。 1. AUSST をダウンロードします。 2. Web サーバーを使用できることを確認します。 3. AUSST を使用して、次のような 1 回限りのセットアップを実行します。 AUSST は 1 回限りのセットアップの一部として次の操作を行います。  初期設定を行います。  ディレクトリ構造を Adobe Update Server のディレクトリ構造と同様にセットアップします。  アップデートを Adobe Update Server から Web サーバーにコピーします。Windows と Mac OS の両 方のアップデートがダウンロードされます。 4. 定期的に最新のアップデートを Adobe Update Server から Web サーバーにコピーします。この手順を定期 的に実行し、社内サーバーが最新のアップデートを確実にホストするようにします。 これらの手順については、次の節で説明します。次の図にこのプロセスを示し、対応する手順を説明するこのド キュメント内の節へのリンクも示します。 注意 : コマンドラインオプションにパスを指定する場合は、絶対パスを指定する必要があります。AUSST では、 相対パスはサポートされていません。 Adobe Update Server Setup Tool 136

AUSST のダウンロード 詳しくは、以下を 参照してください。 次のサイトから利用できます。 「Adobe Update http://www.adobe.com/jp/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html Server Setup Tool Application Manager Enterprise Edition の一部としても利用できます。 のダウンロード」

詳しくは、以下を Web サーバーの設定 参照してください。 社内アップデートサーバーは、静的なファイルコンテンツを提供できる任意の HTTP 「アップデートサー サーバー(Apache や IIS など)にセットアップできます。 バーとして使用する Web サーバーの準備」

1 回限りの設定を行い、アップデートをダウンロード 詳しくは、以下を 参照してください。 次のコマンドを実行します。 「1 回限りのセット AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root=< ルートの場所 > アップの実行」 = 記号の前後に不要なスペースがないことを確認してください。表示されたメッ セージからオプション 1 を選択します。ルートフォルダーは、社内アップデート サーバー上のファイルシステムの場所であり、Adobe Update Server からダウン ロードしたアップデートの保存先です。Web サーバーでルートの場所を提供でき ることを確認してください。

セットアップの確認 詳しくは、以下を 参照してください。 1. クライアントコンピューターのブラウザーから Web サーバーのホームページ 「セットアップの にアクセスできること、ルートの場所に使用可能な製品のアップデートがある 確認」 ことを確認します。 2. クライアントコンピューターのブラウザーからアップデートサーバーの updaterfeed.xml ファイルにアクセスできることを確認します。

クライアントコンピューターのセットアップ 詳しくは、以下を 参照してください。 「クライアントコン 構成ファイル(AdobeUpdater.overrides)を作成してユーザーのコンピュー XML ピューターのセット ターに展開します。このファイルの場所は、プラットフォームによって違います。 アップ」

Adobe Update Server との定期的な同期 詳しくは、以下を 参照してください。 次のコマンドを実行します。 「Adobe Update AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root=< ルートの場所 > Server との同期」 = 記号の前後に不要なスペースがないことを確認してください。 増分同期の場合は、表示されたメッセージからオプション 2 を選択します。強制 同期の場合は、表示されたメッセージからオプション 3 を選択します。すべての アップデートがダウンロードされ、既存のものは上書きされます。 Adobe Update Server Setup Tool 137

Adobe Update Server Setup Tool のダウンロード 次の Adobe Creative Suite エンタープライズ展開のページから AUSST をダウンロードできます。 http://www.adobe.com/jp/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html AUSST は .exe(Windows)または .DMG(Mac OS)ファイルとして入手できます。 Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用して Creative Suite 製品を展開する場合は、AUSST を AAMEE インストールの一部として使用できます。場所は次のとおりです。

Windows 32-bit 版の場合: <システムドライブ>:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilities¥AUSST Windows 64-bit 版の場合: <システムドライブ>:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe¥OOBE¥PDApp¥Enterprise¥utilities¥AUSST Mac OS の場合: /ライブラリ/アプリケーションサポート /Adobe/OOBE/PDApp/Enterprise/utilities/AUSST

AUSST はコマンドラインツールであり、個別のインストール手順は必要ありません。コンピューター上の AUSST の配置場所に制約はありません。 注意 : Mac OS プラットフォームでは、ダブルクリックによって、またはコマンドプロンプトで、アプリケーショ ン(AdobeUpdateServerSetupTool2.0.app)を実行しないでください。代わりに、.DMG ファイルをマウント し、アプリケーションをローカルシステムにコピーして、アプリケーション内にパッケージされている AUSST ファイル(AdobeUpdateServerSetupTool2.0)を実行します。デフォルトでは、アプリケーションは AdobeUpdateServerSetupTool2.0.app/Contents/MacOS フォルダーにあります。コマンドの例を次に示します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/serverroot/updates/Adobe/CS" この場合、現在の作業ディレクトリは AdobeUpdateServerSetupTool2.0.app/Contents/MacOS です。 アップデートサーバーとして使用する Web サーバーの準備 社内アップデートサーバーは、静的なファイルコンテンツをホストおよび提供できる任意の HTTP サーバー (Apache や IIS など)にセットアップできます。既に稼動している HTTP サーバーが、AUSST のセットアップの ための前提条件です。 特定のポートを使用するには、クライアントコンピューターをセットアップするときにポート番号を設定します。 必要な操作はクライアント構成ファイル(overrides ファイル)にポート番号を指定することだけです。 Internet Information Services(IIS)サーバーを Web サーバーとして使用する場合は、IIS サーバーをアップデー トサーバーとして使用するときの構成について、次の節を参照してください。

 「AUSST で IIS サーバーを使用する場合のセットアップ」 Adobe Update Server Setup Tool 138

1 回限りのセットアップの実行 社内アップデートサーバーを初めてセットアップする場合は、Adobe Update Server Setup Tool を使用して、作 成したルートフォルダーの場所にアップデートディレクトリ構造を作成します。この場所にファイルまたはフォ ルダーがある場合は、このツールによって削除されます。その後で、Adobe Update Server のフォルダー構造と 一致するフォルダー構造が作成され、使用可能なすべてのアップデートを Adobe Update Server から社内サー バーにダウンロードする初期同期が実行されます。 初回の構成を行うためのツールの実行手順は次のとおりです。 1. コマンドシェルまたはターミナルでツールを実行し、次の例のようにルートアップデートフォルダーを指定 します。

AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root=< ルートフォルダーの場所 > 注意 : = 記号の前後に不要なスペースがないことを確認してください。

ルートフォルダーは、社内アップデートサーバー上のファイルシステムの場所であり、Adobe Update Server か らのアップデートの保存先です。ルートフォルダーの場所は有効な HTTP URL と対応している必要があります。 注意 : アップデート内容を Web サーバーが提供できるように、ルートフォルダーにサーバールートの場所か らアクセスできることを確認してください。 例として、次の場合を考えてみます。

 社内 Web サーバー上のルートアップデートフォルダーは、ファイルシステムの場所 /serverroot/updates/ にある。

 Web サーバーの URL は http://serverabc.example.com:80。  Web サーバー内で、社内アップデートサーバーを次の場所にセットアップする。 http://serverabc.example.com:80/Adobe/CS この場合(このドキュメント全体で例として使用します)は、ルートフォルダーの場所を次のように指定します。 --root="/serverroot/updates/Adobe/CS" この例では、アップデートを実行するコマンドは次のようになります。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/serverroot/updates/Adobe/CS"

このコマンドを実行すると、シェルまたはターミナルに次のオプションが一覧表示されます。 1. Fresh directory structure set up and update sync 2. Incremental update sync from Adobe server 3. Forced update sync from Adobe server 4. Exit Please enter your choice:

2. 「1」と入力して 1 番目のオプションを選択します。 AUSST によってルートフォルダー内にアップデート用のディレクトリ構造が作成され、その後に Adobe Update Server から社内アップデートサーバーにアップデートがコピーされます。 注意 : Windows と Mac OS の両方のアップデートがダウンロードされます。現在、1 台のプラットフォームのみ のアップデートを選択的にダウンロードすることはできません。 この初期セットアップが完了したら、社内アップデートサーバーを通じてクライアントコンピューターをアップ デートできるようになります。 注意 : エラー、警告、およびトラブルシューティング情報がコマンドラインに表示されます。その他のログファイ ルは生成されません。 Adobe Update Server Setup Tool 139

セットアップの確認 初回の構成が成功したことを確かめるには、以下を確認します。 1. Web サーバーが適切に実行されていることを確認するために、クライアントコンピューターから Web サー バーのホームページにアクセスできることを確認します。 2. ルートの場所に使用可能なアドビ製品のアップデートがあることを確認します。アップデートがない場合は、 ルートの場所に適切な書き込み権限があることを確認します。 3. ブラウザーを介してクライアントコンピューターからアップデートを表示/ダウンロードできることを確認 します。

4. クライアントコンピューターのブラウザーからアップデートサーバーの updaterfeed.xml ファイルにアク セスできることを確認します。

updaterfeed.xml ファイルは次のパスにあります。これは overrides ファイルのパラメーターによって変わり ます。

http://< ドメイン >:< ポート >//updaterfeed.xml 例えば、オーバーライドファイルに次のエントリがあると仮定します。 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam20/win/ 1234

この場合、updaterfeed.xml ファイルの場所は以下になります。 http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/updaterfeed.xml http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/win/updaterfeed.xml

Mac OS での場所は以下になります。 http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/mac/updaterfeed.xml http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/mac/updaterfeed.xml

注意:ブラウザーで updaterfeed.xml ファイルを表示したとき、ファイルの内容は表示されません。それで 問題はありません。http:// パスを介してこのファイルにアクセスできることを確認すればよいだけです。 updaterfeed.xml ファイルの内容を表示するには、右クリックしてソースを表示します。 Adobe Update Server Setup Tool 140

クライアントコンピューターのセットアップ クライアントコンピューターの Adobe Application Manager は、デフォルトで Adobe Update Server でのアッ プデートの有無を確認します。自身のアップデートサーバーをホストする場合は、自身のアップデートサーバー 上のアップデートを確認するように各ユーザーコンピューター上の Adobe Application Manager を構成する必 要があります。 これを行うには、XML 構成ファイル(AdobeUpdater.overrides)を作成してユーザーのコンピューターに展開しま す。この構成ファイルには、社内アップデートサーバーのドメイン、URL およびポート情報が含まれます。この URL は Windows プラットフォームと Mac OS プラットフォームとで異なります。次に、AdobeUpdater.Overrides ファイルの形式を示します。サーバー情報はこのドキュメントの例を使用します(サンプルサーバーの情報につい ては、「1 回限りのセットアップの実行」を参照してください)。 注意 : AUSST を別のバージョンに移行した場合は、クライアントコンピューターの XML 構成ファイルをアップ デートする必要があります。

WINDOWS: http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam20/win/ 1234

MAC OS: Mac OS の場合、URL には、win/ サブフォルダーの代わりに mac/ サブフォルダーを指定します。 ... /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/mac/ ... /Adobe/CS/webfeed20/oobe/aam20/mac/ ... /Adobe/CS/updates/oobe/aam10/mac/ ... /Adobe/CS/updates20/oobe/aam20/mac/ ... Adobe Update Server Setup Tool クライアント構成ファイルの展開 141

クライアント構成ファイルの生成 クライアント構成ファイルは、単純にテキストエディターを使用して作成することも、ツールを使用して自動的 に生成することもできます。ただし、これはサーバーをセットアップして Adobe Update Server と同期させた後 で行う必要があります。 構成ファイルを生成するには、(自身のサーバーの情報を使用して)次のコマンドをコマンドシェルまたはターミ ナルに入力します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --genclientconf="/serverroot/config/AdobeUpdaterClient" --root="/serverroot/updates/Adobe/CS" --url="http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS" このコマンドを実行すると、2 つのクライアント構成ファイル(Windows プラットフォーム用のファイルと Mac OS プラットフォーム用のファイル)が作成され、--genclientconf で指定されたパスにある、プラットフォーム固 有のフォルダーに書き込まれます。 この例では、新しいファイルは次の場所に作成されます。 /serverroot/config/AdobeUpdaterClient/win/AdobeUpdater.Overrides /serverroot/config/AdobeUpdaterClient/mac/AdobeUpdater.Overrides クライアント構成ファイルの展開 Adobe Application Manager Updater 用のクライアント構成ファイルを各クライアントコンピューターに展開 するには、ファイルの適切なプラットフォームバージョンを次のプラットフォーム固有の場所に書き込む必要が あります。

WINDOWS XP の場合 : ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥AdobeUpdater.Overrides

WINDOWS 7 または VISTA の場合 : ¥ProgramData¥Adobe¥AAMUpdater¥1.0¥AdobeUpdater.Overrides

MAC OS X の場合 : /Library/Application Support/Adobe/AAMUpdater/1.0/AdobeUpdater.Overrides AAMEE 2.0 以降を実行中のクライアントコンピューターに、社内のアップデート サーバーからアップデートをダウンロード 2.0 リリースを起動時に、手動でアップロードをダウンロードするのではなく、Adobe Application Manager Enterprise Edition(AAMEE)で直接 Adobe Update Server からアップデートをダウンロードできます。AAMEE 2.0 以降を実行しているクライアントコンピューターがある場合は、Adobe Update Server ではなく社内のアップ デートサーバーから、AAMEE により直接アップデートをダウンロードできます。このためには、社内のサーバーに 同じ XML 構成ファイル(AdobeUpdater.overrides)を展開します。これにより、AAMEE が社内サーバーから アップデートのダウンロードを開始します。 Adobe Update Server Setup Tool 増分同期 142

Adobe Update Server との同期 初期セットアップの後、最新のアップデートをすべて入手できるように、社内アップデートサーバーを Adobe Update Server と定期的に同期させる必要があります。この操作は同じコマンドで実行できますが、メニューか ら別のオプションを選択します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/serverroot/updates/Adobe/CS" このコマンドにより、シェルまたはターミナルに次のオプションが一覧表示されます。 1. Fresh directory structure set up and update sync 2. Incremental update sync from Adobe server 3. Forced update sync from Adobe server 4. Exit Please enter your choice:

増分同期(オプション 2)と強制同期(オプション 3)のどちらかを選択できます。 増分同期 前回の同期以降、Adobe Update Server に新しいアップデートがアップロードされている場合は、オプション 2 を 選択し、新しいアップデートのみをローカルサーバーにダウンロードします。新しいアップデートがない場合は、 コマンドを実行しても何も行われません。 通常はこのオプションを使用します。ただし、何らかの理由で最新のアップデートがクライアントコンピューター に反映されていない場合は、次に説明する強制同期を実行できます。 強制同期 オプション 3 を選択すると、使用可能なすべてのアップデートが Adobe Update Server からダウンロードされま す。以前ダウンロードしたアップデートも Adobe Update Server から再度ダウンロードされ、ローカルアップ デートサーバーにあるアップデートが上書きされます。 どちらを実行しても、社内アップデートサーバーは最新の状態になり、クライアントコンピューターをアップデー トできるようになります。 注意 : Adobe Update Server との同期が、手動操作を行うことなく自動で実施されるようにするには、AUSST を 実行して必要な入力を指定するラッパースクリプトを作成します。 AUSST で IIS サーバーを使用する場合のセットアップ この節では、AUSST で Internet Information Services(IIS)サーバーを使用する場合のセットアップ方法につい て説明します。

 「IIS 6 サーバーのセットアップ」  「IIS 7 サーバーのセットアップ」 IIS 6 サーバーのセットアップ 1. AUSST を実行し、既定の Web サイトのルートで Adobe Update Server のアップデートを同期します。 2. Web サイトのプロパティを次のように構成します。 Adobe Update Server Setup Tool IIS 6 サーバーのセットアップ 143

3. 「ホームディレクトリ」タブを選択し、「構成」をクリックします。

重要 : 構成の変更は、この Web サイト(この例では既定の Web サイト)を参照するすべてのデータ(例えば、Iaas、 Reports、Old など)に適用されます。したがって、アップデーター関連のデータ用に Web サイトを別途作成し、構 成関連の変更をこの独立した Web サイトに適用する必要があります。こうすることで、他のサイトへの影響を防ぐ ことができます。 Adobe Update Server Setup Tool IIS 6 サーバーのセットアップ 144

4. 次の拡張子の ISAPI 拡張を追加します。  xml  zip  dmg  sig  crl

5. 次の実行可能ファイルの拡張子マッピングを実行します。 C:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework¥v2.0.50727¥aspnet_isapi.dll 次のように指定します。 Adobe Update Server Setup Tool IIS 6 サーバーのセットアップ 145

注意 : 64 bit 版 OS の場合は、次のように 64-bit フレームワークのパスでマッピングを実行します。 C:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework64¥v2.0.50727¥aspnet_isapi.dll. 6. フレームワークディレクトリで web.config ファイルを開きます。 Adobe Update Server Setup Tool IIS 7 サーバーのセットアップ 146

7. 次のように、.xml、.crl、.dmg、.zip および .sig 拡張子のエントリを追加します。

8. Web サイトを再起動し、AUSST を実行します。 IIS 7 サーバーのセットアップ 1. AUSST を実行し、既定の Web サイトのルートで Adobe Update Server のアップデートを同期します。 2. inetmgr を開き、必要な Web サイトのハンドラーマッピングをクリックします。 Adobe Update Server Setup Tool IIS 7 サーバーのセットアップ 147

重要 : 構成の変更は、この Web サイト(この例では既定の Web サイト)を参照するすべてのデータに適用されま す。したがって、アップデーター関連のデータ用に Web サイトを別途作成し、構成関連の変更をこの独立した Web サイトに適用する必要があります。こうすることで、他のサイトへの影響を防ぐことができます。 3. 「モジュールマップの追加」オプションを選択します。

4. .xml、.crl、.zip、.dmg および .sig 拡張子のモジュールマップを追加します。.xml のダイアログボックスの 例を次に示します。 注意 : ここで示す .xml 拡張子の場合と同じように、crl、zip、dmg、sig 拡張子のマッピングを行います。

5. アプリケーションプールのセクションで、アプリケーションプールのマネージパイプラインモードをクラ シックに変更します。 Adobe Update Server Setup Tool Web サーバーが正しくセットアップされていることを確認する 148

6. web.config ファイルで .zip、.xml、.crl、.dmg および .sig 拡張子の httpHandlers を追加します。

7. Web サイトを再起動し、AUSST を実行します。 トラブルシューティング Adobe Update Server Setup Tool を使用したアップデートの展開中に問題が発生した場合は、次に示す一般的な トラブルシューティングの手順に従ってください。 Web サーバーが正しくセットアップされていることを確認する アップデートの配布に使用する Web サーバーが正しくセットアップされていない場合、アップデートが Adobe Update Server からダウンロードされても(Adobe Update Server Setup Tool によって自動的にダウンロード される)、クライアントには配布されません。 Adobe Update Server Setup Tool ネットワーク接続を確認する 149

ローカルで格納されているアップデート

Adobe Update AUSST Web サーバー クライアント Server Web サーバーが正しくセットアップされていないため、 アップデートがクライアントにインストールされない

Web サーバーが適切に実行されているかどうかを確認するための簡単なテストとして、アップデートサーバー上 の updaterfeed.xml ファイルにクライアントコンピューター上のブラウザーからアクセスできることを確認し ます。基本的に、Adobe Update Server Setup Tool とは関係なく Web サーバーが稼働していることを確認する 必要があります。

updaterfeed.xml ファイルは次のパスにあります。これは overrides ファイルのパラメーターによって変わ ります。

http://< ドメイン >:< ポート >//updaterfeed.xml 例えば、オーバーライドファイルに次のエントリがあると仮定します。

http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam10/win/ 1234 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/aam20/win/ 1234 この場合、updaterfeed.xml ファイルの場所は以下になります。 http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/updaterfeed.xml http://serverabc.example.com:1234/Adobe/CS/webfeed/oobe/aam20/win/updaterfeed.xml ネットワーク接続を確認する ネットワーク接続に問題がなく、社内サーバーが Adobe Update Server に接続できることを確認します。例え ば、社内サーバーのデフォルトの「ようこそ」ページにアクセスできることを確認します。 Adobe Update Server Setup Tool コマンドに不要なスペースがないことを確認する 150

コマンドに不要なスペースがないことを確認する AdobeUpdateServerSetupTool2.0 コマンドを実行する際には、次の位置にスペースがないことを確認します。  パラメーターと = 記号の間  = 記号と引数の間 例えば次のコマンドの場合、--root と = 記号の間に余分なスペースがあります。 --root ="/serverroot/updates/Adobe/CS"

この余分なスペースを削除

 パス内 例えば次のコマンドの場合、引用符(")とスラッシュ(/)の間に余分なスペースがあります。 --root=" /serverroot/updates/Adobe/CS"

この余分なスペースを削除 プロトコルとポート番号を含む完全な URL を指定する サーバーの URL には、プロトコル(http:// など)を含める必要があります。ポート番号がデフォルト値の 80 では ない場合は、ポート番号も指定します。

例えば、AdobeUpdater.Overrides ファイル内の次のセクションは正しくありません。http:// プロトコルが 指定されていないためです。 serverabc.example.com

http:// をここに追加 /Adobe/CS/webfeed/oobe/aam10/win/ 1234 この例では、ポート番号(1234)が指定されています。ポート番号がデフォルト値の 80 ではない場合は必ず指定 してください。 アップデートを格納する場所に書き込み権限があることを確認する サーバー上のアップデートの格納場所に適切な書き込み権限があることを確認します。書き込み権限がない場合、 アップデートを社内サーバーで同期またはダウンロードできません。すべてのアップデートが社内サーバーで同 期またはダウンロードされない限り、サーバーのセットアッププロセスは完了しません。 クライアント構成ファイルが社内サーバーで適切に生成されることを確認する クライアント構成ファイルが生成される場所は、このドキュメントの「クライアント構成ファイルの生成」で説 明したように、AdobeUpdateServerSetupTool2.0 コマンドの -genclientconf パラメーターによって決ま ります。ファイルは Windows クライアントと Mac OS クライアント用に 1 つずつ、合計 2 つ生成されます。こ れらのファイルが社内サーバーのそれぞれの場所で使用可能になっていることを確認してください。 クライアント構成ファイルがクライアントコンピューターに適切に展開されること を確認する 社内サーバーで生成されたクライアント構成ファイルは、各クライアントコンピューターに展開されます。ファ イルは Windows プラットフォームと Mac OS プラットフォームとで異なります。 各クライアントコンピューターでのファイルの格納場所は、プラットフォームによって異なります。このドキュ メントの「クライアント構成ファイルの展開」で説明したクライアントコンピューター上の場所に構成ファイル が展開されることを確認してください。 Adobe Update Server Setup Tool 指定したパスが絶対パスであることを確認する 151

指定したパスが絶対パスであることを確認する コマンドラインオプションに指定されているパスが、すべて絶対パスであることを確認してください。AUSST で は、相対パスはサポートされていません。 クライアントコンピューターで複数のアップデートが表示される場合に強制同期 オプションを使用する 増分アップデートの同期オプションが指定されている場合、例外的に、同じパッケージの複数のアップデートが 社内サーバーに格納されることがあります。その後、アップデートがクライアントコンピューターに展開され、 ユーザーのコンピューターに同じパッケージの複数のコピーが存在することになります。このような状態になっ た場合、次のコマンドを実行してください。選択を求めるメッセージが表示されたら、オプション 3 を指定し、 アップデートの強制同期(1 回限り)を実行してください。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/< アップデートフォルダー >" これにより、適切なパッケージのコピーが 1 つだけ社内サーバーにダウンロードされ、クライアントコンピュー ターに展開されます。 他のトラブルシューティング手順が失敗する場合に強制同期オプションを使用する 増分同期オプションを使用しているとき、前のすべての手順を試してもエラーが発生する場合は、次のコマンド を実行してください。選択を求めるメッセージが表示されたら、オプション 3 を指定し、アップデートの強制同 期(1 回限り)を実行します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/< アップデートフォルダー >" これにより、すべてのアップデートが Adobe Update Server から社内サーバーにダウンロードされます。 最後の手段として新規インストールを実行する 他のトラブルシューティング手順がすべて失敗した場合は、最後の手段として新規インストールを実行します。次 のコマンドを実行し、選択を求めるメッセージが表示されたらオプション 1 を指定します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root="/< アップデートフォルダー >" 注意 : 新規インストールを実行すると、社内サーバー上のアップデートフォルダーおよびそのサブフォルダーがす べて削除された後、Adobe Update Server 上のアップデートを使用して再作成されます。アップデートフォル ダー内にユーザーが作成したファイルやフォルダーは、すべて削除されます。したがって、新規インストールを 実行する前に、このようなファイルやフォルダーをバックアップしておく必要があります。 社内アップデートサーバー間での移行 社内アップデートサーバーとしてセットアップ済みのサーバーから別のサーバーへの移行が必要になることがあ ります。 この場合、元のサーバーにダウンロードしてあるすべてのアップデートデータをダウンロードし直す必要はあり ません。ネットワークの帯域幅とダウンロード時間を節約できるように、Adobe Update Server Setup Tool に は、元のサーバーから新しいサーバーにデータをコピーするオーバーライド機能が用意されています。 例えば、元の社内 HTTP サーバーが次のようにセットアップされているとします。  サーバールートは、「/serverroot/updates/」というファイルシステムの場所にホストされている。  URL は http://serverabc.example.com:80。  アップデートサーバーは http://serverabc.example.com:80/Adobe/CS にセットアップされている。 Adobe Update Server Setup Tool セットアップと同期 152

次の設定で新しい社内 HTTP サーバーに移行する必要があるとします。  サーバールートは、「/newserverroot/newupdates/」というファイルシステムの場所にホストされて いる。

 URL は http://newserverabc.example.com:80。  アップデートサーバーは http://newserverabc.example.com:80/Adobe/CS にセットアップされ ている。 初期セットアップと同期のコマンドで、ルートフォルダーの場所を次のように指定します。 --root=”/newserverroot/newupdates/Adobe/CS” 新しいサーバーの初期セットアップでは、--overrides オプションを指定し、前の社内アップデートサーバー を識別する XML ファイルのパス (例えば、/newserverroot/newupdates/migrationfiles/ にある UpdateServerMigration.xml というファイル)を指定する必要があります。 このファイルは Adobe Application Manager Updater の構成ファイルと似てはいるものの、同じではありませ ん。名前が異なり、異なるコンテキストで使用されるうえ、プラットフォームに固有ではなく、URL の末尾に /win または /mac サブフォルダーは付きません。 使用したサンプル設定に基づき、UpdateServerMigration.xml ファイルの内容は次のようになります。 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/webfeed/oobe/ 80 http://serverabc.example.com /Adobe/CS/updates/oobe/ 80 セットアップと同期 この新しいサーバーの初期セットアップを実行するには、次のコマンドを呼び出します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root=”/newserverroot/newupdates/Adobe/CS” --overrides="/newserverroot/newupdates/migrationfiles/UpdateServerMigration.xml" メニューからオプション 1 を選択します。データが新しいサーバーに自動的に移行され、使用可能な状態になり ます。その後の同期操作では新しいルート値が使用されますが、それ以外は同じです。そのため、次のコマンド を呼び出します。 AdobeUpdateServerSetupTool2.0 --root=”/newserverroot/newupdates/Adobe/CS” メニューが表示されたら、オプション 2(増分同期)またはオプション 3(強制同期)を選択します。 クライアントコンピューターのアップデート ユーザーコンピューターが新しい社内アップデートサーバーからアップデートを開始するようにするには、新し いサーバーの情報を含む新しいバージョンの AdobeUpdater.overrides ファイルを展開する必要があります。 「クライアントコンピューターのセットアップ」を参照してください。 A Adobe Exceptions Deployer の使用

Adobe Exceptions Deployer では、Exceptions フォルダー内のパッケージ、つまり本来であればメインの MSI または PKG ファイルの展開前または展開後に個別に展開するパッケージを、自動的に展開する方法が用意されて います。 Adobe Exceptions Deployer を使用して Exceptions フォルダー内の AAMEE によって生成されたペイロードの みを展開できます。AAMEE によって自動生成されたものではないペイロード(Web からダウンロードしたもの など)は、Adobe Exceptions Deployer を使用して展開することはできません。 Adobe Exceptions Deployer は、utilities フォルダーに格納されます。AAMEE を使用してパッケージを作成 する場合は、Exceptions フォルダーにもコピーされます。 注意: このドキュメントでは、Exceptions フォルダー内のパッケージは「例外ペイロード」として参照していま す。AAMEE を使用して以前に 1 つ以上のパッケージを作成した場合は、Adobe Exceptions Deployer を使用し て自動的に例外ペイロードを展開できます。Adobe Exceptions Deployer は、最新または以前のバージョンの AAMEE を使用して作成されたパッケージで動作します。 この記事の内容:

 「パッケージのインストールに関する背景情報」

 「Adobe Exceptions Deployer を使用した例外ペイロードの展開」 パッケージのインストールに関する背景情報 インストールパッケージを作成する際は、パッケージ化する購入済み Suite 製品または単体製品の製品インストー ルフォルダーの場所を指定します。AAMEE によってこのフォルダーがスキャンされ、インストール可能なアプリ ケーションとコンポーネントの一覧が表示されるので、この一覧で選択を行います。これらの選択内容はすべて パッケージに記録されます。 AAMEE を使用してエンタープライズ展開用のパッケージを作成するときには、次の 2 つのフォルダーが作成され ます。

 build フォルダーには、Microsoft SCCM または Apple ARD を使用した展開に必要な MSI(Windows)ファ イルまたは PKG(Mac OS)ファイルが含まれています。

 Exceptions フォルダーには、別々にインストールする必要のあるペイロードが含まれています。 Exceptions フォルダー内のパッケージ Windows の場合 Windows では、Exceptions フォルダーには、個別にインストールする必要のあるパッケージがすべて格納され ます。このフォルダーには ExceptionInfo.txt ファイルも格納されます。このファイルには、ペイロードを手 動でインストールする方法に関する情報が含まれています。 Windows では、Acrobat を含めるように選択した場合、Acrobat はメインのインストールパッケージではなく、 Exceptions フォルダーに格納されます。 Mac OS の場合 Mac OS では、パッケージを設定画面で「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選択し た場合、Adobe Community Help などの AIR ベースのコンポーネントは、標準パッケージと共にインストール されません。代わりに、これらのコンポーネントをインストールした場所から Exceptions フォルダーにコピーさ れます。インストール手順については、次の節で後述します。

153 Adobe Exceptions Deployer の使用 Exceptions フォルダー内のパッケージのインストールの順序 154

ただし、Mac OS では、パッケージを設定画面で「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプション を選択しなかった場合、コンポーネントは Exceptions フォルダーにコピーされません。 Exceptions フォルダー内のパッケージのインストールの順序 Windows 版 Acrobat を除き、Exceptions フォルダー内のすべてのパッケージは、メインの MSI または PKG パッ ケージを展開した後で展開する必要があります。ただし、Windows 版 Acrobat は、メインのパッケージを展開 する前に展開する必要があります。 したがって、Adobe Exceptions Deployer を使用して Windows に Acrobat を展開する場合は、メインの MSI パッケージを展開する前に Adobe Exceptions Deployer を実行する必要があります。他のすべてのパッケージに ついては、メインのパッケージを展開した後で Adobe Exceptions Deployer を実行します。Exceptions フォル ダーに Windows 版 Acrobat および他のパッケージが含まれている場合は、Adobe Exceptions Deployer を 2 回 実行します。つまり、メインの MSI パッケージの展開前に 1 回(これにより Windows 版 Acrobat が展開されま す)と、メインの MSI パッケージの展開後に 1 回(これにより他のパッケージが展開されます)実行します。 Adobe Exceptions Deployer を使用した例外ペイロードの展開 このセクションの内容:

 「Adobe Exceptions Deployer の zip パッケージ」

 「Adobe Exceptions Deployer を実行するための要件」

 「Adobe Exceptions Deployer の構文と説明」

 「サンプル」

 「戻り値」

 「Mac OS での Adobe Exceptions Deployer メインページの使用」

 「Adobe Exceptions Deployer ログファイル」 Adobe Exceptions Deployer の zip パッケージ zip パッケージには、次の 2 つのファイルが含まれています。

 Adobe Exceptions Deployer の実行可能ファイルである ExceptionDeployer ファイル。

 例外ペイロードの設定関連の情報を含む ExceptionConfig ファイル。 注意: ExceptionConfig ファイルは編集しないでください。このファイルには、Adobe Exceptions Deployer で使用する設定関連の内部情報が含まれています。 Adobe Exceptions Deployer は、Exceptions フォルダーから実行する必要があります。AAMEE を使用してパッ ケージを作成する場合は、Exceptions フォルダーにコピーされます。 Adobe Exceptions Deployer を実行するための要件  Adobe Exceptions Deployer は、管理者資格情報を使用して起動する必要があります。

 1 つのコンピューターで、1 つの Adobe Exceptions Deployer インスタンスしか実行できません。 Adobe Exceptions Deployer の構文と説明 次の構文を使用して、Exceptions フォルダーから Adobe Exceptions Deployer を実行します。太字のパラメー ターは必須です。 ExceptionDeployer --workflow=install --mode=pre|post --INSTALLDIR= --installLanguage= Adobe Exceptions Deployer の使用 Adobe Exceptions Deployer の構文と説明 155

--abortOnFail --help 注意: installLanguage オプションは、Windows 版 Acrobat をインストールする場合のみ必要です。

パラメーター 説明

--workflow=install Adobe Exceptions Deployer が使用されるワークフロー。現在、 install が唯一のワークフローです。

--mode=pre|post Adobe Exceptions Deployer がメインのパッケージの展開前に実 行されるか、または展開後に実行されるかを指定します。 Adobe Exceptions Deployer を実行して、メインのパッケージを 展開する前に例外ペイロードを展開する場合は、pre を指定しま す。現在、メインの MSI パッケージの前に展開する必要があるパッ ケージは Windows 版 Acrobat のみです。したがって、メインの パッケージを展開する前に Adobe Exceptions Deployer を実行す る必要があります。 Adobe Exceptions Deployer を実行して、メインのパッケージを 展開した後で例外ペイロードを展開する場合は、post を指定しま す。現在、Windows 版 Acrobat を除くすべての例外ペイロード は、メインのパッケージを展開した後で展開する必要があります。

--INSTALLDIR= ス。 例外ペイロードは、MSI または PKG ファイルがインストールされ ている場所にインストールする必要があります。この情報は、メイ ンのパッケージの作成時に設定画面で指定しています。 このオプションを指定しない場合、例外ペイロードはペイロード内 で指定されるデフォルトの場所にインストールされます。

--installLanguage= 注意: このオプションは、Windows 版 Acrobat を展開する場合にの み必要です。他のパッケージにこのオプションを指定すると、無視 されます。 特定の Suite での利用可能な Acrobat のロケールのリストについて は、「異なる Acrobat 設定のロケール」のセクションを参照してくだ さい。 --abortOnFail いずれかのパッケージの展開に失敗した場合に、Adobe Exceptions Deployer で次のパッケージの展開を続行するかどうか を指定します。 デフォルトは false です。つまり、いずれかのパッケージが展開 できない場合、Adobe Exceptions Deployer は終了せず、次の パッケージの展開を続行します。

--help コマンドの使用方法と構文を表示します。 Adobe Exceptions Deployer の使用 Adobe Exceptions Deployer の構文と説明 156

異なる Acrobat 設定のロケール 次の表に、「Adobe Exceptions Deployer の構文と説明」のセクションで説明する ExceptionDeployer コマン ドの --installLanguage オプションに指定するロケールの値を示します。

Suite GEO Suite ロケール Acrobat ロケール Acrobat バンドル

英語 英語(北米) en_US Acro LS1

英語(各国共通) en_GB

ドイツ語 de_DE

フランス語 fr_FR

フランス語(カナダ) fr_CA

日本語 日本語 ja_JP Acro LS2

アメリカ / ヨーロッパ 英語(北米) en_US Acro LS1 (中央ヨーロッパ)

英語(各国共通) en_GB

ドイツ語 de_DE

フランス語 fr_FR

フランス語(カナダ) fr_CA

スペイン語 es_ES Acro LS6

スペイン語(北アメリカ)(es_MX) es_ES

スペイン語(南アメリカ)(es_LA) es_ES

イタリア語 it_IT

オランダ語 nl_NL

ポルトガル語(ブラジル) pt_BR

スウェーデン語 da_DK Acro LS7

デンマーク語 fi_FI

フィンランド語 sv_SE

アジア 韓国語 ko_KR Acro LS5

中国語(簡体) zh_CN Acro LS3

中国語(繁体) zh_TW Acro LS4

東ヨーロッパ ロシア語 ru_RU Acro LS9

トルコ語 tr_TR

ウクライナ語 uk_UA

チェコ語 cs_CZ Acro LS8 Adobe Exceptions Deployer の使用 サンプル 157

Suite GEO Suite ロケール Acrobat ロケール Acrobat バンドル

ポーランド語 pl_PL

ハンガリー語 hu_HU

フランス語(北アフリカ) fr_FR Acro LS1

中東英語アラビア語 en_US

中東英語ヘブライ語 en_US

サンプル

 次のコマンドは、Windows 版 Acrobat を展開するために使用します(Windows 版 Acrobat は、メインの パッケージを展開する前に展開する必要があることにご注意ください)。--mode=pre オプションは、メイン のパッケージを展開する前に Adobe Exceptions Deployer が実行されることを指定します。 installLanguage は en_US(US English)として指定されます。このオプションは、Windows 版 Acrobat の展開時にも必須です。 ExceptionDeployer --workflow=install --mode=pre --installLangauge=en_US

 次のコマンドは、Exceptions フォルダー内のすべてのパッケージ(Windows 版 Acrobat のパッケージがあ る場合はそれを除く)を展開するために使用します。--mode=post オプションは、メインのパッケージが展 開された後で Adobe Exceptions Deployer が実行されることを指定します。--installLanguage オプショ ンはここでは必要ありません。また、--INSTALLDIR オプションが指定されていないため、例外ペイロード は、ペイロード内で指定されたデフォルトの場所に展開されます。

ExceptionDeployer --workflow=install --mode=post

 次のコマンドは、Exceptions フォルダー内のパッケージを、クライアントコンピューター上の \test ディレ クトリに展開する必要があることを指定します。メインのパッケージをクライアントコンピューター上の \test の場所に以前に展開していることを前提としています。 ExceptionDeployer --workflow=install --mode=post --INSTALLDIR=\test

 次のコマンドは、パッケージを、クライアントコンピューター上の \test の場所にインストールする必要が あることを指定します。abortOnFail オプションが true に設定されているため、いずれかのパッケージが 展開できない場合、Adobe Exceptions Deployer は、次のパッケージの展開を続行しないで終了します。 ExceptionDeployer --workflow=install --mode=post --INSTALLDIR=\test --abortOnFail=true 戻り値 実行後、Adobe Exceptions Deployer は次のいずれかの値を返します。

0 例外ペイロードが正常に展開されました

1 内部エラーのような一般エラー 2 1 つ以上のペイロードを展開できませんでした。たと えば、3 つのペイロードのうちの 2 つのみが正常に展 開された可能性があります。

詳細情報は、次のセクションで説明する Adobe Exceptions Deployer ログファイルに記載されています。 Adobe Exceptions Deployer の使用 Mac OS での Adobe Exceptions Deployer メインページの使用 158

Mac OS での Adobe Exceptions Deployer メインページの使用 Mac OS では、Adobe Exceptions Deployer メインページを使用してコマンドラインから構文と使用方法に関す る情報を取得できます。メインページの設定手順は以下のとおりです。 2. Adobe Exceptions Deployer の dmg ファイルをマウントします。 3. コマンドターミナルを開きます。 4. マウントされた dmg ファイルにディレクトリを変更します。 5. 次のコマンドを実行します。 sudo sh Install_XDAManPage.sh これにより、Adobe Exceptions Deployer メインページが設定されます。構文と使用方法に関する情報を取得す るには、 man ExceptionDeployer コマンドを実行します。 Adobe Exceptions Deployer ログファイル Adobe Exceptions Deployer ログファイルには、例外ペイロードの展開時に発生するイベントに関する詳細情報 が記載されています。

ログファイルの名前は ExceptionDeployer.log です。このファイルは次の場所にあります。

 Windows では、ログファイルは %temp% の場所にあります。

 Mac OS では、ログファイルは ~/Library/Logs/ フォルダー内にあります。 以下に、サンプルログファイルの内容を抜粋したものを示します。 Windows での ExceptionDeployer.log:メインの MSI ファイルの展開前 11/22/2011 15:19:36[INFO] ExceptionDeployer - Build Version - 3.0.35.0 11/22/2011 15:19:36[INFO] ExceptionDeployer - Logging Level verbosity Set to 4 11/22/2011 15:19:36 [INFO] ExceptionDeployer - 11/22/2011 15:19:36 [INFO] ExceptionDeployer - ################################################## 11/22/2011 15:19:36 [INFO] ExceptionDeployer - Launching the ExceptionDeployer... 11/22/2011 15:19:36 [INFO] ExceptionDeployer - ********************************* 11/22/2011 15:19:36 [INFO] ExceptionDeployer - AcrobatProfessional10.0-EFG 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - The process return code is (0). 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment passed for (AcrobatProfessional10.0-EFG) 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ********************************* 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ********************************* 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ********************************* 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - AdobeContentViewer-mul 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - Install information not found for this payload.Skipping the payload. 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment skipped for (AdobeContentViewer-mul) 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ******************************* 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** ################################################## 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - Ending the ExceptionDeployer Return Code (0) 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ########################################### 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - ########################################### 11/22/2011 15:21:24 [INFO] ExceptionDeployer - Adobe Exceptions Deployer の使用 Adobe Exceptions Deployer ログファイル 159

Mac OS での ExceptionDeployer.log:メインの PKG ファイルの展開後 Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Build Version - 3.0.35.0 Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Logging Level verbosity Set to 4 Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Launching the ExceptionDeployer... Tue Nov 22 16:24:08 2011[ERROR] ExceptionDeployer - ExceptionDeployer not launched with Admin privileges. Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Ending the ExceptionDeployer Return Code (1) Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:24:08 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - Build Version - 3.0.35.0 Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - Logging Level verbosity Set to 4 Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - Launching the ExceptionDeployer... Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:24:34 2011[INFO] ExceptionDeployer - AdobeContentViewer-mul Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - The process return code is (0). Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment passed for (AdobeContentViewer-mul) Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:24:56 2011[INFO] ExceptionDeployer - AdobeDreamweaverWidgetsBrowser1.0-mul Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - The process return code is (0). Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment passed for (AdobeDreamweaverWidgetsBrowser1.0-mul) Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - AdobeHelp Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - The process return code is (0). Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment passed for (AdobeHelp) Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:02 2011[INFO] ExceptionDeployer - AdobeStory1.0-mul Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - The process return code is (0). Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - Exception deployment passed for (AdobeStory1.0-mul) Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - ************************************************** Adobe Exceptions Deployer の使用 Adobe Exceptions Deployer ログファイル 160

Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - Ending the ExceptionDeployer Return Code (0) Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - ################################################## Tue Nov 22 16:25:10 2011[INFO] ExceptionDeployer - B Adobe Remote Update Manager の使用

注意 : Adobe Remote Update Manager は、CS 6、CS 5.5、CS 5.0 メディアで使用するように設計されています。 Adobe Remote Update Manager には、クライアントコンピューターのシステムにインストールされた、アプリ ケーションに固有の多くのアドビデスクトップスイート製品のアップデートを簡単にリモート展開するコマンド ラインインターフェイスが用意されています。したがって、管理者は各クライアントコンピューターにログイン してアップデートを実行する必要がありません。 注意 : Adobe Remote Update Manager は、管理者モードで起動する必要があります。 この章の内容:

 「概要」

 「Adobe Remote Update Manager を使用して自動的にアップデートを最新の状態にする」 概要

アドビアプリケーションをクライアントコンピューターに展開したら、通常は、そのパッケージの後続のアップ デートもクライアントコンピューターで利用できるようにします。アップデートパッケージを作成(またはアッ プデートを含めるように既存のパッケージを変更)すると、クライアントコンピューターに手動で展開できます。 これを行う方法について詳しくは、展開ガイドの「展開パッケージの作成」セクションを参照してください。 手動でアップデートを展開する代わりに、Adobe Remote Update Manager を使用して自動的にクライアントコ ンピューターにアップデートを展開することができます。Adobe Remote Update Manager は、Adobe Update Server(Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)を使用して設定された場合はローカルの Adobe Update Server)をポーリングし、実行対象の各クライアントコンピューターにアップデートサーバーで提供されている 最新のアップデートを展開します。そのため、手動でクライアントコンピューターにアップデートを展開する必 要はありません。 AAMEE でインストールパッケージを作成する場合のデフォルトの設定では、アドビのアップデートを無効にしま す。これは、大半の企業環境で、エンドユーザーに対して管理者権限が提供されないためです。アップデートを 無効にすると、エンドユーザーはアップデートを利用できるかどうかを確認できず、またアップデートをダウン ロードした場合に適用することもできません。Adobe Remote Update Manager を使用すると、アップデートが AAMEE パッケージの設定オプションで無効になっている場合でも、アップデートをリモートで適用できます。 各クライアントコンピューターに Adobe Remote Update Manager をインストールしたら、コマンドラインま たはリモート管理ツールからリモートで起動できます。

Adobe Remote Update Manager は、utilities フォルダーに格納されます。 注意 : Adobe Remote Update Manager は、アドビデスクトップ製品のサブセクションのみを対象としていま す。Flash Player などのブラウザープラグイン、Adobe Reader、Acrobat Professional、Adobe AIR アプリケー ションのアップデートには使用できません。 注意 : エンタープライズ設定にローカルアップデートサーバー(AUSST)を設定するには、展開ガイドの「Adobe Update Server Setup Tool」の章を参照してください。 AUSST を使用しない Adobe Remote Update Manager の実行 企業環境に AUSST サーバーを設定していない場合は、Adobe Remote Update Manager の起動時に、各クライ アントコンピューターが Adobe Update Sever を直接ポーリングしてアップデートを取得します。

161 Adobe Remote Update Manager の使用 AUSST を使用した Adobe Remote Update Manager の実行 162

コンピューター 1 製品 D5 Adobe Update Server ツール Application Manager

アドビ製品 アップデート Application 管理 ツール Manager

Application ツール Manager

ツール = Adobe Remote Update Manager

AUSST を使用した Adobe Remote Update Manager の実行 AUSST サーバーを設定している場合は、アップデートが Adobe Update Server からローカルアップデートサー バーにダウンロードされます。Adobe Remote Update Manager を起動すると、各クライアントコンピューター がローカルアップデートサーバーをポーリングしてアップデートを取得します。

コンピューター 1 製品 D5 Adobe Update Server ツール Application Manager アップデート サーバー アドビ製品 アップデート Application 管理 ツール AUSST + Manager Web サーバー

Application ツール Manager

ツール = Adobe Remote Update Manager Adobe Remote Update Manager の使用 Adobe Remote Update Manager の使用前の環境設定 163

Adobe Remote Update Manager を使用して自動的にアップデート を最新の状態にする

このセクションの内容:

 「Adobe Remote Update Manager の使用前の環境設定」

 「Adobe Remote Update Manager の構文と説明」

 「サンプル」

 「戻り値」

 「Adobe Remote Update Manager ログファイル」 Adobe Remote Update Manager の使用前の環境設定 クライアントコンピューター上の製品またはコンポーネントが、管理者の介入なく直接アップデートをダウン ロードされないようにする場合は、パッケージの作成中に手動アップデートを無効化します。これを行う方法に ついて詳しくは、展開ガイドの「展開パッケージの作成」セクションのパッケージを設定画面の説明を参照して ください。 注意 : Adobe Remote Update Manager は、クライアントコンピューターで手動アップデートを無効化している かどうかにかかわらず機能します。 すべてのアップデートをサーバー上にローカルに保存し、Adobe Remote Update Manager の起動時にクライア ントコンピューターからサーバーにアクセスできるようにする場合は、Adobe Update Server Setup Tool (AUSST)を使用します。「AUSST を使用しない Adobe Remote Update Manager の実行」を参照してください。 AUSST の設定方法について詳しくは、展開ガイドを参照してください。 注意 : アップデートのインストール対象となるアドビアプリケーションは、Adobe Remote Update Manager の 起動時には実行しないようにする必要があります。 Adobe Remote Update Manager の構文と説明 各クライアントコンピューターでアップデートをリモートで呼び出すには、各クライアントコンピューターで Adobe Remote Update Manager を実行します。これを行うために、SCCM または ARD などのエンタープライ ズ展開ツールを使用するか、または各クライアントコンピューターで Adobe Remote Update Manager を起動 するバッチファイルを使用することができます。 Adobe Remote Update Manager の構文は次のとおりです。 RemoteUpdateManager --proxyUserName= --proxyPassword= --channelIds=--help

パラメーター 説明

--proxyUserName プロキシサーバーのユーザー名(該当する場合)。

--proxyPassword プロキシサーバーのパスワード(該当する場合)。 Adobe Remote Update Manager の使用 サンプル 164

--channelId リモートで展開する製品またはコンポーネントを指定します。チャンネル ID をコ ンマで区切って指定することで、1 つ以上の製品を指定することができます(コン マとそれに続くチャンネル ID の間にはスペースを入れないようにしてください)。 製品と対応するチャンネル ID の一覧については、以下のサイトの「Reference」 セクションをご確認ください。 http://forums.adobe.com/community/download_install_setup/creative_suite _enterprise_deployment 初期設定:このパラメーターを指定しない場合、利用可能なすべてのアップデート が展開されます。

--help ツールの使用方法が一覧表示されます。

サンプル

 次のコマンドは、プロキシサーバーがないシナリオの場合に、クライアントコンピューター上で Adobe Remote Update Manager を起動します。 RemoteUpdateManager

 次のコマンドは、プロキシサーバーのユーザー名 TestUser およびプロキシサーバーのパスワード _27Dtpras?! を必要とするクライアントコンピューターで Adobe Remote Update Manager を起動しま す。 RemoteUpdateManager --proxyUserName=TestUser --proxyPassword=_27Dtpras?!

 次のコマンドは、チャンネル ID AdobePhotoshopCS6-13.0 とチャンネル ID AdobeInDesignCS6-8.0 に 対応する製品のアップデートのみを展開します。コンマ(,)と ?AdobeInDesignCS6-8.0? の間にはスペー スがないことに注意してください。 RemoteUpdateManager --channelIds=AdobePhotoshopCS6-13.0,AdobeInDesignCS6-8.0 戻り値 実行後、Adobe Remote Update Manager は次のいずれかの値を返します。

0 アップデートが正常に展開されたか、コンピューターが既に最新の状態です。 1 内部エラーのような一般エラー。例えば、Adobe Application Manager のイ ンストールが破損しているか、またはネットワークが存在しない場合がこれに 該当します。この場合、通常はアップデートのダウンロードまたはインストー ルの処理をまったく開始することができません。 2 1 つ以上のアップデートをインストールできませんでした。例えば、3 つのアッ プデートのうちの 2 つのみが正常にインストールされた可能性があります。 Photoshop、Illustrator、および Dreamweaver に対してアップデートをイン ストールする場合を考えてみます。ただし、Photoshop がクライアントコン ピューターで実行されているため、アップデートは Illustrator および Dreamweaver にのみインストールされました。このシナリオでは、エラー 2 が返されます。

詳細情報は、次のセクションで説明する Adobe Remote Update Manager ログファイルに記載されています。 Adobe Remote Update Manager の使用 Adobe Remote Update Manager ログファイル 165

Adobe Remote Update Manager ログファイル Adobe Remote Update Manager ログファイルには、Adobe Remote Update Manager での例外ペイロードの 展開時に発生するイベントに関する詳細情報が記載されています。

ログファイルの名前は RemoteUpdateManager.log で、次の場所に保存されます。

 Windows では、ログファイルは %temp% の場所にあります。

 Mac OS では、ログファイルは ~/Library/Logs/ フォルダー内にあります。 以下に、サンプルログファイルの内容を抜粋したものを示します。 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM Launching the RemoteUpdateManager... 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM RemoteUpdateManager version is : 3.0.69.0 (BuildVersion: 3.0; BuildDate: Thu Dec 22 2011 05:00:28 ) 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:00:22:369 [INFO] AAMEE Utilities RUM Initializing UpdaterCore Library... 01/05/12 15:00:22:681 [INFO] AAMEE Utilities RUM UpdaterCore library initialized successfully. 01/05/12 15:00:22:681 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:00:22:681 [INFO] AAMEE Utilities RUM Starting UpdaterCore CheckForUpdate... 01/05/12 15:00:24:334 [INFO] AAMEE Utilities RUM CheckForUpdates completed successfully. 01/05/12 15:00:24:334 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:00:24:334 [INFO] AAMEE Utilities RUM Starting UpdaterCore DownloadUpdates... 01/05/12 15:00:24:350 [WARN] AAMEE Utilities RUM No new applicable Updates.Seems like all products are up-to-date. 01/05/12 15:00:24:350 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:00:24:662 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:24:662 [INFO] AAMEE Utilities RUM Ending the RemoteUpdateManager Return Code (0) 01/05/12 15:00:24:662 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:24:662 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:24:662 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM Launching the RemoteUpdateManager... 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM RemoteUpdateManager version is : 3.0.69.0 (BuildVersion: 3.0; BuildDate: Thu Dec 22 2011 05:00:28 ) 01/05/12 15:00:40:995 [ERROR] AAMEE Utilities RUM RemoteUpdateManager not launched with Admin privileges. 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM Ending the RemoteUpdateManager Return Code (1) 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:00:40:995 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM Launching the RemoteUpdateManager... Adobe Remote Update Manager の使用 Adobe Remote Update Manager ログファイル 166

01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM RemoteUpdateManager version is : 3.0.69.0 (BuildVersion: 3.0; BuildDate: Thu Dec 22 2011 05:00:28 ) 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:14:19:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM Initializing UpdaterCore Library... 01/05/12 15:14:19:936 [INFO] AAMEE Utilities RUM UpdaterCore library initialized successfully. 01/05/12 15:14:19:936 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:14:19:936 [INFO] AAMEE Utilities RUM Starting UpdaterCore CheckForUpdate... 01/05/12 15:14:26:550 [INFO] AAMEE Utilities RUM CheckForUpdates completed successfully. 01/05/12 15:14:26:550 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:14:26:550 [INFO] AAMEE Utilities RUM Starting UpdaterCore DownloadUpdates... 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM Following Updates are to be downloaded : 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM 01/05/12 15:14:26:566 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) ... 01/05/12 15:14:36:628 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) ... 01/05/12 15:14:36:628 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) ... 01/05/12 15:15:11:073 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) ... 01/05/12 15:15:11:073 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) ... 01/05/12 15:15:12:118 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) ... 01/05/12 15:15:12:118 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) ... 01/05/12 15:15:18:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) ... 01/05/12 15:15:18:795 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) ... 01/05/12 15:15:20:776 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) ... 01/05/12 15:15:20:776 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) ... 01/05/12 15:16:14:861 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) ... 01/05/12 15:16:14:861 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) ... 01/05/12 15:16:38:058 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) ... 01/05/12 15:16:38:058 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) ... 01/05/12 15:16:39:431 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) ... 01/05/12 15:16:39:431 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Downloading (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) ... 01/05/12 15:18:31:299 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully downloadeded (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) ... 01/05/12 15:18:31:299 [INFO] AAMEE Utilities RUM All Updates downloaded successfully ... 01/05/12 15:18:31:299 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:18:31:299 [INFO] AAMEE Utilities RUM Starting UpdaterCore InstallUpdates... 01/05/12 15:18:31:299 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) ... 01/05/12 15:18:41:486 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:18:41:486 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) ... 01/05/12 15:18:41:486 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) ... 01/05/12 15:18:54:652 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:18:54:652 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) ... 01/05/12 15:18:54:652 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) ... Adobe Remote Update Manager の使用 Adobe Remote Update Manager ログファイル 167

01/05/12 15:19:05:307 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:05:307 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) ... 01/05/12 15:19:05:307 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) ... 01/05/12 15:19:11:953 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:11:953 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) ... 01/05/12 15:19:11:953 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) ... 01/05/12 15:19:22:607 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:22:607 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) ... 01/05/12 15:19:22:607 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) ... 01/05/12 15:19:31:687 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:31:687 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) ... 01/05/12 15:19:31:687 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) ... 01/05/12 15:19:50:766 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:50:766 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) ... 01/05/12 15:19:50:766 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) ... 01/05/12 15:19:56:116 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:19:56:116 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) ... 01/05/12 15:19:56:116 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Installing (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) ... 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM InstallUpdates is successfull 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM *** Successfully installed (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) ... 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM All Updates installed successfully ... 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM Following Updates were successfully installed : 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeAPE3_Win_NoLocale/3.1) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeBridgeCS5-4.0/4.0.5) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeCSXSInfrastructureCS5-2/2.0.1) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeDeviceCentralCS5-3.0/3.0.1) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeExtendScriptToolkitCS5-3.5.0/3.5.0) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeExtensionManagerCS5-5.0/5.0.1) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeIllustratorCS5-15.0/15.0.2) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (AdobeXMPPanelsCS5-3.0/3.1) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM (PhotoshopCameraRaw-6.0/6.6.053) 01/05/12 15:20:14:259 [INFO] AAMEE Utilities RUM ************************************************** 01/05/12 15:20:14:946 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:20:14:946 [INFO] AAMEE Utilities RUM Ending the RemoteUpdateManager Return Code (0) 01/05/12 15:20:14:946 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:20:14:946 [INFO] AAMEE Utilities RUM ################################################## 01/05/12 15:20:14:946 [INFO] AAMEE Utilities RUM エラーのチェック Adobe Remote Update Manager で生じるエラーには、ログファイル内で [error] タグが付いています。 CS 5 および CS 5.5 のインストールでのエラーのチェックについて詳しくは、次のサポートデータベースの文書を 参照してください。 kb2.adobe.com/jp/cps/834/cpsid_83440.html C 競合するプロセス

この付録には、インストール時に実行されているとアドビ製品のインストールと競合する可能性のあるプロセス を記載しています。プロセス名の * は、任意の数の文字に一致するワイルドカードです。

MAC OS Windows

adobe captivate adobecaptivate.exe

adobe contribute cs5 contribute.exe

adobe fireworks cs5 fireworks.exe

adobe illustrator illustrator.exe

cs5 incopy.exe

cs5 indesign.exe

adobe photoshop cs5 photoshop.exe

dreamweaver dreamweaver.exe

adobe flash cs5 flash.exe

soundbooth adobe sing glyphlet manager cs3.exe

adobe sing glyphlet manager cs3 glyphlet manager.exe

beta audition.exe

adobe soundbooth cs3 adobe soundbooth cs3.exe

adobe photoshop cs* *.exe

adobe after effects* ahv.exe

after effects* golive*.exe

adobe help viewer* afterfx.exe

* pipltool.exe

photoshop elements* restool.exe

adoberesourcesynchronizer shell.exe

adobe golive* adobeupdatemanager.exe

adobe updater* adobe updater.exe

bridge cs23 adobeupdater.exe

bridge adobeupdateinstallmgr.exe

adobe crashcrash reporter adobeupdaterinstallmgr.exe

photo downloader adobe dng converter.exe

adobe dng converter bridge.exe

shell bridgeproxy.exe

168 競合するプロセス 169

MAC OS Windows

contribute photodownloader.exe

ffextnforcontributecs3 devicecentral.exe

device central adobe encore*.exe

adobe encore* encore*.exe

encoredvd photoshopserver.exe

photoshopserver pxhpinst.exe

extendscript toolkit* extendscript toolkit*.exe

extension manager extension manager.exe

fireworks* replace.exe

adobe flash cs3 crashreporterAp.exe

flash fireworks*.exe

flash player* flashplayer*.exe

install flash player 9 ub flash 7 video encoder.exe

flash *video encoder flash 8 video encoder.exe

adobe illustrator* encoder.exe

illustrator* pmreaderapp.exe

adobe incopy cs* adobe premiere pro.exe

adobe indesign cs* premiere.exe

incopy cs* .exe

indesign cs* wmencodinghelper.exe

indesignserver adobe stock photos cs3.exe

vcprefshelper vcprefshelper.exe

versioncuecs3ctl versioncuecs3Ctl.exe

audition indesignserver.exe

adobe premiere* indesignserverservice.exe

bridge cs2345 photoshop elements 4.0.exe

adobe bridge cs2345 photoshop elements 5.0.exe

photo downloader photoshopelementsorganizer.exe

adobe dng converter photoshopelementseditor.exe

adobe3dandvideoserver imageready.exe

adobedandvideoserver adobe encore dvd.exe

community help dreamweaver.exe

Dreamweaver .exe 競合するプロセス 170

MAC OS Windows

adobe flash cs4 adobe soundbooth cs4.exe

adobe photoshop cs45 acrobat.exe

adobe after effects45 adobe premiere elements.exe

after effects45 adobe onlocation.exe

adobe bridge cs45 adobe extension manager cs4.exe

adobe soundbooth cs4 fireworks10.exe

adobe fireworks* acrobat.com.exe

flash video encoder robohtml.exe

acrobat* robohelp.exe

distiller* framemaker.exe

adobe onlocation adobecaptivate.exe

adobe bridge cs4 rso3middletierservice.exe

adobe media player rso3server.exe

adobe drive cs4 3d toolkit.exe

adobe media encoder cs5 adobe media encoder.exe

firefox firefox.exe

firefox-bin firefoxextensionsetup

firefox extendscript toolkit.exe

extendscript toolkit dynamiclinkmanager.exe

adobe device central cs5 adobe soundbooth cs345

adobe crash reporter .exe

adobe bridge cs2345 adobe extension manager cs5.exe

adobe bridge

adobe bridge*

adobe flash catalyst*

adobe flash builder*

adobe photoshop*

adobe updater

dynamiclinkmanager

adobecrashreporter

adobe onlocation*

flashbuilder*

firefox-bin 競合するプロセス 171

MAC OS Windows

navigator-bin

Safari

Opera

-bin

Google Chrome

opera*

*

adobe extension manager cs5

pixel_bender_toolkit D Adobe Help Manager – リソース

Adobe Help Manager は、以前は Adobe Community Help Client(CHC)と呼ばれていたもので、Adobe Creative Suite 5 で導入されたヘルプシステムです。このヘルプシステムは、アプリケーションからヘルプメ ニューを使用するか、F1 キーを押すことによって起動できます。 Adobe Help Manager は、アドビ製品に関する情報について最善のユーザー体験を提供することを目的としてお り、次のようなメリットがあります。

 最新のヘルプおよびサポートコンテンツを提供

 最善の操作性で検索が可能

 オンラインおよびオフラインでのシームレスな利用

 コンピューターにインストールされていないアドビ製品のヘルプのダウンロードが可能

 同じヘルプシステムで複数の製品のヘルプを表示

 検索結果に含まれるリンクからローカルのヘルプシステム以外のソースにアクセス

 ヘルプコンテンツに関するコメントやフィードバックの投稿が可能 Adobe Help Manager のリソースおよび関連情報 以下の各節では、Adobe Help Manager に関するその他のリソースへのリンクを示します。 AAMEE による Adobe Help Manager のインストール Adobe Help Manager は、Exceptions フォルダーから展開することも、アドビの Web サイトから個別にダウン ロードしてインストールすることもできます。どちらの方法も、第 3 章「 Exceptions フォルダー内の製品のイン ストール」で手順を説明しています。特に、次のリンク先のコンテンツでこの情報を確認できます。 Windows  「Windows でのパッケージのインストール」

 「Windows でのコンポーネントの個別ダウンロードとインストール」 Mac OS  Adobe Help Manager の個別ダウンロードとインストール

 「AIR と Adobe Help Manager のインストール」

172 Adobe Help Manager – リソース 一般情報およびトラブルシューティング 173

一般情報およびトラブルシューティング

 Adobe Community Help – Community Help について: http://community.adobe.com/help/jp/about.html

 Community Help ユーザーフォーラム: http://forums.adobe.com/community/creativesuites/communityhelp

ナレッジベースの記事

 Adobe ヘルプアプリケーションのアップデートに失敗する: http://kb2.adobe.com/jp/cps/844/cpsid_84477.html

 Adobe Community Help – 既知の問題: http://kb2.adobe.com/jp/cps/848/cpsid_84867.html

 システム管理者の場合は、CS5 Adobe Help Manager からインターネット アクセスを無効にします。 http://kb2.adobe.com/jp/cps/856/cpsid_85694.html

 Adobe Help Manager では、最初に起動したときに ASLR の状況依存ヘルプが表示されません。 http://kb2.adobe.com/jp/cps/831/cpsid_83103.html

 「オンラインヘルプのコンテンツが表示できません」というエラーが表示される | Acrobat X: http://kb2.adobe.com/jp/cps/888/cpsid_88861.html E サードパーティの展開ベンダーによるドキュメント

アドビでは、業界のサードパーティの展開ベンダーと引き続きパートナー関係を結ぶ予定です。このようなベン ダーは、Adobe Application Manager Enterprise Edition によって作成したパッケージに加え、Adobe® Creative Suite® 5 を展開するツールの使用方法に関するドキュメントを顧客に提供しています。 ここでは、サードパーティの展開ベンダーが作成したドキュメントへのリンクを紹介します。 このような展開ベンダーだけでなく、Munki プロジェクトでも、Adobe Application Manager Enterprise Edition を使用した Adobe® Creative Suite® 5 の展開に関する専用ページが用意されています。 注意 : ベンダーの Web サイトで、最新のドキュメントおよび各社ツールを使用した Creative Suite 5.5 の展開に 関するドキュメントを確認してください。 その他の展開ベンダーも、アドビの協力で同様のドキュメントを作成しています。今後、Adobe Installation and Licensing ブログでそのドキュメントが発表される予定です。 http://blogs.adobe.com/oobe/ Absolute Manage

 Deploying Adobe Creative Suite 5 http://www.absolute.com/Shared/Datasheets/Abt-AdobeCS5-Info-E.sflb.ashx Filewave

 Building a CS5 FileSet for Mac OSX

 Building a CS5 FileSet for Windows http://www.filewave.com/en/resources/documents/whitepapers JAMF Casper

 Simplifying Adobe Creative Suite 5 Administration with the Casper Suite http://www.jamfsoftware.com/solutions/adobe-creative-suite-5/

 Creative Suite に関するドキュメントは、次の場所でも入手できます。 http://jamfsoftware.com/solutions/adobe-creative-suite Munki http://code.google.com/p/munki/wiki/MunkiAndAdobeCS5 Symantec

 Using Client Management Suite to Deploy Adobe CS5 http://www.symantec.com/connect/articles/using-client-management-suite-deploy-adobe-cs5

174